電子コンテンツのアーカイビング事業を行っているPorticoが、全米人文科学基金(NEH)と博物館・図書館情報サービス機構(IMLS)の資金援助により実施した、文化遺産機関におけるデジタル化資料の保存についての調査の報告書“Preservation of Digitized Books and Other Digital Content Held by Cultural Heritage Organizations”(2011年3月付け)が公開されています。27の文化遺産機関(教育機関、文書館、図書館、博物館等)への調査と、コーネル大学図書館のデジタル化コンテンツの分析を行ったもので、報告書の後半では、「今すぐにできるステップ」と、デジタル化を行う際に参照となるモデル等が示されています。
英国図書館(BL)と英国映画協会(BFI)が、2011年4月13日に、視聴覚資料の活用等についての覚書(Memorandum of Understanding)を交わしたとのことです。視聴覚資料・放送資料へのアクセス増加や他の資料との統合などを目的とするもので、覚書では、アクセス・権利管理・デジタル化等についての共同戦略の概要が示されているとのことです。