アーカイブ - 2011年 11月 15日

米Library Copyright Alliance、オンライン海賊行為防止法(Stop Online Piracy Act)法案に対する懸念を表明

米国図書館協会(ALA)・北米研究図書館協会(ARL)・米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の各団体からなる“Library Copyright Alliance”(LCA)が、「オンライン海賊行為防止法」(Stop Online Piracy Act)法案に関して、米国下院司法委員会(House Committee on the Judiciary)に送ったレターを公開しています。その中で、LCAは、法案の第201条が図書館とその利用者に影響を与えると懸念を表明しているようです。特に、第201条(c)における“willfulness”(故意)の定義と、第201条(a)におけるストリーミングなどに対する刑事罰の拡大が問題であるとしています。2011年11月16日に、米国議会は同法案に対する公聴会を開催するようです。

Re: Stop Online Piracy Act, H.R. 3261 (PDF:3ページ)
http://www.librarycopyrightalliance.org/bm~doc/lca-sopa-8nov11.pdf

Stop Online Piracy Act (米国議会図書館)
http://hdl.loc.gov/loc.uscongress/legislation.112hr3261

立川市図書館、石巻市図書館へ児童書を寄贈する「絵本を届けよう!」プロジェクトを実施

2011年10月27日から、東京都の立川市図書館が宮城県の石巻市図書館に対して新品の児童書を寄贈する「絵本を届けよう!」というプロジェクトを実施しているようです。このプロジェクトは、石巻市図書館の要請に基づき、立川市図書館が立川書籍商協同組合の協力のもとで行なっているものとのことです。同館では、プロジェクト賛同者に対して、基本図書リストの中の絵本を購入して最寄りの立川市図書館へ届けるように協力を呼び掛けています。また、立川市内にある書店の中には、購入すると立川図書館へ絵本とメッセージを届けてくれる協力書店もあるとのことです。なお、届けられた絵本の冊数等プロジェクトの状況についてはブログで公開しているようです。

絵本を届けよう!プロジェクト
http://tachikawalibrary.blog.fc2.com/

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)のウェブサイトがリニューアル

オープンアクセスの実現を支援するための国際連携組織「オープンアクセスリポジトリ連合」 (Confederation of Open Access Repositories(COAR))のウェブサイトがリニューアルされたようです。新サイトでは、オンラインディスカッションを行う“Open Access Repository Interoperability Forum”のページや、COARワーキンググループの刊行物のページ、COARメンバー等を表示したマップ、FacebookやTwitterへのリンク等が設置されているようです。

COAR
http://www.coar-repositories.org/

Launch of new COAR website (LIBER 2011/11/9付けの記事)
http://www.libereurope.eu/news/launch-of-new-coar-website

法政大学、岩手県陸前高田市議会と震災復興を目的とした包括的な連携協定を締結

2011年11月14日、法政大学が岩手県陸前高田市議会との間で包括的な連携協力のための協定を締結すると発表しました。法政大学では7月から同市議会の永年保存文書の救済・デジタル化活動を行ってきましたが、今後1年間の継続作業と、事業終了後の一定期間の連携を目的として、協定を結ぶに至ったそうです。発表文では、東日本第大震災復興に関連した大学・議会間の連携協定は初めてと思われるとされています。

東日本大震災復興支援のための陸前高田市議会と法政大学の連携協定締結について(法政大学 2011/11/14付けプレスリリース)
http://www.hosei.ac.jp/NEWS/newsrelease/111114.html

3Dプリンターを備えた作業スペースを提供する公共図書館(米国)

米国ニューヨーク州の公共図書館Fayetteville Free Libraryが、“FFL Fab Lab”という、3Dプリンターを備えた制作・作業環境を提供する新たな利用者用スペースを開設するようです。同館によるとこのような作業スペースを提供する理由は、デジタル技術の進展等の、図書館を取り巻く環境の変化に対応するためであり、また、3Dプリンターのような最新技術を地域住民に提供するような場所がほとんどないからだと説明しています。同館ではさらにレーザーカッター等の新たな機械の導入も検討しているようです。

FFL Fab Lab (Fayetteville Free Libraryのウェブサイト)
http://www.fayettevillefreelibrary.org/about-us/services/fablab.html

岩手県陸前高田市に仮設の子ども図書館「にじのライブラリー」がオープン

2011年11月12日、岩手県陸前高田市の今泉天満宮境内に仮設の子ども図書館「にじのライブラリー」がオープンしたようです。木造平屋建て(敷地面積106平方メートル)で、3,000冊の子ども向け図書を備えており、看板は絵本作家の加古里子(かこさとし)さんが揮毫したそうです。本は3冊まで1週間貸し出し、当面は水曜(13時~18時)と土日祝(10時~16時)の開館とのことです。同ライブラリーの設置・運営には、「子どもたちへ<あしたの本>プロジェクト」、「<大震災>出版対策本部」、三井物産のほか、地元住民や神奈川大学の学生がボランティアとして関わっているようです。

希望新聞:東日本大震災 岩手・陸前高田に仮設児童図書館 5000冊収蔵きょう開館(毎日jp 2011/11/12付けニュース)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111112ddm035040149000c.html

被災地に仮設図書館 神奈川大の藤本ゼミら 岩手・陸前高田に設置(東京新聞 2011/11/12付けニュース)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20111112/CK2011111202000045.html

【イベント】“人”のライブハウス Autumn 2011(11/23・千代田)

2011年11月4日にオープンした千代田区立日比谷図書文化館で、11月23日に「“人”のライブハウス Autumn 2011」というイベントが開催されるようです。このイベントは、本を媒介にして人をつなぐことを目的とした活動をしている「まち塾@まちライブラリー」が主催するもので、「アゴラトーク」「カタリストトーク&ライブ」「ネットワーキングParty」という3部構成になっています。第2部のカタリストトークは、様々なバックグラウンドを持った約30人の「カタリスト」を小グループで囲んで語り合うというもので、同館3階のレファレンスエリアが「ミュージック広場」とされるなど、音楽とのコラボレーションも行われるようです。

“人”のライブハウス Autumn 2011
http://www.mori-m-foundation.or.jp/machi/hibiya/index.shtml

カタリスト名簿
http://www.mori-m-foundation.or.jp/machi/hibiya/pdf/A4chirashi_hibiya.pdf

まち塾@まちライブラリー(森記念財団後援)
http://www.mori-m-foundation.or.jp/machi/

千代田区立日比谷図書文化館

デジタル教科書教材協議会(DiTT)、全国13の小中学校等で実証実験を開始

2011年11月11日、デジタル教科書教材協議会(DiTT)が、「全ての小中学校生がデジタル教科書・教材を持つ環境を整える」目標を推進すべく、全国13の小学校・中学校等において、DiTT会員企業および学校関係者との協働による実証研究を行うと発表しています。実証研究のテーマは、デジタルコンテンツ・ソフトの開発、タブレットPCの利用や問題解決能力を養う授業あるいは個性に応じた適切な学び方(アクセシビリティ)の検討などで、これらは2011年4月25日に公表された「DiTT第一次提言書」に基づいたものとなっているとのことです。この研究の結果については、DiTTのホームページで逐次公表されるほか、2011年度のDiTT活動報告書(仮題)でまとめられる予定のようです。

DiTTが企業、学校と協働で実証研究を開始 (デジタル教科書教材協議会 2011/11/11付けのプレスリリース)
http://ditt.jp/news/?id=1868

デジタル教科書のソフト開発や学習方法を検証、DiTTが全国13校で実証研究 (ITpro 2011/11/11付けの記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20111111/374341/

参考:
デジタル教科書教材協議会、「DiTTビジョン」と「DiTT第一次提言書」を発表