アーカイブ - 2011年 5月

5月 24日

フランス・ディジョン市立図書館の「グルメな」コレクション

フランス・ディジョン市立図書館(Bibliothèque Municipale de Dijon)は、1985年にワインや料理のメニューの収集を開始し、現在、同館のウェブサイトでは1864年以降現在までの2,200点以上のメニューコレクションの目録が提供され、その一部の資料についてはデジタル化されているようです。また同館は、1991年に結成され、文化遺産としてのグルメに関する学術的な雑誌を発行している、「美食図書館協会」(l'Association des Bibliothèques gourmandes)にも加わっているようです。

Collection des menus
http://patrimoine.bm-dijon.fr/pleade/

Bibliothèques gourmandes
http://www.bibliothequesgourmandes.com/

« Association « Bibliothèques Gourmandes » (Bibliothèque Municipale de Dijonのウェブサイト掲載のPDF)
http://www.bm-dijon.fr/OPACWebaloes/Images/paragraphes/pdf/gourmande.pdf

日本レコード協会、「著作権法30条 読上げコンテスト」を開催

2011年5月24日に日本レコード協会は、同協会が著作権啓発活動として行っているキャンペーン「LOVE MUSIC」の企画として、「著作権法30条 読上げコンテスト」を実施すると発表しました。これは、2010年1月に施行された改正著作権法の30条1項3号「違法配信からの音楽・映像のダウンロード違法化」の周知と、違法な音楽配信の利用の減少を目的としたもののとのことです。なお、キャンペーンサイトでは、戦場カメラマンの渡部陽一氏による読み上げ動画が公開されています。

LOVE MUSIC - 未来につなぐ音楽愛 -
http://www.riaj.or.jp/lovemusic_cpn/

「著作権法30条 読上げコンテスト」実施 (LOVE MUSIC - 未来につなぐ音楽愛 - 2011/5/24付けの新着情報)
http://www.riaj.or.jp/lovemusic_cpn/news/cat24/index.html#page476

著作権啓発キャンペーンLOVE MUSICサイトにて 「著作権法30条 読上げコンテスト」実施~戦場カメラマン・渡部陽一さん他、著名人が読む著作権法30条も聴ける~ (日本レコード協会 2011/5/24付けのプレスリリース)

「学校図書館活用データベース」、震災に関する学校図書館活動等の事例を募集

東京学芸大学学校図書館運営専門委員会による「学校図書館活用データベース」で、東日本大震災関連の学校図書館活動や資料を使った授業実践・教育活動の事例の募集をしています。募集期間は2011年6月5日までとのことです。

授業に役立つ学校図書館活用データベース(応募用紙へのリンクもあり)
http://www.u-gakugei.ac.jp/~schoolib/htdocs/

オーストラリア連邦議会下院の委員会、同国の学校図書館と学校司書に関する調査と提言をまとめたレポートを公開

2011年5月23日に、オーストラリア連邦議会下院の教育・雇用に関する常設委員会組織“House Standing Committee on Education and Employment”が、2011年3月付けで“School libraries and teacher librarians in 21st century Australia”と題するレポートを公開しました。これは、オーストラリアの公立・私立の学校に勤務する学校司書と学校図書館の役割やその妥当性、リソースの課題について調査したものとのことです。特に、政策と投資が学校図書館とその活動に与える影響、教育成果の改善に資する学校図書館と学校司書の潜在的な能力、学校司書の採用とキャリアに影響する要因等の調査に焦点があるようです。また、レポートでは、デジタル・リテラシーや学校における電子リソースに関すること等、11項目の提言が示されているようです。

School libraries and teacher librarians in 21st century Australia (PDF版)
http://www.aph.gov.au/house/committee/ee/schoollibraries/report/fullreport.pdf

Serials Solutions、ディスカバリ・インタフェース“Summon”の日本語検索機能を拡張

2011年5月23日、Serials Solutions社が同社のディスカバリ・インタフェース“Summon”の日本語検索の機能を拡張したと発表しました。最新の形態素解析エンジンの導入による検索性能向上、ひらがな・カタカナ・漢字による表記の差の吸収、動詞や形容詞などにおける活用変化の差の吸収、といった内容が含まれています。現在、日本国内では佛教大学図書館がSummonを導入しています。

Serials Solutions Adds Sophisticated Japanese Language Search to the Summon™ Discovery Service (Serials Solutions 2011/5/23付けプレスリリース)
http://www.serialssolutions.com/news/detail/serials-solutions-adds-sophisticated-japanese-language-search-to-summon/

佛教大学図書館ポータルサイト(「お気軽検索」でSummon検索が可能)
http://bulib.bukkyo-u.ac.jp/docs/portal/

サイトリニューアルのお知らせ(佛教大学図書館 2011/4/1付けニュース)

シーサー株式会社、電子書籍の作成・販売・ソーシャルリーディングが可能な「forkN」を発表

2011年5月23日、Seesaaブログなどを運営するシーサー株式会社が、電子書籍の作成・販売やソーシャルリーディングが可能なサービス「forkN」(フォークン)を発表しました。forkNでは、ブログを更新するように電子書籍を執筆することが可能で、作成した電子書籍はEPUBやPDFファイルとしてエクスポートしたり、無料公開・有料販売することができるそうです。また、forkN内で電子書籍を読んだユーザは、ページにふせんを貼ったりコメントを記すことが可能で、それらを公開・共有するソーシャルリーディング機能もあるそうです。同社は今後、共著機能、「N次創作(フォーク機能)」、EPUB3.0対応、動画・音声の挿入や縦書きへの対応、などを予定しているとのことです。

forkN
http://forkn.jp/

本の持つソーシャル性に注目した電子書籍サービス「forkN(フォークン)」を開始(シーサー株式会社 2011/5/23付けプレスリリース)
http://www.seesaa.co.jp/news/article/203354009.html

シーサー、ソーシャル出版・読書が可能な電子書籍サービス「forkN」(INTERNET Watch 2011/5/23付け記事)

世界の考古資料・美術品情報の検索用インターフェース“CLAROS”が公開

2011年5月17日に、英国のオックスフォード大学のe-Research Centreが、“CLAROS”という検索用インターフェースを公開したようです。この“CLAROS”は、大学の研究機関や博物館のもつ、デジタル化された考古資料や美術品の統合検索として、協力機関のコレクション約200万点以上を調査可能とのことです。“CLAROS”では、画像だけでなく、地図上あるいはタイムライン上で資料を検索することができるほか、利用者が陶器や彫刻の画像をアップロードすることで、その画像と似た資料を探すイメージ検索も提供されているようです。この“CLAROS”を紹介したNatureのブログ記事では、「“CLAROS”を単なる人文系のデータベースあるいはリポジトリの一つと考えるのは間違いだろう。…これは単なるデータを保管する器ではなく、国際的で学際的な研究連盟が持つ学術データベースの成長する融合体である」とコメントしているようです。

CLAROS
http://www.clarosnet.org

The launch of CLAROS (CLAROS 2011/5/19付けの記事)
http://clarosdata.wordpress.com/2011/05/19/the-launch-of-claros/

インフォコム、公文書管理・公開用デジタルアーカイブシステム「InfoLib-Archives」を発表

2011年5月23日、インフォコム株式会社が公文書管理・公開用デジタルアーカイブシステム「InfoLib-Archives」を2011年10月から販売開始すると発表しました。同システムの主な特徴として、国立公文書館の「デジタルアーカイブ・システム標準仕様書」への対応、EAD(Encoded Archival Description)というメタデータ形式による目録管理、SRU/SRWやOAI-PMHなどの標準規格による外部システムとの連携、などが挙げられています。また、パッケージシステムだけではなくクラウドで動作するバージョンも用意されるとのことです。

InfoLib-Archives (インフォコム)
http://www.infocom.co.jp/das/infolib/archives/index.html

インフォコム、業界初の公文書管理用デジタルアーカイブシステム「InfoLib-Archives※」の販売を開始(インフォコム 2011/5/23付けプレスリリース)
http://www.infocom.co.jp/info/press/2011/p11052301.html

デジタルアーカイブ・システム標準仕様書(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/law/pdf/da_100118.pdf

参考:

日本出版インフラセンター、「被災地区書店営業情報」を公開

2011年5月23日、日本出版インフラセンターの書店マスタ管理センターが「被災地区書店営業情報」を公開しました。被災地の書店の営業情報を発信することで、出版物の流通正常化と顧客の来店促進を図り、書店を支援していくことが目的とのことです。青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県の情報が公開されています。

「被災地区書店営業情報」公開のお知らせ(日本出版インフラセンター書店マスタ管理センター)
http://www.ksmaster.jp/store_information.html

日本出版インフラセンター書店マスタ管理センター
http://www.ksmaster.jp/

米国議会図書館件名標目表(LCSH)に東日本大震災に関する件名が追加へ

米国議会図書館件名標目表(LCSH)の件名標目として、東日本大震災に関する件名が提案され、承認プロセスが進められているようです。2011年5月4日付けのWeekly List 18に、“Tohoku Earthquake and Tsunami”等が掲載されています。

Subject & Genre/Form Headings (件名標目に関するページ)
http://www.loc.gov/aba/cataloging/subject/

5月 23日

携帯電話版カーリルが公開

2011年5月23日に、携帯電話版カーリルが公開されたようです。現在は、現在位置を利用した検索対象図書館の設定、蔵書検索、読みたいリストの閲覧、という機能が使用できるそうです。

カーリル(モバイル版)
http://m.calil.jp/

カーリルがモバイル連携を開始! 読みたいリストを携帯でチェック(カーリルのブログ 2011/5/19付け記事)
http://blog.calil.jp/2011/05/blog-post_19.html

文部科学省、「公民館の活用方策に関する調査研究報告書(平成23年3月)」を公開

2011年5月23日、文部科学省は「公民館の活用方策に関する調査研究報告書(平成23年3月)」を公開しました。この調査研究は、アジア諸国のコミュニティ学習センター(Community Learning Centre)が日本に求める支援および相互交流の分野、性質、ニーズ、形態を明らかにすることを目的として行われたものです。調査対象は、日本の他に、中国、韓国、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナム、インドネシア、となっています。

公民館の活用方策に関する調査研究報告書(平成23年3月)(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/01_l/08052911/1306240.htm

文部科学省、「社会教育施設の利用者アンケート等による効果的社会教育施設形成に関する調査研究報告書(平成23年3月)」を公開

2011年5月23日、文部科学省が「社会教育施設の利用者アンケート等による効果的社会教育施設形成に関する調査研究報告書(平成23年3月)」を公開しました。この調査は、地域における社会教育施設の現状とそれらに対する住民のニーズを把握し、今後のあり方について検討することを目的としたもので、社会教育施設の認知度、使用状況、学習内容、要望などをウェブアンケートによって調査した結果がまとめられています。

社会教育施設の利用者アンケート等による効果的社会教育施設形成に関する調査研究報告書(平成23年3月)(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/01_l/08052911/1306239.htm

千葉の商店街に民間図書館「ちばぎんざ図書館」がオープン

千葉市中央区の千葉銀座商店街に、2011年4月24日に「ちばぎんざ図書館」がオープンしました。同商店街とNPO法人情報ステーションの連携によるもので、商店街のインフォメーションセンターとしての機能も併せ持ち、情報発信と住民交流で地域活性を目指すとのことです。

ちばぎんざ図書館(NPO法人情報ステーション)
http://infosta.org/library/chibaginza.html

ちばぎんざ図書館開館のお知らせ(千葉銀座商店街 2011/4/15付けのニュース)
http://www.chiba-ginza.ne.jp/cgi-bin2/news/news_details.php?news_id=305

日本図書館協会(JLA)と日本ユニシス、「電子書籍を活用した東日本大震災復興支援サイト」を開設

2011年5月23日に、日本ユニシスと日本図書館協会(JLA)が協働で、「電子書籍を活用した東日本大震災復興支援サイト」を開設しました。このサイトは、被災地域の図書館職員や住民へ、3D図鑑や音声付の教材など子どもの読書や教育に役立つ電子書籍や、災害時の対応マニュアルなど実務に役立つ情報を提供し、復興へ向けた情報収集と心のケアに活用されることを目指したものとのことです。

電子書籍を活用した東日本大震災復興支援サイト
https://www.libeaid.jp/jla/

日本ユニシス 日本図書館協会と協働で、「電子書籍を活用した東日本大震災復興支援サイト」を開設 ~被災地域の図書館職員や住民へ支援情報や電子書籍を提供~ (日本ユニシス 2011/5/23付けのプレスリリース)
http://www.unisys.co.jp/news/nr_110523_libeaid.html

東京文化財研究所、水損資料等の救出・修復方法等をまとめた資料類を公開

東京文化財研究所の被災文化財レスキュー事業情報共有研究会が、2011年5月10日に「被災文化財救済の初期対応の選択肢を広げる‐生物劣化を極力抑え、かつ後の修復に備えるために‐」と題する研究会を開催したようです。その研究会の講演者やコメンテーターが作成した、水損資料等の取扱い方法を紹介した資料が、同研究所のウェブサイトで公開されています。資料は、紙資料に関するものだけではなく、絵画や写真、漆工品等、各材質ごとの基本的な考え方についてまとめられているようです。

被災文化財レスキュー事業 情報共有研究会:被災文化財救済の初期対応の選択肢を広げる- 生物劣化を極力抑え、かつ後の修復に備えるために - (東京文化財研究所のウェブサイト)
http://www.tobunken.go.jp/~hozon/rescue/rescue20110510.html

国立公文書館が資料「水濡れ資料の処置方法」を作成・公開

国立公文書館が、東日本大震災で被災した公文書等の修復に関する資料として、「水濡れ資料の処置方法」を作成し、公開したようです。また、同館のウェブサイトでは、同館作成の修復DVDの関連動画の一部を公開しており、同館では修復に係る問合せ等にも対応するとのことです。

別紙「水濡れ資料の処置方法」
http://www.archives.go.jp/top/pdf/110520_1.pdf

国立公文書館作成の修復DVDの関連動画部分
http://www.archives.go.jp/top/wmv/110520.wmv

東日本大震災により被災した公文書等の修復について (国立公文書館のウェブサイト)
http://www.archives.go.jp/top/110520_01.html

米国スミソニアン協会図書館、デジタル出版物を電子書籍リーダーに対応させる試み

米国のスミソニアン協会図書館が、刊行物“The Smithsonian Contributions and Studies Series”のコンテンツの一部を、KindleやNookなどの電子書籍リーダーに対応させる試みを行っています。これはスミソニアン協会学術出版会との協力によるプロジェクトで、デジタル出版物をEPUBや、Kindleなどで読めるMOBIというフォーマットに変換して公開しているというものです。現在公開済みのコンテンツには人類学、植物学、動物学、歴史学、技術、博物館学、地球科学といった分野のものが含まれており、今後、対象となるコンテンツは増加予定とのことです。同図書館は、学術出版物を様々なフォーマットに変換することは、知の増加と拡散に対して積極的に貢献していくというスミソニアン協会の教育的ミッションを支持すると述べています。

Smithsonian Libraries Converts Digital Publications for E-Readers (スミソニアン協会図書館のブログ 2011/5/18付け記事)

2011年6月にユネスコ主催の世界的な文化フォーラムがイタリアで開催、テーマは「本の未来」

2011年6月6日から8日にかけて、イタリア・モンツァで“FOCUS2011”というイベントが開催されるそうです。この“FOCUS”は、ユネスコが主催する、文化及び文化活動に関する世界フォーラムとのことで、2009年に第1回が開催され今回で2回目とのことです。2011年は“The Book Tomorrow: The Future of Written World”をタイトルに掲げ、「電子書籍経済」(The E-Book Economy)「デジタル時代における著作者の権利」(The Author’s Right in the Digital Era)、「電子図書館」(The Digital Library)の3つがメインテーマとされているようです。なお、このフォーラムの様子はライブ配信される予定のようです。

FOCUS 2011
http://focus2011.org/

遊びと学習と創造性の関係について議論するオンラインシンポジウム(米国)

米国のOCLCとLibrary Journal誌の共催による、参加費無料のオンラインシンポジウム“Play, Learn, Innovate”が2011年6月7日に行われるそうです。このシンポジウムは「遊び」や「楽しみ」に焦点を当てたもので、これらが学習、メディア、ソーシャルな相互作用、仕事、創造性といったものとどう交差するかについてディスカッションが行われるとのことです。ディスカッションには、図書館情報学の修士号を持つフリーランスのゲーム開発者リズ・ダンフォース(Liz Danforth)氏らが登壇するそうです。

Free OCLC/LJ Online Symposium: 'Play, Learn, Innovate' (OCLC)
http://www.oclc.org/news/briefs/brief375.htm

Oakheart at LizDanforth.com (ダンフォース氏のブログ)
http://www.lizdanforth.com/

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