アーカイブ - 2011年 10月

10月 28日

OCLC、ユタ大学らとデジタルリポジトリの検索エンジン最適化(SEO)に関する研究プロジェクトを開始

2011年10月27日、OCLC Researchが、ユタ大学、電子図書館連合(DLF)、マウンテンウェスト電子図書館(Mountain West Digital Library)と合同で、“Getting Found: Search Engine Optimization for Digital Repositories”と題した3年間の研究プロジェクトを行うと発表しました。米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)からの助成を受けているそうです。プロジェクトの目的は、図書館のデジタルリポジトリの検索エンジン最適化(Search Engine Optimization:SEO)で、検索エンジンにおける可視性を向上させるための戦略の構築と、優良事例のガイドラインを作ることとしています。

Congratulations to Kenning Arlitsch and Colleagues on IMLS Support for the "Getting Found" Project (OCLC 2011/10/27付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/research/news/2011-10-27.htm

参考:
OCLC、バーチャルレファレンスサービスとQ&Aサイトの連携の可能性を探る研究プロジェクトを開始

欧州委員会、大規模デジタル化テキスト処理の改善やノウハウ共有を目的としたIMPACT Centre of Competenceを設立

2011年10月24-25日に、英国図書館(BL)において、大規模デジタル化におけるテキスト化処理の改善やノウハウの共有等を目指す欧州のプロジェクト“IMPACT”の最終カンファレンスが開催され、その席で欧州委員会(EC)情報社会・メディア総局(Information Society and Media Directorate General)のKhalil Rouhana氏が、“IMPACT”プロジェクトを引き継いだ、IMPACT Centre of Competenceの設立を発表したようです。IMPACT Centre of Competenceは、欧州の歴史的な印刷資料のデジタル化を、より高品質で、より早く、そしてより安く行なうこと、そしてデジタル化のワークフローに関わるツールやサービス、知識の共有等を目的とするようです。

IMPACT Centre of Competence
http://www.digitisation.eu/

IMPACT Centre of Competence launched! (IMPACT 2011/10/25付けの記事)

英国王立協会、70年以上前に発行された学術雑誌論文のデジタルアーカイブをオープンアクセスで提供

2011年10月26日に、英国王立協会(Royal Society)が、同協会の刊行誌の論文をデジタル化したアーカイブ“Royal Society Digital Journal Archive”の一部をオープンアクセス(OA)化すると発表したようです。これは同協会が進めている学術出版物のOA化に対応したもので、この度公開されるのは、70年以上前に発行された学術雑誌論文約6万件のようです。この中にはニュートンやダーウィン、ベンジャミン・フランクリン等の論文も含まれているようです。

Royal Society journal archive made permanently free to access (Royal Society 2011/10/26付けの記事)
http://royalsociety.org/news/Royal-Society-journal-archive-made-permanently-free-to-access/?f=1

Royal Society Makes Journal Articles Published More Than 70 Years Ago Open Access (Digital Koans 2011/10/26付けの記事)

10月 27日

大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)、Springer社と電子ジャーナル契約に関する包括的合意を締結

2011年10月24日付けのSpringer社の発表によると、同社は大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)と電子ジャーナルの契約に関して包括的な合意に至ったようです。合意内容には、電子ジャーナルアーカイブ(バックファイル)の範囲が1999年まで拡大すること(現在は1996年まで)や、カレント分の価格上昇に関する抑制が含まれているようです。なお、Springer社のバックファイルについては2006年から国立情報学研究所(NII)のNII-REOに収録されていますが、範囲拡大後も引き続きNII-REOから提供されるようです。

Springer and Japanese library consortium sign licensing agreement (Springer 2011/10/24付けプレスリリース)
http://www.springer.com/about+springer/media/pressreleases?SGWID=0-11002-6-1283722-0

JUSTICE
http://www.nii.ac.jp/content/justice/

NII-REO
http://reo.nii.ac.jp/

参考:
E1189 - 大学図書館コンソーシアム連合JUSTICEの誕生:現状とその将来

国立公文書館、岩手県宮古市における被災公文書等の修復支援事業に関する報告を公表

国立公文書館が2011年9月12日から30日にかけて実施した、東日本大震災によって被災した岩手県宮古市の公文書等の修復支援事業についての報告が同館のウェブサイトに掲載されています。技術指導に当たる講師を現地に派遣し、同市在住者から雇用した修復補助員に対して実施研修を行い、今後の修復事業を実施できる人材の育成を行ったとのことです。

宮古市における被災公文書等の修復支援事業の実施について(国立公文書館 2011/10/24付け情報)
http://www.archives.go.jp/news/20111021171211.html

参考:
国立公文書館、岩手県宮古市における被災公文書等の修復支援事業を実施へ
http://current.ndl.go.jp/node/19043

岩手県立図書館、館報「としょかん いわて」2011年10月号で東日本大震災特集

岩手県立図書館が、館報「としょかん いわて」のNo.169(2011年10月号)を東日本大震災特集とし、同図書館の取り組みや支援活動を紹介しています。

としょかん いわて No.169(2011.10)
http://www.library.pref.iwate.jp/riyoannnai/kanpopdf/kanpo169_pdf/kanpo169.pdf

としょかん いわて
http://www.library.pref.iwate.jp/riyoannnai/kanpopdf/index.html

毎日新聞社、第57回学校読書調査の結果概要を発表

毎日新聞社が、全国学校図書館協議会(全国SLA)の協力を得てまとめた「第57回学校読書調査」の結果概要を発表しています。同調査は「読書世論調査」と共に、「読書週間」に合わせて年1回行っているものです。

特集:第57回学校読書調査(その1) 高学年ほど「感動」(毎日jp 2011/10/27付けニュース)
http://mainichi.jp/enta/book/news/20111027ddm010040182000c.html

特集:第57回学校読書調査(その2止) 「読まない子」減少(毎日jp 2011/10/27付けニュース)
http://mainichi.jp/enta/book/news/20111027ddm010040202000c.html

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、全米博物館・図書館サービスメダル2011を発表

2011年10月25日、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、全米博物館・図書館サービスメダル2011(2011 National Medal for Museum and Library Service)を発表しました。同賞は、市民や教育、経済、環境そして社会に対して著しい貢献を果たした博物館・図書館に贈られる全米規模の賞です。2011年の受賞図書館は以下のとおりです。
・Alachua County Library District
・Columbus Metropolitan Library
・Hill Museum & Manuscript Library
・San José Public Library
・Weippe Public Library & Discovery Center

2011 National Medal for Museum and Library Service (PDF)
http://www.imls.gov/assets/1/AssetManager/Medals11.pdf

IMLS Announces the 2011 National Medal for Museum and Library Service Recipients (IMLS 2011/10/25付けの記事)

『カレントアウェアネス-E』203号発行

E1232 - ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議<報告>

E1232 - ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議<報告>

「2011年ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議」(DC2011)(E988E1121参照)が,2011年9月21日から23日にオランダ王立図書館で開催された。この会議は,ダブリンコアのみならず広くメタデータに関する研究発表や意見交換を行う場として毎年開催され,11回目を迎える今回は,36か国から170名の参加者があり,日本からは筆者を含め計7名が参加した。...

E1231 - 機関内のMLAコレクションに対する統合検索を導入するために

E1231 - 機関内のMLAコレクションに対する統合検索を導入するために

2011年8月,OCLCの研究部門OCLC Researchが,一機関内における博物館・図書館・文書館(MLA)コレクションの統合検索をテーマとした“Single Search: The Quest for the Holy Grail”というレポートを公開した。これは,統合検索の導入に成功した機関の経験を共有することを目的とし,英ヴィクトリア&アルバート博物館や米ゲッティ・リサーチ・インスティチュート等9つの機関のメンバーによるディスカッションによる考察をまとめたものである。...

E1230 - Europeana,デジタル文化資源のメタデータを自由利用へ

E1230 - Europeana,デジタル文化資源のメタデータを自由利用へ

欧州のデジタル文化資源ポータルEuropeanaを運営するEuropeana財団は,2011年9月12日に,図書館・博物館・文書館等の機関からEuropeanaに提供されているメタデータの利用方法を拡充するための,各機関との新たな協定の文書を公表した。この協定に署名した機関から提供されるメタデータは,2012年7月から,自由利用が可能なクリエイティブコモンズの“CC0”ライセンス(パブリックドメイン)のデータとして,Europeanaから提供されることになる。現行の協定が終了する2011年末までに新たな協定に署名しない機関のメタデータは,Europeanaから削除予定とされている。...

E1229 - 学術の世界を「ハック」する

E1229 - 学術の世界を「ハック」する

「デジタルメディアやデジタル技術は学術の世界をどのように変えうるのだろうか?」2011年5月21日,インターネット上でこのような問いが投げかけられた。この問いかけに対して1週間で寄せられた329の論考のなかから32本を選び編まれたのが,ここで紹介する“Hacking the Academy”である。同書は米国ミシガン大学図書館出版局から出版され,オンライン版はオープンアクセスで提供されている。なお,この出版バージョンに収録されていない論考も公開するウェブサイトが用意されている。...

E1228 - 被災地支援活動紹介(4)南三陸町仮設図書館の開館支援

E1228 - 被災地支援活動紹介(4)南三陸町仮設図書館の開館支援

2011年3月11日に発生した東日本大震災による津波によって図書館の建物が消失した宮城県南三陸町で10月5日に仮設図書館が開館した。9月23日から25日にかけて仮設図書館の開館準備を支援するプロジェクトに参加した大学図書館員の山下ユミさんにお話を伺った。...

ヒロシマ・アーカイブ、iPhone版のARアプリ“HiroshimARchive”を公開

Google Earthを使って広島原爆の実態を伝えるデジタルアーカイブ「ヒロシマ・アーカイブ」が、2011年10月27日に、「ヒロシマ・アーカイブ」に収蔵されている資料をGPS地図とAR(拡張現実)技術を用いて閲覧できるiPhone用アプリ“HiroshimARchive”を公開したようです。

iPhone版「ヒロシマ・アーカイブ」地図+ARアプリの配信を開始しました (ヒロシマ・アーカイブ 2011/10/27付けの記事)
http://blog.hiroshima.mapping.jp/2011/10/iphonear.html

iPhone App: Hiroshim Archive(ヒロシマ・アーカイブのウェブサイト)
http://hiroshima.mapping.jp/arapp.html

ニュージーランド地震のデジタルアーカイブ“CEISMIC”公開

2010年9月4日及び2011年2月22日に、ニュージーランドのカンタベリー地方で発生したニュージーランド地震に関する動画や音声、文書や画像等を収集保存するデジタルアーカイブ“CEISMIC”のウェブサイトが、2011年10月27日に公開されたようです。このウェブサイトは、同国のカンタベリー大学のデジタル人文学研究グループを中心に、カンタベリー市立図書館や博物館、国立図書館等の関係機関で構成されるコンソーシアムが作成したようです。

CEISMIC
http://www.ceismic.org.nz/

Launch of the UC CEISMIC Consortium web site (CEISMIC 2011/10/27付けの記事)
http://www.ceismic.org.nz/news/uc-ceismic-consortium-website

10月 26日

インターネット上の情報をクラウドソーシングでピアレビューする試み“hypothes.is”

インターネット上に存在する情報の質を高めるため、クラウドソーシングでインターネットの情報をピアレビューする“hypothes.is”というプロジェクトがあるようです。“hypothes.is”は、オープンソースでコミュニティ主導型、センテンスレベルでアノテーションを行うことが可能な分散プラットフォームの構築を目指しているようです。なお、現在のところ“hypothes.is”は、プロトタイプの開発のため、Kickstarterで寄付を募っているようです。

hypothes.is
http://hypothes.is/

教育資源メタデータイニシアティブ(LRMI)のウェブサイトが公開

クリエイティブコモンズ(Creative Commons)と全米教育出版協会(AEP)による共同プロジェクト、教育資源メタデータイニシアティブ(the Learning Resource Metadata Initiative:LRMI)のウェブサイトが開設されています。2011年10月21日からは、LRMIのテクニカルワーキンググループが作成したドラフト版を公開して、意見を募集しているようです。

Open for Comment -- Public Draft of the Learning Resource Metadata Initiative Specification (Creative Commmons 2011/10/21付けの記事)
http://creativecommons.org/weblog/entry/29619

Education Metadata Project Launches New Website (Association of Education Publishers 2011/10/10付けの記事)
http://www.aepweb.org/mediacenter/LRMI_Web_Launch_10-10-11.htm

Learning Resource Metadata Initiative

国立公文書館、寄贈・寄託文書の目録をデジタルアーカイブで公開

国立公文書館が、同館のデジタルアーカイブで「寄贈・寄託文書」の目録を公開したようです。資料群は、西園寺公望関係文書や佐藤栄作関係文書等の24件のようです。

国立公文書館デジタルアーカイブ (寄贈・寄託文書の資料群一覧)
http://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/layered#F2011060319483712713-sdefault-1-leftupd_F2011060319483712713-1-20-a-n1-i

国立公文書館 (2011/10/25現在、「公文書館ニュース」のトップに「寄贈・寄託文書の目録を公開しました。」とあります。)
http://www.archives.go.jp/

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