アーカイブ - 2011年 4月

4月 13日

OCLC、研究図書館を支援するOCLC Research Library Partnershipをスタート

OCLCが、研究図書館を支援するOCLC Research Library Partnershipを2011年7月1日からスタートすると発表しています。2006年におこなわれたOCLCとRLGの統合から5年が経過するのを機に、RLG Partnershipの後継にあたるものとして開始されるとのことです。

Introducing the OCLC Research Library Partnership (OCLC)
http://www.oclc.org/research/partnership/newpartnership.htm

参考:
OCLC Research、RLGの統合から5年間の業績を公表
http://current.ndl.go.jp/node/17261

オープンソースの電子図書館システム“VuDL”

米国のヴィラノヴァ大学(Villanova University)がオープンソースの電子図書館システム"VuDL"のアルファ版をリリースしたそうです。現在、デモサイトが公開されています。主な機能として、METSによるメタデータ記述が可能、OAI-PMH対応、同大学が開発している次世代OPAC "VuFind"との連携、などが挙げられています。

VuDL :: Open Source Digital Library Software
http://vudl.org/

Falvey Library announces VuDL: Open Source Digital Library Administration, alpha launch (Peter Scott's Library Blog 2011/4/12付け記事)
http://xrefer.blogspot.com/2011/04/falvey-library-announces-vudl-open.html

図書館の一日を刻みこむ「スナップショットデイ」を全米図書館週間に開催

2011年4月10日から16日まで全米図書館週間(National Library Week)ですが、その一環として"Library Snapshot Day: A Day in the Life of Your Library"というイベントが各地の図書館で行われているそうです。例えばワシントン大学(University of Washington)では、4月12日をスナップショットデイとし、Facebook、Twitter、Flickrなどを活用して、職員・利用者の双方から、写真や動画、来館者数などの数字、なぜ図書館が大切なのかという問いかけに対するコメントなどを収集・記録しています。

ワシントン大学のSnapshot Dayのページ
http://www.lib.washington.edu/snapshot/

米国図書館協会(ALA)のSnapshot Dayのページ
http://www.ala.org/ala/issuesadvocacy/advocacy/statelocalefforts/snapshotday/index.cfm

参考:
2011年の「全米図書館週間」(National Library Week)は4月10日から
http://current.ndl.go.jp/node/17697

フランコ政権期にフランスからスペインに向けて放送されたラジオのアーカイブズがデジタル化公開される

2011年4月4日に、スペインのアリカンテ大学(Universitat d'Alacant)が、ラジオ番組のアーカイブズを提供するポータルサイト“Devuélveme la voz”(英語名はGive me my voice back)を公開したようです。“Devuélveme la voz”では、1975年までのフランコ政権期にフランスへ亡命した人々が、亡命先からスペインに向けて放送した“Radio Paris”のアーカイブズ(番組の録音資料や文書資料、写真資料等)がデジタル化され公開されているようです。“Radio Paris”でアナウンサーを務めていたJulian Antonio Ramírez氏らが1999年に大学へアーカイブズを寄贈したことで、今回のデジタル化プロジェクトが立ち上がり、この程公開されたようです。

Devuélveme la voz (英語版のページ)
http://devuelvemelavoz.ua.es/en/devuelveme-la-voz.html

途上国の文化遺産保護のための“Global Heritage Network”

文化遺産保護活動を行う米国のNGO団体であるGlobal Heritage Fundが、“Global Heritage Network”(GHN)というプロジェクトを立ち上げていました。2011年3月15日付けのプレスリリースによると、このGHNは、崩壊等で失われる危険性のある途上国の文化遺産をモニタリングし、保護するためのネットワークとのことで、(1) 失われる危険性のある文化遺産をGoogle Earthでマッピングしたデータベース“GHN Sites”、(2) 文化遺産保存のための活動を行う人々のソーシャルネットワークである“GHN Community ”、(3) 文化遺産保存に関するリソースを提供する“GHN Library”の3つをウェブサイトで提供しているようです。

Global Heritage Network
http://globalheritagefund.org/gh_network/

Global Heritage Fund Launches Innovative Early Warning and Threat Monitoring System for Cultural Heritage Sites in Developing Countries (Global Heritage Fund 2011/3/15付けのプレスリリース)

4月 12日

筑波大学附属図書館、震災による被害状況の写真を公開

筑波大学附属図書館が、東日本大震災による同図書館の被害についての写真を公開しています。

東日本大震災 被災状況画像(筑波大学附属図書館)
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/shinsai/photo.php

横浜市立図書館、2014年度までの児童サービス5か年計画を策定・公開

2011年4月12日に、横浜市立図書館が、2011年3月付けで策定した「横浜市立図書館児童サービス5か年計画―子どもの読書活動推進を目指して―」を公開しています。計画では、これからの横浜市立図書館の児童サービスの取組みとして、児童書の収集・整備や「調べもの」支援等を通じて子どもと保護者への働きかけを行ったり、保育所・幼稚園や学校等の外部機関との連携、障害のある子どもや外国籍の子どもへの支援等を行ったりするとのことです。

横浜市立図書館児童サービス5か年計画 (PDF文書)
http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/unei/jidou5kanen.pdf

横浜市立図書館児童サービス5か年計画 (横浜市立図書館のウェブサイト PDF版の5か年計画へのリンクがあります。)
http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/unei/jidou5kanen.html

横浜市立図書館 (2011/4/12付けの新着情報に上記ページへのリンクがあります。)
http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/

参考:
横浜市立図書館、2014年度までの「蔵書再構成5か年計画」を策定

政府一時閉鎖に備えた米国国立公文書館(NARA)の緊急時対応計画

米国では2011財政年度予算をめぐる与野党の協議が長引き、連邦政府の一時閉鎖(government shutdown)とそれによる政府機能の停止が危惧されていました。幸い、2011年4月8日に閉鎖は回避されましたが、米国国立公文書館(NARA)がそれに備えた緊急時対応計画(コンティンジェンシープラン)を公開していました。計画によれば国立公文書館の業務は連邦文書センター(Federal Records Center)など一部を除いて停止される予定だったそうです。

National Archives and Records Administration Contingency Plan for Agency Operations during Funding Lapse (2011/4/8付け)
http://www.archives.gov/contingency-plan/contingency-plan.pdf

NARA Contingency Plan for Agency Operations During Funding Lapse
http://www.archives.gov/contingency-plan/

米国:11会計年度予算案で合意 連邦政府の一時閉鎖回避 (毎日jp 2011/4/9付け記事)

OCLC、Ingram社と提携した電子書籍レンタルサービスを開始

2011年4月11日付けのニュースで米国のOCLCが発表したところによると、近々、Ingram社と提携した電子書籍のレンタルサービスを開始する予定とのことです。利用者はOCLCの"WorldCat"を使ってIngram社の"MyiLibrary"に収録された電子書籍を検索し、販売価格の15%を支払うことで9日間閲覧することができるようになるそうです。このサービスではOCLCの図書館間相互貸借(ILL)システム"WorldCat Resource Sharing"が利用されています。

OCLC and Ingram to offer new option for access to e-books (OCLC 2011/4/11付けニュース)
http://www.oclc.org/news/releases/2011/201116.htm

Ingram Book Company
http://www.ingrambook.com/

英国国立公文書館、新しい検索システムのベータ版をリリース

2011年4月11日、英国国立公文書館(TNA)が新しい検索システムのベータ版を公開したと発表しました。この"Discovery service"と呼ばれているシステムでは検索結果をテーマや日付によって絞り込むことができ、また、地理情報が付与されたデータを地図上に表示することも可能のようです("Show results on a map"機能)。現在、ユーザからのフィードバックを募集しているそうです。

Discover our collections
http://discovery.nationalarchives.gov.uk/SearchUI/

The Discovery service is launched (TNA 2011/4/11付けニュース)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/561.htm

Yahoo! JAPAN、「東日本大震災 写真保存プロジェクト」を開始

Yahoo! JAPANが「東日本大震災 写真保存プロジェクト」を立ち上げています。震災前の風景、震災直後の様子、復興の過程などの写真を収集し、地図上にマッピングして記録するプロジェクトとのことです。4月中旬に写真投稿の受付開始が予定されています。

東日本大震災 写真保存プロジェクト(Yahoo! JAPAN)
http://shinsai.yahoo.co.jp/archive/index.html

4月 11日

博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の被災・救援情報サイト“saveMLAK”が始動

博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の被災・救援情報サイト"saveMLAK"が活動を開始したというプレスリリースが2011年4月11日付けで発表されています。

saveMLAK - 博物館・美術館、図書館、文書館、公民館(MLAK)の被災・救援情報サイト、始動(2011/4/11付けプレスリリース)
http://savemlak.jp/wiki/saveMLAK:%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9/20110411

岐阜県中津川市が新図書館オープンに向けて図書館長を公募

岐阜県中津川市が中津川市立図書館長を全国的に公募しています。申込受付期間は2011年4月1日から4月28日までとのことです。中津川市では2013年に「読みたい、交流したい、発信したい人が集まる創造情報館」という理念の新図書館がオープン予定です。

新図書館長を全国公募します(中津川市公式ウェブサイト 2011/3/30付けニュース)
http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/news/006552.php

中津川市新図書館の理念と基本方針
http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/news//media/file_20110330T101754210.pdf

中津川市立図書館 | 新しい図書館を創る
http://nlib.jp/

オープンソースのデジタルアーカイブシステムXTF、バージョン3.0がリリース

2011年4月4日、カリフォルニア大学によるカリフォルニア電子図書館(CDL)が開発しているオープンソースのデジタルアーカイブシステムeXtensible Text Framework (XTF) のバージョン3.0がリリースされたようです。

California Digital Library Announces Release of XTF Version 3.0 (CDL 2011/4/6付けニュース)
http://www.cdlib.org/cdlinfo/2011/04/06/california-digital-library-announces-release-of-xtf-version-3-0/

XTF
http://xtf.cdlib.org/

三重県亀山市の「IT市史」が公開

三重県亀山市がITを活用した亀山市史を公開したようです。これまで全国各地で作られた自治体史が、刊行後は充分に利活用されていない実情があったことを踏まえ、亀山市では2003年に市史編纂を始めた際にインターネット上での「IT市史」の発行を決めていたとのことです。市史では、資料名での検索ができるだけでなく、画像や動画も閲覧することができるとのことで、今後も資料を追加していくようです。

亀山市史
http://kameyamarekihaku.jp/sisi/index.html

亀山市史がついに完成!! (亀山市 2011/4/4付けのお知らせ情報)
http://www.city.kameyama.mie.jp/oshirase/20110404_itsisi.html

神戸大学附属図書館の「震災文庫」、被災地域に阪神・淡路大震災の関連資料を提供

神戸大学附属図書館の「震災文庫」は、2011年4月30日までの期間で、被災地域を対象に、阪神・淡路大震災関連資料を紹介とファクシミリ・Eメールによる提供を実施すると発表しています。また、同文庫の「震災文庫に関する資料、論文等の一覧」のページでは、図書『阪神・淡路大震災と図書館活動 : 神戸大学「震災文庫」の挑戦』などのいくつかの資料について全文が公開されています。

「被災者支援のための復旧復興関連文献の送信提供サービス」の開始について(震災文庫 2011/4/7付けのお知らせ)
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/eqb/20110311.html

震災文庫に関する資料、論文等の一覧
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/eqb/on_eqb.html

震災文庫
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/eqb/index.html

参考:
新潟県立図書館、被災地に対し「復旧復興関連文献の送信提供サービス」を開始
http://current.ndl.go.jp/node/17884

日本図書館協会、被災者支援のための公衆送信権の時限的制限について権利者団体へ協力を依頼
http://current.ndl.go.jp/node/17856

国立教育政策研究所、「みんなでつくる被災地学校運営支援サイト」を公開

2011年4月8日に、国立教育政策研究所が、東日本大震災被災地の学校および教育活動の復興支援のために、教育課程の編成等の学校運営・学習指導・教育相談等の工夫等について教育関係者の知識と経験を共有するウェブサイトを開設したようです。このウェブサイトは、国立情報学研究所(NII)と共同で立ち上げられたもので、過去の災害等に関する事例集のページと学校教職員等が情報交換を行う掲示版で構成されているようです。

みんなでつくる被災地学校運営支援サイト
http://www.hisaichi-gakkoushien.nier.go.jp/

「みんなでつくる被災地学校運営支援サイト」について (国立教育政策研究所 2011/4/8付けの報道発表)
http://www.nier.go.jp/03_laboratory/houdou_pdf/houdou_230408.pdf

国立国会図書館、電子ジャーナルの遠隔複写サービスを開始

2011年4月1日から、国立国会図書館では電子ジャーナルの遠隔複写サービスを開始しています。申し込みは、日本国内在住の個人による、調査研究目的の複写に限ります。

電子ジャーナルの遠隔複写サービスを開始しました(国立国会図書館 2011/4/1付けニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2011/1191400_1670.html

来館せずに電子ジャーナルの複写を申し込むには
http://www.ndl.go.jp/jp/data/journal_list/journal_copy.html

ボストン公共図書館、20世紀前半の野球写真をFlickrで公開

米国のボストン公共図書館が、ボストン・ヘラルド・トラベラー紙のカメラマンだったレスリー・ジョーンズ(Leslie Jones)氏が撮影した20世紀前半の野球写真をデジタル化し、Flickrで公開しています。2011年4月11日現在アップロードされているのは102枚ですが、CBS Boston誌によれば今後2,800枚の写真が公開される予定とのことです。

Leslie Jones Collection (Flickr)
http://www.flickr.com/photos/boston_public_library/collections/72157609377724906/

Boston Public Library Uploads Vintage Baseball Photos (CBS Boston 2011/4/8付け記事)
http://boston.cbslocal.com/2011/04/08/boston-public-library-uploads-vintage-baseball-photos/

Leslie Jones: The Camera Man | Boston Herald Traveler: 1917 - 1956 (ボストン公共図書館がデジタル化したジョーンズ氏の他の写真コレクション)

津波被害を受けた陸前高田市の市立図書館から「吉田家文書」等の文書が救出される

東日本大震災で津波被害を受けた岩手県の陸前高田市の市立図書館から、岩手県の指定文化財「吉田家文書」等の文書が救出されたとのことです。市職員らが市立図書館の2階から回収し、県立博物館で修復作業が行われているとのことです。

水没図書館から吉田家文書回収 陸前高田(岩手日報 2011/4/6付けの記事)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110406_12

文化財を次世代に 担当者が集結、回収作業(MSN産経ニュース 2011/4/10付けの記事)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110410/dst11041008350020-n1.htm

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