英国の大学図書館コンソーシアム(Consortium of University Research Libraries:CURL)の総合目録“Copac”の検索対象に、ナショナル・ポートレート・ギャラリー(National Portrait Gallery)のハインツ・アーカイブと図書室“Heinz Archive and Library”の所蔵資料が追加されたようです。同室では、1856年から資料を収集し、約35,000冊の図書や展示目録、150の雑誌等を所蔵しているとのことです。
2011年1月15日付けのLibrary Journal誌で,2011年のライブラリアン・オブ・ザ・イヤーが発表された。選ばれたのは,公共図書館勤務を経て,現在は公共ラジオ局“National Public Radio”や地方のテレビ番組等のメディアでの活動や,自身のウェブサイトや著作等を通じて読書振興のために多彩な活動を行っている,パール(Nancy Pearl)氏である。...
米国の大学等による共同リポジトリ事業“HathiTrust”とOCLCが、WorldcatLocalのインターフェースを使って、同事業が運営する電子図書館“HathiTrust Digital Library”用の検索システムを構築したようです。検索結果画面にはWorldCatの書誌情報が掲載され、HathiTrust Digital Libraryのコンテンツへのリンクが形成されています。現在はプロトタイプという段階で、利用者からのフィードバックを求めているとのことです。
英国の研究者の研究活動における電子ジャーナルの利用とその影響に関する調査“E-journals: their use, value and impact”の最終報告書が、研究情報ネットワーク(RIN)のウェブサイトで公開されています。これは、2年間のプロジェクトとして実施されたもので、第1フェイズの結果が2009年4月に公表されていました。最終報告書に掲載されている第2フェイズでは、第1フェイズで行われたログ分析の結果を基に、研究者の行動の背景や研究活動の状況等について、インタビューや調査などが行われたとのことです。
2011年1月18日、米国の9.11記念博物館(National September 11 Memorial and Museum)が、Broadcastrと提携し、9.11に関するオーラルヒストリーの収集と提供を開始すると発表しました。これは、位置情報に基づくソーシャルメディアのプラットフォームであるBroadcastrを通じて、9.11記念博物館がレスキュー隊員やボランティア、地域住民からこれまでに収集した、9.11にまつわるオーラルヒストリーを提供するというもののようです。また、利用者はBroadcastrを通じて、自身の9.11に関する体験談を記録して共有したりすることも可能になるとのことです。なお、Broadcastrの一般公開は2月を予定しているとのことで、スマートフォンのアプリを通じても利用できるようです。