アーカイブ - 2011年 9月

9月 6日

文部科学省、「国民の読書推進に関する協力者会議」報告書を公表

2011年9月2日付けで、文部科学省が「国民の読書推進に関する協力者会議」報告書を公表しました。これは、国民の読書や読書環境の現状や課題の把握・分析と、読書への国民の意識を高める効果的かつ効率的な取組の検討を行うために、文部科学省が2010年7月に設置した、「国民の読書推進に関する協力者会議」の取りまとめた報告書とのことです。

人の、地域の、日本の未来を育てる読書環境の実現のために (PDF)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/09/__icsFiles/afieldfile/2011/09/02/1310715_1_1.pdf

「国民の読書推進に関する協力者会議」報告書の公表について (文部科学省 2011/9/2付けの情報)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/09/1310715.htm

カフェを「図書館」に 鹿児島市天文館地区の「天文館図書館」という取り組み

2011年9月5日付けの南日本新聞の記事によると、鹿児島市の天文館地区において、プロジェクトに賛同したカフェに「まちなか文庫」として本棚を設置する「天文館図書館」という取り組みが行われているようです。このプロジェクトの運営を行っているのは同地区で朝読書会を行っているTenDokuという団体で、「天文館図書館」では、管理運営費を負担するとともに、この「まちなか文庫」に文芸書や評論、コミック、雑誌等の蔵書をそろえる「ひとくち館長」の募集も併せて行なっているようです。

書を求め 街に出よう 天文館図書館
http://www.tmk-library.org/

天文館の喫茶店を図書館に 10月からスタート (南日本新聞エリアニュース 2011/9/5付けの記事)
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=34812

出版社7社・作家122名が「自炊」代行事業社約100社に質問状を送付

2011年9月5日、INTERNET Watchほか各紙の記事によると、出版社7社と作家・漫画家122名が、紙の書籍の電子化(「自炊」)の代行を行う事業社約100社に対して、「自炊」代行が著作権法第21条の複製権の侵害にあたると指摘したうえで、今後も自炊代行サービスを継続するかどうかを質問しているようです。

出版社7社、作家・漫画家122人が「自炊業者」に質問状 (eBook USER 2011/9/5付けの記事)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1109/05/news070.html

「書籍の“自炊”代行は複製権侵害」出版社7社と作家122人が業者に質問状 (INTERNET Watch 2011/9/5付けの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110905_475415.html

9月 5日

岩手県立図書館による、被災地・被災者支援と震災関連資料収集の取組み

岩手県立図書館が、同館の被災地・被災者支援の取組み(2011年8月27日現在)についてまとめた文書を公開しています。また、震災に関連する資料収集のため、記録集、報告書、イベントでの配布資料、手記、活動記録、フリーペーパー等の資料の寄贈を呼びかけています。同館のホームページでは、東日本大震災関連資料の新着資料一覧も月ごとに掲載されています。

岩手県立図書館の被災地・被災者支援(2011年8月27日現在)(岩手県立図書館)
http://www.library.pref.iwate.jp/oshirase/Pictures/shien02.pdf

震災の記録を図書館に - 震災関連資料をご寄贈ください。(岩手県立図書館)
http://www.library.pref.iwate.jp/0311jisin/kizoup.pdf

国立国会図書館とハーバード大学、東日本大震災に関するデジタルアーカイブ共同事業に関する協定を締結

国立国会図書館とハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所は、2011年8月29日に、東日本大震災に関するデジタルアーカイブ共同事業に関する協定を締結しました。協定締結により、両者の協力関係を公式に位置づけ、東日本大震災に関する世界規模でのデジタルアーカイブ構築のため、より一層緊密な連携・協力を行っていきます。

協定の主な内容は、以下のものです。
(1)国立国会図書館とハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所は、東日本大震災に関するデジタルアーカイブ共同事業の推進のため相互に協力します。
(2)国立国会図書館は、国立国会図書館が収集する東日本大震災に関連する公的機関のウェブサイトの収集起点URL のメタデータをライシャワー日本研究所に通知します。また、公的機関以外の日本のウェブサイトの中から東日本大震災に関連するものを選択し、その収集起点URL のメタデータをライシャワー日本研究所に通知します。
(3)国立国会図書館は、ライシャワー研究所が構築するアーカイブに全面的にアクセスすることのできる権利を持つとともに、同研究所が開発した成果について可能な範囲で情報を共有します。

Google、過去20年間のウェブ技術とブラウザの進化をたどることのできるインフォグラフィックを公開

ウェブブラウザChromeが2011年9月2日にリリースから三周年を迎えたのを記念して、同日Googleは、過去20年間に登場したウェブ技術とブラウザの進化について説明するインフォグラフィックを公開したようです。

The evolution of the web - ウェブの進化
http://evolutionofweb.appspot.com/

Chromeが3歳になりました! (Google Japan Blog 2011/9/2付けの記事)
http://googlejapan.blogspot.com/2011/09/chrome-3.html

グーグル、「ウェブの進化」を振り返れるグラフィックを公開 (CNET Japan 2011/9/2付けの記事)
http://japan.cnet.com/news/service/35006850/

スペインの各種図書館における情報リテラシーへの取組事例等をまとめたポータルサイト“Alfred”

2011年9月2日付けのNAPLEのブログで、スペインの図書館における情報リテラシーへの取組事例等の情報を提供するポータルサイト“Alfred”が紹介されています。“Alfred”では、公共・大学・専門・国立等の図書館における情報リテラシーに関する大会や研究会、ガイドライン、ベストプラクティス、参考文献等の情報がまとめられ、提供されているようです。

Alfred
http://www.alfared.org/

Alfared: Portal of Information Literacy in Spain (NAPLE Blog 2011/9/2付けの記事)
http://napleblog.wordpress.com/2011/09/02/naple/

科学技術振興機構(JST)、ReaDとResearchmapの統合・システム移行に関する情報提供サイトを公開

2011年9月5日に、科学技術振興機構(JST)が、11月に予定しているReaD(研究開発支援総合ディレクトリ)と国立情報学研究所(NII)の運営するResearchmapとの統合に関する情報を提供するウェブサイトを公開したようです。公開された「ReaD&Researchmap統合のご案内」では、統合の概要やスケジュール、ReaDからReaD&Researchmapへの変更点、データ移行に関する案内等が掲載されており、利用者からの質問の共有等を行う予定のようです。

ReaD&Researchmap統合のご案内
http://read.jst.go.jp/RandR/

科学技術情報流通促進事業のウェブサイト (2011/9/5付けの新着情報に上記へのリンクがあります。)
http://sti.jst.go.jp/

【イベント】平成23年度京都大学図書館機構第1回講演会「図書館は学生の現在(いま)にどう応えるか?―変わりゆく『学び』と大学図書館―」(京都・10/11)

2011年10月11日に、京都大学図書館機構が2011年度第1回講演会として、「図書館は学生の現在(いま)にどう応えるか?―変わりゆく『学び』と大学図書館―」を開催するようです。

図書館機構 : 平成23年度 京都大学図書館機構 第1回講演会「図書館は学生の現在(いま)にどう応えるか?―変わりゆく『学び』と大学図書館―」 (京都大学図書館機構 2011/9/2付けの記事)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/bulletin/article.php?storyid=877

福島県立図書館、館内・敷地内の放射線量をホームページで公開

福島県立図書館が、同図書館の館内・敷地内の放射線量(2011年9月1日調査)を記載したPDFファイルをホームページに掲載しています。

福島県立図書館
http://www.library.fks.ed.jp/

敷地内等の放射線量 平成23年9月1日調査(PDF)(福島県立図書館)
http://www.library.fks.ed.jp/ippan/pdf/housyasenryou_0901.pdf

参考:
福島県立図書館が部分開館
http://current.ndl.go.jp/node/18714

英国情報システム合同委員会(JISC)等、高等教育におけるオンライン学習リソースの影響調査や活用に関する提言等をまとめたレポートを刊行

2011年9月2日、英国情報システム合同委員会(JISC)と高等教育アカデミー(HEA)が、“Open Educational Resources: The value of reuse in higher education”と題するレポート(7月31日付)を刊行しました。このレポートは、オックスフォード大の研究チームが、2010年11月から2011年6月までの間に、オンラインで公開されている教育リソース“Open Educational Resources”(OER)の教育および学習に与える影響について調査したもののようです。レポートでは、OERが教育者および学習者に与える影響や、OERの活用を促す、あるいは、阻害する要因等を指摘し、それをもとに高等教育機関やそのスタッフ向けの提言をまとめているようです。レポートを執筆した一人、オックスフォード大のホワイト(David White)氏によると、このレポートは、特に学生の、OERに対する批判的な分析能力を向上させる支援を行う、高等教育機関のスタッフに対するアドバイスをまとめたものであるとのことです。

OER Impact (JISCのレポート掲載ページ)
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/programmes/elearning/oer2/oerimpact.aspx

9月 2日

静岡県立中央図書館、期間限定で浮世絵ブックカバーを公開

2011年9月2日から30日までの期間限定で、静岡県立中央図書館が県民の日記念で作成した浮世絵ブックカバーを、同館のウェブサイトで公開しています。

期間限定 浮世絵ブックカバー公開 (静岡県立中央図書館 2011/9/2付けのお知らせ)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2011info/info2011_0530_2.html

参考:
静岡県立中央図書館、お茶に関する浮世絵を使ったブックカバーを公開
http://current.ndl.go.jp/node/18391

オランダ大学図書館・王立図書館コンソーシアム、大学図書館特殊コレクション部門におけるボーンデジタル資料の収集保存に関する提言をまとめたレポートを公開

2011年8月30日に、オランダの国立デジタル保存連合(Nationale Coalitie Digitale Duurzaamheid)のウェブサイトで、“Born-digital Bijzondere Collecties”と題するレポートが公開されています。これは、オランダの大学図書館13館および王立図書館からなるコンソーシアム“Unibersiteitsbibliotheken & Koninklijke Bibliotheek”(UKB)が6月17日付けでまとめたものです。レポートでは、ボーンデジタル資料の保存に関するガイドラインやベストプラクティス、ケーススタディ等の分析を踏まえ、大学の生み出す文化遺産としても、また大学での研究資源としても貴重なボーンデジタルの資料を長期的に保存する役目を負うのは大学図書館の特殊資料の部門であるとし、そのための方策を取るようにと提言しているようです。

Born-digital Bijzondere Collecties (PDF)
http://www.ncdd.nl/documents/UKBBornDigitalBijzCollecties_FINAL.pdf

図書館と図書館にかかわる人たちのサイト“Jcross”、全国から寄せられた図書館テーマ展示の写真を公開開始

株式会社ブレインテックが運営する「図書館と図書館にかかわる人たちのサイト」“Jcross”では、図書館にまつわる様々なアイテムを集める「コレクション」企画の第3弾として、図書館のテーマ展示の写真を募集していました。2011年8月22日、全国の図書館から寄せられた写真の公開が始まったそうです。

図書館の「テーマ展示」(Jcross)
http://www.jcross.com/collection/index.php?425a3c6820e842afac8d71ef040e1425

図書館と図書館にかかわる人たちのサイト“Jcross”、図書館展示の写真を募集中
http://current.ndl.go.jp/node/18664

岡山県立図書館、来館者数・貸出冊数共に6年連続全国1位 購入冊数も1位に返り咲き

日本図書館協会(JLA)の調査によると、2010年度における岡山県立図書館の来館者数と貸出冊数が全国の都道府県立図書館の中で最も多かったそうです。また、2009年度は2位だった購入冊数も1位だったとのことです。来館者数は998,604人、貸出冊数は1,314,578冊、購入冊数は52,072冊とのことです。来館者数が2004年の開館以来初めて100万人を下回ったそうですが、これはシステム更新に伴って2011年2月に半月間休館した影響とのことです。

岡山県立図書館 来館者全国1位 10年度集計(山陽新聞 2011/9/1付け記事)
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011090122455094/

参考:
岡山県立図書館、来館者数・貸出冊数共に5年連続全国1位
http://current.ndl.go.jp/node/16704

学芸員が県民の「思い出の品」を展示へと作り上げる和歌山県立博物館の「マイ・ミュージアム・ギャラリー」

毎日jpの2011年9月1日付け記事で、和歌山県立博物館の「マイ・ミュージアム・ギャラリー」という取組が紹介されていました。この取組は2007年に開始されたもので、県民らの所蔵するさまざまな「もの」に関する「思い出」を同館学芸員が聞き取り、「もの」と「思い出」を合わせて展示へと作り上げるというものです。これまでに、壺、カメラ、テレホンカードといったさまざまなものが展示されてきており、第26回となる現在の展示では、「おじいちゃんの本は、ぼくの未来を変える。」として、吉川英治の『三国志』が展示されているそうです。

和歌山県立博物館友の会マイ・ミュージアム・ギャラリー―あなたの思い出ともに―
http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/mymuseum.htm

国立情報学研究所(NII)、平成23年度NACSIS-CAT/ILLワークショップの講義資料・成果物を公開

国立情報学研究所(NII)が、2011年7月20~22日に開催した平成23年度NACSIS-CAT/ILLワークショップの講義資料と、受講者によるグループ討議の成果物を公開しています。グループ討議では2班に分かれて「脱ガラパゴス・世界で生き残るために~運用体制の観点からの目録所在情報サービスの課題解決~」と「人材育成の観点から見た目録所在情報サービスの課題解決~図書館員ならメタデータが理解できて当然やろう?~ 」という討議が行われたようです。

教育研修事業 - NACSIS-CAT/ILLワークショップ - カリキュラム- 平成23年度
http://www.nii.ac.jp/hrd/ja/ciws/h23/curritxt.html

佐賀県立図書館、映画公開に合わせ作家・滝口康彦氏に関する展示を開催

佐賀県立図書館は、2011年9月1日から、10月公開の映画『一命』の原作『異聞浪人記』の作者である滝口康彦氏に関連する展示を開催しています。作品の展示のほか、『異聞浪人記』の文章の掲示、草稿(複製物)や遺品(愛用の万年筆・眼鏡)の写真の展示、映画の宣伝用ポスターのプレゼント等を行っているようです。また、広島県立図書館でも連携企画として関連資料の展示が行われるようです。

佐賀が生んだ時代小説家 滝口康彦氏の作品等を展示します(佐賀県立図書館)
http://www.pref.saga.lg.jp/kentosyo/takiguchi/takiguchitenji.html

【祝】カンヌ映画祭出品!映画「一命」記念展示!!(佐賀県立図書館のブログI Love SAGA! 2011/9/1付けの記事)
http://sagakentosyo.sagafan.jp/e412310.html

9月 1日

米国の裁判所、国外で印刷された図書は著作権者の許諾なく貸出・販売できないとの判決

米国の第2巡回区控訴裁判所が、2011年8月に、国外で印刷された図書は著作権者の許諾なく販売・貸出できないとの判決を出したとのことです。この裁判は、Wiley社の教科書の廉価なアジア版を米国に輸入し販売していたタイ人の男性を同社が著作権侵害で訴えていたもので、合法的に入手したものは著作権者の許諾なく販売・貸出できるという「ファースト・セール・ドクトリン」(first sale doctrine)が適用されるかどうかが争点となっていましたが、控訴裁判所は、国外で印刷(製造)された図書にはファースト・セール・ドクトリンが適用されないとしたようです。この判決を受けて、図書館界では、貸出業務に影響が出るのではないかと懸念する意見が出ているようです。

Court Rules First Sale Doctrine Only Applies to Works Manufactured in U.S.(Library Journal 2011/8/17付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/891663-264/court_rules_first_sale_doctrine.html.csp

【イベント】Code4Lib JAPAN第7回ワークショップ「「新着雑誌記事速報」を作ってみよう!-RSSを活用した図書館サービス作成コース」(9/26・仙台)

2011年9月26日に、Code4Lib JAPAN第7回ワークショップ「「新着雑誌記事速報」を作ってみよう!-RSSを活用した図書館サービス作成コース」が仙台で開催されるとのことです。

第7回Code4Lib JAPAN WorkShop「「新着雑誌記事速報」を作ってみよう!-RSSを活用した図書館サービス作成コース」(サービス構築コース))
http://www.code4lib.jp/2011/09/526/

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