アーカイブ - 2011年 9月

9月 14日

〈大震災〉出版対策本部、岩手県陸前高田市に子ども向け図書館を建設

大手出版社等から成る〈大震災〉出版対策本部が、10月初旬のオープンを目指して、岩手県陸前高田市に子ども向けの図書館の建設を計画しているそうです。建設予定地は海岸から約1.5キロ離れた今泉天満宮の敷地内で、建設費は三井物産が負担するとのことです。この図書館には、出版対策本部が旧赤坂プリンスホテルに開設していた「虹のライブラリー」の図書約5,000冊が並べられる予定だそうです。

陸前高田の図書館建設について共同通信の記事が配信されました(〈大震災〉出版対策本部 2011/9/12付け記事)
http://www.shuppan-taisaku.jp/?p=384

メンテナンス作業のお知らせ(9月15日10時ごろ)

2011年9月15日(木)10時ごろ、メンテナンス作業を実施するため、一時的に「カレントアウェアネス・ポータル」に接続できないことがあります。ご迷惑をおかけしますが、どうぞご了承ください。

Europeana Librariesが2011年1月から6月までの6か月間の成果等を振り返ったレポートを公開

2011年9月13日に、Europeana Librariesが、2011年1月から6月までの6か月間の成果等を振り返ったレポートを公開しています。レポートは、ビジネスモデルの構築・データアグリゲーションについて・よりよい検索機能の開発・コミュニケーションとプロモーションの4点でまとめられているようです。

Europeana Libraries Project Highlights: 6-month Progress Report from January to June 2011 (PDF)
https://version1.europeana.eu/c/document_library/get_file?uuid=7f7deb18-8afb-45a1-baf0-2c6da4332d3d&groupId=456974

6-month Progress Report Available (Europeana Libraries 2011/9/13付けの記事)
http://www.europeana-libraries.eu/home/-/blogs/6-month-progress-report-available

参考:
欧州の大学図書館等による“Europeana Libraries”プロジェクトのウェブサイトが開設される

OECDが「図表で見る教育2011」を公表 「日本の15歳の読解力は高水準にあり、低成績層の占める割合は低い」と指摘

2011年9月13日、経済協力開発機構(OECD)が、「図表で見る教育2011」を公表しました。この資料の中で、日本の15歳の読解力は高水準にあり、かつ低成績層の占める割合が低いとの指摘があります。これは、15歳の生徒を対象とした学習到達度調査(PISA)の2009年の読解力分野において、日本の低成績(OECDの定める読解力の7つのレベルのうち、下から3つ目以下のレベルに属するもの)の生徒の割合は31.6%であり、OECD平均の42.8%を大きく下回っているということで、韓国(21.2%)、フィンランド(24.8%)、カナダ(30.5%)に次いでOECD加盟国中4番目に低い数値であるとのことです。また、日本はPISA における全体の水準としても、2006年のOECD加盟国中12位から2009年には5位に上昇しているようです。

図表でみる教育2011: カントリー・ノート: 日本 (PDF)
http://www.oecdtokyo2.org/pdf/theme_pdf/education/20110913eag.pdf

OECD東京センタ- (2011/9/13付けの「What's new」に上記へのリンクがあります)
http://www.oecdtokyo.org/

愛知県図書館、遠隔地返却制度を試行導入

2011年9月13日から2012年2月29日までの間、愛知県図書館は、利用者が同館で借りた資料を近くの図書館等の窓口で返却できる「遠隔地返却制度」を試行的に導入するようです。

県図書館で借りて地元で返す (PDF)
http://www.aichi-pref-library.jp/enkakuchi.pdf

愛知県図書館 (2011/9/13付けの更新情報に上記PDFへのリンクがあります)
http://www.aichi-pref-library.jp/

北米研究図書館協会(ARL)、孤児作品に関する法的・政策的問題点をまとめた文書を公表

米国の著作者団体等が共同デジタルリポジトリHathiTrustと米国の5大学を著作権侵害で訴えたのを受け、北米研究図書館協会(ARL)が、2011年9月13日付けで、研究図書館向けに孤児作品に関する法的・政策的問題点をまとめた文書を公表しています。孤児作品に関するFAQや、弁護士のJonathan Band氏による、HathiTrustでの孤児作品の使用の合法性についての分析等が掲載されています。

ARL Releases "Resource Packet on Orphan Works: Legal and Policy Issues for Research Libraries"(ARL 2011/9/13付けプレスリリース)
http://www.arl.org/news/pr/orphanworks_13sept11.shtml

Resource Packet on Orphan Works: Legal and Policy Issues for Research Libraries(本文)
http://www.arl.org/bm~doc/resource_orphanworks_13sept11.pdf

9月 13日

オランダ王立図書館(KB)、資料16万点のデジタル化でのGoogleとの合意文書を公開

2011年9月12日に、オランダ王立図書館(KB)が、パブリックドメインとなっている同館所蔵資料16万点のデジタル化でのGoogleとの合意文書を公表しています。

Cooperative Agreement (PDF) (KBとGoogleとの合意文書)
http://www.kb.nl/nieuws/2011/contract-google-kb.pdf

KB willigt WOB-verzoek openbaarmaking contract met Google in (Koninklijke Bibliotheek 2011/9/12付けの記事)
http://www.kb.nl/nieuws/2011/contract-google-kb.html

KB makes contract with Google public(KB 2011/9/12付けの英語版プレスリリース)
http://www.kb.nl/nieuws/2011/contract-google-kb-en.html

参考:
オランダ王立図書館、資料デジタル化でGoogleと提携へ
http://current.ndl.go.jp/node/16512

※記事修正情報※

欧州20か国以上のアーカイブズ所蔵機関資料が検索できるデータベース“ICARUS.net”公開

2011年9月12日に、欧州のアーカイブズ機関の国際的なネットワーク組織であるIntarnational Centre for Archival Research(ICARUS)が、参加機関の所蔵しているアーカイブズ資料を検索できるデータベース“ICARUS.net”を公開したようです。

ICARUS.net
http://icarusweb.arhiv.hr/index.aspx

ICARUS.net (ICARUSによるICARUS.net紹介ページ)
http://www.icar-us.eu/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=109&Itemid=124

ポーランド国立図書館、書誌コントロール等の最新動向を紹介するブログを開設

2011年9月12日に、ポーランド国立図書館が3つ目となる公式ブログ“Porządek Rzeczy”を開設したようです。このブログでは、書誌コントロール等に関連したイベントや新規則等の情報、およびそれらに関するポーランド内外の研究動向等について紹介するようです。

Porządek Rzeczy
http://porzadek-rzeczy.bn.org.pl/

Porządek Rzeczy - nowy blog Biblioteki Narodowej (Biblioteka Narodowa 2011/9/12付けの記事)
http://www.bn.org.pl/aktualnosci/276-porzadek-rzeczy---nowy-blog-biblioteki-narodowej.html

米国ハーバード大学、開学375周年記念にモバイル端末用の大学案内アプリを公開

2011年8月25日に、米国ハーバード大学が、モバイル端末用の大学案内のアプリを公開したようです。これは、同大学が2011年に開学375周年を迎えるのを記念して作成されたもので、アプリを利用して大学構内のセルフガイドツアーを楽しめるものとなっているようです。

Mobile Tour of Harvard Yard
http://www.harvard.edu/visitors/mobile-tour

Harvard’s Mobile Yard Tour app (Harvard Gazette 2011/8/25付けの記事)
http://news.harvard.edu/gazette/story/2011/08/harvards-mobile-yard-tour-app/

英国デジタルキュレーションセンター(DCC)、新マニュアル「データマネジメントとデータ共有計画開発指南」を公表

2011年9月12日、英国のデジタルキュレーションセンター(DCC)が、高等教育機関における研究者とそのサポートスタッフ向けに、「データマネジメントとデータ共有計画開発指南」(How to Develop a Data Management and Sharing Plan)という新マニュアルを公開しました。このマニュアルでは、英国における研究助成団体がデータマネジメントとデータ共有の計画に対して頂いている考えを解説するとともに、その要望にどのように応えるかについて実践的な指導も行なっているとのことです。

How to Develop a Data Management and Sharing Plan (PDF)
http://www.dcc.ac.uk/webfm_send/480

英国物理学会(IOP)、オンライン論文に新機能を追加する“article evolution”を開始

英国物理学会(IOP)の出版部門(IOP Publishing)が提供する電子ジャーナルプラットフォーム“IOPsciece”で“article evolution”というプログラムが開始されたそうです。これは、IOPscience上のオンライン論文に対して、画像の拡大(とPowerPointへのエクスポート)機能、映像によるアブストラクト、数式表示エンジン“MathJax”の導入などの新機能が導入されるという内容のようです。まずは、“Journal of Physics A: Mathematical and Theoretical”と“Journal of Physics: Condensed Matter”の2誌に対して導入され、その他のジャーナルに対しても2012年から適用されるとのことです。

article evolution (IOPscience)
http://iopscience.iop.org/info/page/articleevolution

IOP starts article evolution project (Research Information 2011/9/12付けニュース)
http://www.researchinformation.info/news/news_story.php?news_id=819

参考:

九州大学附属図書館に「教材開発センター」が設置

2011年4月1日付けで九州大学附属図書館内に「教材開発センター」が設置されたそうです。同センターは、高品質な教材の企画・設計・制作と、九州大学の教員に対する教材作成支援を行うそうです。また、規定では以下の業務を行うとされています。

・自律的な学習能力及び実践力を育成する教育技術の開発に関すること。
・教材のコンテンツの作成技法及び作成ツールの開発に関すること。
・教材の電子出版及びオンラインによる公開並びにコンテンツの管理及び提供に関すること。
・その他学習を促進するための研究開発及びファカルティ・ディベロップメントに関すること。

2011年9月22日に、同センターの設置を記念した講演会「MIMAサーチを活用したシラバスの可視化と次世代の教材開発への応用」が九州大学中央図書館で開催されるようです。

教材開発センターがスタートしました(九州大学 2011/4/4付けニュース)
http://www.kyushu-u.ac.jp/topics/index_read.php?kind=&S_Category=&S_Page=&S_View=&word=&page=&B_Code=3436

九州大学附属図書館付設教材開発センター規程

米国議会図書館(LC)の9.11ウェブアーカイブに関するインタビュー記事

2011年9月9日付けの米国議会図書館(LC)のブログ“Signal: Digtial Preseravation”に、2001年9月11日の米国同時多発テロに関するウェブアーカイブ事業についての紹介記事が掲載されています。記事は、当時ウェブアーカイブに携わったCassy Ammen氏のインタビュー記事となっています。記事では、9.11ウェブアーカイブの概要、立ち上げの経緯、アーカイブするウェブサイトの選別、ウェブアーカイブに対する反応等について紹介しています。

September 11, 2001, Web Archive
http://lcweb2.loc.gov/diglib/lcwa/html/sept11/sept11-overview.html

HathiTrustと米国5大学が著作権侵害で著作者団体等から訴えられる

2011年9月12日に、米国の著作者団体Authors Guildとオーストラリア著作者協会(Australian Society of Authors)、カナダの著作者組合、8名の作家が共同で、HathiTrustと米国の5つの大学(ミシガン大学、カリフォルニア大学、ウィスコンシン大学、インディアナ大学、コーネル大学)を著作権侵害で訴えたようです。訴えたAuthors Guild側は、当該大学がGoogle社から、許諾を得ないままにスキャンした約700万件の著作権保護対象図書のデジタルデータを受け取り、それをミシガン大学にあるHathiTrustのリポジトリに登録したこと、2011年6月にミシガン大学がそれら著作権保護対象図書データのうち孤児作品(orphan works)と認めたものを、大学構成員に対して無制限のダウンロードを認める計画を発表したこと、他の4大学が8月にミシガン大学の計画に参加したことを指摘し、さらに700万点のデジタルファイルを管理しているセキュリティの状況についても問題視しているようです。

Authors Guid等による告訴状 (PDF)

東日本大震災の発生後、被災地の人はYahoo!で何を検索したのか(記事紹介)

Yahoo!検索 スタッフブログに「東日本大震災で被災地の人は何を検索したのか」という記事が掲載されています。Yahoo! JAPANの検索ログを使って、震災が発生した2011年3月11日から1週間程度の期間に岩手県・宮城県・福島県の人々がどういったキーワードで検索したのかを解析し、被災地のニーズやそれに対してインターネットが応えられたのかどうかの分析を試みています。

東日本大震災で被災地の人は何を検索したのか(Yahoo!検索 スタッフブログ 2011/9/12付け記事)
http://searchblog.yahoo.co.jp/2011/09/post_125.html

9月 12日

東北大学、東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」を発表

2011年9月12日、東北大学防災科学研究拠点が東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」の本格始動を発表しました。

みちのく震録伝は、学術的な観点から東日本大震災に関するあらゆる記憶、記録、事例、知見を収集し、災害アーカイブのグローバル・スタンダードを目指すものとされています。プロジェクト期間は10年を予定しているとのことです。システムにはAPIの公開やSNS機能も含まれているようです。

同プロジェクトには、文部科学省、科学技術振興機構(JST)、国立情報学研究所(NII)など、産官学の35の機関・企業が協力しており、日本IBMがハードウェア・ソフトウェアの提供や、アーカイブシステムの構築などを行うとのことです。

みちのく震録伝
http://www.dcrc.tohoku.ac.jp/archive/

東北大学による東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」本格始動(東北大学防災科学研究拠点 2011/9/12付け)
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20110912.pdf

東日本大震災のアーカイブプロジェクトに日本IBMが協力(ITmedia 2011/9/12付けニュース)

公共スペースを読書空間に変える“The Uni”プロジェクト(米国)

米国で公共スペースに読書空間を設置することを目的とした“The Uni”プロジェクトが行われているそうです。このプロジェクトでは“Uni”と呼ばれる約40センチ四方の「箱」が基本的なパーツになっています。1つのUniは10~15冊程度の図書を収納可能で、それらを組み合わせると書棚を作ることができ、また、Uniの細長い「カバー」はベンチやテーブルとして使えるようになっているようです。第1回目として、2011年9月11日にニューヨークのニュー・アムステルダム・マーケットにUniを用いた読書空間が設置されたそうです。

The Uni
http://www.theuniproject.org/

「デジタル技術は学術の世界をどう変えるか?」という問いに寄せられた論考を編集した“Hacking the Academy”が刊行

米国のミシガン大学図書館出版局から、デジタル文化に関する研究書シリーズ“digitalculturebooks”の1冊として、“Hacking the Academy”という図書が刊行されました。オンライン版はオープンアクセスになっています。

2010年5月21日、ジョージメイスン大学の歴史・ニューメディアセンターのコーヘン(Dan Cohen)氏(文献管理ツールZoteroの開発者)とシャインフェルド(Tom Scheinfeldt)氏が「デジタルメディアや技術を使って学術の世界をどのように変えることができるか」という疑問を投げかけました。同書は、この問いに対して1週間に寄せられた329本の投稿の中から選ばれた32本の論考を収録したもので、構成は“Hacking Scholarship”“Hacking Teaching”“Hacking Institutions”の3部に分けられています。

Hacking the Academy
http://www.digitalculture.org/hacking-the-academy/

文部科学省、「大学における教育情報の活用・公表に関する中間まとめ」を公表

2011年9月9日に、文部科学省は、大学における教育情報の活用支援と公表の促進に関する協力者会議がとりまとめた、「大学における教育情報の活用・公表に関する中間まとめ」(8月5日付け)を公表しています。

大学における教育情報の活用・公表に関する中間まとめ (文部科学省 2011/8/5付けの情報)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/44/toushin/1310842.htm

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