アーカイブ - 2011年 11月 7日

【イベント】国立国会図書館、中国・韓国・オーストラリア・日本における資料防災をテーマに「保存フォーラム」を開催(12月)

国立国会図書館は、2011年12月1日に、資料防災をテーマとした「保存フォーラム」を開催します。「中国、韓国、オーストラリア、日本における資料防災:国立図書館からの報告」として、中国、韓国、オーストラリアの国立図書館及び国立国会図書館が、災害の経験、各館が推進する資料防災対策、資料防災のための協力の推進について報告を行います。また、特別報告として、岩手県立図書館から、東日本大震災による図書館の被災、現在進めている復旧についての報告があります。主会場は東京本館ですが、関西館にもテレビ中継を行います。

第22回保存フォーラム(申込方法の記載あり)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_preserve29.html

(案内ちらし)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/pdf/22nd_forum.pdf

媒体変換済み資料の情報提供を行なうEROMM、Internet Archiveから300万件のデジタル化情報の提供を受ける

欧州を中心に各国の図書館等でマイクロフィルム化あるいはデジタル化された資料の情報を図書館等の間で共有することを目指す国際コンソーシアム、EROMM(European Register of Microform and Digital Masters)が、Internet Archiveからデジタル化資料約300万件の情報提供を受け、媒体変換済み資料の情報を検索できるEROMMSearchに登載したと、2011年11月4日に発表しています。

EROMM includes digitized material from the Internet Archive (EROMM 2011/11/4付けの記事)
http://www.eromm.org/blog:eromm_includes_digitized_material_from_the_internet_archive

英Guardian紙、質問内容に合致したテーマの記事を応答するTwitterBotを公開

2011年10月27日に英国のGuardian紙が、Twitterを使った新サービスの提供を開始したようです。これは、Twitterアカウント(@GuardianTagBot)名を含んだ質問をツイートをすると、その質問内容に最も適合するGuardian紙の記事へのリンクを教えてくれるというもののようです。例えば、“@GuardianTagBot latest Arsenal news?”(@GuardianTagBot アーセナルの最新ニュースは?)とツイートすると、“news”と“Arsenal”という二つの単語に適合するコンテンツを検索して、アーセナルFCに関する最新コンテンツを返してくれるとのことです。なお、このサービスは現在はベータ版とのことで、利用者にはシステム改善のためのフィードバックが求められているようです。

GuardianTagBot(Twitter)(@GuardianTagBot)
http://twitter.com/#!/GuardianTagBot

株式会社アトラス、PubMed・J-STAGE・CiNiiを同時に検索できるiPhoneアプリ「論文検索」をリリース

2011年11月7日、株式会社アトラスが、PubMed、J-STAGE、CiNiiを同時に検索できるiPhoneアプリ「論文検索」をリリースしました。Android版も開発中とのことです。検索した論文の情報は、メール、Evernote、Facebook、Twitter、Mendeley(別途アドオンの購入が必要)へ転送できるそうです。また、転送形式はテキスト形式、RIS形式、BIBTeX形式から選択できるそうです。

スマートフォンから論文を検索できるアプリ - 論文検索
http://apps.ej-labo.jp/

Project Next-L、図書館システムの無償提供・運用支援によって宮城県南三陸町図書館を支援

2011年11月4日、Project Next-Lが、東日本大震災で被災した宮城県南三陸町図書館の支援のために、同プロジェクトが開発した図書館システムNext-L Enjuを無償提供し、合わせて導入支援・運用支援も行っていると発表しました。南三陸町図書館では10月5日にプレハブによる仮設図書館がオープンしています。

米国議会図書館(LC)、地図や年表などによってグラフィカルにデジタルコレクションを表示することができる“Viewshare”をリリース

米国議会図書館(LC)が、地図や年表などを用いてグラフィカルにデジタルコレクションを表示することができる“Viewshare”という無料のウェブサービスを公開しました。これは、先日LCが発表したオープンソースのデジタルコレクション用プラットフォーム“Recollection”を利用したもののようです。最新の機能として、データ登録フローの改良、OAI-PMHによるDublin Core形式のデータのインポートへの対応、登録したデータを非公開にしたり限定された範囲にのみ公開する機能の追加、などが行われたようです。Viewshareは文化遺産関連機関に関わる個人なら利用可能とされており、メールでユーザ登録申請を行う必要があるようです。

ViewShare
http://viewshare.org/

ViewShare.org: Create and Share Interfaces to Our Digital Cultural Heritage (LCのブログ“The Signal” 2011/10/31付け記事)
http://blogs.loc.gov/digitalpreservation/2011/10/viewshare-org-create-and-share-interfaces-to-our-digital-cultural-heritage/

ebrary社、大学生約6,500人を対象とした電子書籍調査2011年版の結果を発表

米国の電子書籍ベンダebrary社が、6,500人以上の学生を対象とした電子書籍調査“2011 Global Student E-book Survey”の初期結果について発表しています。同社は2008年にも同様の調査を実施しており、これら2つの調査の結果を比較すると、電子書籍の出版社・アグリゲータや図書館員は学生の情報や研究に対するニーズを知るために協力しなければならないとしています。今回の調査の主な結果として以下の点が挙げられています。

・2008年と2011年で電子書籍の利用やそれに対する意識は大きく変わっていない。
・電子書籍より紙の書籍が好まれる点は変わっておらず、現在でもいずれの媒体も重要である。
・電子書籍が利用可能になって、制限の少ない使いやすいツールが提供されれば、大多数の学生は紙の書籍より電子書籍を選ぶだろう。
・研究で利用できる信頼性の高いソーシャルメディアへのニーズが存在する。

ebrary Surveys Suggest Students’ Research Needs Unmet, Results to be Presented at Charleston (ebrary 2011/11/1付けプレスリリース)

2,600本以上の授業動画をYouTubeで無料公開しているKhan Academyが500万ドルの助成金を獲得

アイルランドのオサリヴァン財団(O'Sullivan Foundation)が、無料の授業動画をYouTubeで公開する活動で知られている米国の“Khan Academy”に500万ドルの助成金を提供すると発表しました。Khan Academyのウェブサイトには現在2,600本以上の動画が掲載されていますが、これらは全て創業者のSalman Khan氏によって制作されているとのことです。この助成金は、授業を制作する教師の増員、クラウドソーシングを活用したコンテンツ増、教室における授業とオンラインの授業を組み合わせたカリキュラムの開発、のために用いられるとされています。

Khan Academy
http://www.khanacademy.org/

無料授業動画「Khan Academy」に500万ドルの助成金(INTERNET Watch 2011/11/7付けニュース)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20111107_489034.html

Khan Academy Receives $5 Million to Accelerate the Reinvention of Education (PRNewswire 2011/11/4付けプレスリリース)