アーカイブ - 2011年 3月 16日

宮城県図書館、県内の公共図書館の地震被災状況を公表

宮城県図書館が、東北地方太平洋沖地震によって被害を受けた、県内の公共図書館の状況をまとめたページを公開しています。今後も随時更新の予定とのことです。なお、同館は2011年3月31日まで休館するとのことです(館内の事情により休館延長の可能性あり)。

平成23年3月11日に発生した地震関連情報(宮城県図書館) (宮城県図書館の情報)
http://www.library.pref.miyagi.jp/20110311_jishin_miyagi.html

宮城県図書館
http://www.library.pref.miyagi.jp/

米国国立医学図書館(NLM)等、震災支援のため、生物医学関係論文のフルテキストを期間限定で無料提供

米国国立医学図書館(NLM)と医学図書館全米ネットワーク(National Network of Libraries of Medicine)、米国出版社協会(AAP)のProfessional/Scholarly Publishing Division等が、東北地方太平洋沖地震の支援のため、Emergency Access Initiative(EAI)の実施を発表しています。NLM等は、このEAIを通じて生物医学関係論文のフルテキストを、地震の被災者および被災者への支援を行う図書館員や医療従事者に対して、期間限定で無料提供するとのことです。この無料提供は、2011年3月14日から4月8日までとのことです。

Emergency Access Initiative (National Library of Medicineのウェブサイト)
http://eai.nlm.nih.gov/docs/captcha/test.pl?url

科学技術振興機構(JST)、JDreamII登載の地震関連の文献情報を無料公開

2011年3月16日に、科学技術振興機構(JST)は、東北地方太平洋沖地震に際し、JSTの提供する科学技術文献データベース「JDreamII」に登載されている地震関連の文献情報(タイトル、出典、抄録等)を無料公開すると発表しています。文献のフルテキストは登載されていないため、文献そのものの入手ついては近隣の図書館の利用等、他のサービスの利用を求めているようです。提供されている文献情報は以下の3つの分野に係わるものとのことです。
(1)大地震に関する災害復興に関する文献
(2)津波に関する災害復興に関する文献
(3)地震・津波等の救急医療に関する文献

地震関連文献情報の無料公開について (JST文献情報提供サービスサイト 2011/3/16付けのお知らせ)
http://pr.jst.go.jp/new/info20110316.html

東京大学附属図書館、被災した大学の研究者等に対し電子ジャーナル等のアクセスを提供

東京大学附属図書館と情報基盤センターは、東北地方太平洋沖地震で被災した大学に所属する研究者・医療従事者に対し、東京大学が契約する電子ジャーナル等のアクセスを提供すると発表しています。期間は2011年3月16日から4月末まで (終了時期は別途お知らせ)とのことです。

被災された大学の研究者・医療従事者への電子ジャーナル等の提供について(東京大学附属図書館 2011/3/16付けのニュース)
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/koho/news/news/fuzokuto_11_03_16.html

台湾の国際空港内に電子書籍の貸出コーナーが誕生

台湾桃園国際空港のトランジットエリア内に、乗り継ぎ待ちの人のための電子書籍の貸出コーナーが設置されたとのことです。無料で貸し出される端末が30台用意されており、400点の電子書籍を読むことができるとのことです。

台湾桃園国際空港、トランジット客向けに空港内に電子書籍図書室をオープン、電子書籍端末を貸し出し(hon.jp 2011/3/14付けの記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/2214/

Taiwan Airport Opens E-library for Transit Passengers(PC World 2011/3/11付けの記事)
http://www.pcworld.com/article/221880/taiwan_airport_opens_elibrary_for_transit_passengers.html

Taoyuan int'l airport store offers free e-reading zone(China Post 2011/3/10付けの記事)
http://www.chinapost.com.tw/taiwan/national/national-news/2011/03/10/294091/Taoyuan-intl.htm

参考:

ハーバード大学の「図書館ラボ」、第1期の支援対象となる10プロジェクトを決定

新たな図書館サービスの開発を目指し2010年7月に設立されたハーバード大学の「図書館ラボ」は、2011年2月に、第1期の資金援助を行う10のプロジェクトを決定し、ウェブサイトで発表しています。学術文献の注釈の閲覧・分析を支援するツール、複数のリポジトリに同時に投稿するためのツール、ウェブ上でのメタデータサーバー、などのプロジェクトが含まれているようです。同大学のサイトで、採用されたプロジェクトの提案書を見ることができます。

Funded Proposals(ハーバード大学のOffice of Scholarly Communicationのウェブサイト)
http://osc.hul.harvard.edu/liblab/prop1

ニューヨーク公共図書館、レストランのメニューをデジタル化

米国のニューヨーク公共図書館(NYPL)が、同館が所蔵する40,000件以上のレストランのメニューをデジタル化すると報じられています。1843年から2010年までのニューヨーク市内のレストランのメニューが対象になるとのことです。同館の関係者によると、レストランのメニューは人々が何を食べてきたの記録であり、同館では1900年から収集している、とのことです。

Library keeps menu 'order'(NYPOST.com 2011/3/14付けの記事)
http://www.nypost.com/p/news/local/manhattan/library_keeps_menu_order_33O2ryUkFQdzkPhwnfpYFM

被災地域の大学在学者等に対して、九州大学附属図書館等が同大学在学者と同等のサービス提供を発表

2011年3月14日に、九州大学附属図書館が、東北地方太平洋沖地震の被災地域の大学に通う学生または入学予定の学生に対して、九州大学の学生と同等のサービスを提供すると発表しています。これにより、九州大学附属図書館の館内資料が閲覧できるほか、資料の貸出(冊数10冊)も可能となるようです。また3月15日には、鹿児島大学附属図書館が、被災地域の大学・短大に在学中の学生が帰省した際には、図書の貸出のため臨時の「図書館利用票」を発行するほか、公衆無線LANを提供すると発表しています。

被災された地域の大学に在学中の学生及び入学予定の皆さまへ [中央] (九州大学附属図書館 2011/3/14付けの記事)
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/general/news_20110314.html

国立公文書館が紙媒体の歴史公文書等保存のためのデジタル化等の方針を発表

2011年3月15日、国立公文書館が紙媒体の歴史公文書等の保存を目的とする代替物の作成方針を発表したようです。それによると、同館では、代替物作成後も紙媒体の原資料を保存し続けるという基本方針を踏まえた上で、以下のような方針を採るようです。
1. 原資料の保存状態、内容、利用頻度等に応じて、代替物作成の方法・媒体を適切に使い分ける取組みを今後も継続していく。
2. 紙媒体のスキャニングによるデジタル化を新たに採用する。
3. 原資料の保存状況や利用頻度に応じて媒体を選択することとし、保存状態が比較的良好な場合は、デジタル化による代替物作成を基本とし、急速に劣化が進んでいるものや今後劣化が進行するおそれがあるものについては、マイクロフィルム化による代替物作成を基本とする。
4. デジタル化により代替物を作成する際には、紙媒体の歴史公文書等の価値を維持するための技術、規格、仕様等に準拠する。また、仕様等の策定には国内外の先行事例や標準化等の取組みを参考に行う。
5. マイクロフィルム化により代替物を作成する場合、スキャニングにより作成したデジタルデータを、マイクロフィルム及びデジタル媒体の両方で保存するCOM/COLDの採用についても、国際標準規格のISO11506を参照し、コスト及び保存の観点から比較の上、検討を行う。

大阪府立図書館、震災の影響を受けた県の住民に対して全分野のメールレファレンスサービスを提供

2011年3月15日、大阪府立図書館が東北地方太平洋沖地震による影響を受けた地域(青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県)の住民に対して、メールを通じたレファレンスサービスである「e-レファレンス」を提供すると発表しています。なお、このサービス提供は「全分野」のレファレンスを対象とし、その提供期間は2011年4月30日までとのことで、それ以降の扱いについては状況により判断するようです。また、3月15日同日には、地震に関する情報をまとめたウェブページも公開したようです。

東北地方太平洋沖地震にともない、インターネットによる調査相談サービス「e-レファレンス」の質問受付範囲を拡大します(H23.3) (大阪府立図書館e-レファレンスのご案内 2011/3/15付けの情報)
http://www.library.pref.osaka.jp/portal/help_eref.html

青空文庫、収録作品数が1万点を突破

2011年3月15日付けの青空文庫のお知らせ「そらもよう」によると、青空文庫の収録作品数が1万点を突破したとのことです。

収録作品数1万点 (そらもよう 2011/3/15付けの記事)
http://www.aozora.gr.jp/soramoyou/soramoyouindex.html#000383

東北地方太平洋沖地震による、国立国会図書館の遠隔複写サービスへの影響について

東北地方太平洋沖地震によって国立国会図書館東京本館の書庫に被害が発生しており、図書資料の大半がご利用いただけません。このため、遠隔複写サービスへのお申込みについて、複写作業や複写物の発送作業ができない場合がございます。また、交通機関の乱れにより、既に複写作業を終え、発送済みの複写物の到着が大幅に遅れる可能性がございます。利用者の皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

「東北地方太平洋沖地震」の遠隔複写サービスへの影響について(国立国会図書館 2011/3/15付けのニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/1191300_1531.html