アーカイブ - 2011年 9月 26日

日本の3機関がSCOAP3に参加 参加国は28に、必要経費の8割をカバー(※訂正あり)

高エネルギー加速器研究機構(KEK)、国立情報学研究所(NII)、国公私立大学図書館協力委員会(CCJUL)が、欧州原子力研究開発機構(CERN)が中心となって進めているオープンアクセスプロジェクト“SCOAP3”へ参加したと発表されました。SCOAP3は、図書館等が学術雑誌の購読費に使っていた資金を転用することで国ごとに分担金を集め、高エネルギー物理学分野のコアジャーナルをオープンアクセスにするというものです。日本の参加によって、SCOAP3参加国は28になり、必要な予算枠である年間1,000万ユーロのうち80.5%が確保できたとされています。

Partnership of Japanese institutions join SCOAP3 (SCOAP3 2011/9/21付けニュース)
http://scoap3.org/news/news87.html

※記事の訂正について(2011/9/27追記)

たったいま引用された参考文献がリアルタイムに表示される“EasyBib Realtime Feed”

米国のEasyBib社が、同社の参考文献リスト作成ツールを使って引用情報が作成された文献をリアルタイムに表示する“EasyBib Realtime Feed”という機能を公開しています。この機能はEasyBib.comのウェブサイトの右上にも埋め込まれています。Library Technology Guideの記事によると、EasyBibのユーザは2,800万人以上で、ピークタイムには1秒間に30件もの引用情報が作成されるそうです。記事では、同社創業者の「この機能をTwitterの研究版だと考えたい。これによって人々がいま何を研究しているかを知ることができる。特定のキーワードでフィルタをかける機能を近いうちに追加する予定だ」との発言も紹介されています。

EasyBib Realtime Feed
http://realtime.easybib.com/

EasyBib
http://www.easybib.com/

「『デジタル・ネットワーク社会における図書館と公共サービスの在り方に関する事項』に係るまとめ」に関するパブリックコメントが募集中

電子政府の総合窓口e-Govで、電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議が2011年9月1日に決定した「『デジタル・ネットワーク社会における図書館と公共サービスの在り方に関する事項』に係るまとめ」に関するパブリックコメントが、10月14日まで募集されています。同まとめでは、国立国会図書館(NDL)が、デジタル化した資料を公共・大学図書館や各家庭へ送信するサービスや、その本文検索サービスを実施するに当たっての課題などについてまとめられています。

「デジタル・ネットワーク社会における図書館と公共サービスの在り方に関する事項」に係るまとめ(PDF文書:9ページ)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000079296

「いわてを走る移動図書館プロジェクト」に対するブックオフオンラインの支援活動のレポート

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会の「いわてを走る移動図書館プロジェクト」への支援を行っているブックオフオンライン株式会社が、同社のブログで支援活動レポートを掲載しています。仮設住宅に設置された移動図書館を訪れた方々が求めている本の種類や、移動図書館がコミュニティになっている様子について紹介されています。

「被災地の移動図書館を応援しよう」現地レポート ~第1回~(ブックオフオンラインスタッフブログ 2011/9/9付け記事)
http://www.bookoff-online.jp/blog/archives/13380

「被災地の移動図書館を応援しよう」現地レポート ~第2回~(ブックオフオンラインスタッフブログ 2011/9/9付け記事)
http://www.bookoff-online.jp/blog/archives/13524

「被災地の移動図書館を応援しよう」現地レポート ~第3回~(ブックオフオンラインスタッフブログ 2011/9/9付け記事)
http://www.bookoff-online.jp/blog/archives/13701

本を売って被災地の移動図書館を応援しよう(ブックオフオンライン)

2012年1月、新しくなる国立国会図書館(NDL)のサービス

2012年1月、国立国会図書館(NDL)では、デジタル情報のさらなる活用、多様な資料・情報・サービスの一元的な利用、外部の情報・サービスに対する統合的なアクセスの3点を重視して、サービスを以下のように更新します。

・国立国会図書館サーチ(NDL内外の情報に対する統合的な検索サービス)が様々なサービスの出発点になります。
・NDL-OPAC(蔵書検索・申込システム)が新しくなり、アジア言語資料、雑誌記事、電子ジャーナル等をまとめて検索できるようになります。
・館内サービスが変わります(登録利用者制度の変更、館内閲覧用PCの一新、等)

サービス更新に伴い、一部のサービスの終了やシステム入替による一時休止を予定しています。

平成24年1月、新しくなる国立国会図書館のサービス
http://www.ndl.go.jp/jp/news/newservice.html

英国図書館(BL)、コナン・ドイル幻の第1作を出版

英国図書館(BL)が、コナン・ドイル(Arthur Conan Doyle)の第1作目の作品でありながらこれまで出版されてこなかった、“The Narrative of John Smith”を2011年9月26日に出版するようです。小説“The Narrative of John Smith”は、1883年から1884年にかけて書かれたものの、出版社に原稿が送られる際に紛失されたもので、BLはシャーロック・ホームズシリーズを執筆する以前の、初期のコナン・ドイルの創作活動を知る上で重要なものとしているようです。なお、小説の出版とともに、俳優のRobert Lindsay氏による朗読を収録したオーディオブックも出版されるようです。

The Narrative of John Smith, Arthur Conan Doyle’s lost first novel, to be published by the British Library for the first time (British Library 2011/9/25付けのプレスリリース)
http://pressandpolicy.bl.uk/content/Detail.aspx?ReleaseID=1320&NewsAreaID=2

文部科学省、国民の読書推進に関する協力者会議の第6-8回配付資料を公開

2011年9月21日に、文部科学省は、2010年7月に設置した「国民の読書推進に関する協力者会議」の第6回~第8回会議配付資料を公開しました。なお、同会議の報告書はすでに9月2日付けで公開されています。

国民の読書推進に関する協力者会議(第6回) 配付資料 (文部科学省のウェブサイト)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/024/shiryo/1310753.htm

国民の読書推進に関する協力者会議(第7回) 配付資料 (文部科学省のウェブサイト)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/024/shiryo/1310755.htm

日本の“Library of the Year”、2011年の大賞候補となる優秀賞の4つの機関・活動が発表される

NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が授与する“Library of the Year”の2011年の大賞候補となる優秀賞の4つの機関・活動が発表されています。大賞は、2011年11月に横浜で開催される第13回図書館総合展での最終選考で決定されます。なお、「住み開き」とは、大阪と東京で行われている、自宅や事務所などのプライベートな生活空間を、個人図書館や博物館などセミパブリックとして開放する活動とのことです。
<優秀賞>
・小布施町立図書館
・住み開き
・東近江市立図書館
・森ビルによるライブラリー事業

Library of the Year 2011優秀賞の決定および最終選考について(IRI 2011/9/22付けプレスリリース)
http://www.iri-net.org/loy/loy11-prel.pdf

Library of the Year 2011
http://www.iri-net.org/loy/loy2011.html

参考:
2011年の日本の“Library of the Year”の候補の推薦の募集開始
http://current.ndl.go.jp/node/17832

2010年の日本の“Library of the Year”の大賞は「カーリル」に

広島県立文書館と広島大学文書館、「災害等の発生に伴う史・資料保護に関する相互協力協定」を締結

2011年9月15日に、広島県立文書館と広島大学文書館が、災害時に協力して資料を保護することを目的とした、「災害等の発生に伴う史・資料保護に関する相互協力協定」を締結したようです。これは、東日本大震災で被災した古文書や公文書の救出・修復が大きな課題となっていることから、こうした事態が発生した際に速やかに相互協力を行うために締結されたものとのことです。

災害等の発生に伴う史・資料保護に関する相互協力協定書 (PDF)
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soumu/bunsyo/monjokan/kyotei.pdf

災害時の史資料保護の相互協力協定を締結 (広島県立文書館 2011/9/21付けの記事)
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soumu/bunsyo/monjokan/sub35.html