アーカイブ - 2011年 4月 18日

二階建てに変身する移動図書館(オランダ)

オランダのアムステルダム近郊のZaanという地域では、道幅が狭いため、通常のトレーラー型の移動図書館では通行が難しいとのことで、独特のデザインの二階建ての移動図書館“BiebBus”が活躍しているとのことです。貨物船のコンテナを利用した外側部分の内側に図書館部分があるという二層構造になっており、使用時には、外側部分が上にスライドして2階となり、閲覧コーナーとなる模様です。

BiebBus, The Expanding Mobile Library(Domus 2011/4/11付け記事。写真あり)
http://www.domusweb.it/en/design/biebbus-the-expanding-mobile-library/

被災したデジタルデータの復旧や視聴覚資料の修復についての記事・情報のリンク集

東日本大震災で被害を受けた、ハードディスク等に納められたデジタルデータの復旧や、写真・フィルム等の視聴覚資料の修復について、事例・注意点・対処方法等を記した記事やページのうち、いくつかへのリンクを下記にまとめました。

■水没した媒体からのデータ復旧に係る注意点を紹介した記事

水に濡れたドライブからのデータ復旧(オントラック)
http://knowledge.ontrack-japan.com/guide/flood_drives.html

洪水や津波の被害を受けた《視聴覚メディア》の応急処置(映画保存協会 2011/3/20付けの情報)
http://www.filmpres.org/archives/940

■ハードディスクのデータを復旧した事例等を紹介した記事

津波で浸水したHDDがデータ復旧するまで、日本データテクノロジーに聞く(Internet Watch 2011/4/8付けの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20110408_437325.html

地震、火災、津波――災害に見舞われたHDDは復旧できる?(ITmedia + D PC USER 2011/4/6付けの記事)

文化遺産機関におけるデジタル化資料の保存についての調査報告書(米国)

電子コンテンツのアーカイビング事業を行っているPorticoが、全米人文科学基金(NEH)と博物館・図書館情報サービス機構(IMLS)の資金援助により実施した、文化遺産機関におけるデジタル化資料の保存についての調査の報告書“Preservation of Digitized Books and Other Digital Content Held by Cultural Heritage Organizations”(2011年3月付け)が公開されています。27の文化遺産機関(教育機関、文書館、図書館、博物館等)への調査と、コーネル大学図書館のデジタル化コンテンツの分析を行ったもので、報告書の後半では、「今すぐにできるステップ」と、デジタル化を行う際に参照となるモデル等が示されています。

【イベント】緊急討議「東日本大震災 被災支援とMLAK-いまわたしたちにできることは」(4/23・東京)

東日本大震災で被災した博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の情報やそれらに対する支援情報の提供を行っている“saveMLAK”が、2011年4月23日に、緊急討議「東日本大震災 被災支援とMLAK-いまわたしたちにできることは」を、学習院大学(目白)で開催すると発表しています。

緊急討議「東日本大震災 被災支援とMLAK-いまわたしたちにできることは」 (saveMLAK 2011/4/18付けの情報)
http://savemlak.jp/wiki/saveMLAK:Ev/20110423

参考:
博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の被災・救援情報サイト“saveMLAK”が始動
http://current.ndl.go.jp/node/17970

北海道大学が放射能・放射線の基本について解説した無料の電子書籍を公開

2011年4月18日に、北海道大学高等教育推進機構高等教育研究部に設置されている科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)が、放射能・放射線の基本を解説した電子書籍『もっとわかる放射能・放射線』を発行したようです。無料の電子書籍として、iPhone等の携帯端末に対応しているほか、PDF版のダウンロードも可能とのことです。また、電子書籍を読んだ後は、感想や意見をTwitterで書き込み、読者どうしがネット上で交流することができる、ソーシャル・リーディングの環境も提供しているとのことです。

もっとわかる放射能・放射線 (電子書籍版)
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/ebooks/radioactivity/index.html#page=1

もっとわかる放射能・放射線 (PDF版)
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/costep/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/uid000005_726164696F61637469766974795F315F30615F626F6F6B5F702E706466

宮城県図書館、Eメール・ファクシミリ・文書によるレファレンスの受付を再開

2011年4月16日に宮城県図書館は、東日本大震災により停止していたレファレンスサービスのうち、Eメール・ファクシミリ・文書によるレファレンスの受付を再開したと発表しています。調査は復旧作業と並行して行うため、回答までに時間を要する場合があるとのことです。なお、4月12日に同館は「宮城県図書館の開館予定」を公表しており、その中で、4月23日の開館を目指して準備を進めていたものの、4月7日に発生した余震により再び図書等が落下したために、5月中旬以降の開館を見込んでいると発表しています。公表された資料には、4月7日の余震により図書が散乱した館内の写真が掲載されています。

Eメール・ファクシミリ・文書によるレファレンスの受付を再開しました (宮城県図書館 2011/4/16付けの更新情報)
http://www.library.pref.miyagi.jp/reference/index.html

英国図書館(BL)と英国映画協会(BFI)、視聴覚資料の活用等で協力

英国図書館(BL)と英国映画協会(BFI)が、2011年4月13日に、視聴覚資料の活用等についての覚書(Memorandum of Understanding)を交わしたとのことです。視聴覚資料・放送資料へのアクセス増加や他の資料との統合などを目的とするもので、覚書では、アクセス・権利管理・デジタル化等についての共同戦略の概要が示されているとのことです。

BFI and British Library join forces to increase access to their unique collections(BL 2011/4/13付けプレスリリース)
http://pressandpolicy.bl.uk/content/Detail.aspx?ReleaseID=1244&NewsAreaID=2

地震直後の手書きの『石巻日日新聞』、米国の報道博物館へ

東日本大震災の被災地宮城県の石巻日日新聞社が地震直後の6日間に手書きで作成し避難所等に貼り出されていた『石巻日日新聞』を、米国ワシントンDCにある報道博物館Newseumが譲り受け、永久コレクションにするとのことです。

石巻の手書き壁新聞、米博物館へ 被災後に地元新聞発行(47NEWS 2011/4/15付け記事)
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041501000459.html

Handwritten Newspapers From Ravaged Japan at Newseum(Newseum 2011/4/12付けの情報)
http://www.newseum.org/news/2011/04/ishinomaki-hibi-shimbun.html

津波・停電も「新聞出すぞ」石巻日日新聞、手書きで発行(沖縄タイムス 2011/4/10付け記事)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-04-10_16503/

In Ishinomaki, news comes old-fashioned way: Via paper(Washington Post 2011/3/21付け記事)

国際図書館連盟(IFLA)がオープンアクセスに関する見解と戦略をまとめた声明を発表

2011年4月15日に、国際図書館連盟(IFLA)がオープンアクセス(OA)に関するIFLAとしての見解と戦略をまとめた声明を発表しています。公開された声明文では、OAの定義に始まり、OAの利点やOA導入による図書館の役割の変化、国際機関とのOAに関する連携協力の促進等が指摘されているようです。また、IFLAの刊行物を今後OA化する方針も表明されているようです。

IFLA Statement on open access - clarifying IFLA’s position and strategy
http://www.ifla.org/files/hq/news/documents/ifla-statement-on-open-access.pdf

三重県立図書館、2011-2014年度の改革実行計画「明日の県立図書館」を公表

三重県立図書館が、2011年度から2014年度までの4年間の改革実行計画「明日の県立図書館」を公表しています。三重県民及び三重県に関心がある人への「2つの約束」を実現するため、「3つの活動」「5つの方策」で図書館の経営を行っていくとしています。

「明日の県立図書館」はじめます。(三重県立図書館 2011/4/13付けの情報)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2011040091

「明日の県立図書館」(概要)
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/201104009122.pdf

日本図書館協会、ウェブサイトに「被災地レポート」を掲載

日本図書館協会のウェブサイトに、東日本大震災の被災地の状況等を報告した「被災地レポート」が掲載されています。2011年4月18日の時点では、日本図書館協会の西野一夫氏による「被災状況と支援のためのインタビュー」と、修復家の秦博志氏による「修復家の視点 被災地レポート」が掲載されています。

被災地レポート(日本図書館協会のウェブサイト)
http://www.jla.or.jp/earthquake/report.html

参考:
日本図書館協会、ボランティアによる被災地読書支援隊“HELP-TOSHOKAN”を立ち上げ
http://current.ndl.go.jp/node/18021

日本図書館協会、ボランティアによる被災地読書支援隊“HELP-TOSHOKAN”を立ち上げ

日本図書館協会が、東日本大震災の被災地支援として、ボランティアによる被災地読書支援隊“HELP-TOSHOKAN”という活動を開始しています。震災被害により読書環境を奪われた被災地に直接間接の支援を行うことを目的とし、現地の図書館と協議をしながら支援を行うとのことです。2011年4月から5月にかけての第1期では、児童書を中心に域内の分館や施設に避難している子供たちへの配本、読み聞かせ、上映会などを行う予定とのことです。

HELP-TOSHOKAN(被災地読書支援隊)(日本図書館協会のウェブサイト)
http://www.jla.or.jp/earthquake/helptoshokan.html

信州大学附属図書館、「近世日本山岳関係データベース」を公開

2011年3月31日に信州大学附属図書館が、「近世日本山岳関係データベース」を公開したようです。このデータベースは、同大学が所属する山岳関係資料のコレクションである「小谷コレクション」内にある、近世(主に江戸期)に出版された和古書585冊、古地図等68点の全文を電子化したもので、データベースでは、キーワードや時代区分、分野からの検索が可能とのことです。なお、本データベースは、2010年度独立行政法人日本学術振興会科学研究費補助金の助成を受けて作成したものとのことです。

近世日本山岳関係データベース
http://moaej.shinshu-u.ac.jp/

近世日本山岳関係データベースを公開しました (信州大学附属図書館 2011/3/31付けのお知らせ)
http://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/information/2011/03/moaej-release.html