アーカイブ - 2011年 3月

3月 28日

新日本法規出版、「Q&A災害時の法律実務ハンドブック」をウェブで無料公開

新日本法規出版は、「Q&A災害時の法律実務ハンドブック」(2006年発行)の内容(テキストデータ)をウェブで無料公開しています。また、同社のウェブサイトでは、災害関連法令一覧へのリンクが掲載されています。

Q&A災害時の法律実務ハンドブック(平成18年発行)
http://www.sn-hoki.co.jp/shop/zmsrc/qa50593/mokuji.htm

災害関連法令一覧とQ&A災害時の法律実務ハンドブックの改訂について(新日本法規出版のウェブサイト 2011/3/22付けの新着情報)
http://www.sn-hoki.co.jp/shop/new/300.html

オープンソースのOPAC“Vufind”のバージョン1.1が公開

オープンソースのOPAC“Vufind”のバージョン1.1が、2011年3月21日に公開されています。

VuFind Home(News欄に“VuFind 1.1 Released”の情報あり)
http://vufind.org/

参考:
オープンソースの次世代OPAC“VuFind”の正式版(1.0)が公開
http://current.ndl.go.jp/node/16520

ニューヨーク公共図書館、コロンビア大学図書館、ニューヨーク大学図書館の3図書館が研究資料の有効利用のため協同へ

米国ニューヨークのマンハッタン島にあるニューヨーク公共図書館、コロンビア大学図書館、ニューヨーク大学図書館の3つの図書館が協同し、研究資料・専門資料の利用増等を図る「マンハッタン研究図書館イニシアチブ」(Manhattan Research Library Initiative)を開始するとのことです。3つの図書館で研究資料の収集業務を調整し、専門資料の重複所蔵を減らすことや、研究者に対し相互の図書館の資料を利用可能とすることなどが行われるようです。

The New York Public Library, Columbia University and New York University Forge Historic Collaboration(コロンビア大学図書館 2011/3/18付けのプレスリリース)
http://library.columbia.edu/news/libraries/2011/20110318_marli.html

Three Renowned Research Libraries Join Forces To Better Serve Users(ニューヨーク公共図書館 2011/3/17付けのニュース)

米国国立医学図書館(NLM)が東北地方太平洋沖地震の支援情報のページを公開

2011年3月25日に、米国国立医学図書館(NLM)が、東北地方太平洋沖地震の被災者支援のための情報提供サイトを公開したようです。同ページでは、3月16日のカレントアウェアネス-Rでご紹介した“Emergency Access Initiative”(EAI)の他に、緊急被ばく医療に関する、医療従事者向けの情報リソース“Radiation Emergency Medical Management”(REMM)と、地震及びそれに伴う津波、そして原発事故に関連した医療情報等へのリンク集である“Japan Earthquake, Tsunami, and Radiation Event - March 2011”へのリンクも提供されているようです。なお、REMMではインターネットにつながらない環境でも利用できるように、REMMに掲載されている情報をモバイル端末にダウンロードすることも可能のようです。

National Library of Medicine Resources for Japan Disaster (National Library of Medicine 2011/3/25付けの情報)
http://www.nlm.nih.gov/news/japan_disaster_resources.html

参考:

エメラルド社、被災地向けに電子ジャーナルと電子書籍を無料提供

エメラルド(Emerald)社は、東北地方太平洋沖地震による被災地域支援として、同社の電子ジャーナルと電子書籍のコンテンツ(Emerald Management eJournals Plus、Emerald eBooks Series)を、2011年5月末まで無料提供すると発表しています。

エメラルド・ジャパン(「東日本大震災復興支援フリーアクセスのお知らせ」あり)
http://www.emeraldinsight.jp/

Europeana、コンテンツの更新情報等を提供するブログサイトを開設

欧州デジタル図書館“Europeana”が、コンテンツの更新情報やイベント情報、進行中の作業の情報等を提供するブログサイトを開設しています。

Europeana Blog
http://blog.europeana.eu/

Euro­peana Blog(Peter Scott's Library Blog 2011/3/27付けの記事)
http://xrefer.blogspot.com/2011/03/europeana-blog.html

日本ユニセフ協会、被災地の子どもに絵本や児童書を届ける「ちっちゃな図書館プロジェクト」を開始

財団法人日本ユニセフ協会は、東北地方太平洋沖地震の被災地の避難所で同協会が設置を準備している「子どもにやさしい空間」づくりの一環として、被災地の子どもに絵本や児童書を届ける「ユニセフ ちっちゃな図書館」プロジェクトを開始しています。JBBY(日本国際児童図書評議会)が推薦する児童書と、日本ユニセフ協会に寄せられた本を組み合わせて被災地に送るというものです。

東日本大震災緊急募金第14報 えほんをおくろう。えがおをおくろう。東日本大震災で被災した子どもたちのために、「ユニセフ ちっちゃな図書館」プロジェクトをスタート(日本ユニセフ協会 2011/3/25付けの情報)
http://www.unicef.or.jp/kinkyu/japan/2011_0325_02.htm

図書館振興財団、2011年度助成事業計画の変更と地震被災図書館への支援を発表

2011年3月25日付けの図書館振興財団のウェブサイトの情報によると、図書館振興財団は、東北地方太平洋沖地震で被災した図書館を支援するため、2011年度の助成事業計画を変更すると発表しています。対象の助成事業のうち、「図書館員育成・研修事業への助成」と「公共図書館の機能向上を目的とする調査・研究事業への助成」を中止し、「資料のデジタル化等新たな図書館サービスの構築事業への助成」のみを予定通り実施するとのことです。また、これによって生じる助成予算の執行残を支援金として被災した図書館に寄付するとも発表しています。

平成23年度助成事業計画の変更と被災図書館への支援について(平成23年3月25日) (図書館振興財団 2011/3/25付けの情報)
http://www.toshokanshinko.or.jp/news/kako03.htm#02

参考:
図書館振興財団、2011年度の助成事業の募集要項を公開
http://current.ndl.go.jp/node/17693

日本図書館協会、被災者支援のための公衆送信権の時限的制限について権利者団体へ協力を依頼

日本図書館協会は、2011年3月25日付けで、「被災者を支援する図書館活動についての協力依頼 ―被災地域への公衆送信権の時限的制限について―」を発表しています。被災のため資料・情報の入手の困難な期間および地域に限定して、以下の2つの行為についての許諾をもらえるよう、権利者団体に対して協力を依頼をするものです。
・図書館の文献複写サービスによる複写物を、メールやFAXなどにより被災者や被災地の図書館や病院等の公共施設等に送信すること
・被災地の乳幼児への絵本の読み聞かせや高齢者向けのお話し会の実施のために必要となる資料の複製や、各図書館での読み聞かせ等の中継や録音録画したものの配信、絵本の版面の公衆送信など
これは、2011年3月24日に開催された「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議」における、著作権者側委員とのやりとりを踏まえてのものとのことです。日本図書館協会は、2011年3月19日に公表した「東日本大震災への当面の対応」において、「各地の図書館が被災地の図書館からの資料要求に対して、公衆送信を活用して提供できるよう政府に特例的な措置を要請する。」としていました。

被災者を支援する図書館活動についての協力依頼 ―被災地域への公衆送信権の時限的制限について―(日本図書館協会 2011/3/25付け)

立命館大学歴史都市防災研究センター、地震被災地周辺の文化財の分布状況をまとめたマップを公開

立命館大学の歴史都市防災研究センターが、東北地方太平洋沖地震の震源に近い文化財の分布状況をまとめたマップを同センターのウェブサイトで公開しています。提供される地図情報は、現時点では宮城県沖の震源に近い文化財の分布状況を暫定的に掲載する方針とのことで、(1) 文化財の分布、(2) 海岸線、(3) 標高、(4) 河川、(5) 人口集中地区の5つが示されているとのことです。

東北地方太平洋沖地震 - 被災地周辺の文化遺産について(2011年3月25日現在) (立命館大学歴史都市防災研究センター 2011/3/25付けの情報)
http://www.rits-dmuch.jp/cultural_heritage_0325.html

3月 25日

テレビ電話によるオンラインレファレンス(米国)

米国のミズーリ州立大学の図書館では、Skypeを使ったテレビ電話によるレファレンスを実施しているとのことです。離れた場所のキャンパスの学生に対しメインキャンパスの図書館員が応対するようです。

Kent Library offering virtual reference librarian via Skype to Kennett, Malden, Sikeston campuses(Daily Dunklin Democrat 2011/3/20付けの記事)
http://www.dddnews.com/story/1711975.html

Missouri university offers reference by Skype(lovelibraries.org2011/3/24付けの記事)
http://www.ilovelibraries.ala.org/news/?p=1421

学術図書館の所蔵資料でのパブリックドメイン資料や孤児作品の割合を調査した文献(米国)

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)のウェブサイトに、共同リポジトリHathiTrustに収録されている資料のデータを基に、学術図書館の所蔵資料全体に占めるパブリックドメイン資料や孤児作品(著作権者不明の資料)の割合を推定した文献が掲載されています。HathiTrustのエグゼクティブ・ディレクターであるJohn P. Wilkin氏によるもので、結論部分では、パブリックドメイン資料の割合は3分の1未満とみられること、孤児作品の割合は50%程度になるとみられることなどが示されています。

Bibliographic Indeterminacy and the Scale of Problems and Opportunities of "Rights" in Digital Collection Building(本文)
http://www.clir.org/pubs/ruminations/01wilkin/wilkin.html

"Bibliographic Indeterminacy and the Scale of Problems and Opportunities of ‘Rights’ in Digital Collection Building"(DigitalKoans 2011/2/20付けの記事)

米国コロラド州の独立系出版社協会と図書館が電子書籍の貸出・販売で提携

米国コロラド州の独立系出版社協会(CIPA)と同州の2つの図書館が提携し、新たな電子書籍の貸出・販売モデルの取組みを実施するとのことです。この取組みでは、図書館は購入した電子書籍を図書館のサーバーに保存できることや、オンライン目録から販売サイトへリンクすることなどが予定されているようです。

Library eBook Partnerships(CIPAのウェブサイト 2011/3/15付けの情報)
http://www.cipacatalog.com/pages/Library-eBook-Partnerships.html

米コロラド州のインディーズ出版社と図書館が提携、電子書籍の貸し出し・販売の新モデルを発表(hon.jp 2011/3/23付けの記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/2229/

Colorado Publishers and Libraries Collaborate on Ebook Lending Model(Library Journal 2011/3/17付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/889765-264/colorado_publishers_and_libraries_collaborate.html.csp

メンテナンス作業に伴うサービス停止のお知らせ(3月29日10時~12時)

「カレントアウェアネス・ポータル」は、メンテナンス作業のため、2011年3月29日(火)10時~12時の間、システムを一時停止いたします。ご迷惑をおかけしますが、どうぞご了承ください。

欧州のアーカイブズのポータルサイト“Archives Portal Europe”ベータ版が公開される

欧州委員会(EC)の支援を受けているAPEnet(Archives Portal Europe)が、2011年3月18日に、欧州17か国47機関が所蔵しているアーカイブズ資料を検索できる、“Archives Portal Europe”(ベータ版)のウェブサイトを公開したようです。

Archives Portal Europe
http://www.archivesportaleurope.eu/index.action

スペイン国立図書館、Flickrで写真資料等の公開を開始

2011年2月から、スペイン国立図書館(Biblioteca Nacional de España)が、Flickrで、同館所蔵の写真資料や、パンフレット・チラシ等の資料の公開を始めたようです。

Biblioteca Nacional de España's photostream
http://www.flickr.com/photos/bibliotecabne/

Europeana等がクラウドソーシングによる第一次世界大戦デジタルアーカイブプロジェクトを開始

2011年3月24日に欧州デジタル図書館“Europeana”が、ドイツ国立図書館や英国のオックスフォード大学とともに、“Erster Weltkrieg in Alltagsdokumenten”(The First World War in everyday documents)と題するプロジェクトを立ち上げたようです。これは、各家庭に残されている、第一次世界大戦期(1914-1918年)のドイツあるいはドイツ国民に関連する写真資料や書簡資料等の私文書をEuropeanaに登録してもらうことで、第一次世界大戦のデジタルアーカイブを構築しようというプロジェクトのようです。なお、同種の取組みはすでに英国において、オックスフォード大学を中心に“Great War Archive”として行われているようです。

Erster Weltkrieg in Alltagsdokumenten (英語ページ)
http://www.europeana1914-1918.eu/en

Project Launch: “Erster Weltkrieg in Alltagsdokumenten”. The First World War in everyday documents (Europeana 2011/3/24付けのプレスリリース)

スタンフォード大学の図書館員、Googleブックス訴訟の和解案を認めなかった裁判所の決定に失望

米国スタンフォード大学のウェブサイトに、同大学の図書館員がGoogleブックス訴訟の和解案を認めなかった2011年3月22日の裁判所の決定に対して失望している、というニュース記事が掲載されています。図書館員の一人は、どのようにしてユニバーサルな図書館を作ればよいのか、どの程度の期間図書は著作権で保護されるべきなのか、どのようにして孤児作品(orphan works)にアクセスすればよいのか、といった難しい問題が残されたままであると指摘しています。Googleは既に同大学の図書館の蔵書約200万冊をスキャンしており、同大学は資料デジタル化のプロジェクトを継続していくとのことです。

Stanford librarians disappointed with ruling in Google case, but university plans to continue digitizing books(スタンフォード大学 2011/3/23付けのニュースリリース)
http://news.stanford.edu/news/2011/march/google-book-ruling-032311.html

参考:
Googleブックス訴訟、連邦地方裁判所は和解案を認めず
http://current.ndl.go.jp/node/17822

横浜市立図書館、2014年度までの「蔵書再構成5か年計画」を策定

横浜市立図書館が2014年度までの「蔵書再構成5か年計画」を策定したようです。これは、2011年1月に策定された「横浜市立図書館アクションプラン」において重点取組事項とされている、横浜市立図書館全体の蔵書再構成を実現するために策定されたものとのことです。同計画は、「蔵書再構成5か年計画策定の背景と目的」、「横浜市立図書館の蔵書構成の現状と課題」、「蔵書再構成5か年計画の基本的考え方」、「これからの横浜市立図書館の蔵書」「蔵書再構成5か年計画の取組内容」、そして「蔵書の評価方法」から構成されています。

蔵書再構成5か年計画 (本文PDF版)
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/library/unei/zoshosaikosei.pdf

千葉県立中央図書館、レファレンスに利用している基本資料をまとめた『ビギナーのための地域行政資料入門』を公開

千葉県立中央図書館が、同館千葉県資料室でのレファレンスで利用している基本資料をまとめた『ビギナーのための地域行政資料入門』を公開しています。資料の構成は、1. 目録・書誌と2. 主題別資料紹介となっており、主題別資料紹介の項目の中は、日本十進分類法の分類順となっているとのことです。

ビギナーのための地域行政資料入門
http://www.library.pref.chiba.lg.jp/02reference/beginner20110324.pdf

中央図書館 『ビギナーのための地域行政資料入門』を掲載しました (千葉県立図書館トップページ)
http://www.library.pref.chiba.lg.jp/

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