2011年8月28日に、米国の調査機関Pew Internet & American Life Projectが、“The Digital Revolution and Higher Education: College Presidents, Public Differ on Value of Online Learning”と題するレポートを公表しています。これは、2011年春に米国の18歳以上を対象に実施した電話調査(サンプル数2,142名)と、1,055の大学長を対象にしたオンライン調査の2つの結果に基づくもののようです。調査は、「オンライン学習の価値」「オンラインコースの普及状況」「オンラインで学ぶ学生の状況」「オンライン学習の将来予測」「デジタル教科書」「インターネットとカンニング」「大学の講義室でのラップトップコンピュータやスマートフォンの利用状況」「大学長のIT利用状況」「大学長のソーシャルネットワーキング利用状況」、以上の9項目分けてまとめられています。
The Digital Revolution and Higher Education: College Presidents, Public Differ on Value of Online Learning (PDF)
2011年9月6-7日に、第3回目となるe-Inclusion欧州大会2011(European Congress on E-Inclusion 2011:ECEI2011)が、ベルギーのブリュッセルで開催されるようです。e-Inclusionとは、欧州委員会のホームページの定義によると、ICTの利益を享受する際に「何者も取り残されない」こと、すなわち、全ての個人とコミュニティが情報社会のあらゆる局面に加わることを意味するようです。このECEI2011では、“Transforming Access to Digital Europe in Public Libraries”をテーマに掲げ、公共図書館がEUの政策や戦略等にどこでどのように貢献しうるのかを焦点に、EUのe-Inclusionに関する戦略と公共図書館との間の連携について議論されるようです。
European Congress on E-Inclusion 2011: ECEI11: Transforming Access to Digital Europe in Public Libraries http://www.ecei11.eu/
OCLCのWorldCatが、2011年8月26日で40周年を迎えたとのことです。1971年に“OCLC Online Union Catalog and Shared Cataloging system”として開始した最初の日には、オンラインで133点の書籍の目録がとられたとのことです。現在では、17億以上の資料の2億4000万以上のレコードが登録されており、また、ネットワークの通信速度は、当初の41万6千倍(ワイヤレスでも2500倍)の速度となっているとのことです。