“Old Radio World”という、米国の1930年代から50年代にかけてのラジオ番組約1,000件の音源をMp3形式で提供しているウェブサイトが公開されているようです。このウェブサイトはBrandon L. Tran氏が個人で開設しているもののようで、コメディやドラマ、ミステリー、サイエンス・フィクション、西部劇等のジャンルに分けて提供されています。
2011年8月18日付けのNAPLEのブログ記事で、チェコで行われている子ども向けの読書推進キャンペーンの話題が取り上げられています。“Čtení pomáhá”(The Reading is Helpful)と呼ばれるこのキャンペーンは、予め学齢に応じて設定されている図書を子どもが読み、その後キャンペーンのウェブサイトで出される、その図書に関する質問に正解することで、仮想通貨として50チェココルナが子どもに与えられるようです。そして子どもは、その仮想通貨を使って、キャンペーンサイトに掲載されているチャリティ活動に寄付するようです。なお、子どもに与えられる仮想通貨は現実のお金に換金することはできませんが、子どもからチャリティ活動に支払われた寄付については、スポンサーとなっている企業等からの寄付金をもとに支払われるようです。
米国のビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が毎年発表している「学習へのアクセス賞」の2011年の受賞団体が決定したようです。受賞したのは、東アフリカのケニアやウガンダ、タンザニア等の乾燥地域で、孤立している集落の住民に対し、インターネットへのアクセス環境を提供している“Arid Lands Information Network”(ALIN)という団体のようです。ALINはそれらの地域に12のアクセスセンターを開設し、住民はインターネットを利用することで、医療情報を入手したり、生活環境の改善に役立ててたりしているようです。
2011年8月15日付けのResouce Blogによると、比較検索サイトFindTheBestが手がける、データ比較サイトFindTheDataに、米国の公共図書館及び大学図書館の比較を行えるデータベースが追加されたようです。“Library Database”では、公共図書館について、場所、大きさ、印刷図書・電子書籍の所蔵タイトル数、オーディオ資料、利用者用端末数等を比較できるようです。なお、このデータベースのリソースは、博物館図書館サービス機構(Institute of Museum and Library Services)のようです。また、“Academic Library Database”は、全国教育統計センター(National Center for Education Statistics)の情報をもとに、組織名、場所、コレクションの規模、来館者数等で大学図書館を比較できるようです。
政府の助成を得て新しく公共図書館を建設することが決まったものの、その助成金を利用できる時間が残されておらず、市民集会等の意見聴取活動ができなかったことから、ソーシャルメディアを通じて意見を募って建設が進められている公共図書館がカナダにあるようです。この公共図書館は、カナダのブリティッシュコロンビア州の一都市サレー(Surrey)に建設されているものです。設計を担当したBing Thom Architectsが、ウェブサイト“Surrey City Centre Library Blog”やTwitter、Facebook、YouTube等のソーシャルメディアをオンライン上の「アイデアブック」として活用して、新館に対する意見を求めたところ、即座に幅広い年代から意見が集められたようです。寄せられた意見をもとに図書館の設計やデザインが決定され、図書館は現在、建設の最終段階を迎え、旧館からの資料の移転作業等が行われているようです。ウェブサイトでは、図書館の建築や移転の様子が公開されています。