アーカイブ - 2011年 12月 2日

Europeanaの白書「黄色い『牛乳を注ぐ女』の問題」が公表

欧州の文化遺産ポータルEuropeanaの白書の第2号として、「黄色い『牛乳を注ぐ女』の問題」(The Problem of the Yellow Milkmaid)という文書が公表されています。内容は、オープンなメタデータの活用についてのもので、欧米の文化遺産機関が参加し2011年7月に開催されたワークショップの内容を踏まえてまとめられたもののようです。白書のタイトルの由来は、フェルメールの作品『牛乳を注ぐ女』のウェブ上の画像の多くが黄色っぽい色合いとなっており、それが本当の色だと思っている人が多いため、その誤解を解くためにアムステルダム国立美術館がオープンなメタデータを付与して『牛乳を注ぐ女』の高精細画像を公開した、ということのようです。

The Problem of the Yellow Milkmaid A Business Model Perspective on Open Metadata(本文:25ページ)
http://group.europeana.eu/c/document_library/get_file?uuid=dbed136d-8e8d-46cc-bf41-3774e2ff7c3f&groupId=10602

Europeana White Papers(白書)

札幌市中央図書館、iPad・iPhoneを利用した電子図書館実証実験モニターを募集へ

電子図書館実証実験を行っている札幌市中央図書館が、iPad・iPhoneを利用した実験モニターの募集を行なうと、2011年12月1日に発表しています。実験期間は2012年2月2日から2月22日までで、モニターは期間中に電子図書館サービスを利用し、その後1週間、アンケート等の調査協力が求められるようです。この実験モニターの募集期間は12月10日から12月24日まででとなっています。なお、応募に際しては「札幌市に在住または、札幌市に通勤・通学されている方」で、「iPadまたはiPhoneをお持ちで、ホームページ閲覧程度の操作が問題なくできる方」等の条件があるようです。

電子図書館実証実験iPad・iPhoneモニター募集のお知らせ (札幌市の図書館 2011/12/1付けの記事)
http://www.city.sapporo.jp/toshokan/elib/moni3.html

旭川医科大学図書館、小樽商科大学附属図書館から経営学分野の図書100冊を借りて展示会を開催へ

2011年12月2日、旭川医科大学図書館が小樽商科大学附属図書館から、同館ではカバーするのが難しい経営学分野の学生向け図書100冊を借りて、展示会を開催するようです。期間は12月6日から12月26日までで、貸出等も行なうようです。

「小樽商科大学から100冊の本がやってくる」展示会のお知らせ (旭川医科大学図書館 2011/12/2付けの記事)
http://acesv.asahikawa-med.ac.jp/info/news-2011-024.html

世界一小さな図書館?(米国)

米国のニューヨーク州ブルックリンに“Corner Library”という「図書館」が設置されているようです。これは、アーティストのColin McMullan氏が行っている取り組みで、「図書館」の利用者登録をすると、配架されている図書をいつでも好きなだけ借りることができ、また他の利用者が借りれるように自分の好きな図書を設置することもできるようです。この「図書館」の蔵書は、“The K.I.D.S. Corner Library”のサイトで見ることができるようです。なお、同じような草の根レベルでの「図書館」の設置活動としては、“Little Free Library”もあります。

The K.I.D.S. Corner Library
http://kidscornerlibrary.tumblr.com/

The Corner Libraries (Emcee C.M., Master of Noneのウェブサイト)
http://www.emceecm.com/libraries.html

Homegrown Libraries (Poets & Writers 2011/10/31付けの記事)
http://www.pw.org/content/homegrown_libraries_0?cmnt_all=1

大阪府立中央図書館、館内に「としょかん本屋さん『ぶっくぅり』」を設置して書籍販売を試行開始

大阪府立中央図書館が、大阪版市場化テスト受託業者である図書館流通センターの自主事業の一環として、同館内での書籍販売を試行実施すると発表しました。試行期間は2011年12月6日から2013年3月31日までとされています。同館の2階カウンター内に「としょかん本屋さん『ぶっくぅり』」が設置され、料金前払いで書籍を申し込み、図書館で受け取るか、あるいは有料で自宅へ配送してもらうというもののようです。

書籍注文販売のお知らせ(大阪府立中央図書館 2011/12/2付けお知らせ)
http://www.library.pref.osaka.jp/central/nwprjct/bookstore.html

としょかん本屋さん「ぶっくぅり」OPEN!
http://www.library.pref.osaka.jp/central/nwprjct/trcguide.pdf

NHKメディアテクノロジー、東北大学の東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝」に被災地の3D映像を提供

2011年12月1日、東北大学が60近くの機関・企業と協力して進めている東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」に、NHKメディアテクノロジーが撮影した被災地の3D映像が提供されたと発表されました。今回提供されたのは、同社が岩手県と宮城県で4月上旬に行った取材をもとに制作された「3D東日本大震災~津波の傷跡~」(英語版あり)と、9月上旬の取材に基づく「3D東日本大震災~復興への歩み方」の2本の映像です。ナレーション無しの2D映像がWebで公開されてます。また、同日付けで「東北大学研究者による復興写真マップ」も公開されています。

3D映像記録 東日本大震災(NHKメディアテクノロジー)
http://www.nhk-mt.co.jp/shinsai3d/

東北大学研究者による復興写真マップ
http://www.informatix-inc.com/top/disaster_photomap.html

みちのく震録伝
http://www.dcrc.tohoku.ac.jp/archive/

東北大学による東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」に、㈱NHKメディアテクノロジーが取材記録した東日本大震災の被災地3D映像が提供されます(東北大学 2011/12/1付けプレスリリース)

米Reprints Desk社、新着学術論文をフォローして共有・管理するウェブアプリケーション“Bibliogo”を発表

ドキュメントデリバリーサービスを提供する米国のReprints Desk社が、学術雑誌論文を効率的に管理するためのウェブアプリケーション“Bibliogo”を発表しました。Bibliogoには、740社の14000タイトルの学術雑誌の新着論文をRSSフィード等を利用してチェックする機能、気に入った論文の情報をグループ内で共有する機能、PDFアップロードを含めた文献管理機能、所属機関で購読していない論文を同社のドキュメントデリバリーサービスで入手する機能等を備えているようです。共有人数など一部機能が限定された無料プランも提供されています。

Bibliogo
http://info.bibliogo.com/

Pricining (料金表・機能一覧)
http://info.bibliogo.com/pricing/

New Journal Article Web App ‘Bibliogo’ Simplifies Scientific Research and Medical Marketing (Reprints Desk 2011/12/1付けプレスリリース)
http://www2.reprintsdesk.com/News/PressReleaseDetail.aspx?prid=96

長岡技術科学大学、全51校の国立高専が共同利用する図書館システムをプライベートクラウドで構築

2011年12月2日、長岡技術科学大学が、全国の51の国立高等専門学校が共同利用する統合図書館システムをプライベートクラウドで構築すると発表されました。NECのSaaS型図書館システム“E-CatsLibrary”を導入し、2012年3月から運用を開始するとのことです。新しいシステムでは、各高専に設置されていたサーバを同大学の6台に集約し、また、同大学と全高専の400万件の蔵書を横断検索するシステムも提供されるそうです。

NEC、長岡技術科学大学の統合図書館システムをプライベートクラウドで構築 ~大学と全国の国立高専55キャンパスによる共同利用が実現~(NEC 2011/12/2付けプレスリリース)
http://www.nec.co.jp/press/ja/1112/0201.html

長岡技術科学大学、高専55キャンパスをつなぐ図書館システムをクラウドで構築(ITmediaエンタープライズ 2011/12/2付けニュース)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1112/02/news044.html

長岡技科大・高専統合図書館システムE-Conan OPAC

GoogleのFusion Tablesを利用した「大阪市史編纂所史料情報目録」が公開

2011年12月1日、大阪市史編纂所がGoogle社のFusion Tablesというサービスを利用した「大阪市史編纂所史料情報目録」を公開しました。Fusion TablesのFilter機能を使って、複数の項目による絞り込みができるようになっています。Fusion Tablesは同社が2009年に発表したサービスで、CSV等の形式でアップロードしたデータを地図・年表・図表といった方法で公開することができるというものです。

大阪市史編纂所史料情報目録
https://www.google.com/fusiontables/DataSource?snapid=S325384bF6v

Google Fusion Tables
http://www.google.com/fusiontables/Home/

日本障害者リハビリテーション協会、「アクセシブルな出版物の制作 出版社のためのベストプラクティスガイドライン」の翻訳を公開

日本障害者リハビリテーション協会が運営するウェブサイト「障害保健福祉研究情報システム」(DINF)で、同協会が翻訳した「アクセシブルな出版物の制作 出版社のためのベストプラクティスガイドライン」が公開されています。原文は、出版業界の標準化団体“EDItEUR”が2011年4月に公表した“Accessible Publishing: Best Practice Guidelines for Publishers”のバージョン1.0とのことです。このガイドラインは他に、フランス語、スペイン語、ドイツ語にも翻訳されているようです。

アクセシブルな出版物の制作出版社のためのベストプラクティスガイドライン(DINF トップページに2011年11月30日付けで公開とあり)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/guideline/Accessible_PublishingBest/Accessible_PublishingBest_Practice_Guidelines_for_Publishers_Japanese.html

Accessible Publishing: Best Practice Guidelines for Publishers (EDItEUR)

国立教育政策研究所、「企画・運営者のための遠隔社会教育研修ハンドブック」を公開

2011年11月30日に、国立教育政策研究所の社会教育実践研究センターが「企画・運営者のための遠隔社会教育研修ハンドブック~インターネットを活用して~」を公開したようです。これは、2009年度から同センターが進めていた「インターネットを活用した遠隔社会教育研修の在り方に関する調査研究」の成果を基に、インターネットを活用した遠隔社会教育研修を効果的に実施する上での基本的な考え方や進め方、留意点などをまとめたものとのことです。

企画・運営者のための遠隔社会教育研修ハンドブック~インターネットを活用して~ (国立教育政策研究所社会教育実践研究センターのウェブサイト)
http://www.nier.go.jp/jissen/chosa/handbook1-23.htm

国立教育政策研究所 (2011/11/30付けの新着情報に上記へのリンクがあります)
http://www.nier.go.jp/

検索エンジン各社の2011年検索キーワードランキング

Yahoo! JAPAN、Google、Bing等の検索エンジン各社が2011年の検索キーワードランキングを発表しています。Yahoo! JAPANは、「東日本大震災のあの日、日本中で何が検索されたのか」というページも公開しています。

2011検索ワードランキング(Yahoo! JAPAN)
http://searchranking.yahoo.co.jp/ranking2011/

東日本大震災のあの日、日本中で何が検索されたのか(Yahoo! JAPAN)
http://searchranking.yahoo.co.jp/ranking2011/trend01.html

Google年間検索ランキング 2011(Google)
http://www.google.co.jp/press/zeitgeist2011/top.html

検索キーワード年間ランキング(Bing)
http://keyword.jp.msn.com/2011/

Yahoo!検索の2011年 年間ワードランキングを公開(Yahoo!検索スタッフブログ 2011/12/1付け記事)
http://searchblog.yahoo.co.jp/2011/12/yahoo2011.html

国立国会図書館調査局、調査リポート「平成23年度第3次補正予算と今後の課題―東日本大震災からの復興予算―」を刊行

国立国会図書館は、調査及び立法考査局による刊行物『調査と情報-ISSUE BRIEF-』シリーズのNo.729として、「平成23年度第3次補正予算と今後の課題―東日本大震災からの復興予算―」を2011年12月1日付けで刊行し、ウェブで公開しました。

平成23年度第3次補正予算と今後の課題―東日本大震災からの復興予算―(PDF:15ページ)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/pdf/0729.pdf

参考:
国立国会図書館調査局、調査リポート「首都直下地震と首都機能をめぐる課題」を刊行
http://current.ndl.go.jp/node/19238

国立国会図書館調査局が「東日本大震災に伴う税制上の特例措置」を刊行
http://current.ndl.go.jp/node/17995

国立国会図書館調査局、調査リポート「東日本大震災の概況と政策課題」を刊行
http://current.ndl.go.jp/node/18086

国立国会図書館調査局、「被災者生活支援に関する制度」と「被災地における医療・介護」についてのリポートを公開
http://current.ndl.go.jp/node/18396