アーカイブ - 2011年 12月 21日

知のデジタルアーカイブに関する研究会(第7回)の配布資料が公開

2011年11月24日に開催された「知のデジタルアーカイブに関する研究会(第7回)」の配布資料が、総務省のウェブサイトで公開されています。

知のデジタルアーカイブに関する研究会(第7回)配布資料(総務省)
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/shuppan/02ryutsu02_03000080.html

デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会(過去の会議の資料の掲載あり)
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/shuppan/index.html

グッゲンハイム美術館、展覧会の図録を電子書籍化するとともに過去の図録をオンライン公開

グッゲンハイム美術館が、展覧会の図録やエッセイ等を電子書籍として販売を開始したようです。また、過去の図録60点以上をスキャンしたものが無料でオンラインで閲覧できるようです。スキャンにあたっては、Internet Archiveの協力があったとのことです。

GUGGENHEIM LAUNCHES MUSEUM EXHIBITION CATALOGUE IN DIGITAL FORMAT AND EXPANDS ONLINE PUBLICATIONS RESOURCES(グッゲンハイム美術館 2011/12/20付けのプレスリリース)
http://www.guggenheim.org/new-york/press-room/releases/4382-ebooks

受験生等に学習スペースと学習支援を提供する石川県能美市立辰口図書館の「合格図書館」

石川県能美市立辰口図書館では、「辰口図書館で勉強すると合格できる」という噂があることから、冬休みから高校入試までの週末に同館の研修室を自習室「合格図書館」として開放するようです。また、「合格図書館」では、北陸先端科学技術大学院大学の学生が学習支援員として簡単な学習支援にも応じるようです。「合格図書館」は、高校・大学・専門学校への合格を目指す受験生だけでなく、各種試験や自習のため静かな環境を望む利用者が利用できるようです。

合格図書館 (能美市図書館 2011/12/17付けの記事)
http://www.city.nomi.ishikawa.jp/library/goukaku-tatsunokuti.html

北米研究図書館協会(ARL)、加盟館統計の2009-2010年度版を刊行

2011年12月20日、北米研究図書館協会(ARL)が、加盟館統計の2009-2010年版である“ARL Statistics 2009–2010”を刊行したと発表しました。125の加盟館のコレクション、スタッフ、予算、サービス等に関する統計がまとめられているそうです。加盟館のうち、大学図書館は115(米国107、カナダ18)で、残りの10は公共・政府・研究図書館(米国8、カナダ2)だそうです。125館合計の2009-2010年予算は約42億ドルとなり、うち32億ドルが大学図書館分に相当するそうです。

ARL Statistics 2009-10 (ARL)
http://www.arl.org/stats/annualsurveys/arlstats/arlstats10.shtml

ARL Publishes ARL Statistics 2009–2010 (ARL 2011/12/20付けプレスリリース)
http://www.arl.org/news/pr/ARL-Stats-0910-20dec11.shtml

Annual Editions of the ARL Statistics (ARL)
http://www.arl.org/stats/annualsurveys/arlstats/preveds.shtml

参考:

モバイル機器からのEuropeanaへのアクセスを分析したレポート“Culture on the Go”

欧州のデジタル文化遺産ポータルEuropeanaへの、スマートフォンやタブレット端末等のモバイル機器からのアクセス状況等を分析したレポート“Culture on the Go”が公開されています。英国のCIBERリサーチが、Europeanaのログの分析に基づきユーザの行動等を分析したもので、まとめとして次の点などが示されています。

・2010年9月から2011年8月までの間に約300万人がEuropeanaのサイトを利用していた。同じ期間にモバイル機器からアクセスをした人は約69,000人であった。人数としては少ないが、その増加率は、デスクトップ端末からのアクセスよりも大きい。
・Europeanaはフランスからの利用が多く、モバイル機器からのアクセスの23.6%はフランスからとなっている。
・利用は特定のコンテンツに集中する傾向があり、アクセス上位の10のコレクションが、モバイル機器からのアクセスの半数以上のアクセス先となっている。
・ソーシャルメディアやブログ経由でアクセスしてきたユーザは、検索エンジン経由のユーザよりも滞在時間が長い。
・モバイル機器からのユーザは、デスクトップ端末からのユーザに比べると、滞在時間が短く、一回のアクセスで利用するコンテンツの量の少ない。

Culture on the go(本文、PDF34ページ)

北米研究図書館協会(ARL)、加盟図書館員の給与調査レポートの2010-2011年度版を公開

2011年12月20日、北米研究図書館協会(ARL)が、125の加盟館の図書館員の給与調査に関するレポート“ARL Annual Salary Survey 2010-2011”を公開しました。同レポートでは、115の大学図書館に勤務する10,037人、10の大学以外の図書館に勤務する3,709人の職員のデータが集計されているようです。その結果、米国の大学図書館については給料の中央値が65,000ドルとなり、2009-2010年の調査(64,069ドル)よりも1.5%上昇していることが分かったそうです。

ARL Annual Salary Survey 2010-2011 (ARL)
http://www.arl.org/stats/annualsurveys/salary/sal1011.shtml

ARL Publishes ARL Annual Salary Survey 2010–2011 (ARL 2011/12/20付けプレスリリース)
http://www.arl.org/news/pr/ARL-SS-1011-20dec11.shtml

ARL Salary Survey: U.S. Academic Librarians’ Salaries Up 1.5 Percent (Library Journal 2011/12/20付け記事)

インプレスR&Dと大日本印刷、「オープン本棚」の試用版ユーザーテストを開始

2011年12月21日、株式会社インプレスR&Dと大日本印刷株式会社は、両社の共同開発中のソフトウェア「オープン本棚」について、アンドロイド端末用の試用版アプリのユーザーテストを開始したようです。「オープン本棚」では、異なる電子書籍販売サイトで購入した電子書籍を一元管理することができるほか、読者の持つ紙の本や文書等を登録することができ、電子と紙の両方の書籍を管理できるようです。また、国立情報学研究所(NII)の共同研究により、読者が選んだ複数のキーワードや文章をたよりに読者の関心に近い本を探し出す連想検索機能等も提供されるようです。

オープン本棚プロジェクト
http://open-bookshelf.org/

インプレスR&Dと大日本印刷 「オープン本棚」の試用版のユーザーテストを12月21日から開始 (大日本印刷株式会社 2011/12/21付けのプレスリリース)
http://www.dnp.co.jp/news/10018129_2482.html

インプレスR&Dと大日本印刷「オープン本棚」の試用版のユーザーテストを12月21日から開始 (株式会社インプレスR&D 2011/12/21付けのプレスリリース)
http://www.impressrd.jp/news/111221/openhondana

国立情報学研究所(NII)が“iTunes U”に参加、市民講座やSPARC JAPANセミナー等の動画コンテンツを公開

2011年12月21日、国立情報学研究所(NII)が、アップル社の提供する大学の講義などを無料でダウンロードできるサービス“iTunes U”に参加し、NIIに関する動画コンテンツの提供を開始したようです。現在のところ、市民講座やSPARC JAPANセミナー、研究所紹介ビデオ等のコンテンツを提供しているようです。

国立情報学研究所が「iTunes U」に動画コンテンツを公開 (国立情報学研究所 2011/12/21付けの記事)
http://www.nii.ac.jp/events/itunesu/

ワンビシアーカイブズ社、震災の影響に着目して実施した「企業の情報資産管理に関する実態調査2011」の結果要約を公表

2011年12月20日、情報資産管理事業等を手がけるワンビシアーカイブズ社が、2011年7月から9月にかけて実施した「企業の情報資産管理に関する実態調査2011」の結果要約を公表しました。同調査では、全国の企業1万社を対象とした郵送調査「情報資産管理に関する意識調査」(有効回答率14.9%)と、岩手・宮城・福島の行政、医療機関、製造業等の企業・団体を対象とした「東日本大震災の影響把握のための訪問調査」(訪問数60件)という2種類の調査を行ったようです。要約には、各企業・機関の事業継続計画(BCP)の策定状況等についても含められています。

情報資産管理に関する意識調査(PDF)
http://www.wanbishi.co.jp/infomanage/info/data/111220_1.pdf

フランス国立図書館(BNF)の電子図書館Gallica、コンテンツ100点をEPUB形式で提供

2011年12月20日、フランス国立図書館が、電子図書館Gallicaに登載されている電子書籍コンテンツについてEPUB形式での提供を開始したようです。今回公開されたのは、ジュール・ヴェルヌやバルザック等の著作100点とのことです。これは4月12日付けで公表された今後3年間の資料デジタル化計画の一部として行なわれたもので、今後もEPUB形式での提供は続けられるようです。また同日、Gallicaコンテンツの高精細画像をエクスポートできる新機能も追加されたようです。

Nouvelles fonctionnalités dans Gallica (Gallica Le Blog 2011/12/20付けの記事)
http://blog.bnf.fr/gallica/?p=3276

参考:
フランス国立図書館、今後3年間の資料デジタル化について発表
http://current.ndl.go.jp/node/18004

東京都立図書館、統合検索やポータル機能を含む「東京都立図書館リサーチページ」等を公開

2011年12月21日、東京都立図書館が、システムリニューアルを行い、統合検索やポータル機能を含む「東京都立図書館リサーチページ」の公開、蔵書検索システム(OPAC)の検索対象範囲の拡大、新着情報配信サービスの開始等を発表しました。

東京都立図書館リサーチページ
http://ufinity01.jp.fujitsu.com/metro/

東京都立図書館情報システムをリニューアルし、インターネットによる情報サービス等を拡充しました。(東京都立図書館 2011/12/21付けニュース)
http://www.library.metro.tokyo.jp/home/news/tabid/2287/Default.aspx?itemid=274

小説家・漫画家ら7人が「自炊」代行業者2社を提訴

2011年9月、出版社7社と作家・漫画家122名が、紙の書籍の電子化(「自炊」)の代行を行う事業社に対してサービスの継続に関する質問状を送り、その結果、2社が「今後も依頼があればスキャン事業を行う」と回答したと報じられました。12月20日、小説家・漫画家ら7人が、その2社である「愛宕」と「スキャン×BANK」に対して、行為差し止めを求める訴えを東京地方裁判所に提起したと発表されました。

書籍スキャン事業者への提訴のご報告(集英社 2011年12月20日付けプレスリリース)
http://www.shueisha.co.jp/info/release111220.pdf

東野圭吾さんら作家7名がスキャン代行業者2社を提訴――その意図(ebook USER 2011/12/20付け記事)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1112/20/news100.html

書籍スキャン代行業者を提訴=著名作家7人が差し止め請求-東京地裁(時事ドットコム 2011/12/20付けニュース)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011122000858

弘兼さんら7人が自炊代行業者を提訴 「著作権法違反」電子化禁止を求める(MSN産経ニュース 2011/12/20付けニュース)

上海図書館、図書寄贈を通じた海外向けの中国情報発信プログラム「上海ウィンドウ」のウェブサイトをリニューアル公開

2011年12月4日、中国の上海図書館は、図書の寄贈を通じて海外向けに中国情報発信するプログラム「上海ウィンドウ」(上海之窗)のウェブサイトをリニューアル公開したようです。この「上海ウィンドウ」は、上海市の支援を受けて同館が行っているプログラムで、2011年末時点、世界48か国の公共図書館や大学図書館、学校図書館等77機関に約40,000冊の図書を寄贈したようです。今回のリニューアルにより、「上海ウィンドウ」プログラムのパートナー機関の項目や、上海図書館の図書館間貸出(ILL)や展示、電子リソースに関する項目が追加され、各種の情報提供が行われているようです。

上海之窗
http://windowofshanghai.library.sh.cn/

A Completely New ‘Window of Shanghai’ Website Is Unveiled (上海図書館 2011/12/8付けの記事)
http://www.library.sh.cn/Web/news/2011128/n13261685.html

参考:
中国関係図書を各国に寄贈する上海図書館のプロジェクト「上海の窓」
http://current.ndl.go.jp/node/5900

E657 - 上海ウィンドウ:中国関係図書が開く文化交流の窓