アーカイブ - 2011年 12月 1日

北米研究図書館協会(ARL)、オンラインコンテンツの契約交渉代行に関する協定をLYRASISと締結

2011年11月29日付けのプレスリリースで、11月18日に北米研究図書館協会(ARL)が図書館ネットワークLYRASISと協定を結び、ARL加盟館のうち希望する館に対してLYRASISがオンラインコンテンツの契約交渉を代行することになったと発表されています。

ARL and LYRASIS Sign Agreement for Licensing Initiative (ARL 2011/11/29付けプレスリリース)
http://www.arl.org/news/pr/LYRASIS-29nov11.shtml

LYRASIS
http://www.lyrasis.org/

参考:
米国の2図書館協力ネットワークが合併
http://current.ndl.go.jp/node/11820

日本科学未来館のTwitter運営に関する担当者インタビュー記事

Web担当者Forumに日本科学未来館のTwitter担当者へのインタビュー記事が掲載されています。同サイトで公的機関のTwitter運営についてインタビューするのは初とのことです。日本科学未来館では、2011年1月に公式アカウント「@miraikan」を開始し、日常的に行っている科学コミュニケーション活動をTwitterで効果的に広めていくため、「科学コミュニケーター」と呼ばれるスタッフら4名がメインの業務と兼務する体制で運営しているそうです。その他、フォローに関するポリシー、東日本大震災後にツイートの事前チェックを廃止したエピソード、Twitterを運営することの意義や今後目指す姿などについて触れられています。

Twitterだからこそできる傾聴とお客様サービス、対話を通じて未来をともに考えていく/日本科学未来館(Web担当者Forum 2011/12/1付け記事)
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2011/12/01/11628

参考:
日本科学未来館、特設ウェブサイト「科学コミュニケーターとみる東日本大震災」を公開
http://current.ndl.go.jp/node/18394

日本科学未来館が初のiPadアプリ「地球マテリアルブック デザイン×科学のダイアローグ」を公開

FRBR研究会、人手による著作同定結果を公開する「著作ページ」を暫定公開

日本の図書館目録へのFRBR(「書誌レコードの機能要件」)適用にかかる課題の検討などを行っているFRBR研究会が、FRBRにおける「著作」に基づき人手により同定作業を行った結果を公開するページ「著作ページ」を暫定公開しています。現在は日本の代表的な古典著作について同定作業が行われており、国立国会図書館が作成した書誌レコード(明治期から2009年3月分まで)を対象としているとのことです。またWeb APIも公開されているようです。

著作ページ
http://inforg.slis.tsukuba.ac.jp/jworkpage/

著作ページ(ヘルプページ。著作ページについての説明あり)
http://inforg.slis.tsukuba.ac.jp/jworkpage/workPageHelp.php

芸術活動のインキュベーターとしての図書館を考えるプロジェクト“Library as Incubator Project”(米国)

米国のウィスコンシン大学マディソン校で図書館情報学を専攻する3人の大学院生が、作家やビジュアルアーティスト等が研究や創作活動、作品のプロモーションの場面で図書館をどのように利用するかについて学ぶためのプロジェクトとして“Library as Incubator Project”を立ち上げたようです。このプロジェクトサイトでは、図書館がアート活動を支援する上で役立つ情報や、アーティストが創作やプロモーション活動で図書館を利用するためのアイディア等の提供を行なっており、図書館とアーティストが互いに情報を共有できるような場を目指しているようです。プロジェクトのアドバイザーを務める同大学のSteve Paling准教授は、「私たちは学問や個人のプロジェクトに対するインキュベーターとしての図書館という考えには慣れ親しんでいるが、アートや文学活動に対してはそうではなかった」と述べ、このプロジェクトを新しい観点だと評価しているようです。なお、このプロジェクトは2011年5月に開始し、10月にウェブサイトを公開したようです。

Library as Incubator Project
http://www.libraryasincubatorproject.org/

米国イリノイ大学図書館、1996年以前の“College & Research Libraries”全バックナンバーをデジタル化へ

2011年11月29日、米国イリノイ大学アーバナ・シャンパーン校図書館が、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の機関誌である“College & Research Libraries”のうち、これまでデジタル化されていない1939年から1996年までの全バックナンバーをデジタル化し、オープンアクセスで提供する計画を発表しています。なお、1997年以降の号についてはすでにオープンアクセスで提供されています。

College & Research Libraries
http://crl.acrl.org/

Digitization of C&RL Archive (University Libray, University of Illionois at Urbana-Chmpaign 2011/11/29付けの記事)
http://www.library.illinois.edu/news/CRLarchive.html

Illinois To Digitize C&RL Archive (ACRL 2011/11/29付けの記事)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/4324

「国立国会図書館ダブリンコアメタデータ記述(DC-NDL)」(2011年12月版)が公開

2011年12月1日、国立国会図書館は、2010年6月に公開した「国立国会図書館ダブリンコアメタデータ記述」(DC-NDL)を改訂した2011年12月版をウェブサイトに掲載しました。主な改訂内容は、新規語彙の追加やRDFによる表現方法の一部改訂等です。

書誌データ作成ツール - メタデータ基準(「DC-NDL2011年12月版」関連文書を掲載)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/meta.html

参考:
改訂された「国立国会図書館ダブリンコアメタデータ記述(DC-NDL)」が公開
http://current.ndl.go.jp/node/16441

英国図書館、英国外の非商用目的研究者への文献複写に関してエルゼビアおよびTaylor & Francisとも合意

2011年11月30日、英国図書館(BL)がエルゼビア社およびTaylor & Francis社との間で、英国外の非商用目的研究者への文献複写物の提供に関して合意に達したようです。これは、BLの文献提供サービスにおいて、文献のコピーを英国外の非営利図書館を介し、非商用目的のエンドユーザへ提供することに関するもののようです。なお、すでにBLは同様の枠組みについて、国際STM出版社、出版社協会(PA)、学会・専門協会出版協会(ALPSP)との間でも合意に達しているようです。

The British Library sign agreements with Elsevier and Taylor & Francis for document delivery outside the UK to non-commercial researchers (British Library 2011/11/30付けの記事)

米国国立公文書館(NARA)、写真資料等をGoogleマップ上に位置づける“Historypin”に資料を提供

2011年11月30日、米国国立公文書館(NARA)が、英国の非営利組織We are What We Doが行っているプロジェクト“Historypin”と提携し、NARA所蔵の写真資料等の提供を始めたようです。“Historypin”とは、歴史的な写真資料や録画・音声資料をアップロードしてGoogleマップ上にマッピングするプラットフォームで、利用者はそのアップロードされたコンテンツに情報を追記でき、自分の良く知った場所が時間の変化でどのように変化していったのかについて語るのに役立つようです。NARAからは、1970年代に撮られた環境問題に関する写真コレクション“Documerica”や、ワシントンD.C.の街並みやイベントの写真、過去の写真を現在のその場所の風景に組み合わせる写真コンテスト“History Happens Here!”で利用された写真コレクション等が提供されているようです。

USNatArchives (Historypinのウェブサイト)
http://www.historypin.com/profile/view/USNatArchives

The National Archives Puts Its Holdings on the Map Via Historypin (NARA 2011/11/30付けの記事)

英国研究会議(RCUK)、研究者が研究成果の価値を伝えるのに役立つ「研究成果システム」を公開

英国研究会議(RCUK)は、研究者および研究機関が研究成果に関する情報をRCUKに提供するためのウェブベースのシステムとして「研究成果システム」(Research Outcomes System:ROS)を開発し、2011年11月24日に公開したようです。RCUKは、このROSの利点として、研究成果情報を研究助成期間およびその後においてもいつでも追加することができること、既存のデータを高等研究機関独自の情報システムからアップロードが可能で省力化に繋がること等を挙げており、2006年4月以降に英国の芸術・人文科学研究会議(Arts and Humanities Research Council)やバイオテクノロジー・生物学研究会議(Biotechnology and Biological Sciences Research Council)等から研究助成を受けた全研究者を対象にその利用を求めているようです。ROSプロジェクトを担当したSue Smart氏は、ROSはRCUKの助成研究の意義と英国の経済及び社会への貢献を示すのに役立つものであるとコメントしているようです。RCUKは今後も英国情報システム合同委員会(JISC)とともに、大学や研究助成機関、研究者等からの意見を基に、研究成果情報のマネジメントに関する課題に取り組んでいくとしています。