アーカイブ - 2011年 4月

4月 15日

滋賀県東近江市、岩手県陸前高田市に移動図書館車と図書5000冊を寄贈

滋賀県東近江市は、東日本大震災の被害を受けた岩手県の陸前高田市に、移動図書館車と図書約5,000冊(子ども向け3,500冊・一般向け1,500冊)を寄贈するとのことです。現地に届ける際には、図書館司書も同行し、取り扱いを一般ボランティアでもできるようなフォローも行うとのことです。

週末、陸前高田市へ移動図書館車を届けます(東近江市長のブログ「都鄙通信」 2011/4/14付けの記事)
http://www.city.higashiomi.shiga.jp/mayorblog/?p=2813

東近江市立図書館
http://www.library.higashiomi.shiga.jp/

4月 14日

英国の文化・メディア・スポーツ省、非印刷出版物の法定納本についての意見聴取の結果を発表

英国の文化・メディア・スポーツ省(DCMS)が、2011年4月5日付けで、電子資料等の非印刷出版物の法定納本についての意見聴取の結果を発表しています。有料オンライン出版物も含む全ての非印刷出版物の法定納本に関する規則の案について、2010年9月30日から2011年1月11日までの期間で意見聴取が行われていたものです。図書館界はおおむね賛成の意見だったとのことですが、出版社からは大きな懸念が示されたとのことです。また、納本制度を規定している「2003年法定納本図書館法」では、出版社への負担が納本による公衆の便益と均衡を失しないことが求められていますが、出版社の負担について今回の意見聴取で明らかにはできなかったことから、現在の規則案のままでは実行可能でない、という判断となった模様です。今後、納本図書館や出版社と協議をして、新たな規則案を作成する予定とのことです。

Government response to the public consultation on the draft regulations and guidance for non-print legal deposit(DCMS 2011/4/5付けの発表)
http://www.culture.gov.uk/publications/8029.aspx

フランス国立図書館、今後3年間の資料デジタル化について発表

フランス国立図書館(BnF)が、2011年4月12日付けで、今後3年間の資料デジタル化についてのプレスリリースを出しています。年間7万冊以上をデジタル化(BnFの資料が70%、提携図書館の資料が30%)するとのことです。その他、デジタル画像の解像度を400dpiとすること、1750年以降の文書についてはOCRの精度を98.5%以上とすること、10%弱の資料をを電子書籍フォーマットのEPUB形式にもすること、なども書かれています。デジタル化された資料は同館の電子図書館Gallicaで提供されるとのことです。

La BnF lance un nouveau marché de numérisation de collections imprimées(BnF 2011/4/12付けのプレスリリース)
http://www.bnf.fr/documents/cp_numerisation_2011.pdf

2011年のIFLAの国際マーケティング賞、第1位はドイツの国立医学図書館

2011年のIFLA(国際図書館連盟)の「国際マーケティング賞」(IFLA International Marketing Award )において、ドイツの国立医学図書館が第1位となったとのことです。同図書館の、MEDPILOTやGREENPILOTという検索ポータルの広報活動等について評価されたようです。第2位はカナダのエドモントン公共図書館、第3位は米国のジョージア工科大学図書館とのことです。

IFLA 9th Marketing Award Winners Announced!(IFLA 2011/4/14付けのプレスリリース)
http://www.ifla.org/en/news/ifla-9th-marketing-award-winners-announced

参考:
2010年のIFLAの国際マーケティング賞の受賞館
http://current.ndl.go.jp/node/17020

研究者向けサービスのResearchmapとReaDが統合へ

2011年4月14日付けのResearchmapのお知らせによると、情報・システム研究機構(ROIS)と科学技術振興機構(JST)が、研究者向けサービスのResearchmapと研究開発支援総合ディレクトリ(ReaD)を統合することとし、2011年3月31日付けで覚書を交わしたとのことです。併せてお知らせには、統合の事実が定着するまでの期間は「ReaD&Researchmap」という名称でサービスを提供し、本サービスの提供開始予定を2011年11月とすること、本サービスのドメインはResearchmapのドメインであるresearchmap.jpを引き継ぐこと、本サービスの提供および運用はJSTが行うこと、「ReaD&Researchmap」に蓄積される研究情報はAPIを通じて機械が自動的に収集および計算できるような方法で公開すること等が統合の概要として記載されています。

ResearchmapとReaDの統合について (Researchmap 2011/4/14付けのお知らせ)
http://researchmap.jp/bb8cis0mf-70/#_70

論文をオープンアクセスにすると被引用数は増えるか?(文献紹介)

米コーネル大学のデイビス(Philip M. Davis)氏の論文 "Open access, readership, citations: a randomized controlled trial of scientific journal publishing" がThe Journal of the Federation of American Societies for Experimental Biology(オンライン版 2011/3/30付け)に掲載されています。この論文では、オープンアクセスの論文がそうでないものより多く引用されるかという問題が取り上げられています。複数の分野の計36タイトルの雑誌に収録された論文の一部を無作為にオープンアクセスにし、その結果ダウンロード数と被引用数がどうなったかを調査したところ、オープンアクセスにした論文は非常に多くダウンロードされたもののより多く引用されたとは言えなかったと結論づけています。著者はその理由を、研究者の多くは大規模大学に属していて豊富なオンライン文献へアクセスできるためオープンアクセス化による影響を受けないからではないかと説明しています。

図書館技術者たちのコミュニティ“Code4Lib”がオンラインでライトニングトークを開催

図書館技術者たちのコミュニティ“Code4Lib”が2011年4月29日(米国時間。日本時間では30日午前2時~)にオンラインでライトニングトーク(5分間のショートプレゼン)を開催するそうです。後日視聴できるように録画される予定とのことです。

Virtual Lightning Talks (イベント案内ページ)
http://wiki.code4lib.org/index.php/Virtual_Lightning_Talks

参考:
E1153 - Code4Libカンファレンス2011が開催される
http://current.ndl.go.jp/e1153

情報技術を活用した図書館サービスに取り組むプロジェクト“Code4Lib JAPAN”が始動
http://current.ndl.go.jp/node/16654

EDUCAUSE、「ラーニングコモンズについて知っておくべき7つの事柄」を公開

2011年4月11日、米国のNPO・EDUCAUSEが、「ラーニングコモンズについて知っておくべき7つの事柄」と題したレポートを公開しました。レポートでは、ラーニングコモンズとは何か、どう機能するか、重要さと欠点、今後の動向、教育や学習にどのように関わってくるか等が7項目に分けて説明されています。

7 Things You Should Know About the Modern Learning Commons
(PDF版)
http://www.educause.edu/ir/library/pdf/ELI7071.pdf
(EPUB版)
http://www.educause.edu/ir/library/epub/ELI7071.epub

私立大学図書館協会、東日本大震災で被災した大学図書館に対する協会加盟館による支援状況を公表

2011年4月14日、私立大学図書館協会が、東日本大震災で被災した大学図書館に対する、協会加盟館による支援状況をまとめて公表しています。4月14日現在では、立教大学図書館、京都地区協議会、阪神地区協議会が行う支援内容が掲載されているようです。

東日本大震災で被災された地域の大学図書館に対する支援 (私立大学図書館協会のウェブサイト)
http://www.jaspul.org/sinsai/index.html

私立大学図書館協会 (2011/4/14付けのお知らせに上記ページへのリンクがあります。)
http://www.jaspul.org/

米国議会図書館(LC)の共同目録プログラム(PCC)のタスクグループがRDAの実装に関するディスカッションペーパーを公表

米国議会図書館(LC)の共同目録プログラムProgram for Cooperative Cataloging(PCC)のポリシー委員会(Policy Committee)が、目録規則RDA(Resource Description and Access)の実装に関するディスカッションペーパーを2011年4月5日付けで公表しています。PCC関係者間での議論のための提案として、次のようなことが示されています。
・現在行われている、LC等の国立図書館によるRDA実装テストの結果や、RDA実装についての国立図書館の判断に関わらず、PCC参加機関はRDAを採用すべき
・PCC参加機関による実装について期限は設けないため、RDAとその他の規則によるデータが併存する「ハイブリッド環境」となる

PoCo Discussion Paper on RDA implementation alternatives(2011/4/5付け)
http://www.loc.gov/catdir/pcc/PoCo-RDA-Discussion-Paper040511.pdf

Twitter発、東日本大震災をテーマにした電子書籍"2:46"

東日本大震災をテーマにした電子書籍"2:46: Aftershocks: Stories from the Japan Earthquake"が2011年4月11日にAmazon.comとAmazon.co.ukで発売になったそうです(英語のみ)。この書籍は、Our Man in Abikoという日本在住の英国人がTwitter上で呼びかけたことがきっかけとなり、オノ・ヨーコ氏ら多数のボランティアが参加して完成されたとのことです。売上の100%が日本赤十字社を通じて被災者支援に充てられるそうです。

2:46: Aftershocks: Stories from the Japan Earthquake
http://www.amazon.com/Aftershocks-Stories-Japan-Earthquake-ebook/dp/B004VP3KHK
http://www.amazon.co.uk/46-Aftershocks-Stories-Japan-Earthquake/dp/B004VP3KHK/

Quakebook Blog ("2:46"の公式サイト)
http://www.quakebook.org/

国立国会図書館調査局が「東日本大震災に伴う税制上の特例措置」を刊行

国立国会図書館調査及び立法考査局が『調査と情報-ISSUE BRIEF-』No.707(2011年4月12日発行)として「東日本大震災に伴う税制上の特例措置」を刊行しました。東日本大震災からの復興において、現行法の範囲内で対応可能な事項、阪神・淡路大震災の特例措置、現在政府が検討している特例措置についてまとめられています。

東日本大震災に伴う税制上の特例措置
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/pdf/0707.pdf

調査と情報-ISSUE BRIEF-
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/index.html

4月 13日

【イベント】国立国会図書館でInternet Archiveの創設者ケール氏による講演会を開催(5/24)

国立国会図書館は、2011年5月24日に、Internet Archiveの創設者ブリュースター・ケール(Brewster Kahle)氏の講演会を開催します。「あらゆる知識へのユニバーサルアクセス―誰もが自由に情報アクセスできることを目指して」と題するケール氏による講演に引き続き、ケール氏、時実象一愛知大学教授、長尾真国立国会図書館長による鼎談を予定しています。会場は国立国会図書館東京本館で参加費は無料、募集人数は300名(先着順)です。(この講演会は、当初は3月24日の開催を予定していたものが延期となったものです。)

講演会「あらゆる知識へのユニバーサルアクセス―誰もが自由に情報アクセスできることを目指して」(開催概要)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20110524lecture.html

佐賀県武雄市、iPadを活用した電子図書館サービス「武雄市MY図書館」を開始

佐賀県の武雄市図書館・歴史資料館が、2011年4月13日から、iPadを活用した電子図書館サービス「武雄市MY図書館」を開始しています。iPad用アプリ「武雄市MY図書館」を使い、図書館に行かなくても自分のiPadで図書を借りることができるというもので、同館でiPad本体を借りることもできるとのことです。当面は、市が著作権を所有する市史や市報などが対象で、今後、子ども向け図書や著作権期限が切れた図書、図録などに拡大する予定とのことです。

「武雄市MY図書館」がオープンしました(武雄市図書館・歴史資料館のウェブサイトの情報)
http://www.epochal.city.takeo.lg.jp/hisaisya-kasidasi/my-tosyokan.html

武雄市図書館・歴史資料館
http://www.epochal.city.takeo.lg.jp/

論文の引用動向からみる日本の研究機関ランキングの2011年版が公表

トムソン・ロイター社は、同社の統計データベースのデータ(2000年~2010年までの11年間)に基づいた、論文の引用動向からみる日本の研究機関ランキングの2011年版を発表しています。世界の研究機関ランキングから日本の研究機関のみを抽出・再集計したものとなっています。

論文の引用動向からみる日本の研究機関ランキングを発表(トムソン・ロイター 2011/4/13付けプレスリリース)
http://science.thomsonreuters.jp/press/release/2011/esi2011/

全ランキング一覧
http://science.thomsonreuters.jp/press/release/2011/esi2011/ranking/

米国図書館協会(ALA)、2011年版の米国図書館界の概況報告書を公表

米国図書館協会(ALA)は、2011年版の米国図書館界の概況報告書“The State of America’s Libraries 2011”を公表しています。要約部分では、図書館は求職者や起業家に活用されていること、図書館は投資に見合う存在であること、学校図書館や大学図書館の状況が厳しいこと、技術進歩による課題と機会、などについて書かれています。本編には、「資金」「公共図書館」「学校図書館」「大学図書館」「図書館テクノロジー」「ソーシャルネットワーキング」などのテーマごとに状況がまとめられています。

The State of America’s Libraries 2011
http://ala.org/ala/newspresscenter/mediapresscenter/americaslibraries2011/index.cfm

ニューヨーク公共図書館による真夜中のゲームイベント“Find the Future”

ニューヨーク公共図書館が、2011年5月20日の18時から翌朝6時にかけて、500名の参加者からなる“Find the Future”というゲームイベントを開催するようです。ゲームで勝利するためには、同館の地下書庫等を探索しながら、他の参加者と協力して本を書かかなければならないようで、その際執筆された本はその後同館に永久保存され利用に供されるとのことです。なお、5月21日以降は、通常の開館時間帯にゲームを行うことが可能で、またオンラインでもゲームを行うことができるようになるとのことです。

Find the Future at The New York Public Library (New York Public Libraryのウェブサイト)
http://game.nypl.org/

Jane McGonigal and NYPL present Find the Future: The Game (New York Public Library 2011/4/1付けのブログ記事)
http://www.nypl.org/blog/2011/04/01/jane-mcgonigal-and-nypl-present-find-future-game

【イベント】公開講座「被災ミュージアムの支援と危機管理対策」(4/16、4/30・東京)

Museum Career Development Networkが、2011年4月16日と4月30日に、東京の慶應義塾大学三田キャンパスで、公開講座「被災ミュージアムの支援と危機管理対策」を開催するようです。東日本大震災によるミュージアムの被災状況の報告や文化庁が行っている「文化財レスキュー事業」に関する報告等があるようです。

公開講座「被災ミュージアムの支援と危機管理対策」のご案内 (Museum Career Development Networkの記事)
http://www.mcdn.jp/2011/04/blog-post.html

図書館利用カードのコレクター(ドイツ)

図書館等の利用者カードの収集が趣味の、ドイツ・ドゥーデンホーフェン在住のJens Kestner氏は、自身のホームページで、収集した利用者カードを公開しています。ドイツ国内の図書館のカードだけでなく、フランスや英国等の欧州の他、ベトナムや南アフリカの利用者カードも掲載しているようです。

Bibliotheksausweis
http://bibliotheksausweis.npage.de/

絶版漫画に広告をつけて無料配信するサイト「Jコミ」が正式オープン

2011年4月12日、絶版漫画に広告をつけて無料配信するサイト「Jコミ」が正式オープンしたそうです。Jコミは漫画家の赤松健氏が立ち上げたもので、一般ユーザから提供された絶版漫画のファイルに対して著者の了解のうえ広告を挿入して無料配信し、得られた広告料が著者に還元されるというシステムになっているとのことです。

Jコミ
http://www.j-comi.jp/

絶版漫画を無料配信する「Jコミ」、ユーザーからのアップロード受付を12日開始(Internet Watch 2011/4/11付け記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110411_438918.html

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