アーカイブ - 2011年 12月 26日

南三陸町図書館のFacebookページが開設

東日本大震災で津波により建物が流出し2011年10月に仮設図書館が再開された宮城県の南三陸町図書館のFacebookページが開設されています。同館の依頼に基づいて、saveMLAKプロジェクトの南三陸支援チームによって、非公式という位置づけで代行制作・運用されているとのことです。

南三陸町<仮設>図書館 ※非公式運用
http://www.facebook.com/MinamisanrikuTempLib

参考:
E1228 - 被災地支援活動紹介(4)南三陸町仮設図書館の開館支援
http://current.ndl.go.jp/e1228

津波で建物が流失した南三陸町図書館の仮設図書館がオープン
http://current.ndl.go.jp/node/19232

孤児著作物問題の定義とその問題の規模とは? カリフォルニア大学バークレー校のプロジェクトが白書を刊行

2011年12月19日、米国カリフォルニア大学バークレー校のBerkeley Digital Library Copyright Projectが“Orphan Works: Definitional Issues”と題する白書を公開したようです。Berkeley Digital Library Copyright Projectは資料デジタル化に取り組む図書館およびその類縁機関が直面している著作権問題の調査を目的としたプロジェクトのようです。この白書では、米国著作権局やGoogleブックス等の4つの観点から孤児著作物(orphan works)問題の定義についてまとめるとともに、その問題が与える規模について分析しているようです。

Orphan Works: Definitional Issues (白書ダウンロードページ)
http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=1974614

White Paper on Orphan Works: Berkeley Digital Library Copyright Project (ARROW 2011/12/22付けの記事)

欧州におけるオープンアクセス及び電子情報保存に係る方針・戦略に関する調査報告書が公表

欧州委員会(EC)や欧州連合理事会を補佐する政策諮問機関である欧州研究領域委員会(European Research Area Committee:ERAC)が、“National open access and preservation policies in Europe: Analysis of a Questionnaire to the European Research Area Committee”と題した報告書を公開しています。これは、欧州におけるオープンアクセス及び保存に係る方針・戦略について行った質問紙調査の結果をまとめたものとのことです。同調査では、2010年11月に質問紙が送付され、2011年3月までに25のEU参加国(ブルガリアとハンガリーを除く)と4か国のERACオブザーバ(アイスランド、モンテネグロ、ノルウェー、スイス)が回答を提出したそうです。報告書では、オープンアクセスは増加を続ける大学・研究機関・助成財団によって支えられているものの、電子情報の長期保存の問題は真剣に考える必要があると指摘されているそうです。

北米研究図書館協会(ARL)、カナダの21大学における電子リソース利用調査の最終報告書を公表

2011年12月23日、北米研究図書館協会(ARL)が、カナダの21大学が参加する大学図書館コンソーシアム“Ontario Council of University Libraries”(OCUL)における電子リソース利用調査の最終報告書を公開しました。同報告書は、2010年2月から2011年2月の間の電子リソース利用のうち、無作為抽出された34,000回を対象として、ユーザ層、利用の目的、電子リソースへアクセスした場所等を調査した結果をまとめたものとされています。ARLは同様の調査を2004-2005年にも実施しており、前回調査時の結果との比較もなされているそうです。

MINES for Libraries®: Measuring the Impact of Networked Electronic Services and the Ontario Council of University Libraries' Scholar Portal, Final Report 2011
http://www.libqual.org/documents/LibQual/publications/MINES_OCUL2011.pdf

MINES for Libraries
http://www.minesforlibraries.org/

オランダ王立図書館とオランダ国立公文書館が統合へ

2011年12月23日、オランダ王立図書館(Koninklijke Bibliotheek:KB)とオランダ国立公文書館が統合することが発表されました。新組織の誕生は2013年7月1日と予定されています。なお、両館は隣接した建物に位置しています。

Koninklijke Bibliotheek and National Archives to move forward together (Koninklijke Bibliotheek 2011/12/23付けの記事)
http://www.kb.nl/nieuws/2011/kbna-en.html

Koninklijke Bibliotheek en Nationaal Archief samen verder (Koninklijke Bibliotheek 2011/12/23付けの記事)
http://www.kb.nl/nieuws/2011/kbna.html

Koninklijke Bibliotheek en Nationaal Archief samen verder (Nationaal Archief 2011/12/23付けの記事)

OCLC、スウェーデン王立図書館との交渉決裂についてコメントを発表

2011年12月21日付けでスウェーデン王立図書館(KB)が発表したOCLCとの交渉決裂について、OCLC副会長のミハルコ(James Michalko)氏がコメントを発表しています。ミハルコ氏は「我々は、KBの要望とOCLCの基準の双方を満たすかたちで、同館及び総合目録LibrisのデータをWorldCatに登録することが可能であると信じている。彼らが交渉終了を選択したことは残念だ」とし、以下の2点について述べています。

・“WorldCat Rights and Responsibilities”は任意のガイドラインであり、WorldCat由来の書誌レコードを他機関に提供するかどうかは最終的にはKBが決断することである。

・“WorldCat Rights and Responsibilities”と矛盾しないようなライセンス方式のアプローチもあり得る。

交渉の際には、KBやEuropeanaとは上記の点についても議論したと述べられています。また、同ガイドラインや書誌データのオープン化に関するOCLCの考え方などについて、Open Knowledge Foundation Blogの2011/6/6付け記事に解説があるようです。

『NDL書誌情報ニュースレター』2011年4号(通号19号)が刊行

国立国会図書館(NDL)は、『NDL書誌情報ニュースレター』の最新号となる2011年4号(通号19号)を、2011年12月26日付けでウェブサイトに掲載しました。以下の記事等が掲載されています。

・2012年1月からの全国書誌
・デジタルアーカイブとモバイル版へのISSN付与-第36回ISSNセンター長会議参加報告
・メタデータの調和-2011年ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DC2011)参加報告

NDL書誌情報ニュースレター2011年4号(通号19号)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/2011_4/index.html

参考:
『NDL書誌情報ニュースレター』2011年3号(通号18号)が刊行
http://current.ndl.go.jp/node/19214

セカンドライフ上に東日本大震災の記憶空間を構築する「キオク311」が公開

2011年12月16日に、宮城大学と首都大学東京の共同プロジェクトとして行なわれている「キオク311」のウェブサイトが公開されたようです。これは、オンラインコミュニティである「セカンドライフ」上に、東日本大震災の記憶空間を構築するプロジェクトのようです。

キオク311
http://311.mapping.jp/

キオク311のFacebookページ
http://www.facebook.com/kioku311#!/kioku311

参考:
「東日本大震災アーカイブ」のiPhone・iPad用ARアプリ“eARthquake 311”公開
http://current.ndl.go.jp/node/19708

長野県栄村での文化財保全活動を行う「地域史料保全有志の会」のブログが開設

2011年3月12日未明に生じた長野県栄村での震災をきっかけに生まれた、被災文化財の救援・保全活動団体である「地域史料保全有志の会」のブログが開設されています。これまで同会は定期的に保全活動の報告書を公開しており、2011年11月25日には、11月2日~5日に行なった第9回目の報告書を公開したようです。

地域史料保全有志の会
http://ameblo.jp/shiryouhozen

栄村での文化財保全活動報告書 (地域史料保全有志の会 2011/11/25付けの記事)
http://ameblo.jp/shiryouhozen/entry-11080145454.html

参考:
神奈川大学日本常民文化研究所がレポート「長野県北部(栄村)震災における史料保全活動について」を公開
http://current.ndl.go.jp/node/18213