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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
米国図書館協会(ALA)が2011年6月付けで作成した、図書館の民営化問題に関する資料“Keeping Public Libraries Public”(「公共図書館を公共のままで」)が、ALAのウェブサイトで公開されています。民営化に反対する立場からまとめられたもので、民営化における問題点、図書館員や図書館支援者に向けたメッセージと論拠、民営化を考えている自治体関係者向けのチェック項目のリスト、民営化の契約に際してのチェック項目のリスト、などが含まれています。
Keeping Public Libraries Public(本文)http://www.ala.org/ala/professionalresources/outsourcing/ALAKeepingPublicLibrariesPublicFINAL0611.pdf
ALA launches new resource to address privatization issue(American Libraries 2011/6/21付けの記事)http://americanlibrariesmagazine.org/news/ala/ala-launches-new-resource-address-privatization-issue
2011年8月2日、CrossRefがDOIの表記に関するガイドライン“Digital Object Identifier (DOI) online display guidelines”を更新し、今後は、DOIをURL形式(例:“http://dx.doi.org/10.1006/jmbi.1995.0238”)で記述することを推奨していくことになったそうです。従来の形式(例:“doi:10.1006/jmbi.1995.0238”)から変更した理由として、DOIシステムの構想当初にあった、ブラウザが“doi:”という文字列を認識して自動的にリンクする等のような期待はもう持てないからだと説明しています。
CrossRef DOI Display Guidelines (CrossRef)http://www.crossref.org/02publishers/doi_display_guidelines.html
インプレスR&Dが『インターネット白書2011』を刊行したそうです。2011年度版は東日本大震災について取り上げ、第1部「震災復興とインターネット」では、民間支援の視点、メディア、大手ネット企業、通信ネットワーク、データセンター、ICTとエネルギー、政策の視点、といったトピックが扱われているようです。また、2011年度版からの試みとして、付属CD-ROMには同書のPDFが収録されているようです。
インターネット白書2011(Impress Japan)http://www.impressjapan.jp/books/3049
名古屋文理大学は2010年度より情報メディア学科の新入生全員にiPad(2011年度はiPad2)を無償配布していますが、iPadの教育利用効果を調査して、その結果を発表したそうです。マイコミジャーナルの記事によると、調査対象はiPadを配布された学生95人で、その94.9%が「iPad無償配布は良かった」、89.6%が「iPadで資料が配布されるのは便利」と回答したそうです。同大学では、iPadを紙やパソコンの代わりではなく新しい情報端末として捉え、学習への利用を考えるべきとしているそうです。
新入生にiPadを無償配布した名古屋文理大学が利用効果を発表(マイコミジャーナル 2011/8/4付けニュース)http://journal.mycom.co.jp/news/2011/08/04/027/index.html
2011年11月10日に、横浜での図書館総合展において、2010年に引き続き「L-1グランプリ2011-若手ライブラリアンのためのワークショップ式登竜門」が開催されます。20代から30代のライブラリアンを中心に、ワークショップ形式でそれぞれの抱く図書館像を検討・発表するというもので、今回のお題は「東日本大震災に向き合うとき」とのことです。エントリー締切は2011年8月26日(これより早くなる可能性もあり)となっています。
11月10日(木)開催!L-1グランプリ2011 出場チーム募集のお知らせ 若手ライブラリアンのためのワークショップ式登竜門への誘い(図書館総合展のサイト 2011/8/4付けの記事)http://2011.libraryfair.jp/node/16
参考: 若手ライブラリアンらが図書館の未来を語る「L-1グランプリ」開催決定、賞金は100万円http://current.ndl.go.jp/node/16218
欧州で新たに建てられた公共図書館の写真やデータ等を収録した、“Library Buildings”というデータベースがあるようです。これは、欧州の国際NGO組織NAPLE等によって運営されているもののようで、データベースでは、Googleマップを利用したり、国別や設計者別、あるいは建物の写真を見ながら検索できるようです。
Library Buildingshttp://www.librarybuildings.info/
Library buildings (NAPLE 2011/8/2付けの記事)http://napleblog.wordpress.com/2011/08/02/library-buildings/
2011年8月3日から9月25日まで、東北大学附属図書館が、常設展として「復興の狼煙」ポスタープロジェクトのポスター展を開催するようです。「復興の狼煙」ポスタープロジェクトとは、岩手県釜石市や大槌町で懸命に復旧に向かう姿に感銘した岩手や東京の人たちがこのことを世界に伝えようと、ポスターを自主制作するプロジェクトとのことです。
東日本大震災パネル展示 「復興の狼煙」ポスタープロジェクト (PDF)http://www.library.tohoku.ac.jp/main/exhibit/gen/fukko2011/fukko2011.pdf
2011年8月3日に千葉県立図書館が「県民の本棚事業報告書」を公開しました。この「県民の本棚事業」とは、国民読書年の機運を高めるとともに、千葉県の特色ある読書活動推進の一環として2010年度に行われたもので、県立図書館が県民から広く「千葉県らしさ」が表れている図書の推薦を募集してリストを作成し、それを県民に紹介する事業のようです。
県民の本棚事業報告書 (PDF)http://www.library.pref.chiba.lg.jp/hondanahoukoku.pdf
「県民の本棚事業報告書」を発行しました (千葉県立図書館 2011/8/3付けの記事)http://www.library.pref.chiba.lg.jp/information/west/2011-0803-1513-4.html
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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