アーカイブ - 2011年 11月

11月 16日

岩手県陸前高田市にNPO法人の運営する子ども図書館「ちいさいおうち」が11月26日にオープン

2011年11月26日、岩手県陸前高田市竹駒町のコミュニティセンター敷地内に、トレーラーハウスを利用した陸前高田こども図書館「ちいさいおうち」がオープンするそうです。運営は盛岡市のNPO法人「うれし野こども図書室」が行い、専任司書が1名置かれるそうです。トレーラーハウスは20畳の広さで、開館時の冊数は2,000冊、開館時間は月・木・祭日以外の午前10時から午後4時までとのことです。

陸前高田にこども図書館、26日開設(東海新報社 2011/11/11付けニュース)
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws7118

うれし野こども図書室(盛岡市ホームページ「ウェブもりおか」)
http://www.city.morioka.iwate.jp/14kyoiku/gakushu/hokago/uresino.html

参考:
岩手県陸前高田市に仮設の子ども図書館「にじのライブラリー」がオープン
http://current.ndl.go.jp/node/19517

被災した陸前高田市立図書館所蔵「吉田家文書」のデジタルデータが復元される
http://current.ndl.go.jp/node/18834

ニュージーランド国立図書館、国内図書館員対象の利用調査結果2011年版を公表

2011年11月15日に、ニュージーランド国立図書館が、国内の図書館員を対象に実施した同館のサービス等に対する利用調査結果の2011年版を公表しています。調査は、マネージャー、カタロガー、ILL担当、レファレンスライブラリアン、ニュージーランドコレクション担当者の5つのグループで実施されたようです。調査結果として、総合目録とカスタマーサービスが好評であった一方で、VoyagerとVDX等のシステムに対する信頼性という点について不満であるとする回答が多かったようです。

Te Puna Annual Customer Survey 2011 (報告書ダウンロードページ)
http://www.natlib.govt.nz/catalogues/library-documents/customer-survey-2011

The Te Puna Annual Customer Survey Report is available (National Library of New Zealand 2011/11/15付けの記事)
http://www.natlib.govt.nz/about-us/news/15-nov-tepuna-survey-report?body_language=en

参考:

図書館員の価値に関するインフォグラフィクス

インフォグラフィクス(情報、データ、知識を視覚的に表現したもの:infographics)の投稿サイト“visual.ly”で図書館に関するものがいくつか公開されています。そのうちのひとつである“A Librarian’s Worth Around the World”では、待遇や仕事内容など図書館員に関する様々な数字がインフォグラフィクスにまとめられています。

A Librarian's Worth Around the World (visual.ly)
http://visual.ly/librarian%E2%80%99s-worth-around-world

Evolution of the Noble Librarian (visual.ly)
http://visual.ly/evolution-noble-librarian

【イベント】「デジタル化時代における知識基盤の構築と人文学の役割」(11/29・東京)

2011年11月29日に、東京大学大学院情報学環福武ホール・福武ラーニングシアターにおいて、国際シンポジウム「デジタル化時代における知識基盤の構築と人文学の役割―デジタル・ヒューマニティーズを手がかりとして―」が開催されるようです。シンポジウムの主催は、東京大学文学部次世代人文学開発センターと東京大学大学院情報学環メディア・コンテンツ総合研究機構、そして科研基盤A「国際連携による仏教学術知識基盤の形成―次世代人文学のモデル構築」のようです。

デジタル化時代における知識基盤の構築と人文学の役割―デジタル・ヒューマニティーズを手がかりとして― (東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター萌芽部門 データベース拠点・大蔵経 2011/11/15付けの記事)
http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/CEH/index.php?%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88

Occupy Wall Streetの「図書館」が撤去される

米国のウォール街での抗議活動“Occupy Wall Street”に対するニューヨーク市警察の強制排除が2011年11月15日に行われ、その最中に“Occupy Wall Street”で運営されていたOccupy Wall Street Libraryも市当局によって撤去されたようです。蔵書は当局によって保管されているようですが、図書館側の関係者は資料の返却を求めているようです。

URGENT: Raid of Occupy Wall Street (Occpy Wall Street Library 2011/11/15付けの記事)
http://peopleslibrary.wordpress.com/2011/11/15/raid-of-occupy-wall-street-in-progress/

Occupy Wall Street Library Removed as NYPD Evicts Protesters [Updated] (Library Journal 2011/11/15付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/892805-264/occupy_wall_street_library_removed.html.csp

11月 15日

米Library Copyright Alliance、オンライン海賊行為防止法(Stop Online Piracy Act)法案に対する懸念を表明

米国図書館協会(ALA)・北米研究図書館協会(ARL)・米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の各団体からなる“Library Copyright Alliance”(LCA)が、「オンライン海賊行為防止法」(Stop Online Piracy Act)法案に関して、米国下院司法委員会(House Committee on the Judiciary)に送ったレターを公開しています。その中で、LCAは、法案の第201条が図書館とその利用者に影響を与えると懸念を表明しているようです。特に、第201条(c)における“willfulness”(故意)の定義と、第201条(a)におけるストリーミングなどに対する刑事罰の拡大が問題であるとしています。2011年11月16日に、米国議会は同法案に対する公聴会を開催するようです。

Re: Stop Online Piracy Act, H.R. 3261 (PDF:3ページ)
http://www.librarycopyrightalliance.org/bm~doc/lca-sopa-8nov11.pdf

Stop Online Piracy Act (米国議会図書館)
http://hdl.loc.gov/loc.uscongress/legislation.112hr3261

立川市図書館、石巻市図書館へ児童書を寄贈する「絵本を届けよう!」プロジェクトを実施

2011年10月27日から、東京都の立川市図書館が宮城県の石巻市図書館に対して新品の児童書を寄贈する「絵本を届けよう!」というプロジェクトを実施しているようです。このプロジェクトは、石巻市図書館の要請に基づき、立川市図書館が立川書籍商協同組合の協力のもとで行なっているものとのことです。同館では、プロジェクト賛同者に対して、基本図書リストの中の絵本を購入して最寄りの立川市図書館へ届けるように協力を呼び掛けています。また、立川市内にある書店の中には、購入すると立川図書館へ絵本とメッセージを届けてくれる協力書店もあるとのことです。なお、届けられた絵本の冊数等プロジェクトの状況についてはブログで公開しているようです。

絵本を届けよう!プロジェクト
http://tachikawalibrary.blog.fc2.com/

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)のウェブサイトがリニューアル

オープンアクセスの実現を支援するための国際連携組織「オープンアクセスリポジトリ連合」 (Confederation of Open Access Repositories(COAR))のウェブサイトがリニューアルされたようです。新サイトでは、オンラインディスカッションを行う“Open Access Repository Interoperability Forum”のページや、COARワーキンググループの刊行物のページ、COARメンバー等を表示したマップ、FacebookやTwitterへのリンク等が設置されているようです。

COAR
http://www.coar-repositories.org/

Launch of new COAR website (LIBER 2011/11/9付けの記事)
http://www.libereurope.eu/news/launch-of-new-coar-website

法政大学、岩手県陸前高田市議会と震災復興を目的とした包括的な連携協定を締結

2011年11月14日、法政大学が岩手県陸前高田市議会との間で包括的な連携協力のための協定を締結すると発表しました。法政大学では7月から同市議会の永年保存文書の救済・デジタル化活動を行ってきましたが、今後1年間の継続作業と、事業終了後の一定期間の連携を目的として、協定を結ぶに至ったそうです。発表文では、東日本第大震災復興に関連した大学・議会間の連携協定は初めてと思われるとされています。

東日本大震災復興支援のための陸前高田市議会と法政大学の連携協定締結について(法政大学 2011/11/14付けプレスリリース)
http://www.hosei.ac.jp/NEWS/newsrelease/111114.html

3Dプリンターを備えた作業スペースを提供する公共図書館(米国)

米国ニューヨーク州の公共図書館Fayetteville Free Libraryが、“FFL Fab Lab”という、3Dプリンターを備えた制作・作業環境を提供する新たな利用者用スペースを開設するようです。同館によるとこのような作業スペースを提供する理由は、デジタル技術の進展等の、図書館を取り巻く環境の変化に対応するためであり、また、3Dプリンターのような最新技術を地域住民に提供するような場所がほとんどないからだと説明しています。同館ではさらにレーザーカッター等の新たな機械の導入も検討しているようです。

FFL Fab Lab (Fayetteville Free Libraryのウェブサイト)
http://www.fayettevillefreelibrary.org/about-us/services/fablab.html

岩手県陸前高田市に仮設の子ども図書館「にじのライブラリー」がオープン

2011年11月12日、岩手県陸前高田市の今泉天満宮境内に仮設の子ども図書館「にじのライブラリー」がオープンしたようです。木造平屋建て(敷地面積106平方メートル)で、3,000冊の子ども向け図書を備えており、看板は絵本作家の加古里子(かこさとし)さんが揮毫したそうです。本は3冊まで1週間貸し出し、当面は水曜(13時~18時)と土日祝(10時~16時)の開館とのことです。同ライブラリーの設置・運営には、「子どもたちへ<あしたの本>プロジェクト」、「<大震災>出版対策本部」、三井物産のほか、地元住民や神奈川大学の学生がボランティアとして関わっているようです。

希望新聞:東日本大震災 岩手・陸前高田に仮設児童図書館 5000冊収蔵きょう開館(毎日jp 2011/11/12付けニュース)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111112ddm035040149000c.html

被災地に仮設図書館 神奈川大の藤本ゼミら 岩手・陸前高田に設置(東京新聞 2011/11/12付けニュース)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20111112/CK2011111202000045.html

【イベント】“人”のライブハウス Autumn 2011(11/23・千代田)

2011年11月4日にオープンした千代田区立日比谷図書文化館で、11月23日に「“人”のライブハウス Autumn 2011」というイベントが開催されるようです。このイベントは、本を媒介にして人をつなぐことを目的とした活動をしている「まち塾@まちライブラリー」が主催するもので、「アゴラトーク」「カタリストトーク&ライブ」「ネットワーキングParty」という3部構成になっています。第2部のカタリストトークは、様々なバックグラウンドを持った約30人の「カタリスト」を小グループで囲んで語り合うというもので、同館3階のレファレンスエリアが「ミュージック広場」とされるなど、音楽とのコラボレーションも行われるようです。

“人”のライブハウス Autumn 2011
http://www.mori-m-foundation.or.jp/machi/hibiya/index.shtml

カタリスト名簿
http://www.mori-m-foundation.or.jp/machi/hibiya/pdf/A4chirashi_hibiya.pdf

まち塾@まちライブラリー(森記念財団後援)
http://www.mori-m-foundation.or.jp/machi/

千代田区立日比谷図書文化館

デジタル教科書教材協議会(DiTT)、全国13の小中学校等で実証実験を開始

2011年11月11日、デジタル教科書教材協議会(DiTT)が、「全ての小中学校生がデジタル教科書・教材を持つ環境を整える」目標を推進すべく、全国13の小学校・中学校等において、DiTT会員企業および学校関係者との協働による実証研究を行うと発表しています。実証研究のテーマは、デジタルコンテンツ・ソフトの開発、タブレットPCの利用や問題解決能力を養う授業あるいは個性に応じた適切な学び方(アクセシビリティ)の検討などで、これらは2011年4月25日に公表された「DiTT第一次提言書」に基づいたものとなっているとのことです。この研究の結果については、DiTTのホームページで逐次公表されるほか、2011年度のDiTT活動報告書(仮題)でまとめられる予定のようです。

DiTTが企業、学校と協働で実証研究を開始 (デジタル教科書教材協議会 2011/11/11付けのプレスリリース)
http://ditt.jp/news/?id=1868

デジタル教科書のソフト開発や学習方法を検証、DiTTが全国13校で実証研究 (ITpro 2011/11/11付けの記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20111111/374341/

参考:
デジタル教科書教材協議会、「DiTTビジョン」と「DiTT第一次提言書」を発表

11月 14日

アリゾナ大学、BioMed Centralが提供するクラウド型機関リポジトリサービス“Open Repository”の米国初ユーザに

米アリゾナ大学が、BioMed Centralが提供するクラウド型機関リポジトリサービス“Open Repository”を米国で初めて導入したと発表されています。Open Repositoryは英国の学術機関を中心に使われているようです。また、同大学の図書館情報学部が運営している電子図書館“DLIST”(旧環境ではEPrintsを利用したシステム)もOpen Repositoyへ移行しているとのことです。

The University of Arizona Campus Repository
http://arizona.openrepository.com/

Open Repository in the USA: The University of Arizona’s repository (Open Repository 2011/11/9付けプレスリリース)
http://blogs.openaccesscentral.com/blogs/orblog/entry/university_of_arizona_repository_launches

Customers (Open Repository)
http://www.openrepository.com/customers

参考:

震災発生時のYahoo!検索データから分かったこと・分からなかったこと(記事紹介)

2011年11月12日付けのCNET Japanに、Yahoo!から検索データの提供を受けて東日本大震災を振り返った記事が掲載されています。記事の最後で、データ分析を行ったYahoo!の池宮伸次氏が「検索データだけを見ても、被災者や被災地で本当に必要な物事などを完全に把握できませんでした。言い換えれば検索データは“必要な物にたどり着くための情報”だったといえるでしょう」「Twitterなどの『○○が足りません』といった投稿データを併せて分析しないと、別のアプローチを考えないとわからないのではないか」と述べています。

「検索データ」で振り返る東日本大震災--地震、津波、停電でネットに求めたもの(CNET Japan 2011/11/12付け記事)
http://japan.cnet.com/311/crisis/35010473/

参考:
東日本大震災の発生後、被災地の人はYahoo!で何を検索したのか(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/19074

広島県立図書館、『赤ちゃん向け絵本ガイド』を公開

2011年11月9日、広島県立図書館が『赤ちゃん向け絵本ガイド』を公開しました。このガイドは広島県読書推進運動協議会が作成したもので、0~2歳児向けの絵本60冊を、「音」「生活」「遊び」「物」「物語」の5つのテーマに分類して紹介しているようです。

『赤ちゃん向け絵本ガイド』 (PDF)
http://www.hplibra.pref.hiroshima.jp/ct/other000001900/akachanmuke-ehon23-11.pdf

『赤ちゃん向け絵本ガイド』を作成しました (広島県立図書館 2011/11/9付けの記事)
http://www.hplibra.pref.hiroshima.jp/hp/menu000001600/hpg000001564.htm

スマートフォン版カーリルが登場

カーリルのスマートフォン版ウェブサイトが公開されたようです。スマートフォン版の最大の特徴は、各機能に簡単にアクセスできる「クイックメニュー」とのことです。

カーリル(スマートフォン版のURLはPC版と同じ)
http://calil.jp/

カーリル 図書館総合展にあわせてスマホ向けサイトを公開(カーリルのブログ 2011/11/10付け記事)
http://blog.calil.jp/2011/11/blog-post.html

参考:
携帯電話版カーリルが公開
http://current.ndl.go.jp/node/18238

国立情報学研究所(NII)、共用リポジトリサービスの利用申請受付を開始

2011年11月11日、国立情報学研究所(NII)が共用リポジトリサービスの利用申請受付を開始したそうです。合わせて、共用リポジトリに関するコミュニティサイトもオープンしています。共用リポジトリサービスは2012年1月から試行運用が行われ、4月にサービス開始が予定されているようです。

国立情報学研究所共用リポジトリサービス コミュニティサイト
https://community.repo.nii.ac.jp/

利用申込について
https://community.repo.nii.ac.jp/?page_id=31

共用リポジトリサービス概要
http://www.nii.ac.jp/irp/repo/

第13回図書館総合展のレポートなどのまとめ

2011年11月9日から11日にかけてパシフィコ横浜で第13回図書館総合展が開催されました。3日間合計で25,631人が来場したそうです(第12回は24,505人)。全9会場で60以上のフォーラムが開催されたほか、展示会場では出展ブースやポスターセッションに加え、「東日本大震災からの復興と震災への備えに向けて」と題した写真展示、ランチタイム特別セッション、スタンプラリーなども行われたようです。以下では、総合展事務局によるレポート・速報、Twitterのまとめ、新聞各紙の記事、ブログレポートなど、ウェブ上の情報の一部をまとめました。

放送局番組表(図書館総合展)
http://2011.libraryfair.jp/node/263

フォーラムレポート一覧(図書館総合展)
http://2011.libraryfair.jp/node/281

第13回図書館総合展1日目速報(1)(図書館総合展)
http://2011.libraryfair.jp/node/267

第13回図書館総合展1日目速報(2)(図書館総合展)
http://2011.libraryfair.jp/node/268

第13回図書館総合展2日目速報:ブース展示スタンプラリー(図書館総合展)
http://2011.libraryfair.jp/node/272

スペイン国立図書館、World Digital Libraryに参加

2011年11月11日、スペイン国立図書館(BNE)がWorld Digital Libraryに参加したようです。BNEからは“El Poema del Cid”(『エル・シードの歌』)の他、“Libro de las tablas alfonsíes”や“Amadís de Gaula”等が提供されているようです。

La BNE se incorpora a la Biblioteca Digital Mundial de la UNESCO (BNE 2011/11/11付けの記事)
http://www.bne.es/es/AreaPrensa/noticias2011/WDL.html

World Digital Library
http://www.wdl.org/en/

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