アーカイブ - 2011年 5月 17日

米国のLibrary Copyright Alliance、著作権法改正に関する声明を発表

2011年5月16日、米国図書館協会(ALA)・北米研究図書館協会(ARL)・米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の各団体からなる“Library Copyright Alliance”が、著作権法改正に関する声明を発表しています。声明文では、Googleブックス訴訟における修正和解案を米国連邦地裁が認めないと判断を下したことを契機に、図書館に関わる著作権問題への関心が寄せられていると前置きし、書籍の大規模デジタル化や孤児作品の利用、そして米国著作権法第108条に関わるそれぞれの問題に対して、団体としての考えや著作権法の修正案等を提示しているようです。

Library Copyright Alliance Statement on Copyright Reform
http://www.librarycopyrightalliance.org/bm~doc/lca_copyrightreformstatement_16may11.pdf

Library Copyright Alliance
http://www.librarycopyrightalliance.org/index.shtml

Library Copyright Alliance Statement on Copyright Reform (ACRL 2011/5/16付けの記事)

IFLA、「全国書誌における主題アクセスのガイドライン」の草案を公開

IFLA(国際図書館協会)の分類索引分科会が、2011年5月15日付けで、「全国書誌における主題アクセスのガイドライン」(Guidelines for Subject Access in National Bibliographies)の草案(draft)を、レビューのために公開しています。このガイドラインは、2009年に出された「デジタル時代の全国書誌」(National Bibliographies in the Digital Age: Guidance and New Directions)を補完するという位置づけのようです。

Guidelines for Subject Access in National Bibliographies(Draft May 2011 for Worldwide Review)
http://www.ifla.org/en/news/worldwide-review-of-the-guidelines-for-subject-access-in-national-bibliographies

Worldwide Review of the Guidelines for Subject Access in National Bibliographies(IFLA 2011/5/15付けの情報)

「新ICT利活用サービス創出支援事業」各プロジェクト報告書のリンク集

総務省が2010年度に実施した「新ICT利活用サービス創出支援事業」(電子出版の環境整備)に採択されたプロジェクトの成果報告書が公開されています。それらへのリンクを下記にまとめました。

新ICT利活用サービス創出支援事業(総務省)
http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ictriyou/shinict.html

電子書籍交換フォーマット標準化プロジェクト(代表機関:日本電子書籍出版社協会)
http://ebformat.jp/dl.html

次世代書誌情報の共通化に向けた環境整備(代表機関:日本書籍出版協会)
http://www.jbpa.or.jp/ict/ict-index.html

メタデータ情報基盤構築事業(代表機関:筑波大学)
http://www.meta-proj.jp/project.html

次世代電子出版コンテンツID推進プロジェクト(代表機関:日本雑誌協会)
http://www.j-magazine.or.jp/information_008.html

アクセシビリティを考慮した電子出版サービスの実現(代表機関:電子出版政策・流通協議会)
http://aebs.or.jp/itc/itc01.html

コードは不要、アイディア募集 Elsevierが“Apps for Library Idea Challenge”コンテストを開始

2011年5月16日、Elsevier社は“Apps for Library Idea Challenge”と題したアイディアコンテストを開始すると発表しました。同社の検索プラットフォーム“Sciverse”上で動作するアプリケーションのアイディアを募集するものです。5月13日から9月2日までエントリーが受け付けられています。参加資格は21歳以上であることのみだそうです。また、同社は現在“Apps for Science Challenge”と題したプログラミングコンテストも開催中です。

Apps for Librarian Idea Challenge (Elsevier)
http://www.appsforlibrary.com/

Elsevier Launches Apps for Library Idea Challenge (Elsevier 2011/5/16付けプレスリリース)
http://www.elsevier.com/wps/find/authored_newsitem.cws_home/companynews05_01953

Apps for Science Challenge (Elsevier)
http://appsforscience.com/

参考:

最新の研究情報へのアクセスと中小企業のイノベーションとの密接な関係(デンマーク)

デンマークの科学技術イノベーション省(Danish Agency for Science, Technology and Innovation)とデンマーク電子研究図書館(Danmarks Elektroniske Fag- og Forskningsbibliotek)が、“Access to Research and Technical Information in Denmark”と題したレポートを刊行しています。レポートは、デンマークの研究ベースの中小企業における、科学・技術情報のニーズとその活用について調査したもののようです。調査の結果、中小企業が持つイノベーションと最新の研究成果へのアクセスとの間には密接な関係が認められるとして、現状では中小企業が研究文献や規格等の科学・技術情報へアクセスすることは難しいこと、その情報入手の遅れが企業のコスト増加や開発の遅れにつながること等が明らかになったとのことです。また、レポートは、文献や特許情報、法情報や規格、市場情報等に対して、より簡単により早く、そしてより安価にアクセスしたいという、中小企業のニーズがあると指摘しているようです。

Access to Research and Technical Information in Denmark

ミシガン大学図書館、HathiTrustに含まれる孤児作品を特定するプロジェクトを開始

2011年5月16日、米国のミシガン大学図書館の著作権事務所は、HathiTrustに含まれる孤児作品(著作権者不明の資料)を特定するためのプロジェクトを開始すると発表しました。発表文によると、HathiTrustのコンテンツは73%が著作権保護期間内だそうですが、そのなかで孤児作品が占める割合は分かっていないそうです。同プロジェクトでは、まず、1923~1963年に米国で出版された作品のうち、ミシガン大学の著作権調査管理システム(Copyright Review Management System)によって著作権保護期間内と判明したものを対象にしていくそうです。

MLibrary launches project to identify orphan works (ミシガン大学 2011/5/16付けプレスリリース)
http://www.lib.umich.edu/marketing-and-communications/news/mlibrary-launches-project-identify-orphan-works

Copyright Review Management System (ミシガン大学図書館)
http://www.lib.umich.edu/imls-national-leadership-grant-crms

参考:

英国図書館(BL)でSF小説をテーマにした展示“Out of this World”

英国図書館(BL)で、2011年5月20日からSF小説をテーマにした展示“Out of this World: Science Fiction but not as you know it”が開催されるそうです。BLが所蔵している手稿、図書、雑誌、ファン雑誌、ラジオ放送、著者インタビューなどを展示し、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』など一般にはSFとして考えられてないような作品も紹介したいとのことです。英Guardian紙のサイトでは、一部の展示資料の写真が紹介されています。

Out of this World: Science Fiction but not as you know it (BL)
http://www.bl.uk/sciencefiction

Google、被災地の記録の写真や動画を集めて公開する「未来へのキオク」プロジェクトを開始

Googleが、東日本大震災の被災地の記録や震災の体験の記録となる写真や動画等を集めて公開する「未来へのキオク」プロジェクトの開始を発表しています。被災前の町の風景、被災地の現在の様子や復興の様子、被災当日の体験等を募集し、それらの写真や動画が、場所やテーマ別に整理されてプロジェクトのサイトに表示されるとのことです。Googleの写真/動画共有サービスからも、タグを付けることで参加できるようです。集まった写真や動画は2011年5月下旬から公開予定とのことです。

未来へのキオク
http://www.miraikioku.com/

未来へのキオク - 記憶を未来へのチカラに(Google Japan Blog 2011/5/16付けの記事)
http://googlejapan.blogspot.com/2011/05/blog-post_16.html

Google、写真と動画で紡ぐ「未来へのキオク」 復興支援で新プロジェクト(ITmediaニュース 2011/5/16付け記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1105/16/news126.html

グーグル、被災地にまつわる写真・動画の共有サイト「みらいへのキオク」開設(INTERNET Watch 2011/5/16付け記事)