アーカイブ - 2011年 6月 15日

米国議会図書館(LC)等によるRDA導入は、諸条件が満たされた場合に2013年1月以降に

米国の議会図書館(LC)、国立医学図書館(NLM)、国立農学図書館(NAL)の3つの国立図書館等により実施されていた、目録規則RDA(Resource Description and Access)の導入テストに関する2つの文書が、2011年6月13日付けでLCのサイトに掲載されています。RDAテスト調整委員会による報告・勧告の要約と、それに対する3国立図書館の対応、の2つです。委員会による勧告は、諸条件が満たされた場合には、国立図書館は2013年1月以降にRDAを導入すべき、としています。その諸条件としては、RDAの指示を明確で平易な英語で書き直すこと、オンライン環境でのRDAアップデートのプロセスを定めること、RDAツールキットの機能性を改善すること、など9項目が示されています。国立図書館側も、委員会による報告内容を受け入れる方針のようです。委員会の報告には、テストでの知見等もまとめられています。

Testing Resource Description and Access (RDA)
http://www.loc.gov/bibliographic-future/rda/

「青空文庫」の作品を音声読み上げしてくれるiPhone/iPadアプリ

2011年6月15日に株式会社Crestraは、iPhone/iPad向けアプリである「金沢文庫」の販売を開始したようです。このアプリでは、「青空文庫」から好きな書籍をダウンロードして音声で読み上げを行うことができるとのことです。なお、この「金沢文庫」は有料ですが、10ページまで閲覧可能な無料のLITE版も近日公開される予定とのことです。

機器組み込み向け音声合成「micro AITalk R 」を使ったiPhone/iPad向け電子書籍ビューワーアプリ『金沢文庫』がリリース (株式会社エーアイ 2011/6/15付けのプレスリリース)
http://www.ai-j.jp/wp-content/themes/ai_theme/pdf/news/110615kanazawa.pdf

Index Data社、オープンソースのディスカバリ/メタサーチ用Drupalプラグイン“MKDru”を発表

2011年6月14日、デンマークのIndex Data社が、オープンソースのディスカバリ/メタサーチ用Drupalプラグイン“MKDru (MasterKey: Drupal)”を発表しました。このプラグインを追加することで、コンテンツマネジメントシステム(CMS)のDrupalを使ったウェブサイトにディスカバリ/メタサーチ機能を追加することが可能になるそうです。MkDruの機能として、ランキング順ソート、レコードのマージ、ファセット検索、Z39.50対応、SRU/SRW対応、全文検索エンジンSolr対応、などがあるようです。

MasterKey: Drupal
http://www.indexdata.com/software/mkdru

【イベント】国立国会図書館で報告会「東日本大震災の復興支援―図書館支援に求められていること―」が開催(7/13)

国立国会図書館は、東日本大震災の復興支援の一環として、被災図書館の現状、図書館、関連団体等の被災地支援や復興に向けての具体的な取り組みの状況についての報告会を、2011年7月13日に東京本館及び関西館(中継)で開催します。関係機関と情報を共有することで、今後の当館および関係機関の被災地支援の取組みに資することを目的とするものです。入場は無料で、先着順の受付となります。

報告会「東日本大震災の復興支援―図書館支援に求められていること―」
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/1191804_1368.html

図書館管理職がスタッフと短時間でより良いコミュニケーションを取るためのツール(記事紹介)

ALA TechSource誌の記事で、「図書館経営にITを活用する:より効率的なコミュニケーションと管理のためのスキル」というワークショップの資料が公開されています。同ワークショップでは、図書館管理職がスタッフと短時間でより良いコミュニケーションを取るためのツールとして、以下のものが紹介されたそうです。

・Boxcar (プッシュ通知用iPhoneアプリ)
・GroupMe (グループチャット)
・Google Voice (音声通話)
・Gmail (メール)
・Facebook (SNS)
・Twitter (SNS)
・Doodle (スケジュール調整)
・GQueues (タスク管理)
・Remember the Milk (タスク管理)
・Google Docs (ドキュメント作成)
・Dropbox (ファイル共有)

Using Technology in Library Management (ALA TechSource 2011/6/2付け記事)
http://www.alatechsource.org/blog/2011/06/using-technology-in-library-management.html

図書館系ブログコンテスト“The 2011 Library Blog Awards”の受賞者が決定

Salem Pressのウェブサイトで行われていた図書館系ブログのコンテスト“The 2011 Library Blog Awards”の結果が発表されました。一般部門は“Librarian in Black”、公共図書館部門は“Swiss Army Librarian”、学術図書館部門は“Information Tyrannosaur”、学校図書館部門は“The Unquiet Librarian”、地域図書館部門は“Cecil County Public Library”、風変わり部門は“A Librarian's Guide to Etiquette”、ニューカマー部門は“Hack Library School”、商業部門は“Neverending Search”がそれぞれ受賞したそうです。

The 2011 Library Blog Award Winners
http://salempress.com/Store/blogs/blog_home.htm

Librarian in Black
http://librarianinblack.net/librarianinblack/

Swiss Army Librarian
http://www.swissarmylibrarian.net/

Information Tyrannosaur

米国国立公文書館、国防総省によるベトナム戦争報告書「ペンタゴン・ペーパーズ」の全文を公開

機密扱いとなっていた、ベトナム戦争に関する米国国防総省の公式報告書「ペンタゴン・ペーパーズ」の全文が、2011年6月13日から米国国立公文書館(NARA)等により公開されました。NARAと、ケネディ、ジョンソン、ニクソンの各大統領図書館で原資料が閲覧できるほか、ウェブサイトでも公開されています。1971年のニューヨークタイムズ紙による報道から40年経ったのにあわせて公開されたようです。

Pentagon Papers
http://www.archives.gov/research/pentagon-papers/

National Archives and Presidential Libraries Release Pentagon Papers(NARA 2011/6/8付けのプレスリリース)
http://www.archives.gov/press/press-releases/2011/nr11-138.html

米国:ペンタゴン・ペーパーズ公開…国立公文書館(毎日jp 2011/6/14付けの記事)
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110615k0000m030021000c.html

ベトナム介入 舞台裏報告 米秘密文書を公開(東京新聞 2011/6/14付けの記事)

Yahoo! Japan、Twitterの全投稿を検索できる「Yahoo!検索 リアルタイム検索」を公開

2011年6月14日、Yahoo! JapanがTwitter社と提携し、プライベート設定されていないTwitterの全ツイートを検索できる「Yahoo!検索 リアルタイム検索」を公開したと発表しています。検索結果は、5秒ごとに自動更新するか、または手動更新を選択することも可能で、適合度順または更新日時順に検索結果表示を選択することもできるとのことです。

Yahoo!検索(リアルタイム)
http://realtime.search.yahoo.co.jp/

Yahoo! JAPANとTwitter社が戦略提携 (ヤフー株式会社 2011/6/14付けのプレスリリース)
http://pr.yahoo.co.jp/release/2011/0614a.html

デジタルリソースを長期間維持し続けていくための資金援助のあり方とは

2011年6月14日に、PorticoやJSTORを運営する非営利団体ITHAKAの調査研究部門ITHAKA S+Rが、英国情報システム合同委員会(JISC)の主導するStartegic Content Allianceの支援を受けて作成した、“Funding for Sustainability: How Funders' Practices Influence the Future of Digital Resources”と題するレポートを公開しました。このレポートでは、デジタルリソースに対する資金提供者とその資金の受領者に対して、資金提供の現状を解説するとともに、資金提供期間後の維持管理(sustainability)にあたっての改善点を指摘しているようです。欧州および北米の25以上の資金提供団体代表とのインタビュー調査の結果に基づき、レポートでは、資金提供者が事業の計画段階において様々な局面に関わっているものの、それは資金提供期間のごく初期に止まっており、長期間の維持管理に関しては資金を受ける機関に任せきりになっていること等を指摘しているようです。

Funding for Sustainability: How Funders' Practices Influence the Future of Digital Resources (PDF)

奈良文化財研究所で真空凍結乾燥器による被災資料の乾燥作業が始まる

2011年6月14日から、奈良文化財研究所で、東日本大震災で津波被害にあった文書資料を真空凍結乾燥器で乾燥する作業が始まったとのことです。6月14日は、岩手県大船渡市と宮城県女川町で回収された近世の古文書などが搬入されたとのことです。

津波被害の古文書乾燥に新兵器 奈文研、フリーズドライで(東京新聞 2011/6/14付けの記事)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061401000956.html

東日本大震災:被災文化財、劣化防止へ冷凍保存 奈良市場冷蔵に搬入(毎日jp 2011/6/9付けの記事)
http://mainichi.jp/area/nara/news/20110609ddlk29040533000c.html