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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2011年6月29日、東京大学附属図書館が、全学的な事業として準備を進めている新図書館構想に関するページを開設したと発表しています。基本方針や新図書館の概要等を掲載しています。
東京大学新図書館構想-新しい知の拠点、アカデミックコモンズとして-http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/contents/ac.html
新図書館構想のWEBページを開設しました (東京大学附属図書館 2011/6/29付けの記事)http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/koho/news/news/fuzokuto_11_06_29.html
2011年4月13日に三重県立図書館が4か年計画「明日の県立図書館」を発表しましたが、それをまとめるにあたって図書館関係者や有識者などへ行ったヒアリングの内容を「明日の県立図書館を思う」と題して公開し始めました。現在、井上真琴氏(同志社大学)、植島啓司氏(宗教人類学者)、井村正勝氏(井村屋グループ株式会社)の3人のコメントが掲載されています。
井上真琴氏のコメントhttp://www.library.pref.mie.lg.jp/info/kenritsu/omou/0827_2_inoue.pdf
植島啓司氏のコメントhttp://www.library.pref.mie.lg.jp/info/kenritsu/omou/0819_2_ueshima.pdf
井村正勝氏のコメントhttp://www.library.pref.mie.lg.jp/info/kenritsu/omou/0805_1_imura.pdf
明日の県立図書館を思う(三重県立図書館 2011/6/11付けニュース)http://www.library.pref.mie.lg.jp/info/kenritsu/omou/omou.htm
参考: 三重県立図書館、2011-2014年度の改革実行計画「明日の県立図書館」を公表
2011年6月13~14日に、国立情報学研究所(NII)で開催された平成22年度CSI委託事業報告交流会(コンテンツ系)「クラウド時代の機関リポジトリ」の発表資料・アンケート結果などが公開されたそうです。同交流会では219名が参加し、「萌えるリポジトリ」、「ポスターセッション」、「試されるリポジトリ」、「つながるリポジトリ」、「パネルディスカッション」という5つのセッションが行われたそうです。
プログラム・発表資料・ポスターなどhttp://www.nii.ac.jp/irp/event/2011/debrief/
アンケート結果http://www.nii.ac.jp/irp/event/2011/debrief/enquete.html
立命館大学の学園通信“RS WEB”に掲載された「図書館大解剖」という記事で、2011年4月にオープンした同大学図書館のラーニングコモンズ「ぴあら」が特集されています。多くの写真を使って、ぴあらの概要・使い方、学生スタッフの声、ぴあらのロゴや空間デザインを担当した学生のインタビューなどが紹介されています。
図書館大解剖(立命館大学 2011/6/21付け)http://www.ritsumei.ac.jp/rs/category/tokushu/110621/index.html
ぴあら:Peer Learning Roomhttp://www.ritsumei.ac.jp/acd/mr/lib/plr/index.html
RS WEBhttp://www.ritsumei.ac.jp/rs/
2011年6月28日、トムソン・ロイター(Thomson Reuter)社が、学術誌評価分析データベースJournal Citation Reports (JCR)の2010年版をリリースしました。2010年版では238分野における10,196タイトルの学術雑誌の情報が収録されているそうです。同社では、2006年以降、収録対象となる出版国の拡大に努めており、84か国で出版される1,355タイトルの雑誌を追加してきたそうです。
Thomson Reuters Releases Journal Citation Reports for 2010 (トムソン・ロイター 2011/6/28付けプレスリリース)http://thomsonreuters.com/news_ideas/press_releases/?itemId=457747
国立国会図書館は、調査及び立法考査局による刊行物『調査と情報-ISSUE BRIEF-』シリーズのNo.718として、「福島第一原発事故とその影響」を2011年6月28日付けで刊行し、ウェブで公開しました。
福島第一原発事故とその影響(PDF:20ページ)http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/pdf/0718.pdf
参考: 国立国会図書館調査局が「東日本大震災に伴う税制上の特例措置」を刊行http://current.ndl.go.jp/node/17995
国立国会図書館調査局、調査リポート「東日本大震災の概況と政策課題」を刊行http://current.ndl.go.jp/node/18086
2011年6月27日、国立教育政策研究所の社会教育実践研究センターが、2010年度に実施した調査研究報告書の4編を公開しました。具体的には、『図書館におけるボランティアの実態に関する調査報告書』、『社会教育主事の養成と活用・キャリアの実態に関する調査報告書』、『公民館の事業及び運営の実態に関する調査報告書』、『体験活動ボランティア活動支援センターの役割に関する調査研究報告書』の4つのようです。
平成22年度 調査研究報告書等 (国立教育政策研究所社会教育実践研究センターのウェブサイト)http://www.nier.go.jp/jissen/chosa/houkokusyo1-22.htm
国立教育政策研究所http://www.nier.go.jp/
国立情報学研究所(NII)が、2010年10月20日~11月19日にかけて行った、CiNiiのサービスに関するアンケート調査結果の概要について、2011年6月23日に公開しています。有効回答数は1867件とのことです。
CiNii のサービスに関するアンケート ご回答の集計 (CiNiiのウェブサイト)http://ci.nii.ac.jp/info/ja/result_2010.html
お知らせ (CiNii 2011/6/23付けの情報に上記へのリンクがあります。)http://ci.nii.ac.jp/info/ja/index.html
参考: CiNiiのサービスに関するアンケート調査の結果(2007年度)http://current.ndl.go.jp/node/7163
社団法人著作権情報センター(CRIC)が、小学校・中学校・高校での著作権教育のための教材「5分でできる著作権教育」をウェブサイトで公開しています。著作権についての指導事項が事例集としてまとめられたもので、「資料編」等も掲載されています。
5分でできる著作権教育http://chosakuken.jp/index.html
ウェブ教材「5分でできる著作権教育」、小・中・高の教員向けに公開(INTERNET Watch 2011/6/22付けの記事)http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110622_454814.html
著作権情報センターhttp://www.cric.or.jp/index.html
2011年6月23日に、英国情報システム合同委員会(JISC)と英国高等教育助成会議(HEFCE)が、英国の高等教育機関向けにクラウドベースのインフラサービス提供に向けた活動を開始したと発表しています。とりわけ大学図書館に対しては、このサービスを通じて、電子ジャーナルのライセンス等のマネジメントを含む、電子リソースの管理に関するサポートサービスを提供するようです。
Cloud services for education and research -- projects and partners announced (HEFCE 2011/6/23付けのニュース)http://www.hefce.ac.uk/news/hefce/2011/hecloud.htm
米国のOCLCの会長兼CEOであるジョーダン(Jay Jordan)氏が、2012年6月30日で辞任する意向であることが発表されました。現在68歳のジョーダン氏は、創設者のキルゴア氏、ブラウン氏、スミス氏に次いで、1998年5月より第4代目の会長兼CEOを勤めてきました。着任後、OCLCの参加館は30,000館から72,000館(うち米国外の参加館は64か国3,200館から170か国16,215館)へと拡大し、WorldCatに登録された書誌数は3,800万件から2億4,000万件へと増加したそうです。その間、OCLC Connextion、QuestionPoint、WorldCat.org、WorldCat Local、OCLC Web-scale Management Services、などのサービス・製品がリリースされ、また、Western Library Network (WLN)、Research Library Group (RLG)、EZProxy、といった機関等との統合が行われたそうです。
東北大学附属図書館の本館が位置する同大学川内キャンパスでは「かさしぇあ in 川内」という置き傘プロジェクトを行っているそうです。これは、放置・廃棄された傘を学内でシェアリングする取り組みで、附属図書館本館を含めた計8か所が傘立てポイントになっているそうです。
かさしぇあ in 川内(置き傘)の試行を開始しました。(東北大学附属図書館 2011/6/20付けニュース)http://tul.library.tohoku.ac.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=323
信州大学附属図書館による「信州大学学術情報オンラインシステム(SOAR)を用いた研究情報の発信・分析の効果的支援への取り組み」が2011年度の国立大学図書館協会賞に選ばれたそうです。研究者総覧と機関リポジトリを相互連携させたシステムの開発によって研究者のデータ入力作業の手間を削減したこと、機関リポジトリのダウンロード統計と文献データベースによる被引用数を組み合わせて分析する視認度評価分析システムを開発して研究者へのフィードバックを提供していること、開発したシステムモジュールを無償提供していること、などが評価されたそうです。
附属図書館SOAR開発チームが「平成23年度国立大学図書館協会賞」を受賞しました(信州大学附属図書館 2011/6/22付けニュース)http://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/information/2011/06/soar23.html
第58回国立大学図書館協会総会の開催http://wwwsoc.nii.ac.jp/anul/j/news/sokai_58.html
参考: 信州大学図書館、研究者総覧-リポジトリ連携システムの無償提供を開始http://current.ndl.go.jp/node/6610
信州大学学術情報オンラインシステムの開発についての論文
2011年6月28日、九州大学附属図書館が、Serials Solutions社のSummonを採用したディスカバリ・サービス“Cute.Search”と、オープンソースの“eXtensible Catalog”を用いて開発された蔵書検索“Cute.Catalog”のベータ版を公開しました。Cute.Catalogでは、冊子の所蔵資料、電子ジャーナル、電子ブック、同大学機関リポジトリの登録資料、同大学研究者が執筆した国内論文を探すことができるそうです。Cute.Searchでは、Cute.Catalogの検索対象に加え、5億件以上の論文・新聞・会議録等のコンテンツが検索できるそうです。
Cute.Searchhttp://kyushu.summon.serialssolutions.com/jp/
Cute.Cataloghttp://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp
2011年6月27日に、メディアファクトリーの運営しているダ・ヴィンチ電子部が、電子書籍の横断検索サービスとして「まとめて検索」を公開したようです。「まとめて検索」では、複数の電子書籍販売サイトを一括検索することが可能で、現時点では、「eBookJapan」、「電子貸本Renta!」、「電子文庫パブリ」、「AppStore(ブックカテゴリー)」の4つの電子書籍販売サイトを検索できるようです。
電子書籍まとめて検索 (ダ・ヴィンチ電子部のウェブサイト)http://blog.mediafactory.co.jp/dd/?booksearch=0&top=0
新サービス開始!「まとめて検索」 (ダ・ヴィンチ電子部 2011/6/27付けの記事)http://blog.mediafactory.co.jp/dd/?p=20904
2011年2月に開始された、Internet Archiveによる電子書籍の図書館内貸出プログラム(In-Library eBook Lending Program)の参加館が1,000館になったとのことです。米国以外にも、英国、サウジアラビア、グァテマラ、中国、コロンビアの図書館も参加しているとのことです。同プログラムは、Internet Archiveのプロジェクト“OpenLibrary”に収録されている電子書籍について、図書館に来館した利用者に貸出しを行うもので、10万タイトル以上が利用可能とのことです。
In-Library eBook Lending Program Expands to 1,000 Libraries(Internet Archiveのブログ 2011/6/25付けの記事)http://blog.archive.org/2011/06/25/in-library-ebook-lending-program-expands-to-1000-libraries/
ALA Annual 2011: Internet Archive's In-Library Lending Program Signs 1,000 Libraries(Library Journal 2011/6/25付けの記事)
2011年6月24日、米国の図書館システムベンダSirsiDynix社がFacebookアプリの開発を発表しました。2011年第3四半期後半にリリース予定で、6月23日より開催されている米国図書館協会(ALA)年次大会でデモが披露されるそうです。図書館が設置したFacebookページにこのアプリを導入すると、ユーザはそのFacebookページから、図書館目録の検索、資料の予約、貸出履歴の参照などの認証が必要な操作、図書館資料に対する「いいね!」、などを行うことが可能になるそうです。また、同社は、ディスカバリソリューション“Enterprise”のバージョン4.1のリリースや、次世代電子リソース管理システム“eResource Central”の開発などもアナウンスしています。
SirsiDynix announces the industry’s first fully native Facebook application (Library Technology Guides 2011/6/24付け記事)http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=15858
国立国会図書館で2011年5月31日から館内公開されている「歴史的音源」に、2011年6月27日、新たに約1万8千点の音源が加わりました。このうち、著作権及び著作隣接権の保護期間満了が確認された約400の音源については、インターネットでも提供しています。今回の追加により、提供点数は20,879点(うちインターネット公開は541点)となりました。今後、提供準備の整った音源を順次追加し、最終的には約5万音源を提供する予定です。
歴史的音源(2011/6/27付けの「お知らせ」に追加公開の情報あり)http://dl.ndl.go.jp/#music
デジタル化資料の提供数が100万点を超えます(国立国会図書館 2011/6/27付けのニュース)http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2011/1191856_1670.html
国立国会図書館のデジタル化資料の提供数が100 万点を超えます(国立国会図書館 2011/6/27付けの報道発表資料)http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2011/__icsFiles/afieldfile/2011/06/27/pr20110627.pdf
参考: E1186 - 国立国会図書館,「歴史的音源」の提供を開始
2011年6月26日付けの下野新聞「SOON」の記事で、東日本大震災の被災地に「図書館まるごと」を支援する「みんなのとしょかん」プロジェクトが紹介されています。設立趣意文によれば、同プロジェクトは、書籍だけでなく、書籍管理用の台帳・ソフトウェア、案内看板、書架などに加えて、簡易な建物やそれらの運用方法もセットにして被災地に提供することを目的としているとのことです。2011年5月12日に宮城県石巻市の湊中学校に、5月28日に同市河北地区の福地林業者生活改善センターに簡易図書館を設置してきており、今後の設置予定地として、石巻市渡波地区、岩手県大船渡市、大槌町、陸前高田市、福島県南相馬市が挙げられています。
「みんなのとしょかん」プロジェクトhttp://niccora.jp/minnanotoshokan/
「みんなのとしょかん」プロジェクトのFacebookページhttp://www.facebook.com/minna.no.toshokan
2011年6月26日、香川県三豊市に同市の行政文書や史料を保管する「三豊市文書館」がオープンしたそうです。香川県内の市町が公文書館を設立するのは初めてで、四国内でも2館目になるそうです(国立公文書館のサイトによれば、四国には徳島県立文書館、香川県立文書館、愛媛県西予市城川文書館の3館の公文書館があるそうです)。
行政文書や史料保存/三豊市文書館が開館(四国新聞社 2011/6/27付けニュース)http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20110627000166
三豊市文書館基本構想・運営計画(三豊市ウェブサイト)http://www.city.mitoyo.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=6777
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
Twitterでの情報提供を行っています。https://twitter.com/ca_tweet
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