アーカイブ - 2011年 9月 21日

図書館の電子書籍が借りられる“Kindle Library Lending”のベータテストが米国の2館で開始

2011年4月、Amazon.com社が、同社の電子書籍リーダーKindleに図書館から電子書籍を借りられるサービス“Kindle Library Lending”を発表しました。Library Journal誌によると、このサービスのベータテストが、今週、米国のシアトル公共図書館とキング郡図書館システムで開始されたようです。また、Amazon.comのヘルプページに“Public Library Books for Kindle”というページが作成されており、電子書籍を借りる方法などが書かれています。Kindleへの電子書籍の転送は、3Gではなく、Wi-Fiで行われるそうです。

Amazon Lifts Edge of Curtain on Kindle Library Lending; Beta Testing Under Way (Library Journal 2011/9/20付け記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/892109-264/amazon_lifts_edge_of_curtain.html.csp

Public Library Books for Kindle (Amazon)

「本がつながる、みんながつながる」 九州大学附属図書館、学生がリレー形式で図書を紹介する“BookLink”をスタート

九州大学附属図書館が、学生がリレー形式でおすすめ図書を紹介する“BookLink”という企画をスタートしたようです。学生が紹介した図書は中央図書館に展示され、ブクログにもレビューが掲載されるようです。紹介後は、次に本を紹介してくれる友達らにバトンを渡して次々につないでいくというもののようです。

BookLink
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/booklink/

BookLinkのブクログ
http://booklog.jp/users/booklink

【本の紹介リレー】BookLink ~本がつながる、みんながつながる~ スタートです!(九州大学附属図書館 2011/9/21付けニュース)
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/general/booklink.html

トムソン・ロイター、2011年のノーベル賞の有力候補者を発表

トムソン・ロイター(Thomson Reuter)社が、2011年10月3日に発表が予定されているノーベル賞受賞者の有力候補者を発表しています。これは、同社のWeb of Scienceがもつ引用情報などを分析し、独自に有力な受賞候補を予測しているものです。有力候補者24人のうち、物理学分野には東北大学の大野英男氏が選出されているようです。

24名の新たなノーベル賞有力候補者を発表~10回目の「トムソン・ロイター引用栄誉賞」は、東北大学 電気通信研究所の大野英男教授を選出 ~(トムソン・ロイター 2011/9/21付けプレスリリース)
http://science.thomsonreuters.jp/press/release/2011/2011-Citation-Laureates/

参考:
Thomson Reuters、2008年のノーベル賞の有力候補者を発表
http://current.ndl.go.jp/node/8965

学生と大学図書館とのコラボレーション事例をまとめた「学生協働まっぷ」

京都大学の図書系職員勉強会が、学生と大学図書館とのコラボレーションの事例を調査した結果をまとめた「学生協働まっぷ」を公開しているようです。現在、56の事例が紹介されているようです。

学生協働まっぷ
http://dl.dropbox.com/u/15665405/map/index.html

「ぱぴるす」が「学生協働まっぷ」に掲載されました(志學館大学図書館 2011/9/20付けニュース)
http://www.shigakukan.ac.jp/information/lib/001428.html

欧州の図書館団体・出版社団体・著作者団体、絶版資料のデジタル化と利用の原則について合意

欧州委員会(EC)は、2011年9月20日付けで、欧州の図書館団体・出版社団体・著作者団体の10団体・機関が、著作権保護期間内の絶版資料のデジタル化と利用の原則について合意したと発表しています。合意された覚書(Memorandum of Understanding:MoU)は、図書館等が所蔵する図書や学術雑誌で絶版となっているものをデジタル化しオンラインで公開する際の原則を定めたもので、実施にあたっては著作権を尊重しつつ関係者間での自発的なランセンス合意に基づくこと等の内容が含まれているようです。EUの指令等ではなくMoUという形となったのは、関係者間での交渉による柔軟な対応をするためとのことで、また、2011年5月にECが示した孤児作品に関する指令の案とは補足的な関係にあるとのことです。なお、MoUでは、電子出版の可能性をふまえ、「絶版」(out of print)という用語ではなく、「商業的利用がされていない」(out of commerce)という用語が使用されています。合意したのは下記の団体・機関で、ECは調整役を担っていました。
・Association of European Research Libraries (LIBER)
・Conference of European National Librarians (CENL)

「メタデータ情報基盤構築事業」で構築されたメタデータレジストリ“Meta Bridge”

2010年度の総務省の「新ICT利活用サービス創出支援事業」の一つ「メタデータ情報基盤構築事業」で構築されたメタデータレジストリ“Meta Bridge”のサイトが公開されています。「語彙定義検索」「記述規則検索」「キーワード検索」「プロパティによる項目記述規則検索」「語彙定義からのターム検索」が利用できるようです。構築事業の成果を活用・発展するために設立された「メタデータ基盤協議会」のサイトには、メタデータ情報基盤に関する入門的な説明「メタデータ情報基盤について」等の情報も掲載されています。

Meta Bridge
http://www.metabridge.jp/infolib/metabridge/menu/

メタデータ基盤協議会
http://www.mi3.or.jp/

ITHAKA S+R、デジタル資源提供機関の運営の持続可能性に関するレポートのアップデート版を公開

PorticoやJSTORを運営する非営利団体ITHAKAの調査研究部門ITHAKA S+Rは、2009年に公表した、デジタル資源提供機関の運営の持続可能性に関するケーススタディの内容をアップデートした2011年版を公開しています。2009年と同じ米国、英国、フランス、ドイツ、エジプトの12の機関について、この2年での変化などがまとめられています。

Case Studies in Sustainability 2011
http://www.ithaka.org/ithaka-s-r/research/case-studies-in-sustainability-2011/case-studies-in-sustainability-2011/

大英博物館、所蔵コレクションのデータをLinked Dataで提供するサービスのベータ版を開始

大英博物館(British Museum)が、所蔵コレクションのデータをLinked Dataで提供するサービスのベータ版を、2011年9月5日付けで開始しています。国際博物館会議(ICOM)の国際ドキュメンテーション委員会の概念参照モデル(CIDOC CRM)も用いられているとのことです。データ変換はResearchSpaceというプロジェクトにおいて実施されたものとのことです。

British Museum Semantic Web Collection Online(データ提供サービスのサイト)
http://collection.britishmuseum.org/

British Museum deploy Semantic EndPoint(ResearchSpace 2011/9/16付けのお知らせ)
http://www.researchspace.org/project-updates/britishmuseumdeploysemanticendpoint

The British Museum is the first UK arts organisation to publish its collection semantically(artdaily.org 2011/9/20付けの記事)