アーカイブ - 2011年 12月 22日

名作文学の文章の全文を1枚の紙にグラフィックデザインとしてアレンジ(英国)

名作文学の文章の全文を、その作品をイメージしたグラフィックデザインとして1枚の紙に詰め込んだ“Spineless Classics”という商品シリーズが、Wired UKの記事で紹介されています。『不思議の国のアリス』『クリスマスキャロル』『ロミオとジュリエット』等の作品から『白鯨』や『戦争と平和』等の長編作品まで、60以上の作品が販売されているようです。ポスター以外にも、ジグソーパズルやポストカードもあるようです。記事によると、創業者が母親へのクリスマスプレゼントとして作ったところ好評だったため、会社を設立したとのことです。

Spineless Classics turns whole books into graphic art(Wired UK 2011/12/20付けの記事)
http://www.wired.co.uk/news/archive/2011-12/20/spineless-classics

Spineless Classics(会社のサイト。左の“Browse”のリンクから、各作品のイメージが見られます。)
http://www.spinelessclassics.com/

作品の例:『不思議の国のアリス』

琉球大学附属図書館、沖縄県立図書館巡回車を利用した相互貸借を試行導入

2011年12月16日、琉球大学図書館が、沖縄県立図書館による県内公共図書館の巡回車を利用した図書の相互貸借を試行導入すると発表しています。これにより、県内公共図書館の図書の貸出が無料でできるようになるとのことです。

「沖縄県立図書館巡回車を利用した図書の相互貸借」について (琉球大学附属図書館 2011/12/16付けの記事)
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/?p=7205

英国図書館、国外の非商用目的研究者への文献複写に関してPublishers Licensing Societyと包括的な利用許諾契約を締結

英国図書館(BL)が、2012年1月から開始予定の国外向けドキュメントデリバリーサービス“International Non-Commercial Document Supply”(INCD)に関して、Publishers Licensing Society(PLS)と包括的な利用許諾契約(collective licence)を結んだと発表しています。これによって、BLは、英国外の非商用利用者に対して特別な固定価格で文献複写を提供できるようになるとされています。PLSは、複写や電子化のライセンス供与に関して出版社の利益を代表する団体とのことです。

New Collective Licence for International Non-Commercial Document Supply by the British Library (BL 2011/12/21付けプレスリリース)
http://pressandpolicy.bl.uk/Press-Releases/New-Collective-Licence-for-International-Non-Commercial-Document-Supply-by-the-British-Library-559.aspx

Publishers Licensing Society (PLS)

『カレントアウェアネス-E』207号発行

E1252 - マンガ『夜明けの図書館』の作者・埜納タオさんインタビュー

E1252 - マンガ『夜明けの図書館』の作者・埜納タオさんインタビュー

2011年10月に刊行された『夜明けの図書館』は公共図書館でのレファレンスサービスをテーマにしたマンガである。3年間の就職浪人を経て「暁月市立図書館」に採用された新米司書「ひなこ」が,利用者の様々な「知りたい」に対する手助けを通じて成長していく姿が,市役所から転属してきた同僚「大野」等の登場人物とともに描かれている。この作品について作者の埜納(ののう)タオさんにお話を伺った。...

宇都宮市立東図書館、プロスポーツアーカイブズコーナー新設に向け自転車ロードレースチーム関連資料の収集保存活動を開始

栃木県の宇都宮市立東図書館が、宇都宮市を本拠地に自転車ロードレース活動や自転車を主としたスポーツ教育活動を行う自転車ロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」の関連資料を保存する取り組みを開始したようです。この「宇都宮ブリッツェンアーカイブ」では、宇都宮ブリッツェンの選手が掲載されている雑誌や新聞記事、サイクルロードレース関連書籍等を収集・保存するようです。また、同館では今後、プロサッカークラブ「栃木サッカークラブ」やプロバスケットボールチーム「リンク栃木ブレックス」についても関連資料の収集・保存を行い、宇都宮プロスポーツアーカイブズコーナーを新設する予定のようです。

自転車の街宇都宮「宇都宮ブリッツェンアーカイブ」始めました (宇都宮市立図書館 2011/12/22付けの記事)
http://www.lib-utsunomiya.jp/hp/menu000001300/hpg000001251.htm

E1251 - 欧州4か国の研究データ管理の現状と課題に関する報告書

E1251 - 欧州4か国の研究データ管理の現状と課題に関する報告書

2011年11月付けで,デンマークの電子研究図書館(DEFF)やドイツ研究財団(DFG)等の4機関が共同で運営しているKnowledge Exchange(KE)が,“A Surfboard for Riding the Wave - Towards a four country action programme on research data”と題するレポートを公開した。これは,2010年10月に公開された,欧州委員会(EC)情報社会・メディア総局の「科学データに関するハイレベルグループ」による最終報告書(E1112参照)を踏まえたもので,レポートではKEに参加しているドイツ,デンマーク,英国,オランダの4か国における研究データ管理に関する現状とその課題とともに,共同データインフラの構築に向けた行動計画がまとめられている。...

E1249 - 英国の自治体での公共図書館閉鎖の適法性についての司法審査

E1249 - 英国の自治体での公共図書館閉鎖の適法性についての司法審査

英国では,2010年秋に示された政府の緊縮財政方針により,自治体で公共図書館に配分される予算も縮小を余儀なくされており,多くの自治体で図書館の閉鎖や開館時間の短縮等の計画が持ち上がっている。こうした計画への反対運動(E1139参照)も起こるなか,自治体による閉鎖計画に対して住民が求めていた2件の司法審査(judicial review)について,2011年10月から12月にかけて,それぞれへの判断が示された。司法審査とは,行政の施策の適法性について高等法院(High Court)が判断を示すものであり,これらのケースでは,「1964年公共図書館・博物館法」に規定されている「包括的で効率的な図書館サービス」(comprehensive and efficient library service)の提供義務等が論点となった。...

E1248 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2011/12/21現在)

E1248 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2011/12/21現在)

東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,『カレントアウェアネス-E』での既報(E1155E1161E1166E1172E1177E1205E1222参照)に続き,2011年10月下旬から12月中旬にかけての主な情報をまとめた。

●図書館設置等の支援活動

 2011年12月6日,宮城県図書館が南三陸町図書館の再開支援活動(E1228参照)についてまとめた報告書を公開した。...

国立国会図書館(NDL)、「国際子ども図書館子どもOPAC」を公開

国立国会図書館(NDL)は、2011年12月22日、国際子ども図書館の蔵書を検索できる「国際子ども図書館子どもOPAC」を公開しました。国立国会図書館サーチシステムの一部として提供されます。

国際子ども図書館子どもOPAC
http://iss.ndl.go.jp/children/top

先生・保護者の方へ:ご利用にあたって(国際子ども図書館子どもOPAC)
http://iss.ndl.go.jp/help/help_children/help_contents_use.html

「国際子ども図書館子どもOPAC」公開のお知らせ(NDL 2011年12月22日)
http://iss.ndl.go.jp/information/2011/12/22_release-4/

スウェーデン王立図書館がOCLCの総合目録WorldCatへの参加を見送り 理由は書誌データ利用ポリシーの不一致

スウェーデン王立図書館(Kungliga Biblioteket:KB)が、2011年12月21日付けで発表した“No deal with OCLC”というニュースの中で、2006年から5年にわたって続けてきた交渉の結果、OCLCの総合目録WorldCatへの参加を見送ったことを公表しています。その理由は、OCLCのレコード利用ポリシーが、KBの開発・運営しているスウェーデンの総合目録LIBRISのポリシーと一致しないこと等にあるとしています。LIBRISのコンテンツは、KBに所有権があるものの他システムへ書誌データを移すなどの自由な利用が認められているそうですが、WorldCatからコピーした書誌データはそのような利用が制限されてしまうことになるそうです。また、KBがWorldCatに参加した場合、自由利用が可能なデータしか受け入れないと発表しているEuropeanaに対して書誌データを提供する際にも問題が起こるとしています。

No deal with OCLC (スウェーデン王立図書館 2011/12/21付けニュース)
http://www.kb.se/english/about/news/No-deal-with-OCLC/

“eBookJapan”が電子書籍の「ロングテール度」に関する調査結果を発表

2011年12月21日、株式会社イーブックイニシアティブジャパンが運営している電子書籍販売サイト“eBookJapan”が、小学館の協力のもとで、小学館の電子書籍作品の「ロングテール度」を調査した結果を発表しました。それによると、以下のような結果となったことが分かり、電子書籍はロングテール傾向を示していると述べられています。

・2011年11月末時点で小学館が提供している1,360タイトルのうち99.2%(1,349タイトル)が、2010年12月からの1年間に1冊以上購入されている。
・同期間に1冊も売れなかったタイトルは0.8%(11タイトル)だった。
・売上全体に占める割合は、第1位の作品(「ゴルゴ13」)が4.2%、第10位までの作品が23.0%、上位20%の作品(270タイトル)が85.5%だった。

科学技術振興機構(JST)、科学技術情報流通技術基準(SIST)事業の終了について発表

科学技術振興機構(JST)が、2011年12月21日付けで、「SIST(科学技術情報流通技術基準)事業の終了について」という文書を公表しています。同文書では、1973年に開始されたSIST事業は、紙媒体の学術雑誌及び論文の流通に必要な基準の制定と、電子ジャーナルへ対応するための改訂を終えており、JSTの第2期中期計画(2007-2011年度)が終了する2012年3月をもって終了すると述べられています。過去の成果物が掲載されているSISTのウェブサイトは今後も公開が続けられるとのことです。

SIST(科学技術情報流通技術基準)事業の終了について(PDF文書)
http://sist-jst.jp/pdf/news20111221.pdf

SIST 科学技術情報流通技術基準(2011/12/21付けのお知らせに「SIST事業は今年度で終了いたします。」等とあり)
http://sist-jst.jp/

「全英図書館の日」のウェブサイトが公開

英国で2012年2月4日に予定されている「全英図書館の日」(National Libraries Day)のウェブサイトが公開されています。全英図書館の日は、英国全土の図書館や図書館員を称えるとともに、読書の重要性を訴える日として、英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)が5月26日に発表していたものです。

National Libraries Day
http://nationallibrariesday.org.uk/

National Libraries Day launched (CILIP 2011/5/26付けの記事)
http://www.cilip.org.uk/news-media/Pages/news110526.aspx

有斐閣、法律分野を中心とした有料制電子書籍サービス“YDC1000”を仮オープン・無料公開中

有斐閣が、有料制の電子書籍サービス“YDC1000”を、2011年12月22日から2012年3月31日まで無料公開しています。YDC1000は、法律分野の電子書籍を中心としたサービスで、2012年4月に正式スタートが予定されています。料金は定額制で1,000円を想定しているとのことです。

YDC1000(有斐閣)
https://ydc1000.yuhikaku.com/

有斐閣の古典文献がオンラインで読み放題!YDC1000(有斐閣)
http://www.yuhikaku.co.jp/static/ydc1000/index.html

国立情報学研究所(NII)、平成23年度大学図書館職員短期研修の講義資料を公開

国立情報学研究所(NII)が、2011年10月(京都)と11月(東京)で開催した「平成23年度大学図書館職員短期研修」の講義資料を公開しました。2010年度のカリキュラムにはなかった「日本におけるラーニングコモンズの課題」や「和本リテラシー」等の講義も行われたようです。

平成23年度大学図書館職員短期研修
http://www.nii.ac.jp/hrd/ja/librarian/h23/index.html

大学図書館職員短期研修 - カリキュラム及び講義資料
http://www.nii.ac.jp/hrd/ja/librarian/result.html

科学技術振興機構(JST)、科学技術情報を活用した調査・分析手法発信サイト“J-GLOBAL foresight”を公開

2011年12月21日、科学技術振興機構(JST)は、科学技術情報を活用した調査・分析手法を発信するウェブサイト“J-GLOBAL foresight”を公開したようです。これは、JSTの科学技術文献情報とトムソン・ロイター社の文献情報・特許情報をもとに、科学技術イノベーションの世界的動向を俯瞰できる調査・分析手法を提供、発信していくためのウェブサイトのようです。J-GLOBAL foresightに掲載されている全ての分析結果データは無料でダウンロード可能のようです。JSTは、今後、特許や企業が発行する技術論文・技術解説に含まれる引用文献・科学技術用語に注目した分析手法や、JST以外の様々な情報と組み合わせた分析手法等を発信するとともに、ユーザーからの意見を募集するための参加型のコミュニティーサイトも併設していく予定のようです。

J-GLOBAL foresight
http://foresight.jst.go.jp/