アーカイブ - 2011年 6月

6月 23日

2011年米国図書館協会(ALA)年次大会が開催(6/23~28)

米国図書館協会(ALA)が主催する2011年のALA年次大会が、2011年6月23日から28日にかけて、ルイジアナ州ニューオーリンズで開催されます。Twitterではハッシュタグ“#ala11”でその様子を追うことができます。

ALA Annual
http://www.alaannual.org/

2011年ALA年次大会:セッション一覧
http://connect.ala.org/conference/136064/sessions

2011年ALA年次大会:出展企業一覧
http://iebms.heiexpo.com/iebms/oep/oep_p1_exhibitors.aspx?oc=15&ct=OEP&eventid=5029

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、ナイトレートフィルム保存センターを開設

2011年6月21日に、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、ナイトレートフィルム保存センター(Nitrate Film Preservation Centre)をオープンしたようです。ナイトレートフィルムとは、1950年代頃まで使われていた強い可燃性をもつ映画フィルム等を指すようです。この保存センターには、フィルム保存のための最新設備が導入されており、1912年以降のフィルム5,575点、写真のネガ約60万点が収蔵されるようです。また、LACのFlickrページでは、保存センターの写真が公開されています。

Library and Archives Canada Marks the Opening of the New Nitrate Film Preservation Centre (Library and Archives Canada 2011/6/21付けのニュース)
http://www.collectionscanada.gc.ca/whats-new/013-528-e.html

Opening of the New Nitrate Film Preservation Centre (Library and Archives CanadaのFlickrページ)

6月 22日

「カレントアウェアネス・ポータル」、正式運用開始から5周年

2006年6月20日に正式運用を開始した当サイト「カレントアウェアネス・ポータル」は、この度、5周年を迎えました。この間、多くの方にご利用いただき、皆さまに厚く御礼申し上げます。今後もコンテンツの充実に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただきますようお願い申し上げます。

2011年6月20日時点での掲載コンテンツ数は、以下の通りです。
・「カレントアウェアネス-R」(ブログ形式のニュース速報)・・・11,072本
・「カレントアウェアネス-E」(メールマガジン)の記事・・・1,187本
・「カレントアウェアネス」(冊子版)の記事・・・1,185本
・「調査研究」の報告書等・・・17点

参考:
「カレントアウェアネス・ポータル」本格運用から1周年!
http://current.ndl.go.jp/node/2379

群馬県立文書館、宮城県女川町の被災公文書救済活動の報告ページを公開

2011年6月22日に、群馬県立文書館が、東日本大震災で被災した宮城県女川町の公文書の救済活動を報告するページを公開しています。同館は、女川町の要請を受けて救済活動を実施しており、女川町から群馬県への移送も文書館が行っているとのことです。報告ページでは、同館の実施している救済手順や今後の予定作業が紹介されています。

宮城県女川町の被災公文書の救済活動! (群馬県立文書館 2011/6/22付けの記事)
http://www.archives.pref.gunma.jp/20110311-hisaibunsyo/20110311-hisaibunsyo.htm

群馬県立文書館
http://www.archives.pref.gunma.jp/

欧州における多分野の灰色文献を収録したリポジトリ“OpenGrey”

欧州における多分野の灰色文献を収録したリポジトリ“OpenGrey”が立ち上がったそうです。OpenGreyの収録対象は、自然科学、社会科学、人文科学、生物医学、経済学、工学などの分野における、会議録、学位論文、レポートといった灰色文献だそうです。2011年6月22日現在、14のパートナー機関から提供された690,211件のメタデータが収録されており、そのうち253件は電子化されたフルテキストが提供されているようです。フルテキストが提供されてない文献については詳細情報画面の“Get a copy”に示された各所蔵組織へドキュメントデリバリーを依頼できるようです。ヘルプによると、検索エンジンはフランスの“Exalead”を使用しているようで、多様な検索オプションが提供されています。

OpenGrey
http://www.opengrey.eu/

GreyNet InternationalのウェブサイトでのOpenGreyの紹介(mid-2011に立ち上げられたと記述あり)
http://www.greynet.org/opengreyrepository.html

フルテキストが公開されていない文献の例
http://hdl.handle.net/10068/340362

フルテキストが公開されている文献の例(チェコ共和国の学位論文)

スペイン国立図書館、電子図書館コンテンツのオンデマンド印刷サービスの対象を地図資料にも拡大

2011年6月20日にスペイン国立図書館(BNE)は、2009年以来行っている同館の電子図書館コンテンツオンデマンド印刷サービスの対象を、地図資料にも拡大すると発表しています。このオンデマンド印刷サービスは、無料のオンライン印刷サービスのBubokと2009年に提携したことで始まったもので、今回提供される地図資料は、16世紀から18世紀までの15の資料のようです。

Impresión bajo demanda de los mapas de la BNE (Biblioteca Nacional de España 2011/6/20付けのニュース)
http://www.bne.es/es/NavegacionRecursiva/Cabecera/noticias/noticias2011/mapas.html

Los mapas de la BNE disponibles en impresión bajo demanda (Bubok 2011/6/21付けのニュース)
http://www.bubok.es/blog/2011/06/21/los-mapas-de-la-bne-disponibles-en-impresion-bajo-demanda/

参考:

「図書館のなかの科学」をテーマにした写真コンペ(英国)

英国の王立化学協会(The Royal Society of Chemistry:RSC)が、図書館写真コンペ“RSC Publishing Catalogue 2012 competition”を開催しています。RSCの出版目録などで使用する写真を募集しているそうで、2011年のテーマは「図書館のなかの科学」(“Science in the Library”)とのことです。応募締切は2011年6月24日までだそうです。

Library Photograph Competition (RSC Publishing Blog 2011/6/6付け記事)
http://blogs.rsc.org/rscpublishing/2011/06/06/library-photograph-competition/

福島県立図書館、7月15日から部分開館

2011年6月22日に、福島県立図書館が、7月15日から部分開館すると発表しました。部分開館は、玄関から「こどものへや」までの範囲ということです。また、6月22日には、京都府図書館等連絡協議会とキハラ株式会社からそれぞれ図書とブックトラックの寄贈を受けたことも発表しています。

福島県立図書館(新着情報に「部分開館のお知らせ」とあります)
http://www.library.fks.ed.jp/

図書等の寄贈 (福島県立図書館 2011/6/22付けの情報)
http://www.library.fks.ed.jp/ippan/tosyokanannai/kiso/kiso.html#kiso

Serials Solutions社、ウェブスケールディスカバリサービス“Summon”の検索対象にElsevier社のScienceDirectを追加へ

2011年6月21日、米国のSerials Solutions社が、同社が提供しているウェブスケールディスカバリサービス“Summon”の検索対象に、Elsevier社のフルテキストデータベース“SciVerse ScienceDirect”を含める意向だと発表しました。これによって、ScienceDirect収録の電子ジャーナル・電子書籍が、Summonから全文検索することが可能になるそうです。現在、Summonには7,000以上の出版社等から提供された7億5,000万件のレコードが含まれているとのことです。

ベルリン国立図書館、オーストリア国立図書館とポーランド国立図書館それぞれと協力協定を結ぶ

ドイツのベルリン国立図書館(Staatsbibliothek zu Berlin)が、オーストリア国立図書館とポーランド国立図書館それぞれとの間で協力協定を結んだようです。2011年6月9日に結ばれたオーストリア国立図書館との協定内容は、職員の人事交流による研修をメインとしたもので、6月21日に結ばれたポーランド国立図書館との協定内容は、コレクションのデジタル化やそれぞれの言語の書誌情報の維持・共有等を目的としているようです。

Österreichische Nationalbibliothek und Staatsbibliothek zu Berlin schließen Kooperationsvereinbarung (Staatsbibliothek zu Berlin 2011/6/9付けのニュース)
http://staatsbibliothek-berlin.de/nc/ueber-uns/presse/detail/article/2011-06-09-4835.html

Österreichische Nationalbibliothek schließt Kooperationsabkommen mit Staatsbibliothek zu Berlin (Österreichische Nationalbibliothekのニュース)

九州大学附属図書館、大学におけるiPad活用方法を学ぶ「iPadワークショップ」を開催

九州大学附属図書館が、2011年7月1日と4日に「iPadワークショップ」を開催するそうです。ワークショップの内容は、iPadの基本的な使い方や、授業や図書館など大学生活におけるiPadの活用方法だそうです。

iPadワークショップを開催します(九州大学附属図書館 2011/6/21付けニュース)
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/events/ipad_ws.html

参考:
九州大学附属図書館、館内でのiPadの貸出サービスの試行を開始
http://current.ndl.go.jp/node/18314

「悲劇を忘れない」 テロ・マフィア抗争の資料等をまとめたポータルサイト(イタリア)

2011年5月9日、イタリアの「記憶の日」(“Giorno della memoria”)の式典において、「忘れないためのアーカイブネット」(“Rete degli archivi per non dimenticare”)というポータルサイトが公開されたようです。これは、同国のアーカイブズ機関の協力の下、ナショナルアーカイブズシステム(Sistema Archivistico Nazionale)内に作成されたポータルサイトで、第2次世界大戦以降、イタリアで生じたマフィアの暗殺事件やテロリズムに関する資料を提供するもののようです。

“RETE DEGLI ARCHIVI PER NON DIMENTICARE” (Internet Culturale 2011/5/12付けの記事)
http://www.internetculturale.it/opencms/opencms/it/archivionovita/2011/novita_0013.html

Roma, 9 maggio - Inaugurazione portale “Rete degli archivi per non dimenticare” (Rete degli archivi per non dimenticare 2011/5/9付けの記事)

6月 21日

米国議会図書館(LC)と写真家グループによる、現代の米国の姿を保存するプロジェクト

米国議会図書館(LC)は、ピューリッツァー賞受賞写真家らによる非営利グループFacing Changeとの提携を発表しています。LCは、現代の米国の生活を撮影したFacing Changeの写真を使った書籍を出版したり、ボーンデジタルの資料として保存したりするとのことです。LCの印刷物・写真部門のチーフは、「50-60年後にはこれらの写真が歴史家、写真家、国民にとって価値あるものとなるであろう」とコメントしています。

Archiving, Publishing Collaboration with Major Contemporary Photographers Announced by Library of Congress(LC 2011/6/20付けのプレスリリース)
http://www.loc.gov/today/pr/2011/11-114.html

Announcing Collaboration with the LIBRARY OF CONGRESS(Facing Changeのウェブサイト 2011/6/20付けの記事)
http://blog.facingchange.org/2011/06/20/library-of-congress/

参考:

国勢調査に見る、1880年から2009年までの米国の図書館員(記事紹介)

オックスフォード大学出版局(OUP)のブログ“OUPblog”に、2011年6月20日付けで、米国の国勢調査(U.S. Census)の記録を用いて1880年から2009年までの米国の図書館員(librarian)に関する統計・数値を紹介する記事が掲載されています。1880年に636人だった人数は第二次大戦後に増加して1990年に307,273人でピークとなり、その後減少しているとのことです。その他、賃金、性別、人種、年齢等の統計・数値も紹介されています。

Librarians in the U.S. from 1880-2009(OUPblog 2011/6/20付けの記事)
http://blog.oup.com/2011/06/librarian-census/

明治大学図書館、新図書館建設の進捗状況を公開

2011年6月13日に、明治大学図書館が、和泉キャンパス新図書館(仮称)建設の進捗状況を公開しています。

和泉キャンパス新図書館(仮称) 進捗状況 (明治大学図書館のウェブサイト)
http://www.lib.meiji.ac.jp/new-izumilib/view.html

明治大学図書館 - 和泉キャンパス新図書館(仮称) (2011/6/13付けのニュースに、上記へのリンクがあります。)
http://www.lib.meiji.ac.jp/new-izumilib/index.html

イランで初の電子図書館が開設

2011年6月15日に、イランの文化イスラム指導省(Ministry of Culture and Islamic Guidance)が、同国で初となる電子図書館を開設したようです。電子図書館では、800点以上のペルシア語図書や3,475点の外国語図書のほかに、19,000点のペルシア語の雑誌記事や760点以上の博士論文等が利用できるようです。

Iran launches first Digital Library (Press TV 2011/6/15付けの記事)
http://www.presstv.ir/detail/184868.html

Iranian Culture Ministry opens digital library (Tehran Times 2011/6/15付けの記事)
http://www.tehrantimes.com/Index_view.asp?code=242570

科学技術政策研究所、『IEEEのカンファレンスと刊行物に関する総合的分析』を公表

2011年6月17日に、科学技術政策研究所が『IEEEのカンファレンスと刊行物に関する総合的分析―成長・激変する世界の電気電子・情報通信研究と日本―』を公表しました。IEEEとは、工学分野で世界の文献数の約1/3を出版する世界最大規模の学協会です。この研究報告では、IEEEが過去30年間に出版した文献について調査し、電気電子・情報通信関連の世界と日本の研究動向を定量的に分析したものとのことです。

『IEEEのカンファレンスと刊行物に関する総合的分析
―成長・激変する世界の電気電子・情報通信研究と日本―』 の公表について (科学技術政策研究所 2011/6/17付けのプレスリリース)
http://www.nistep.go.jp/achiev/abs/jpn/mat194j/pdf/mat194aj.pdf

IEEEのカンファレンスと刊行物に関する総合的分析―成長・激変する世界の電気電子・情報通信研究と日本― (報告書全文PDF)
http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/mat194j/pdf/mat194j.pdf

IEEEのカンファレンスと刊行物に関する総合的分析―成長・激変する世界の電気電子・情報通信研究と日本― (報告書等の掲載ページ)

ニューヨーク公共図書館、新しいオンラインカタログとしてクラウドベースの“BiblioCommons”を採用

米国のニューヨーク公共図書館(NYPL)が、トロントに拠点を持つBiblioCommons社がクラウドで提供しているディスカバリインタフェース“BiblioCommons”を採用するそうです。このNYPLの新しいオンラインカタログは2011年9月にリリースされる予定ですが、現在テスト版が公開されています。主な機能として、検索エンジンの性能向上、書棚・読書リスト作成機能、レビュー・タグ付け・レーティング機能などがあり、レビューなどのコンテンツは120ある他のBiblioCommons導入館と共有できるそうです。また、BiblioCommons社はNYPLのために、ユーザがボランティアで電子化テキストの文字起こしをする仕組みなどの新機能を開発中だそうです。BiblioCommonsは米国のシアトル公共図書館やボストン公共図書館でも導入されています。

NYPLのBibliocommons(テスト版)
http://nypl.bibliocommons.com/

BiblioCommons社のウェブサイト
http://bibliocommons.com/

英国図書館(BL)、Googleと提携して18-19世紀の25万冊をデジタル化へ

英国図書館(British Library:BL)が、Googleと提携し、同館の所蔵する著作権の保護期間が終了している25万冊の資料をデジタル化すると発表しています。対象となるのは1700年から1870年の資料で、BLが選択し、Googleがデジタル化するとのことです。デジタル化の費用は全てGoogleが負担するとのことです。デジタル化された資料は、Googleブックスで無料で全文検索、ダウンロード、閲覧ができるとともに、BLのウェブサイトでも検索可能で、BLのデジタルアーカイブに永久保存されるとのことです。

The British Library and Google to make 250,000 books available to all(BL 2011/6/20付けのプレスリリース)
http://pressandpolicy.bl.uk/Press-Releases/The-British-Library-and-Google-to-make-250-000-books-available-to-all-4fc.aspx

大英図書館の蔵書を電子化 グーグル、25万冊(47NEWS 2011/6/21付けの記事)
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011062101000054.html

【イベント】被災文化遺産支援コンソーシアム第1回拡大連絡会(7/3・兵庫)

2011年7月3日に兵庫県西宮市の大手前大学さくら夙川キャンパスにて、被災文化遺産支援コンソーシアムの第1回拡大連絡会が開催されるようです。なお、被災文化遺産支援コンソーシアムは、東日本大震災で罹災した文化遺産の復興を情報技術で後方支援する専門家有志のコンソーシアムとのことです。

CEDACH 第1回拡大連絡会 (被災文化遺産支援コンソーシアム 2011/5/16付けの記事)
http://www.cedach.org/?q=meetng003

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