米国コロラド州立図書館の調査部門ライブラリー・リサーチ・サービス(Library Research Service; LRS)が2010年春に調査した、米国の公共図書館におけるウェブ技術の活用状況のレポートが公開されています。2008年の同様の調査に続くもので、689館のウェブサイトを調査し、ブログ、RSS、Eメール・チャットレファレンス、ソーシャルメディア等の活用状況についてまとめられています。例えばソーシャルメディアのFacebookの利用については、全体での活用率は32%であるもののサービス対象が50万人以上の図書館では80%であるなど、図書館の規模による分析も行われています。
2011年4月25日、資料テキスト化プロジェクト“Text Creation Partnership (TCP)”が、18世紀に英国で刊行された資料の全文データベース“Eighteenth Century Collections Online (ECCO)”収録図書のうち、テキスト化が完了した2,331冊を一般公開すると発表しました。公開用ウェブサイトを準備中のため当面は要望に応じてメールでファイル(プレーンテキスト版、SGML/XML版)を送るようにするそうです。TCPは米ミシガン大学、英オックスフォード大学、出版社等による合同プロジェクトで、ECCOの他に“Early English Books Online (EEBO)”や“Evans Early American Imprint”といったデータベースもテキスト化の対象にしており、2020年までにこれら全てを無料で公開する予定とのことです。
2011年5月1日から7日までは、ニュージーランド・アーカイブズ・記録管理協会(Archives and Records Association of New Zealand)の定める、「記録・アーカイブズ週間2011」(Records and Archives Week 2011)のようです。2011年は “From the Hangi pit to the Weetbix kid: Recording the history of food in New Zealand”と題して「食べ物」をテーマに各種のイベントが開催されているようです。このうちの一つとして、ニュージーランド国立図書館では、同館の所蔵している「食べ物」に関連した写真資料をFlickrで公開しているようです。