2011年11月29日、World Wide Web Consortium(W3C)が、「日本語組版処理の要件」(Requirements for Japanese Text Layout)の第2版を公開しました。日本語版も公開されています(正式版は英語版とされています)。この文書は、CSS、SVG、XSL-FOなどの技術や電子書籍関連の標準において実現が求められる一般的な日本語組版の要件を記述したもので、主にJIS X 4051(日本語組版規則)に基づいているが、一部、JIS X 4051に含まれない事項についても述べられているとのことです。
2011年11月30日に、Facebookは“Most Shared Articles on Facebook in 2011”と題する記事を掲載し、2011年の新聞記事の中で米国で最もシェアされた記事のトップ40を発表しています。それによると、1位は東日本大震災前後の衛星写真を比較したNew York Times紙の“Satellite Photos of Japan, Before and After the Quake and Tsunami”とのことです。
OCLCは、サウジアラビアのアブドルアジーズ国王公共図書館との提携により、同館の主導によるアラビア語資料の総合目録Arabic Union Catalog(AUC)の書誌レコード120万点がWorldCat.orgに追加されたと発表しています。
OCLC partners with King Abdulaziz Public Library in Saudi Arabia to make Arabic-language resources available through WorldCat.org(OCLC 2011/11/29付けのニュースリリース) http://www.oclc.org/news/releases/2011/201169.htm
英国図書館(BL)が、オンライン出版のbrightsolid社と協力して、18世紀以降に英国・アイルランドで発行された200タイトル/400万ページの新聞をデジタル化し、その内容を全文検索及び閲覧できるウェブサイト“The British Newspaper Archive”を公開しました。検索は無料ですが、全文の閲覧は有料のようです(BL館内では無料)。BLは2010年5月に、同社と協力関係を結び、今後10年間で4,000万ページ以上の新聞をデジタル化していくと発表していました。
Murder, mania and a leech-powered weather machine: up to 4 million pages of historical newspapers now searchable online at britishnewspaperarchive.co.uk (BL 2011/11/29付けプレスリリース)
2011年11月28日に、米国のアメリカ・カトリック大学(Catholic University of America)図書館が、デジタル人文学(Digital Humanities)研究のためのリサーチガイドを公開したようです。このリサーチガイドでは、同大学図書館が提供しているリソースの他に、研究に役立つウェブサイトやブログ、ツール等の推薦も行っているようです。なお、同様のリサーチガイドは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、ワシントン大学、ハーバード大学、デューク大学等の各大学図書館も公開しているようです。