アーカイブ - 2011年 9月

9月 8日

E1213 - 米国図書館協会による,図書館民営化の論点等をまとめた資料

E1213 - 米国図書館協会による,図書館民営化の論点等をまとめた資料

米国では,2011年7月からカリフォルニア州のサンタクラリタ市で民間企業LSSI社による公共図書館の運営が開始されるなど,営利企業による公共図書館の運営に注目が集まっている。米国図書館協会(ALA)は,2011年6月に,公共図書館の民営化が検討されている自治体の図書館関係者に向けて,主な論点や注意すべき点,行動の提案等を示した文書“Keeping Public Libraries Public”を公表した。以下にその概要を紹介する。...

E1212 - 知識が動かす地域社会を目指して 学習へのアクセス賞2011

E1212 - 知識が動かす地域社会を目指して 学習へのアクセス賞2011

2011年8月16日,毎年恒例のビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団による2011年の「学習へのアクセス賞」(E827E968E1089参照)が,東アフリカの住民にインターネットへのアクセス環境等を提供している国際NGO「乾燥地域情報ネットワーク」(Arid Lands Information Network:ALIN)に贈られた。同賞は,コンピュータやインターネットを通じて人々と情報を結びつけるための革新的な努力を行っている米国外の公共図書館や関連施設を表彰するもので,受賞団体には賞金として100万ドルが贈られる。また,今回は財団のパートナーであるマイクロソフト社から,ALINが地域コミュニティを支援するのに役立つソフトや技術指導等,約27万ドル相当の支援が行われる。...

E1211 - ゲリラOA活動家による EJ大量ダウンロードが投げかけた波紋

E1211 - ゲリラOA活動家による EJ大量ダウンロードが投げかけた波紋

これまで電子ジャーナル(EJ)の大量ダウンロードといえば,主に大学図書館界だけで不定期に生じる話題にすぎなかった。しかし,2010年に起こった米マサチューセッツ工科大学(MIT)での事件は,翌2011年1月に容疑者が逮捕,7月には連邦地検から起訴される事態にまで至り,新聞をはじめとした各種メディアで話題となっている。...

E1210 - 被災地支援活動紹介(2)遠野文化研究センター

E1210 - 被災地支援活動紹介(2)遠野文化研究センター

2011年3月11日の東日本大震災の発生以降,日本各地で本を通じた被災者支援が行われている。その中で,資料救出活動や図書館への献本活動を行っている岩手県遠野市の「遠野文化研究センター」学芸員の菊池信代氏にインタビューを行った。...

グーテンベルクプロジェクトの創始者が死去

2011年9月6日に、グーテンベルクプロジェクトの創始者である、ハート(Michael S. Hart)氏がイリノイ州のアーバナの自宅で亡くなったそうです。享年64歳でした。ハート氏は、1947年ワシントン州タコマに生まれ、40年前の1971年にグーテンベルクプロジェクトを立ち上げた人物でした。プロジェクトのウェブサイトには、プロジェクトにかかわったGregory B. Newby氏による記事が掲載されています。

Obituary for Michael Stern Hart (Project Gutenbergのウェブサイト)
http://www.gutenberg.org/wiki/Michael_S._Hart

国立公文書館、岩手県宮古市における被災公文書等の修復支援事業を実施へ

2011年9月7日、国立公文書館が東日本大震災により被災した岩手県宮古市の公文書等の修復支援事業を実施すると発表しています。これは、宮古市からの要請に基づいて行なわれるもので、9月12日から30日まで、現地での修復事業にあたる人材育成を行い、被災公文書等の修復を支援するもののようです。また、事業で使用した機材等は終了後に宮古市に提供され、同市が引き続き修復事業を行うことになるようです。

宮古市における被災公文書等の修復支援事業の実施について (国立公文書館 2011/9/7付けの記事)
http://www.archives.go.jp/news/110907_01.html

9月 7日

IFLA、2010年の年次報告を公表

国際図書館連盟(IFLA)が、2010年の年次報告を公表しています。

Out now: 2010 IFLA Annual Report(IFLA 2011/9/6付けのニュース)
http://www.ifla.org/en/news/out-now-2010-ifla-annual-report

参考:
IFLA、2009年の年次報告を公表
http://current.ndl.go.jp/node/17044

デジタルの「ジャングル」で迷わないために オランダ王立図書館・ライデン大学図書館等が人文学専攻の学生向けにデジタルリソース検索のためのガイドブックを刊行

2011年9月5日、オランダ王立図書館(KB)とアムステルダム大学図書館、ライデン大学図書館が共同で、“Eerste Hulp Bij e-Onderzoek”(First Aid for e-research)というガイドブックを刊行したようです。執筆したのは、歴史研究者でジャーナリストでもあるEwoud Sanders氏で、三館の依頼で実現したようです。このガイドブックは、数多くあるデジタルリソースの「ジャングル」の中で学生が迷わないように、学生の情報検索スキルの向上に役立つものとして作成されたようです。ガイドブックは、ライデン大学とアムステルダム大学の人文学専攻の1年生に配布されたものですが、KBやライデン大学図書館のウェブサイトでもPDF形式で公開されています。

Ewoud Sanders, Eerste Hulp Bij e-Onderzoek. (PDF)
http://www.kb.nl/hpd/diensten/sanders-eerste-hulp-bji-e-onderzoek.pdf

EHBO-gids Ewoud Sanders (KB 2011/9/5付けの記事)
http://www.kb.nl/nieuws/2011/sanders.html

宮城県図書館と三重県立図書館が交換展示を実施 震災復興支援を目的に

2011年9月6日から9月末まで、宮城県図書館と三重県立図書館が、交換展示を実施するようです。これは、東日本大震災の復興支援として行なわれるもので、三重県立図書館では、宮城県図書館が8月に開催していた特別展「宮城の魅力再発見」の資料を展示し、反対に宮城県図書館では三重県に関する図書の展示や三重県の観光パンフレット等を展示するようです。なお、三重県立図書館および県下の公共・大学図書館等では、7月5日から9月29日までを「東北を知ろう、東北へ行こう!」月間と位置付け、東北地方の様々な情報を市民に提供する取り組みを行っているようです。

宮城県図書館との交換展示を実施します (三重県立図書館 2011/9/7付けの記事)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2011090046

震災の影響で休館していた茨城県立図書館が9月10日に再開

東日本大震災の発生以来休館していた茨城県立図書館が2011年9月10日に再開するそうです。新聞記事によると、同館では、約61万冊の蔵書のうち8割以上が書架から落下し、損壊した建物の修復費用は約5,400万円に上ったとされています。13日から28日にかけて企画展「茨城3・11から復興へ」を開催するとのことです。

茨城県立図書館
http://www.lib.pref.ibaraki.jp/home/index.htm

震災休館の県立図書館、10日再開(茨城新聞 2011/9/3付けニュース)
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13149637046048

全国美術館会議、岩手県陸前高田市立博物館の被災美術作品等救援活動に関する中間報告を公表

2011年8月31日付けで、全国美術館会議が岩手県陸前高田市立博物館の被災美術作品等救援活動についての中間報告を公表しています。報告には、救援活動の概要および現地の写真が掲載されています。

全国美術館会議 陸前高田市立博物館被災美術作品等救援活動について(中間報告) (全国美術館会議 2011/8/31付けの記事)
http://www.zenbi.jp/topics/11/110831_2.htm

文献管理ツールのMendeley、Google Chrome用拡張機能“Mendeley Context Search”を公開

同名の文献管理ツールを提供しているMendeleyが、Google社のウェブブラウザChrome用の拡張機能“Mendeley Context Search”を公開しています。この拡張機能をインストールすると、Chromeで表示中のウェブページに関連した(Mendeleyのデータベースに登録されている)文献を1クリックで探すことができるとのことです。

拡張機能の使い方は、(1) ウェブページを表示した状態でChromeのツールバー内のアイコンをクリックする、(2) 表示ページ内で特に検索したいフレーズを選択してからアイコンをクリックする、の2通りがあるとのことです。また、PubMedやGoogle Scholarといった学術文献データベースを検索している際には、アイコンをクリックすると、使用中の検索語がそのまま用いられるようになっているようです。

Mendeley Context Search (chromeウェブストア)
https://chrome.google.com/webstore/detail/eeimhlapdbmkcigmbddnmdbgnacicjil

Mendeley
http://www.mendeley.com/

参考:
文献管理ツール“Mendeley”の正式版がリリース

鳥取県立図書館、「鳥取大震災」の記憶を集め、記録に残すイベントを開催

鳥取県立図書館は、1943年(昭和18年)9月10日に起こった「鳥取大震災」の記憶を集め、将来へ伝える材料として残すことを目的に、「震災の記憶を語り継ぐ-鳥取大震災をふりかえって-」というイベントを2011年9月10日に開催するようです。このイベントでは、当時の震災の記憶について参加者が語る内容はすべて録音し、記録として残すようです。

「震災の記憶を語り継ぐ-鳥取大震災をふりかえって-」開催のお知らせ (鳥取県立図書館 2011/9/6付けのお知らせ)
http://www.library.pref.tottori.jp/hp/menu000001300/hpg000001280.htm

神保町に未来の読書を体験できる「e読書ラボ」がオープン

2011年8月26日、東京都の神保町に「e読書ラボ」が仮オープンしました。本オープンは9月末とのことです。e読書ラボは、国立情報学研究所(NII)連想情報学研究開発センターが企画・制作し、NPO連想出版が運営するもので、「体験できる電子書籍端末」「青空文庫ダウンロードサービス」「試せるリファレンスサービス」「ミライの読書環境」という4つのサービスが提供されるそうです。

e読書ラボ
http://edokusho.info/

e読書ラボとは
http://edokusho.info/about.html

東北大学附属図書館、英語学習支援のため多読用の図書を集めたコーナーを設置

2011年9月6日に、東北大学附属図書館が、学生の英語学習を支援するため、多読用の本を集めた「リーダーズコーナー」を館内に設置したようです。これに併せて、同館ホーム―ページでは多読法の解説ページ等を公開しています。

英語の多読法とリーダーズコーナー (東北大学附属図書館のウェブサイト)
http://tul.library.tohoku.ac.jp/modules/main/pub/readers.html

東北大学附属図書館 (2011/9/6付けの「本館からのお知らせ」に上記に関する記事とリンクがあります。)
http://tul.library.tohoku.ac.jp/modules/main/index.php

SHERPA/RoMEOが集積した出版社著作権ポリシー1,000に

2011年9月6日に、機関リポジトリなどへのセルフアーカイビングに対するジャーナル出版社の著作権ポリシーを集積しているSHERPA/RoMEOプロジェクトが、データが1,000出版社分にまで到達したと発表しています。

1000th Publisher added to SHERPA RoMEO (SHERPA RoMEO 2011/9/6付けの記事)
http://romeo.jiscinvolve.org/wp/2011/09/06/1000th-publisher-added-to-sherpa-romeo/

参考:
SHERPA/RoMEOが集積した出版社著作権ポリシー500に
http://current.ndl.go.jp/node/11986

英国、オランダ、ドイツ、デンマークの4か国における研究データの法的位置付けについて調査したレポート

デンマークの電子研究図書館(DEFF)やドイツ研究財団(DFG)等の4機関が共同で運営しているKnowledge Exchange(KE)が、“Legal Status of Research Data in the four partner countries”と題するレポートを、2011年8月4日付けで公開しています。このレポートは、KEに参加している4か国、すなわち、英国、オランダ、ドイツ、デンマークにおける、研究データの法的な位置付けについてその現状をまとめたもので、研究データへのアクセスの阻害する原因を特定し、オープンに利用できるデータとするための前提条件を明らかにすることを目的としたもののようです。なお、9月9日にベルギーのブリュッセルで、このレポートをテーマにしたセミナーが開催されるようです。

Report on the Legal Status of Research Data in the four partner countries (レポートを公開しているKnowledge Exchangeのウェブサイト)
http://www.knowledge-exchange.info/Default.aspx?ID=461

9月 6日

学校教育のICT化、しかしその効果は…<記事紹介>

2011年9月3日付けのNew York Timesに、“In Classroom of Future, Stagnant Scores”と題する記事が掲載されています。記事では、米国アリゾナ州のKyrene学区において、2005年以来3,300万ドルを費やして生徒にラップトップの端末を配布したりする等教育のICT化に取り組んだにもかかわらず、テストの成績が芳しいものではないことが取り上げられています。また、記事ではこのKyrene学区でのICT化導入の経緯や実際の利用の仕方、教育のICT化の効果に関する研究、教師の状況等が紹介されているようです。

In Classroom of Future, Stagnant Scores (New York Times 2011/9/3付けの記事)
http://www.nytimes.com/2011/09/04/technology/technology-in-schools-faces-questions-on-value.html

ハイテク教室、学習効果ゼロ? (スラッシュドット・ジャパン 2011/9/6付けの記事)

米国図書館協会(ALA)による図書館カード登録月間スタート

1987年以来、毎年9月は米国図書館協会(ALA)の定める図書館カード登録月間(National Library Card Signup Month)となっています。2011年も米国各地の公共図書館等でカード登録者を増やすキャンペーンが開催されたり、カード登録者に対して地域のレストラン等での割引サービス等が行なわれたりしているようです。

Library celebrates National Library Card Sign-Up month (mysuburbanlife.com 2011/9/1付けの記事)
http://www.mysuburbanlife.com/villapark/topstories/x488549049/Library-celebrates-National-Library-Card-Sign-Up-month

Libraries Prepare For Card Sign-Up Month (BuffaloGrovePatch 2011/9/2付けの記事)
http://buffalogrove.patch.com/articles/libraries-prepare-for-card-sign-up-month

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