アーカイブ - 2011年 9月 8日

Europeana Libraries、欧州研究図書館協会年次大会でのワークショップ報告資料を公開

欧州の大学図書館等による資料デジタル化プロジェクト“Euroepana Libraries”は、2011年6月29日からスペイン・バルセロナで開催された欧州研究図書館協会(LIBER)の年次大会においてワークショップを開催しましたが、8月31日に、“Europeana Libraries”のウェブサイトでそのワークショップの報告資料を公開しています。資料には、報告者の議論の要点やプレゼンテーション資料へのリンクが掲載されているようです。“Europeana Libraries”は、プロジェクト開始から8か月を経て、加盟館から約100万点の資料がデジタル化されて提供されており、今後2011年末までにさらに150万点の資料が提供されることになるようです。

Results of the Europeana Libraries Workshop (PDF)
https://version1.europeana.eu/c/document_library/get_file?uuid=ae84319e-94fa-4249-89a0-93607d861690&groupId=456974

Europeana Libraries: Content, Content, Content (LIBER 2011/9/5付けの記事)

OCLC、MLAにおけるソーシャルメタデータの活用に関するレポート(第1弾)を発表

米国OCLCの研究部門OCLC Researchが、“Social Metadata for Libraries, Archives and Museums Part 1: Site Reviews”と題したレポートを発表しました。この一連のレポートは、図書館・博物館・文書館などのウェブサイトにおいて、タギングやコメントといったソーシャル機能によってユーザが作成したメタデータ(social metadata)の活用をテーマとしているようです。このプロジェクトでは2009年から2010年にかけて全76点のウェブサイト(p.71の表5に一覧あり)について調査しており、今回発表されたPart 1ではそのうち24つのサイトについての分析結果が述べられているようです。今後、Part 2とPart 3が刊行される予定とのことです。

Social Metadata for Libraries, Archives and Museums Part 1: Site Reviews (PDF文書:174ページ)
http://www.oclc.org/research/publications/library/2011/2011-02.pdf

Supplemental spreadsheet

OCLCのWorldCat.orgでHathiTrustの全文検索が可能に

OCLCは、米国の大学図書館などによる共同デジタルリポジトリ“HathiTrust”と提携し、HathiTrustに収録されているコンテンツをWorldCat.orgやWorldCat Localで全文検索できるようにしていく予定だと発表しました。2008年にスタートしたHathiTrustは、現在では60以上の機関が参加し、950万点以上のコンテンツが収録されているそうです。

HathiTrust full-text index to be integrated into OCLC services, making content from this important collection easily discoverable (OCLC 2011/9/7付けニュース)
http://www.oclc.org/news/releases/2011/201150.htm

参考:
Serials Solutions社、HathiTrustの全文検索サービスを開始へ
http://current.ndl.go.jp/node/17902

HathiTrust、OCLCと共同でWorldcatLocalを使った検索システムを構築
http://current.ndl.go.jp/node/17479

ラテンアメリカ・スペイン・ポルトガルのオープンアクセス誌を統合検索できるポータルサイト“Portal de Portales Latindex”公開

2011年9月6日に、メキシコ国立自治大学(Universidad Nacional Autónoma de México)が、ラテンアメリカ、スペイン、そしてポルトガルのオープンアクセス誌を統合検索できるポータルサイト“Portal de Portales Latindex”を公開しました。この“Portal de Portales Latindex”は、これまでスペインやラテンアメリカで公開されている18の論文検索用ポータルサイトを統合検索できるメタポータルのようです。論文の大部分はスペイン語あるいはポルトガル語で書かれたもので、現在約108万件の論文を検索できるようです。

Portal de Portales Latindex
http://www.latindex.ppl.unam.mx/index.php/index

Presentación del Portal de Portales Latindex (PPL) (Portal de Portales Latindex 2011/8/31付けの記事)
http://www.latindex.ppl.unam.mx/index.php/index/noticias

『カレントアウェアネス-E』200号発行

【イベント】大学出版部協会電子部会・関西支部共催公開研修会「電子出版・学術情報の電子化の実践のために」(10/26-27・大阪)

一般財団法人大学出版部協会が、電子部会・関西支部の共催で公開研修会「電子出版・学術情報の電子化の実践のために」を、2011年10月26-27日に大阪大学中之島センターで開催するようです。大学出版部協会は、図書館関係者等にもこの公開研修会への参加を呼び掛けています。なお参加にあたっては、参加費用が必要となっています。

公開研修会「電子出版・学術情報の電子化の実践のために」開催のお知らせ (大学出版部協会 2011/9/6付けの記事)
http://www.ajup-net.com/20110906_1634433620.html

E1215 - 「国立国会図書館資料デジタル化の手引2011年版」を公開

E1215 - 「国立国会図書館資料デジタル化の手引2011年版」を公開

国立国会図書館(NDL)は2011年8月,同館ウェブサイトの「資料デジタル化について」のページにて「国立国会図書館資料デジタル化の手引」(以下「資料デジタル化の手引」という)の2011年版を公開した。...

E1214 - 世界図書館情報会議(WLIC):第77回IFLA年次大会<報告>

E1214 - 世界図書館情報会議(WLIC):第77回IFLA年次大会<報告>

2011年8月13日から18日にかけて,世界図書館情報会議(WLIC):第77回国際図書館連盟(IFLA)年次大会(E689E835E978E1093参照)がプエルトリコ最大の都市サンフアンにあるプエルトリコ・コンベンション・センターで開催された。参加者数は2,500名を超え,日本からは国立国会図書館(NDL)代表団7名を含む20名以上が参加した。...

E1213 - 米国図書館協会による,図書館民営化の論点等をまとめた資料

E1213 - 米国図書館協会による,図書館民営化の論点等をまとめた資料

米国では,2011年7月からカリフォルニア州のサンタクラリタ市で民間企業LSSI社による公共図書館の運営が開始されるなど,営利企業による公共図書館の運営に注目が集まっている。米国図書館協会(ALA)は,2011年6月に,公共図書館の民営化が検討されている自治体の図書館関係者に向けて,主な論点や注意すべき点,行動の提案等を示した文書“Keeping Public Libraries Public”を公表した。以下にその概要を紹介する。...

E1212 - 知識が動かす地域社会を目指して 学習へのアクセス賞2011

E1212 - 知識が動かす地域社会を目指して 学習へのアクセス賞2011

2011年8月16日,毎年恒例のビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団による2011年の「学習へのアクセス賞」(E827E968E1089参照)が,東アフリカの住民にインターネットへのアクセス環境等を提供している国際NGO「乾燥地域情報ネットワーク」(Arid Lands Information Network:ALIN)に贈られた。同賞は,コンピュータやインターネットを通じて人々と情報を結びつけるための革新的な努力を行っている米国外の公共図書館や関連施設を表彰するもので,受賞団体には賞金として100万ドルが贈られる。また,今回は財団のパートナーであるマイクロソフト社から,ALINが地域コミュニティを支援するのに役立つソフトや技術指導等,約27万ドル相当の支援が行われる。...

E1211 - ゲリラOA活動家による EJ大量ダウンロードが投げかけた波紋

E1211 - ゲリラOA活動家による EJ大量ダウンロードが投げかけた波紋

これまで電子ジャーナル(EJ)の大量ダウンロードといえば,主に大学図書館界だけで不定期に生じる話題にすぎなかった。しかし,2010年に起こった米マサチューセッツ工科大学(MIT)での事件は,翌2011年1月に容疑者が逮捕,7月には連邦地検から起訴される事態にまで至り,新聞をはじめとした各種メディアで話題となっている。...

E1210 - 被災地支援活動紹介(2)遠野文化研究センター

E1210 - 被災地支援活動紹介(2)遠野文化研究センター

2011年3月11日の東日本大震災の発生以降,日本各地で本を通じた被災者支援が行われている。その中で,資料救出活動や図書館への献本活動を行っている岩手県遠野市の「遠野文化研究センター」学芸員の菊池信代氏にインタビューを行った。...

グーテンベルクプロジェクトの創始者が死去

2011年9月6日に、グーテンベルクプロジェクトの創始者である、ハート(Michael S. Hart)氏がイリノイ州のアーバナの自宅で亡くなったそうです。享年64歳でした。ハート氏は、1947年ワシントン州タコマに生まれ、40年前の1971年にグーテンベルクプロジェクトを立ち上げた人物でした。プロジェクトのウェブサイトには、プロジェクトにかかわったGregory B. Newby氏による記事が掲載されています。

Obituary for Michael Stern Hart (Project Gutenbergのウェブサイト)
http://www.gutenberg.org/wiki/Michael_S._Hart

国立公文書館、岩手県宮古市における被災公文書等の修復支援事業を実施へ

2011年9月7日、国立公文書館が東日本大震災により被災した岩手県宮古市の公文書等の修復支援事業を実施すると発表しています。これは、宮古市からの要請に基づいて行なわれるもので、9月12日から30日まで、現地での修復事業にあたる人材育成を行い、被災公文書等の修復を支援するもののようです。また、事業で使用した機材等は終了後に宮古市に提供され、同市が引き続き修復事業を行うことになるようです。

宮古市における被災公文書等の修復支援事業の実施について (国立公文書館 2011/9/7付けの記事)
http://www.archives.go.jp/news/110907_01.html