アーカイブ - 2011年 6月

国立国会図書館、「第三期科学技術情報整備基本計画」を策定

2011年3月、国立国会図書館は、今後5年間(2011~2015年度)で科学技術情報整備のために取り組むべき事項をまとめた「第三期科学技術情報整備基本計画」を策定しました。この計画は、2011年1月に科学技術関係資料整備審議会から提出された「国立国会図書館における今後の科学技術情報整備の基本方針に関する提言」を受けて策定したものです。基本計画は、国立国会図書館が、「知識インフラ」の構築に積極的に関与することにより、科学技術情報をはじめとする人文・社会科学分野も含む学術情報の収集・保存・提供機能を拡充・強化するとともに、他の機関との連携協力を進め国全体の学術情報基盤整備に寄与することを目的としています。その上で、国立国会図書館が取り組むべき事項として、(1)「知識インフラ」構築の推進、(2)国内学術出版物のデジタル化と電子情報資源の収集、(3)デジタル化のための環境整備、(4)電子情報資源の管理・保存、(5)電子情報資源の利活用の促進、(6)従来の所蔵資料・サービスと電子情報資源との有機的連携、(7)利用情報の解析と利活用、(8)「知識インフラ」の中核機能としての社会的な機能の展開、の8項目を掲げています。

第三期科学技術情報整備基本計画
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/pdf/basic_plan03.pdf

被災した紙資料の復旧システムの導入支援を行う「東京文書救援隊」が発足

東日本大震災で被災した紙媒体資料の復旧作業の支援を目的とする、専門家によるボランティアグループ「東京文書救援隊」が結成されています。被災地の図書館、アーカイブズのほか役所、学校、病院、企業、寺社、個人等を対象に、現場での処置システム設計と、簡単なスキル・トレーニングを行うとのことです。サイトには、復旧処置システムの概要(作業内容)も掲載されています。代表は安江明夫氏で、株式会社資料保存器材に事務局が置かれるとのことです。

東京文書救援隊
http://toubunq.blogspot.com/

私たちがお手伝いできること(東京文書救援隊 2011/6/1付けの情報)
http://toubunq.blogspot.com/2011/05/blog-post_9687.html

Yahoo! JAPANの「東日本大震災 写真保存プロジェクト」の写真公開が開始

Yahoo! JAPANによる「東日本大震災 写真保存プロジェクト」の写真の公開が開始されています。2011年6月1日14時現在の写真数は11,660枚とのことです。

東日本大震災 写真保存プロジェクト
http://archive.shinsai.yahoo.co.jp/

ヤフー、1万枚以上の写真が投稿された「東日本大震災写真保存プロジェクト」を公開開始(ITpro 2011/6/1付けの記事)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110601/360896/

参考:
Yahoo! JAPAN、「東日本大震災 写真保存プロジェクト」を開始
http://current.ndl.go.jp/node/17971

九州大学附属図書館、館内でのiPadの貸出サービスの試行を開始

九州大学附属図書館が、館内でのiPadの貸出サービスを試行するとのことです。期間は2011年6月1日から12月27日までとのことです。

iPad館内貸出サービスについて(九州大学附属図書館 2011/5/31付けのニュース)
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/general/ipad.html

沖縄県立図書館、「沖縄県立図書館貴重資料デジタル書庫」を開設

2011年6月1日に沖縄県立図書館が「沖縄県立図書館貴重資料デジタル書庫」を開設したようです。

沖縄県立図書館貴重資料デジタル書庫
http://archive.library.pref.okinawa.jp/

沖縄県立図書館 (2011/6/1付けのお知らせに上記貴重資料デジタル書庫へのリンクがあります。)
http://www.library.pref.okinawa.jp/index.html

OCLCのWorldCat Localの検索インデクスにCrossRef、BioOneなどが追加 検索可能論文は5億件へ

2011年5月31日、米国のOCLCが、ディスカバリ・インタフェースWorldCat Localの検索インデクスに新規データベースを追加したと発表しました。現在、検索対象データベースは1,400、検索可能な論文は5億件以上、所蔵データも合わせた総データ件数は8億件を超えているそうです。追加されたデータベースには、CrossRef、BioOne、Emerald Group Publishing、SA ePublications、BioMed Central、Info Sci-Books、LexisNexis Collection 2, 3, 4、が含まれているとのことです。

WorldCat Local adds access to more databases, collections and publishers (OCLC 2011/5/31付けニュース)
http://www.oclc.org/news/releases/2011/201127.htm

検索対象データベースのリスト(Excel形式)がダウンロード可能なページ(OCLC)
http://www.oclc.org/worldcatlocal/overview/content/dblist/default.htm

参考:

北米研究図書館協会(ARL)、国際ILL/DDに関するタスクフォースの報告書を公開

北米研究図書館協会(ARL)が刊行したResearch Library Issues誌の275号(2011年6月号)では、国際ILL/DD(図書館間相互貸借/ドキュメントデリバリー)が特集されています。ARLは、ARL参加館における国際ILL/DDの実態を調査するタスクフォースを設置し、その下に“International Interlibrary Loan”、“Trends in Licensing”、“US Law and International Interlibrary Loan”という3つのワーキンググループを招集したそうです。同号では、各ワーキンググループからのホワイトペーパーと、タスクフォース全体の報告という4本の記事が掲載されています。タスクフォースの報告では、紙資料から電子リソースへの移行に伴って、ILL/DDを可能とする根拠が著作権法ではなく出版社との契約へとシフトしている点について触れ、このような変化の中でも国際ILL/DDを維持するために、出版社との契約の際にはそれを認めるよう交渉していくべきである、などとしています。

Research Library Issues Features Report on International ILL (ARL 2011/5/27付けニュース)

日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所図書室、「国別レファレンスQ&A」を公開

日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所図書室が、これまで同館に問い合わせのあったレファレンスのうちいくつかの事例について、国別にまとめて公開しています。

国別レファレンスQ&A
http://www.ide.go.jp/Japanese/Library/Faq/country.html

ジェトロ・アジア経済研究所 (2011/5/31付けのお知らせに上記のリンクがあります。)
http://www.ide.go.jp/Japanese/index.html

Elsevier、学術論文にGoogle Mapsを埋め込む機能を発表

2011年5月31日、Elsevier社が、オンラインの学術論文にGoogle Mapsを埋め込む機能を発表しました。論文の著者がKML(XMLの一種。位置情報に対して、その場所の名前や解説などの情報を記述することができる)ファイルを作成することで、論文内にユーザが操作可能な地図を表示することが可能になるそうです。この機能は、同社のフルテキストデータベースSciverse Science Directに収録された電子ジャーナルを対象にしており、まずは地球科学、生命科学、社会科学の7タイトルで採用し、2011年後半にその他の雑誌へ広げていくとのことです。

Elsevier Enriches Online Articles with Google Maps (Elsevier 2011/5/31付けプレスリリース)
http://www.elsevier.com/wps/find/authored_newsitem.cws_home/companynews05_01970

ページ