フランス・ディジョン市立図書館(Bibliothèque Municipale de Dijon)は、1985年にワインや料理のメニューの収集を開始し、現在、同館のウェブサイトでは1864年以降現在までの2,200点以上のメニューコレクションの目録が提供され、その一部の資料についてはデジタル化されているようです。また同館は、1991年に結成され、文化遺産としてのグルメに関する学術的な雑誌を発行している、「美食図書館協会」(l'Association des Bibliothèques gourmandes)にも加わっているようです。
2011年5月23日に、オーストラリア連邦議会下院の教育・雇用に関する常設委員会組織“House Standing Committee on Education and Employment”が、2011年3月付けで“School libraries and teacher librarians in 21st century Australia”と題するレポートを公開しました。これは、オーストラリアの公立・私立の学校に勤務する学校司書と学校図書館の役割やその妥当性、リソースの課題について調査したものとのことです。特に、政策と投資が学校図書館とその活動に与える影響、教育成果の改善に資する学校図書館と学校司書の潜在的な能力、学校司書の採用とキャリアに影響する要因等の調査に焦点があるようです。また、レポートでは、デジタル・リテラシーや学校における電子リソースに関すること等、11項目の提言が示されているようです。