アーカイブ - 2011年 5月

5月 6日

OCLC、特殊コレクションの電子化に関するレポートを刊行

米国のOCLCの研究部門OCLC Researchが“Rapid Capture: Faster Throughput in Digitization of Special Collections”と題したレポートを公開しました。このレポートは非図書資料のデジタル化の簡素化・合理化をテーマにしており、参考となる事例を9件紹介しています。

Rapid Capture: Faster Throughput in Digitization of Special Collections
http://www.oclc.org/research/publications/library/2011/2011-04.pdf

米国南部を襲った竜巻による図書館の被害状況

2011年4月27日から28日にかけて米国南部を襲った竜巻による図書館への影響が報じられています。Library Journal誌の記事によると、アラバマ州には219館の公共図書館があり、少なくとも6館の図書館が深刻な被害を受けており、そのうちの2、3館は全損した可能性があるそうです。同誌ではジョージア州やテネシー州の状況についても紹介されています。

Alabama Libraries Report Heavy Damage from Recent Storms (Library Journal 2011/5/2付け記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/890398-264/alabama_libraries_report_heavy_damage.html.csp

Tornados Rip Apart Several Libraries in the South (American Libraries 2011/5/4付け記事)
http://americanlibrariesmagazine.org/news/05042011/tornados-rip-apart-several-libraries-south

HELP BAMA (University of Alamabaがホストする支援サイト)

琉球大学付属図書館、「学習環境に関するアンケート実施報告書」を公開

琉球大学付属図書館が「学習環境に関するアンケート実施報告書」を公開しています。このアンケートは同大学の学部生を対象にして行われたもので、大学での滞在時間・場所・目的、グループ学習、大学からの情報提供などについて調査されています。

学習環境に関するアンケート実施報告書を公開しました(琉球大学付属図書館 2011/4/20付けニュース)
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/?p=6282

三重県立図書館、電子書籍端末を試験運用へ

2011年5月5日付けの中日新聞の記事によると、三重県立図書館が2011年度に電子書籍端末の試験運用を開始するとのことです。2011年9月から、iPadやソニー社製Readerなどの電子書籍端末を館内で試験的に運用するそうです。また、電子書籍をインターネット経由で利用者に貸し出すサービスについても先行事例の調査をしていくそうです。

「電子書籍」導入へ調査 県立図書館、携帯端末を試験運用へ(中日新聞CHUNICHI Web 2011/5/5付けニュース)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20110505/CK2011050502000043.html

参考:
三重県立図書館、2011-2014年度の改革実行計画「明日の県立図書館」を公表
http://current.ndl.go.jp/node/18023

千代田区立図書館、インターネットでの電子ブック貸出サービスを開始
http://current.ndl.go.jp/node/6828

E1133 - 電子書籍貸出サービスを開始した堺市立図書館にインタビュー
http://current.ndl.go.jp/e1133

山口県萩市立萩図書館、電子書籍貸出サービス開始へ
http://current.ndl.go.jp/node/17530

欧州図書館、2010年の年次報告書を刊行

2011年4月に欧州図書館が2010年の年次報告書を刊行したようです。年次報告書では、2010年の欧州図書館の事業概要と中心課題への進捗度等が解説されているようです。

European Library 2010 Annual Report
http://www.theeuropeanlibrary.org/portal/organisation/press/documents/TELannualreport.pdf

Announcements (European Libraryのウェブサイト 2011年4月の項目に上記PDFへのリンクがあります。)
http://www.theeuropeanlibrary.org/portal/organisation/press/mediacentre_en.html

広島大学、放射能に関する情報発信のため「放射能対策基本情報ポータルサイト」を開設

2011年4月19日に広島大学が、放射能に関する正確な情報を一般の方に広く発信するため、広島大学原爆放射線医科学研究所および広島大学緊急被ばく医療推進センターの監修のもと、「放射能対策基本情報ポータルサイト」を開設したとのことです。同ポータルサイトでは、「放射能に関する基本情報」と「緊急被ばく医療に関する基本情報」を掲載しているようです。

放射能対策基本情報ポータルサイト
http://aboutradiation.hiroshima-u.ac.jp/

本サイトの開設について (放射能対策基本情報ポータルサイト 2011/4/19付けの情報)
http://aboutradiation.hiroshima-u.ac.jp/news/establish.html

「世界図書・著作権の日」関連イベント、「本の夜」(スペイン)

2011年4月27日に、スペインのマドリードほか同国内の各地で、今回で6回目となる「本の夜」(La Noche de los Libros)というブックイベントが開催されたようです。これは4月23日の「世界図書・著作権の日」に関連した催しで、市民に本や読書に親しんでもらうためのイベントのようです。この「本の夜」の当日は、書店では本が10%引きで提供されたり、公共図書館では読み聞かせ等のイベントが行われたり、あるいは作家によるサインイベント等も開催されたようです。また、当日本を購入したレシートを持っていけば、イベントに参加しているバルやレストランでは食事代金を25%引きにするサービス等もあったようです。

La Noche de los Libros
http://www.madrid.org/lanochedeloslibros/

Las banderas del Madrid y del Barça eclipsan a los libros en su gran noche (El Mundo 2011/4/28付けの記事)
http://www.elmundo.es/elmundo/2011/04/28/madrid/1303972948.html

欧州図書館が新たなオンライン展示を公開、テーマは「歴史を通じた旅」

欧州図書館(European Library)が「歴史を通じた旅」(Travelling Through History)と題する新たなオンライン展示を公開したようです。2011年5月4日付けの欧州図書館のプレスリリースによると、公開されたオンライン展示は、オーストリア国立図書館やインスブルック大学図書館等の欧州の13の国立・大学図書館が所蔵するコレクション500タイトル以上を提供するものとのことです。公開されているコレクションは、“Europeana Travel”がデジタル化したもので、時間的には12世紀から近代まで、地理的にはインド、日本、中央アフリカ、南太平洋等に関する旅行や観光をテーマとしたものが収録されているとのことです。

Travelling Through History
http://www.theeuropeanlibrary.org/exhibition-travel-history/index.html

Historic Travel Documents Make Online Debut (European Library 2011/5/4付けのプレスリリース)

5月 2日

米国の公共図書館におけるウェブ技術の活用状況のレポート

米国コロラド州立図書館の調査部門ライブラリー・リサーチ・サービス(Library Research Service; LRS)が2010年春に調査した、米国の公共図書館におけるウェブ技術の活用状況のレポートが公開されています。2008年の同様の調査に続くもので、689館のウェブサイトを調査し、ブログ、RSS、Eメール・チャットレファレンス、ソーシャルメディア等の活用状況についてまとめられています。例えばソーシャルメディアのFacebookの利用については、全体での活用率は32%であるもののサービス対象が50万人以上の図書館では80%であるなど、図書館の規模による分析も行われています。

U.S. Public Libraries and the Use of Web Technologies, 2010(報告書)
http://www.lrs.org/documents/web20/WebTech2010_CloserLookReport_Final.pdf

New Closer Look Report: U.S. Public Libraries and the Use of Web Technologies 2010(LRS 2011/4/28付けの情報)

資料テキスト化プロジェクト“Text Creation Partnership”、ECCO収録図書の一部を一般公開へ

2011年4月25日、資料テキスト化プロジェクト“Text Creation Partnership (TCP)”が、18世紀に英国で刊行された資料の全文データベース“Eighteenth Century Collections Online (ECCO)”収録図書のうち、テキスト化が完了した2,331冊を一般公開すると発表しました。公開用ウェブサイトを準備中のため当面は要望に応じてメールでファイル(プレーンテキスト版、SGML/XML版)を送るようにするそうです。TCPは米ミシガン大学、英オックスフォード大学、出版社等による合同プロジェクトで、ECCOの他に“Early English Books Online (EEBO)”や“Evans Early American Imprint”といったデータベースもテキスト化の対象にしており、2020年までにこれら全てを無料で公開する予定とのことです。

The Text Creation Partnership
http://www.lib.umich.edu/tcp/index.html

Text Creation Partnership Makes 18th-Century Texts Freely Available to the Public(TCP News & Views 2011/4/25付け記事)

大阪国際児童文学館、被災地の子どもたちに本を贈る「いっしょだよ」募金を開始

財団法人大阪国際児童文学館が東日本大震災で被災した子どもたちに本を贈る「いっしょだよ」募金を開始しました。

東日本大震災で被災した子どもたちに本を贈る『いっしょだよ』募金のお願い!(大阪国際児童文学館)
http://www.iiclo.or.jp/book.html

『いっしょだよ』キャンペーン よくある質問 Q&A(大阪国際児童文学館)
http://www.iiclo.or.jp/book_faq.html

東日本大震災:絵本から広がる幸せ 被災地へ贈るキャンペーン(毎日jp 2011/5/1付けニュース)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110501ddm013040016000c.html

電子ジャーナルの保存状況を検索できる“PEPRS”のベータ版がリリース

2011年4月28日、英国情報システム合同委員会(JISC)のデータセンター・EDINAとISSN国際センターが“PEPRS” (Piloting an E-Journals Preservation Registry Service)のベータ版をリリースしました。PEPRSは電子ジャーナルがどの機関で保存されているかを調べることができる無料のレジストリサービスです。現在は、英国図書館(BL)、CLOCKSS、e-Depot、Global LOCKSS Network、Porticoという5つのアーカイブ機関が対象になっていますが、今後は他の機関も追加される予定とのことです。

PEPRS
http://peprs.org/

PEPRS Beta Service Survey (ベータ版に対するアンケートサイト)
http://www.surveymonkey.com/s/peprs-beta-service

カーリル、「ゴールデンウィークは図書館に行こう」キャンペーンを実施中

カーリルが「ゴールデンウィークは図書館に行こう」キャンペーンを実施しています。2011年4月29日から5月10日までの期間中、図書館に行った際にカーリルスタンプラリー上で「スタンプ」を押すことで同キャンペーンに参加でき、抽選で「自宅で図書館キット」などのグッズが当たるそうです。また、カーリルのブログにはゴールデンウィーク中に催されている各地の図書館のイベントが紹介されています。

ゴールデンウィークは図書館に行こう!!(カーリル)
http://calil.jp/doc/gw.html

ゴールデンウィークは図書館に行こう! 全国の図書館のイベント情報☆(カーリルのブログ 2011/4/28付け記事)
http://blog.calil.jp/2011/04/blog-post.html

防災科学技術研究所による「東日本大震災・公民協働災害復興まるごとデジタルアーカイブ」

独立行政法人防災科学技術研究所が運営している、東日本大震災関連のウェブサイト「ALL311:東日本大震災協働情報プラットフォーム」で、「東日本大震災・公民協働災害復興まるごとデジタルアーカイブ」というプロジェクトが進行中のようです。このプロジェクトは、地域自治体やNPO等と協働で、東日本大震災直後の映像の収集や、将来にわたっての復興に向けた定点撮影記録、音声ファイルのアーカイブ化等を計画しているとのことです。また、被災前の地域の歴史や文化、町並みの再生などについても、本プロジェクトの枠組みによりNPOや地域自治体を支援するようです。

「東日本大震災・公民協働災害復興まるごとデジタルアーカイブ」 プロジェクトのご支援についてのお願い (ALL311: 東日本大震災協働情報プラットフォームのウェブサイト)
http://all311.ecom-plat.jp/index.php?gid=10127

ベルギー王立図書館や大学図書館等の総合目録“UniCat”が公開

ベルギー王立図書館や同国の大学等の高等教育機関、文書館や博物館図書館等の所蔵資料のうち、約1,400万件の書誌情報を検索できる総合目録“UniCat”が公開されています。

UniCat
http://www.unicat.be/

UniCat: The new Belgian union catalogue is available (UniCat 2011/3/17付けのプレスリリース)
http://anet.ua.ac.be/desktop/anet/static/unicat/unicat_press_release_EN.pdf

UNICAT: the new Belgian union catalogue is available (Library Technology Guide 2011/4/28付けの記事)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=15653

UniCat: The Union Catalogue of Belgian Libraries (Peter Scott’s Library Blog 2011/4/29付けの記事)

5月1日~7日は「記録・アーカイブズ週間2011」(ニュージーランド)

2011年5月1日から7日までは、ニュージーランド・アーカイブズ・記録管理協会(Archives and Records Association of New Zealand)の定める、「記録・アーカイブズ週間2011」(Records and Archives Week 2011)のようです。2011年は “From the Hangi pit to the Weetbix kid: Recording the history of food in New Zealand”と題して「食べ物」をテーマに各種のイベントが開催されているようです。このうちの一つとして、ニュージーランド国立図書館では、同館の所蔵している「食べ物」に関連した写真資料をFlickrで公開しているようです。

Records and Archives Week 2011 (Archives and Records Association of New Zealandのウェブサイト)
http://www.aranz.org.nz/Site/events/RAW_2011.aspx

「情報を得るのにTwitterを利用している」のは約25%、という調査結果

2011年4月26日付のjapan.internet.comのウェブサイトで、インターネットコムと goo リサーチが共同で行った、「Twitter」に関するアンケートの調査結果が公表されています。調査対象であるインターネットユーザー1,082人のうち、「情報を得るのに Twitter を利用している」と回答したのは277人(25.6%)とのことです。また、役に立つ情報が得られたのは、「民間企業」(102人)、「地方自治体」(47人)、「(官邸を含む)官庁」(37人)とのことで、「役に立つ情報は得られなかった」と回答したのは51人のようです。

官公庁の Twitter 度は民間企業より低い… (japan.internet.com 2011/4/26付けの記事)
http://japan.internet.com/research/20110426/1.html

国内34学会会長が被災した研究者支援等のため共同声明を発表

2011年4月27日付けで、応用物理学会や日本化学会、情報処理学会等の国内34学会の会長が共同で、東日本大震災への対応に関する声明を発表しています。声明では以下の3つの提言が示されており、提言1および2は「科学を志す若者とそのご家族に向けて」、提言3は「国民の皆様全体にお伝えしたいと思います」とのことです。
1. 学生・若手研究者が勉学・研究の歩みを止めず未来に希望を持つための徹底的支援を行います
2. 被災した大学施設、研究施設、大型科学研究施設の早期復旧復興および教育研究体制の確立支援を行います
3. 国内および国際的な原発災害風評被害を無くすため海外学会とも協力して正確な情報を発信します

34学会(44万会員)会長声明: 日本は科学の歩みを止めない~学会は学生・若手と共に希望ある日本の未来を築く~ (日本化学会のウェブサイト 2011/4/27付けの情報)
http://www.chemistry.or.jp/news/34seimei-201104.pdf

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