アーカイブ - 2011年 8月 5日

英国政府、デジタル時代に対応した著作権制度に向けての文書を公表

英国政府は、2011年8月3日に、著作権制度を含む知的所有権に関する政策についての文書を公表しました。これは、政府の委託を受けたハーグリーブズ教授らがまとめ2011年5月に公開されたレポート“Digital Opportunity”に対する政府の見解として示されたもので、レポートでの提案を受け、政府の今後の政策の方向性等が示されています。著作権制度に関連するものとしては、著作権処理や情報提供を行う“Digital Copyright Exchange”の創設、著作権者が不明な孤児作品の利用に向けた取組み、データマイニング・テキストマイニングや図書館でのアーカイビング等の非商業的利用に関しての著作権例外規定の拡大、等が示されています。これらについては、2011年秋から2012年にかけて取組みが始められる模様です。

The Government Response to the Hargreaves Review of Intellectual Property and Growth(英国政府の文書)
http://www.ipo.gov.uk/ipresponse-full.pdf

Digital Opportunity(ハーグリーブズ教授によるレポート)
http://www.ipo.gov.uk/ipreview-finalreport.pdf

NTTソルマーレ、本に「チェックイン」する読書SNSサービス“Bookcrew”を公開

NTTソルマーレ株式会社が、本に「チェックイン」する読書SNSサービスである“Bookcrew”を公開したようです。この“Bookcrew”は、ユーザーが本に対する「読書中」や「読み終わった」などの状態、興味の有無、気持ちを記録する「チェックイン」と呼ばれる行為を行うことで、読書中に感じた「気持ち」を記録し、友達と共有することができるサービスのようです。また、チェックインした本が自分だけの本棚に登録される「本棚」機能、その本棚を友達に公開できる「本棚公開」機能、数多くの本を読んだり、レビューを書いたりするともらえる「ワッペン」機能等も提供されているようです。

Bookcrew
http://bookcrew.jp/

本にチェックインする読書SNSサービス Bookcrew(ブッククルー)をオープン (NTTソルマーレ 2011/8/4付けの記事)
http://www.nttsolmare.com/press/2011/0804.html

OCLCの研究動向・活動状況を紹介する季刊誌が発刊

2011年8月4日、OCLCは、“OCLC Research Quarterly Highlights”と題した、OCLCの研究動向や活動状況についてまとめた季刊誌を発刊したようです。ウェブ上で公開されるこの季刊誌では、OCLC ResearchやOCLC Innovation Lab、そしてOCLC Research Libraryのパートナーシップ館の四半期の活動等についてまとめているようです。

OCLC Research Quarterly Highlights
http://www.oclc.org/research/publications/newsletters/quarterlyhighlights/current.htm

JISCの助成を受けた高等教育機関による11件のデジタル化プロジェクトの報告書(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)が“Content Clustering and Sustaining Digital Resources”と題したレポートを刊行し、同委員会の“e-Content programme 2009-11”で助成した電子化プロジェクトの報告をまとめています。収録されているのは、英国の高等教育機関による以下のプロジェクト11件です。

・ロンドン大学東洋アフリカ学院:Centre for Digital Asia, Africa & the Middle East
・リーズ大学・シェフィールド大学・ヨーク大学:LIFE-SHARE
・ビジュアルアーツデータサービス・UCA芸術大学:Look-Here!
・マンチェスター大学:CHICC
・オックスフォード大学:RunCoCo
・キングズ・カレッジ・ロンドン:OCRopodium
・シェフィールド大学:Connected Histories: Sources for Building British History, 1500–1900
・オックスフォード大学:Mapping Crime beyond the John Johnson Collection
・ブリストル大学:Visualising China
・東ロンドン大学:CEDAR

福島県の南相馬市立中央図書館、8月9日から業務を一部再開

東日本大震災のため休館となっていた福島県南相馬市の中央図書館が、2011年8月9日から業務を一部再開するとのことです。同市の小高図書館、鹿島図書館については引き続き休館とのことです。

南相馬市立図書館(「中央図書館再開のお知らせ」あり)
http://libsys.city.minamisoma.lg.jp/opac/wopc/pc/pages/TopPage.jsp

2009年度の国内「流通情報量」は約7.6ゼタビット 総務省、2009年度「我が国の情報通信市場の実態と情報流通量の計量に関する調査研究結果」を公表

2011年8月5日、総務省情報通信政策研究所が2009年度の「我が国の情報通信市場の実態と情報流通量の計量に関する調査研究結果」を公表しました。これによると、2009年度の日本国内の「流通情報量」(受信された情報量×単位情報量)は約7.6ゼタビット(1日当たりDVD約2.9億枚相当)だったそうです。発表資料で詳しい分析がなされています。

我が国の情報通信市場の実態と情報流通量の計量に関する調査研究結果(平成21年度) ―情報流通インデックスの計量―(総務省)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000124276.pdf

「情報流通インデックス」計量結果の公表(総務省 2011/8/5付けニュース)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_01000004.html

Elsevier社の「未来の論文」プロジェクト、生命科学分野の論文に“Genome Viewer”を導入開始

Elsevier社が「未来の論文」プロジェクトの一部の取組として、遺伝子配列の詳細な情報をインタラクティブなかたちで表示する“Genome Viewer”という機能を生命科学分野の論文に導入したと発表しました。“Genome Viewer”は米国国立医学図書館(NLM)の生物工学情報センター(NCBI)が開発したプログラムを利用したもので、著者が論文内にタグ付けした遺伝子配列をNCBIのデータベースを検索してヒットした情報が論文に表示されるそうです。将来的にはこの機能は全ての生命科学分野の論文に適用される予定だそうです。

Genome Viewerが埋め込まれた論文の例(“Sequence Data from this Article”の部分)
http://dx.doi.org/10.1016/j.ygeno.2010.06.001

ふくしま歴史資料保存ネットワーク、新潟・福島集中豪雨による文化財等の被災状況について情報を公開

ふくしま歴史資料保存ネットワーク(ふくしま史料ネット)が、2011年7月29日~30日に新潟・福島地方を襲った集中豪雨による文化財等の被災状況について、現時点で判明した情報をブログにまとめています。

豪雨災害に関する情報(ふくしま歴史資料保存ネットワーク 2011/8/4付け記事)
http://blog.ap.teacup.com/fukushimanet/66.html

ふくしま歴史資料保存ネットワーク
http://www.geocities.jp/f_shiryounet/

尼崎市立地域研究史料館、Web版『図説 尼崎の歴史』を公開

2011年8月3日、兵庫県の尼崎市立地域研究史料館がWeb版『図説 尼崎の歴史』を公開しました。このウェブサイトは、2007年1月に市制90周年を記念して刊行された『図説 尼崎の歴史』(上下巻、計530ページ)を尼崎市と園田学園女子大学短期大学部が共同製作したものだそうです。なお、現代編の第3節の6が阪神・淡路大震災に当てられています。

Web版『図説 尼崎の歴史』
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/chronicles/visual/index.html

Web版『図説 尼崎の歴史』:現代編の第3節の6
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/chronicles/visual/05gendai/gendai3-6.html