2011年4月7日に、英国情報システム合同委員会(JISC)の進めているStrategic Content Allianceが、高等教育機関や博物館、図書館等に関わる知的財産権(IPR)をテーマにしたeラーニングのコース“IPR and Licensing module”を公開したようです。コースは動画やアニメーションを交えており、以下の6項目で構成されているとのことです。
1. IPRとライセンスの基礎(Introduction to IPR and licensing)
2. クリエイティブ・コモンズライセンス(Creative Commons licences)
3. 孤児作品と危機管理(Orphan works and risk management)
4. デジタル経済法(Digital Economy Act)
5. 第三者のコンテンツへのアクセスとその利用(Accessing and using third party content)
6. 権利を守り管理する(Protecting and managing rights)
2011年4月14日、OCLCが"Scan and Deliver: Managing User-initiated Digitization in Special Collections and Archives"というレポートを刊行したと発表しました。このレポートでは、図書館や文書館が所蔵する特殊コレクションをデジタルコピーしたいという利用者ニーズの増大に対して、さまざまな事情を抱えた各機関がどのように対応していくかという問題を扱っています。
2011年4月14日付けのFast Companyに、“Preserving Indigenous Languages Via Twitter”と題された記事が掲載されています。記事では、2011年3月に始まった“Indigenous Tweets”という、Twitterを利用した土着の少数言語の保存・リスト化のプロジェクトを紹介しているようです。この“Indigenous Tweets”は、米国セントルイス大学のKevin Patrick Scannell教授が行っているもので、Twitter上で使われている少数言語を集め、どのユーザーが何の言語でツイートしているのかというリストを作成しているようです。現在Twitter上では500程度の言語が使われているとのことですが、この“Indigenous Tweets”ではアイヌ語等の70の言語を集めているようです。