アーカイブ - 2011年 3月 22日

京都大学医学研究科、コクラン・ライブラリーのエビデンスエイド等の翻訳・公開プロジェクトを開始

2011年3月18日付けの京都大学のお知らせによると、同大学の医学研究科社会健康医学系専攻は、コクラン共同計画(Cochran Collaboration)の正式許可を得て、同計画が今回の震災のために無料公開した、震災・洪水に伴う健康障害の予防・医療に関する情報を含む同計画のエビデンスエイド等の翻訳・公開プロジェクトを開始したとのことです。なお、翻訳・公開される項目は以下の4つのようです。
1. コクラン共同計画エビデンスエイドとは何か
2. コクラン共同計画エビデンスエイド:地震に関する情報リソース
3. コクラン共同計画エビデンスエイド:洪水と水の汚染に関する情報リソース
4. コクランライブラリーより災害被害者および救援者のメンタルヘルス

東北地方太平洋沖地震による健康障害の予防・治療に関する学術情報リソース
http://www.server-system.jp/resource/

医学研究科社会健康医学系専攻で東北地方太平洋沖地震による健康障害の予防・治療に関する学術情報リソース提供を開始しました。(2011年3月18日) (京都大学 2011/3/18付けのお知らせ)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2010/110318_1.htm

フランス国立図書館(BNF)、Gallicaのコンテンツのオンデマンド印刷サービスのためHachette Livre社と提携

フランス国立図書館(BNF)が、同館の電子図書館Gallicaのコンテンツのオンデマンド印刷サービスを提供するため、フランスの大手出版社Hachette Livre社と提携を結んだようです。著作権フリーの15,000件強のコンテンツが対象で、資料1冊分の価格は平均で12ユーロから15ユーロほどになる見込みとのことです。2011年9月からサービスを開始する予定とされています。

Impression à la demande : Accord BnF – Hachette Livre(BNF 2011/3/21付けのプレスリリース)
http://www.bnf.fr/documents/cp_bnf_hachette.pdf

米国議会図書館(LC)、音楽に関する資料をオンラインで提供するためのウェブサイトを開設

米国議会図書館(LC)が、デジタル化された音楽に関する印刷資料をオンラインで提供するためのウェブサイト“Music Consortium Treasures”を開設しています。LCのほか、英国図書館(BL)、ハーバード大学の図書館、ニューヨーク公共図書館等6つの機関が、コンテンツを提供しているとのことです。

Library of Congress Launches Music Consortium Website
http://www.loc.gov/today/pr/2011/11-048.html

Music Treasures Consortium
http://lcweb2.loc.gov/diglib/ihas/html/treasures/treasures-home.html

PierOnlineの災害医療関連コンテンツが期間限定で無料公開

2011年3月18日にSUNMEDIAは、国内の出版社が発行する医学・薬学・看護学を中心とした学術誌を電子ジャーナルとして提供するサイト“PierOnline”の登載論文のうち、災害医療に関連する論文を期間限定で無料提供すると発表しています。これは、東北地方太平洋沖地震に対する支援として、PierOnline参画出版者の協力を得て行われるものとのことです。なお、利用に際しては、申し込みフォームを通じて提供される、IDとパスワードが必要とのことです。公開されている雑誌と論文は次の通りです。
・「最新医学」「癌と化学療法」「メディカ出版各誌」「医学のあゆみ」 に掲載された災害関連の論文を公開しています。
※フリーアクセス論文は、必要に応じて追加されます。
※公開期限は、当面は4月末までとさせていただきます。
・「最新医学」「癌と化学療法」につきましては、災害関連以外の全論文も無料公開しています。
※公開期限は、当面は3月末までとさせていただきます。

PierOnline 東日本大震災エイド 復興支援フリーアクセス論文
http://www.sunmedia.co.jp/pieronline/emergency/all.html

日本図書館協会、「東日本大震災への当面の対応」を発表

日本図書館協会は、2011年3月19日に、「東日本大震災への当面の対応」を発表しています。図書館の被災状況の情報収集と伝達、義援金の募集、被災地の図書館への支援などの「当面の取組み」と、「政府、自治体等図書館の設立母体に対する働きかけ」の2つの部分からなっています。

東日本大震災への当面の対応(日本図書館協会ウェブサイト)
http://www.jla.or.jp/earthquake/torikumi.html

山梨県立図書館、被災地域の住民に対し全分野でのメールレファレンスサービスを提供

山梨県立図書館は、東北地方太平洋沖地震の被災地への支援として、メールによるレファレンス(調査相談)の受付範囲を山梨県以外の地域(青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県)にも拡大し、全分野に関する調査依頼を受け付けるとのことです。また、山梨県内へ避難した方に、山梨県民と同様のサービス(資料の貸出等)も提供しているとのことです。

被災地支援のためのメールでの調査相談受付の拡大について(山梨県立図書館のウェブサイトの情報)
http://www.lib.pref.yamanashi.jp/cgi-bin/sirase/info.cgi?n=00000289

山梨県立図書館
http://www.lib.pref.yamanashi.jp/tosyokan/

「パートナーシップは成功への鍵」、英国図書館(BL)ブリンドリー館長のインタビュー記事紹介

2011年3月10日付けで、英国情報システム合同委員会(JISC)が、2011年春版として、ウェブマガジン“JISC inform 30”を刊行しており、そこに英国図書館(BL)のブリンドリー(Dame Lynne Brindley)館長のインタビュー記事“Partnership is key to success”が掲載されています。記事では、オンライン学習が普及すれば、資料デジタル化を進めている図書館は、大学や機関によって学生やスタッフに対して提供されるサービスではなく、教育コンテンツの配信を手がけるキープレイヤーと成りうるだろう、と述べられているようです。さらに、厳しい財政事情の中でBLが資料のデジタル化を展開するためには、JISCやBBC等の国内機関だけでなく、カタールやインド等の外国の機関とのパートナーシップが不可欠であるとの認識も示されているようです。なお、“JISC inform 30”には、ブリンドリー館長のほかに、研究者にして、Guardian紙の技術関係のライターでもあるクロトスキ(Aleks Krotoski)氏のインタビュー等も掲載されているようです。

JISC inform 30
http://www.jisc.ac.uk/inform/inform30/default.aspx

映画保存協会、被災した映画フィルム等の処置についての相談窓口を開設

映画保存協会が、被災した映画フィルム等の視聴覚メディアの処置についての相談窓口を開設しています。映画フィルムのほか、磁気テープ、SPレコード等、オリジナルの視聴覚記録媒体の処置(洗浄作業など)に関して、専門会社の協力により、相談を受け付けるとのことです。同協会のサイトには、「洪水や津波の被害を受けた《視聴覚メディア》の応急処置」「防災と災害復旧対策」「水害を受けたフィルムについてのFAQ」「ホームムービーの被害にどう対処するか」という情報も掲載されています。

映画フィルム救済・ご相談窓口(映画保存協会 2011/3/14付けの情報)
http://www.filmpres.org/archives/939

Galeのデータベースが被災大学の教職員・学生向けに無料提供

センゲージラーニング株式会社は、東北地方太平洋沖地震による被害を受けた大学の教職員・学生を対象に、2011年5月1日までの間、同社の図書館部門Galeの14のデータベースを無料で公開すると発表しています。

東北地方太平洋沖地震被災大学教職員・学生へデータベースを無料提供致します。(センゲージラーニング社のウェブサイトの情報)
http://cengage.jp/gale/

参考:
iPhoneアプリ「家庭の医学」やメディカ出版の医療情報が、震災への支援のため、期間限定で無料に
http://current.ndl.go.jp/node/17770

北米研究図書館協会(ARL)、保存のためのデジタルキュレーションに関するレポートを公開

2011年3月17日に、北米研究図書館協会(ARL)が“New Roles for New Times: Digital Curation for Preservation”と題するレポートを公開しています。このレポートは、保存のためのデジタルキュレーションの分野において、図書館がどのような役割を果たし、どのようにサービスを提供するべきかを論じたものとのことで、HathiTrust等、複数機関による協同のデジタル資料保存の取り組みの紹介や、研究図書館がデジタル資料の保存に取り組むにあたっての提言等がまとめられているようです。

New Roles for New Times: Digital Curation for Preservation
http://www.arl.org/bm~doc/nrnt_digital_curation17mar11.pdf

岩手県立図書館、県内公共図書館等の被害状況を公開

岩手県立図書館が、東北地方太平洋沖地震による県内公共図書館等の被害状況を公開しています。公開されている情報は、同館の電話による聞き取りに基づくもので、今後、随時更新する予定とのことです。

東北地方太平洋沖地震に係る岩手県内公立図書館等の被害概況(PDFファイル)
http://www.library.pref.iwate.jp/0311jisin/libs-iwate_20110318.pdf

東北地方太平洋沖地震に係る岩手県内公立図書館等の被害概況(エクセルファイル)
http://www.library.pref.iwate.jp/0311jisin/libs-iwate_20110318.xls