アーカイブ - 2011年 3月 8日

英国図書館(BL)、デジタル化された19世紀の資料6万5千点をアプリケーションコンテストに提供

英国図書館(BL)は、英国で実施されている“IC tomorrow”というアプリケーションコンテストで使用できるコンテンツとして、デジタル化された19世紀の資料6万5千点を提供するとのことです。これらの資料はMicrosoft社との提携でデジタル化されたもので、2500万ページ分以上になるとのことです。“IC tomorrow”は、公共組織Technology Strategy Boardが主催するもので、音楽、テレビ/映画、出版などの分野での新しいアプリケーションやサービスを生み出すためのコンテストとのことです。

英国サウサンプトン大学、自学の研究成果等のデータを公開

2011年3月7日に、英国のサウサンプトン大学(University of Southampton)が、個人情報を除く、同大学の建築物の情報や英国学生調査の統計データ、研究成果等の20以上のデータセットの公開を始めたようです。また、今後も公開データは増やす予定とのことです。

Open Data Service
http://data.southampton.ac.uk/home.html

University pioneers open data revolution (University of Southampton 2011/3/7付けのニュース)
http://www.ecs.soton.ac.uk/about/news/3663

米国大学出版協会、学術出版活動の継続に向けた提言等をまとめたレポートを公開

2011年3月7日に、米国大学出版協会(Association of American University Presses)が“Sustaining Scholarly Publishing: New Business Models for University Presses”と題するレポートを公開しました。同協会のプレスリリースによると、このレポートは、現在の学術出版が行っている試みやイニシアチブを調査し、伝統的なセールスモデルからの脱却を図る際の課題と効果的なビジネスモデルの特徴について検証するとともに、変化の時代にあってクオリティの高い学術出版活動を継続するための提案等を記したものとのことです。

Sustaining Scholarly Publishing: New Business Models for University Presses
http://aaupnet.org/resources/reports/business_models/aaupbusinessmodels2011.pdf

オーストラリアの大学図書館での除架のあり方を問う(記事紹介)

2011年3月8日付けのSydney Morning Heraldに、“Books get the shove as university students prefer to do research online”と題した記事が掲載されています。記事のテーマは、オーストラリアのNew South Wales大学と思われる大学図書館での除架のあり方に関するものです。記事では、内部文書を基に、同大学図書館で1年間に19世紀以来の貴重な資料を含む図書や新聞資料5万冊を除架していたことを取り上げるとともに、そのような資料の扱いに対する教員からの反発についても紹介しているようです。他方で、この方針の理由を、オンラインリソースの利用が増えているからとする、同大学のスポークスマンの言葉も掲載されています。なお、すでにこの方針での除架は行われていないようです。

Books get the shove as university students prefer to do research online (Sydney Morning Herald 2011/3/8付けの記事)

英国情報システム合同委員会(JISC)、デジタルリソースへのクリエイティブ・コモンズライセンス適用指南書を公開

2011年3月7日に、英国情報システム合同委員会(JISC)が、“Briefing Paper on Embedding Creative Commons Licences into Digital Resources”という文書を公開しました。クリエイティブ・コモンズライセンスをデジタルリソースに適用する意義や適用前に考えるべきこと、適用の方法等について解説されているようです。

Briefing Paper on Embedding Creative Commons Licences into Digital Resources
http://www.jisc.ac.uk/media/documents/publications/programme/2011/scaembeddingcclicencesbp.pdf

米国の複数の図書館コンソーシアム、HarperCollins社の電子書籍の購入を見合わせ

米国の出版社HarperCollins社が同社の提供する電子書籍1冊の貸出回数を26回までにするという条件を提示したことに対して、米国の複数の図書館コンソーシアムが、HarperCollins社の電子書籍の購入を見合わせる決定をしたと報じられています。Library Journal誌の記事には、「一定の回数貸し出されたらその資料を書架から取り除かなければならなくなるという話は聞いたことがない」「26回以上貸し出されたHarperCollins社の印刷版書籍は今もいい状態のまま提供できている」といったコンソーシアムの代表者らのコメントも紹介されています。

Library Consortia Begin To Vote Against HarperCollins Ebook Checkout Policy(Library Journal 2011/3/7付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/889582-264/library_consortia_begin_to_vote.html.csp