アーカイブ - 2011年 3月 10日

米国図書館協会(ALA)、図書館と電子書籍の問題に関するタスクフォースを設置

米国図書館協会(ALA)は、図書館と電子書籍の問題に対応するためのタスクフォースを設置したとのことです。出版社によっては図書館に電子書籍を販売しなかったり利用の制限を加えたりという状況があることを受けて、タスクフォースでは、ALAと出版社・著者団体との協議の場の設定などを行う予定とのことです。

American Library Association tackles new challenges in the e-environment(ALA District Dispatch 2011/3/8付けの記事)
http://www.wo.ala.org/districtdispatch/?p=5749

参考:
米国の複数の図書館コンソーシアム、HarperCollins社の電子書籍の購入を見合わせ
http://current.ndl.go.jp/node/17729

米国デジタル公共図書館設立に向けた初のワークショップが開催される

2011年3月1日に、ハーバード大学バークマンセンター(Berkman Center)で、同センターが中心になって進めている米国デジタル公共図書館(Digital Public Library of America;DPLA)の設立に向けた、初のワークショップが開催されたようです。会合には、公共図書館・研究図書館の関係者のほか、政府機関関係者や出版者等が参加し、DPLAに搭載するコンテンツやその目標について話し合われたとのことです。当日の様子については、DPLAのプロジェクトWikiのほか、出席者それぞれのブログやTwitter(ハッシュタグ“#dpla”)等で公開されているようです。

March 1 Workshop Notes (Digital Library of America Project 2011/3/4付けの記事)
http://cyber.law.harvard.edu/dpla/March_1_Workshop_Notes

Scope and content of a possible Digital Public Library of America (Berkman Center 2011/3/4付けの記事)
http://cyber.law.harvard.edu/node/6661

岐阜県図書館、新着雑誌記事速報(テスト版)のページを作成・公開

2011年3月10日に、岐阜県図書館が、新着雑誌記事速報(テスト版)のページを作成・公開したようです。国立国会図書館(NDL)が配信している雑誌記事索引RSSを利用し、作成にあたっては、茨城県のゆうき図書館の「新着雑誌記事速報」を参考にしたとのことです。

岐阜県図書館 新着雑誌記事速報 (テスト版) (岐阜県図書館のウェブサイト)
http://www.library.pref.gifu.jp/sokuho/sokuho_index.htm

新着雑誌記事速報 (ゆうき図書館のウェブサイト)
http://lib-yuki.city.yuki.lg.jp/room_ad/sokuhou-blog.html

米国議会図書館(LC)、1972年以前のスポーツのラジオ・テレビ音声録音資料を購入

2011年3月9日に、米国議会図書館(LC)が、John Miley氏が収集してきた、ラジオやテレビのスポーツ中継の音声を録音したコレクションを購入したと発表しました。“John Miley Sports Broadcast Collection”と名付けられた同コレクションは、1920年から1972年までのプロ・アマのスポーツ放送の音声資料とのことで、その数は6,000点を超すようです。また、同コレクションは、歴史的なゲームの記録資料としてだけではなく、名スポーツアナウンサーの音声記録としての価値もあるとのことで、LCでは今後デジタル化を行い、LCの閲覧室で提供する予定のようです。

Library Acquires Historic Radio & TV Sports Recordings (Library of Congress 2011/3/9付けのニュースリリース)
http://www.loc.gov/today/pr/2011/11-046.html

【イベント】国際シンポジウム「ビジネス・アーカイブズの価値:企業史料活用の新たな潮流」(5/11・東京)

2011年5月11日に、公益財団法人渋沢栄一記念財団の主催で、国際シンポジウム「ビジネス・アーカイブズの価値:企業史料活用の新たな潮流」が、東京の国際文化会館講堂で開催されるようです。内容は、ビジネス・アーカイブズの持つ(経営的、歴史的、学術的など)多元的価値を明らかにし、その価値を引き出すための政策、所属組織における最新の取り組みについての報告とのことで、日英同時通訳付きとのことです。

国際シンポジウム「ビジネス・アーカイブズの価値:企業史料活用の新たな潮流」 (実業史研究情報センター 2011/3/9付けの記事)
http://www.shibusawa.or.jp/center/network/01_icasbl/Tokyo/01yokoku.html

日本印刷産業連合会、「電子出版に関するアンケート調査結果」を公表

2011年2月7日付けで日本印刷産業連合会が、「電子出版に関するアンケート調査結果」を公表しています。このアンケートは、電子出版交換フォーマット及び各種変換ツールに関するニーズや対応能力を把握し、印刷業界として電子出版市場への参入を検討する目的で実施されたとのことです。調査期間は、2010年11月1日から2011年1月31日まで(アンケート回答期間は2010年11月22日まで)で、有効回答数は63サンプル(回収率46.3%)とのことです。主な結果は以下のとおりです。
・電子出版に取り組んでいる会社は54%、検討中は27%。
・69.8%が電子出版は重要なテーマと認識している。
・電子出版のフォーマットで優先・要望する機能は、「デバイス、閲覧ソフトの普及率」が最も多く76.2%、次いで「可読性」49.2%、「冊子の再現性」33.3%の順。
・今後対応が必要な電子出版フォーマットは、「iPhone&iPad向けデータ出力」が最も多く71.4%、次いで「Android向けデータ出力」66.7%、「EPUB」60.3%の順。
・電子出版の普及に必要なもの等について、「対応すべきフォーマットの乱立」が最も多く69.8%であった。

大学の授業でiPadを試行的に導入した結果とその分析(オーストラリア)

オーストラリアのメルボルン大学トリニティ・カレッジ(University of Melbourne's Trinity College)が“Report on the Step Forward iPad Pilot Project”と題したレポートを公開しています。これは、2010年8月から2011年1月まで実施された、同大学の授業でのiPadを試験的に導入したプロジェクト“Step Forward Pilot Project”について、その検証結果をまとめたものとのことです。同プロジェクトには、50名の学生と20名のスタッフが参加したようです。主な結果は次の通りです。
・他のスタッフや学生にもiPadの利用を勧めると回答したのは、プロジェクト参加のスタッフ76.2%で、学生が80%であった。
・iPadはラップトップやネットブックに比べて便利で、紙の印刷や消費を抑えることにつながった。
・iPadを最大限に活用するためには、講義室にテレビモニターのスクリーンや書画カメラ等の高品質の視聴覚設備の設置とそのITサポートが必要である。

Report on the Step Forward iPad Pilot Project (Google Docsで公開されています)

静岡県立中央図書館、2010年度の来館利用者・協力貸出利用者のアンケート結果を公表

静岡県立中央図書館が、同館のウェブサイトで、2010年11月に実施された利用者アンケートの集計結果を公表しています。来館利用者に加え、市町村立図書館を通して同館の資料を利用する協力貸出利用者も対象に、アンケートは実施されたようです。調査の結果、県立中央図書館のサービス認知度について、「子ども図書研究室の存在」、「オンラインデータベースが無料で利用できる」、「パスワードを登録すると御自身で延長などができる」などがあまり認知されていないことが明らかとなった、とのことです。

平成22年度静岡県立中央図書館利用者アンケートの集計結果 (静岡県立中央図書館)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2011info/info2011-0215.html