アーカイブ - 2011年 1月

1月 20日

Copac、検索対象に英国ナショナル・ポートレート・ギャラリー図書室の所蔵資料を追加

英国の大学図書館コンソーシアム(Consortium of University Research Libraries:CURL)の総合目録“Copac”の検索対象に、ナショナル・ポートレート・ギャラリー(National Portrait Gallery)のハインツ・アーカイブと図書室“Heinz Archive and Library”の所蔵資料が追加されたようです。同室では、1856年から資料を収集し、約35,000冊の図書や展示目録、150の雑誌等を所蔵しているとのことです。

National Portrait Gallery library holdings loaded(Copacのニュースリリース)
http://copac.ac.uk/news/2011/01/national-portrait-gallery-library-holdings-loaded/

Copac National, Academic, and Specialist Library Catalogue
http://copac.ac.uk/

National Portrait Gallery(日本語)
http://www.npg.org.uk/footer/japanese.php

参考:

電子書籍端末は読みやす過ぎて内容が頭に残らない、という研究結果(記事紹介)

Telegraphほか各紙が、電子書籍端末を利用して本を読んでも、画面やフォント等が読みやすいために、かえってその内容が頭に残らず思い出しにくいという、米国プリンストン大学の研究成果を紹介しています。反対に、手書きの文章や読みづらいフォントで書かれた文章は、その内容が重要なもので、記憶するに値すると脳が判断し、頭に残ることになる、とのことです。

電子書籍端末を使って読んだ本の内容は思い出しにくい-プリンストン大学 (2011/1/16付け スゴモリの記事)
http://www.su-gomori.com/2011/01/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E7%AB%AF%E6%9C%AB%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%A6%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A0%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%86%85%E5%AE%B9%E3%81%AF%E6%80%9D%E3%81%84%E5%87%BA%E3%81%97.html

E-readers 'too easy' to read (2011/1/13付け Telegraphの記事)

ポーランド科学アカデミーが21誌をオープンアクセス化へ

ポーランド科学アカデミー(Polska Akademia Nauk)が、同国の出版社Versitaと提携して、アカデミー発行の学術雑誌21誌をオープンアクセスで提供すると発表しています。オープンアクセス化される雑誌は、生物学や心理学、獣医学等のようです。

Polish Academy of Sciences Will Publish their Journals with Versita (2011/1/17付け Newswire掲載のプレスリリース)
http://www.newswiretoday.com/news/83976/

『カレントアウェアネス-E』186号発行

E1138 - 国立国会図書館における2009年度の大量脱酸性化処理試行結果

 国立国会図書館(NDL)は,2009年度に,国内で実用化されている大量脱酸性化処理の二つの処理方法を試行し,その有効性,安全性等について調査した。『国立国会図書館における平成21年度の大量脱酸性化処理試行に関する結果報告』(2010年12月)は,その試行結果を取りまとめ,NDLホームページで公開したものである。...

E1137 - OCLC,利用頻度の低い資料の共同管理に向けたレポートを刊行

 2011年1月6日にOCLCが,“Cloud-sourcing Research Collections: Managing Print in the Mass-digitized Library Environment”と題するレポートを公開した。これは,大学・研究図書館が所蔵しているあまり使われていない印刷資料の管理を,共有サービス提供機関に外部委託することについて検証したものである。なお,この研究は,OCLC Research,米国を中心とした大学による共同デジタルリポジトリHathiTrust,ニューヨーク大学Elmer Holmes Bobst図書館,印刷資料を保存するReCAP(Research Collections Access & Preservation Consortium)による共同プロジェクトである。...

E1136 - 北米の大学図書館における障害者サービスの調査結果

 北米研究図書館協会(ARL)は,2010年12月に,報告書シリーズ“SPEC Kit”の第321号として,研究図書館・大学図書館における,障害のある利用者向けのサービスについての調査結果報告書を刊行した。ARLのウェブサイトで公開されている要約部分を基に,その概要を紹介する。...

E1135 - Wikileaksに対する図書館界の反応

 2010年12月3日,米国議会図書館(LC)は,米国政府の機密情報等を公開しているウェブサイト“Wikileaks”への館内からの利用者・職員によるアクセスを制限する措置を講じた。LCのブログには,その理由について,「法律により連邦機関は機密情報を保護する義務があり,不認可の暴露行為は機密状態を変化させるものではない」と記されている。この件に対する図書館界の反応を紹介する。...

E1134 - LJ誌がライブラリアン・オブ・ザ・イヤー2011を発表(米国)

 2011年1月15日付けのLibrary Journal誌で,2011年のライブラリアン・オブ・ザ・イヤーが発表された。選ばれたのは,公共図書館勤務を経て,現在は公共ラジオ局“National Public Radio”や地方のテレビ番組等のメディアでの活動や,自身のウェブサイトや著作等を通じて読書振興のために多彩な活動を行っている,パール(Nancy Pearl)氏である。...

E1133 - 電子書籍貸出サービスを開始した堺市立図書館にインタビュー

 2011年1月8日に,大阪府堺市立図書館が電子書籍の貸出提供サービスを開始した。このサービスの導入までの検討経緯,利用状況,そして今後の目標と課題等について,同館の担当者にインタビューを行った。...

広島大学が文書館「公文書分室」を開室

広島大学が、同大学のアーカイブズである文書館の機能の充実を図るとともに、公文書等の適切な保存・管理を義務づけた「公文書等の管理に関する法律」に対応するため、新たに「公文書分室」を開室すると発表しています。現在、同法に基づく政令で定める「国立公文書館等」に相当する機関として文書館が指定を受けることを目指し、準備を進めているとのことです。

文書館「公文書分室」を開室-銘板除幕式を開催します (2011/1/19付け 広島大学のお知らせ)
http://www.hiroshima-u.ac.jp/news/show/id/9971

1月 19日

HathiTrust、OCLCと共同でWorldcatLocalを使った検索システムを構築

米国の大学等による共同リポジトリ事業“HathiTrust”とOCLCが、WorldcatLocalのインターフェースを使って、同事業が運営する電子図書館“HathiTrust Digital Library”用の検索システムを構築したようです。検索結果画面にはWorldCatの書誌情報が掲載され、HathiTrust Digital Libraryのコンテンツへのリンクが形成されています。現在はプロトタイプという段階で、利用者からのフィードバックを求めているとのことです。

HathiTrust Digital Library and OCLC introduce WorldCat Local prototype(OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2011/20114.htm

WorldCat: HathiTrust Digital Library(Prototype Catalog)
http://hathitrust.worldcat.org/

Help - Using the Digital Library(HathiTrust)
http://www.hathitrust.org/help_digital_library#WorldCatLocal

参考:

欧州9か国における政府機関のデータの公開状況についての調査報告書

ITサービス会社CSCによる、欧州の9か国(ドイツ、フランス、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、オランダ、イタリア、スペイン)における政府機関のデータの公開状況についての調査報告が公表されています。これらの国では、米国や英国のような、政府機関のデータ提供のポータルサイトが開設されていないため、各国の統計局によるオンラインでのデータ提供について調査したものとのことです。

UNCHARTERED WATERS THE STATE OF OPEN DATA IN EUROPE(2011/1)
http://assets1.csc.com/de/downloads/CSC_policy_paper_series_01_2011_unchartered_waters_state_of_open_data_europe_English_2.pdf

Unchartered Waters—The State of Open Data in Europe(2011/1/18付けDigitalKoansの記事)
http://digital-scholarship.com/digitalkoans/2011/01/18/unchartered-watersthe-state-of-open-data-in-europe/

参考:

2010年のHathiTrustの活動の総括

米国の大学等による共同リポジトリ事業“HathiTrust”は、2011年1月7日付のニュースレターで、2010年の活動の総括をしています。新たに26機関が参加し総計が52機関となったこと、参加機関から新たに260万冊分が追加され総計は780万冊分となったこと、約200万冊がパブリックドメインであること、2013年から参加機関の所蔵資料との重複度合いを考慮した費用体系となることが決定したこと、InternetArchiveからのコンテンツも受け入れたこと、などが挙げられています。あわせて、今後の予定なども掲載されています。

2010 Year In Review(2011/1/7付けHathiTrustのニュースレター)
http://www.hathitrust.org/updates_review2010

研究者による電子ジャーナルの利用とその影響に関する調査の最終報告書(英国)

英国の研究者の研究活動における電子ジャーナルの利用とその影響に関する調査“E-journals: their use, value and impact”の最終報告書が、研究情報ネットワーク(RIN)のウェブサイトで公開されています。これは、2年間のプロジェクトとして実施されたもので、第1フェイズの結果が2009年4月に公表されていました。最終報告書に掲載されている第2フェイズでは、第1フェイズで行われたログ分析の結果を基に、研究者の行動の背景や研究活動の状況等について、インタビューや調査などが行われたとのことです。

E-journals: their use, value and impact - final report(2011/1/18付けRINの発表)
http://www.rin.ac.uk/our-work/communicating-and-disseminating-research/e-journals-their-use-value-and-impact

(報告書PDFファイル)
http://www.rin.ac.uk/system/files/attachments/Ejournals_part_II_for_screen.pdf

参考:

9.11記念博物館、ソーシャルメディアを通じた9.11のオーラルヒストリーの収集と提供へ

2011年1月18日、米国の9.11記念博物館(National September 11 Memorial and Museum)が、Broadcastrと提携し、9.11に関するオーラルヒストリーの収集と提供を開始すると発表しました。これは、位置情報に基づくソーシャルメディアのプラットフォームであるBroadcastrを通じて、9.11記念博物館がレスキュー隊員やボランティア、地域住民からこれまでに収集した、9.11にまつわるオーラルヒストリーを提供するというもののようです。また、利用者はBroadcastrを通じて、自身の9.11に関する体験談を記録して共有したりすることも可能になるとのことです。なお、Broadcastrの一般公開は2月を予定しているとのことで、スマートフォンのアプリを通じても利用できるようです。

Broadcastr
http://www.broadcastr.com/

National September 11 Memorial & Museum And Social-Media Platform Broadcastr Announce Partnership (2011/1/18付け September 11 Memorial & Museumのプレスリリース)

電子書籍と図書館に関してのポランカ氏へのインタビュー記事

電子書籍と図書館についての書籍“No Shelf Required”の編者であり、同名のブログを運営している大学図書館職員ポランカ(Sue Polanka)氏への短いインタビュー記事が、米国図書館協会(ALA)の一部門であるALA TechSourceのブログに掲載されています。図書館員が電子書籍について理解しておくべき大事なこととして、「フォーマット、互換性、電子書籍リーダーとリーダーアプリ、電子書籍リーダーの貸出プログラムを始めるための複雑な手順」と回答しています。また、現時点で電子書籍や電子書籍リーダーが図書館にとって必ず所蔵すべきものとなっているかどうかについては、「しばらく前からそうなっている。電子書籍はいま転換点にあり、私たちは、日々、電子書籍に関する多くの問い合わせを受ける。これらの質問に答えるかサービスを提供するかができなければ、利用者は図書館と電子書籍を無関係なものと思ってしまう」と回答しています。

Sue Polanka Discusses E-books, E-readers, and Librarians(2011/1/12付けALA TechSourceのブログの記事)

英国読書協会、障害をもつ青少年を図書館等に結び付けるプロジェクトを開始

2011年1月18日に、英国読書協会(Reading Agency)が、Big Lottery財団から助成を受け、障害をもつ青少年を支援するプロジェクトを始めると発表しています。“My Voice”と名付けられたこのプロジェクトは、障害があって普段図書館を利用していない、イングランド在住の11歳から19歳までの青少年を対象に、彼ら/彼女らに読み書きや図書館員と共に働く機会を与えるというもののようです。具体的には、障害をもつ青少年が、図書館や学校、ユースクラブとともに、各機関の読書スペースを充実させる活動を行ったり、読書等のイベントへ参加したり、地域の図書館員とともに、図書館のイベントやサービスの企画立案や運営を担ったりするようです。

My Voice project
http://www.readingagency.org.uk/young/myvoice/

The Reading Agency announces new funding for libraries’ work with disadvantaged young people (2011/1/18付け Reading Agencyのプレスリリース)

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