米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が、2012年の“Cataloging Hidden Special Collections and Archives awards”の助成対象プロジェクト22件を発表しました。2008年に始まったこの助成事業は、目録が作成されていないため“隠れたコレクション(hidden collection)”となってしまっている特殊コレクションの目録入力の支援を目的としています。2013年の助成事業の公募も1月に予定されています。
このほど刊行された“Journal of Digital Humanities”の第1巻4号に、“Evaluating Digital Humanities Work: Guidelines for Librarians”という記事が掲載されています。執筆者は、ゲティスバーグ大学のシステムライブラリアンZach Coble氏です。
2012年12月24日付けのThe Art Newspaperの記事が、イタリアのカトリック教会所蔵の芸術品のオンライン目録についてを紹介しています。このプロジェクトは16年前に始まったもので、目録を公開しているウェブサイトでは、イタリアに216ある教区の63,773軒の教会に所蔵されている、絵画や彫像、装飾、十字架等、350万点を収録しているとのことです。目録は、キーワード検索のほか、教区名、資料のタイプ、主題、作者等から検索できるようです。