アーカイブ - 2011年 10月 7日

Emerald社、電子ジャーナルコンテンツのダウンロード件数に基づいて義援金を支払う震災復興支援キャンペーンを実施中

2011年10月1日から12月31日まで、Emerald社は、利用者が電子ジャーナルコンテンツをダウンロードすると、1回につき1円に換算し、期間累計を倍額にして同社が日本赤十字社を通じて義援金として支払う、東日本大震災復興支援キャンペーンを実施しているようです。なお、対象は同社の電子ジャーナルパッケージを利用している機関とのことです。

東日本大震災復興支援キャンペーン (エメラルドジャパンのウェブサイト)
http://www.emeraldinsight.jp/e245.html

欧州でのRDA普及を目指す、欧州国立図書館4館による“EURIG”が正式に発足

2011年9月27日にデンマークのコペンハーゲンで開催された会合において、英国図書館(BL)、ドイツ国立図書館、スペイン国立図書館、スウェーデン王立図書館の各館長が、欧州におけるRDAの普及を目指した“EURIG”(European RDA Interest Group)という組織を正式に発足することに合意したようです。“EURIG”の今後の計画については、2011年12月および2012年初めにも開催される会合で検討されることになるようです。

EURIG
http://www.slainte.org.uk/eurig/index.htm

EURIG Launched: National Libraries Sign up to European RDA Interest Group (PDF)(EURIG 2011/9/27付けのプレスリリース)
http://www.slainte.org.uk/eurig/docs/Launch/EURIG_Press_Release_2.pdf

Las principales bibliotecas nacionales europeas firman el acuerdo de cooperación de EURIG (Biblioteca Nacional de España 2011/10/5付けの記事)

英ケンブリッジ大学図書館で試験的に開架資料などの写真撮影を許可することに

英国のケンブリッジ大学図書館で、2011年10月4日から、開架の資料と、東アジア閲覧室など計5室の資料(こちらは要許可申請)を自分のカメラで撮影することが試験的に許可されているようです。撮影に料金は必要ないようですが、用途は非営利研究または個人的学習に限られるとのことです。ガイドラインによると、携帯電話のカメラ(camera phone)は認められていますが、一眼レフ、三脚、ストロボ、携帯スキャナなどの使用は禁じられているようです。なお、写本室、地図室、貴重書室の資料については2011年5月以降撮影が認められているとのことです。

Self-service photography (ケンブリッジ大学図書館 2011/10/5付けニュース)
http://www.lib.cam.ac.uk/newspublishing/detail.php?news=302

Self-service photography (PDF文書:1ページ)
http://www.lib.cam.ac.uk/specialcollections/selfserviceguidelines.pdf

参考:
E1027 - OCLC,閲覧室でのデジタルカメラの使用に関する報告書を発表
http://current.ndl.go.jp/e1027

『医学図書館』のバックナンバーがJournal@rchiveで公開

2011年10月7日に、日本医学図書館は、同協会の機関誌である『医学図書館』のうち、1954年の創刊号から2008年の55号までを、科学技術振興機構(JST)の運営する学術雑誌デジタルアーカイブ“Journal@rchive”で公開したと発表しています。

医学図書館 (Journal@rchiveのウェブサイト)
http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/jnltop_ja.php?cdjournal=igakutoshokan1954

1842年創業のSpringerがこれまでに出版したほぼ全ての図書をデジタル化へ

1842年創業のSpringer社が、これまでに出版してきたほぼ全ての図書をデジタル化してSpringerLINKで提供する“Springer Book Archives”(SBA)というプロジェクトを発表しました。そこにはアインシュタインやボーアらの著作も含まれているそうです。デジタル化対象は約65,000タイトルになると想定されており、そのうち約70%は英語で、残りはドイツ語とオランダ語の図書だそうです。著作権調査なども含めた作業が2012年末に完了予定とされています。

The book will never die: Springer to offer book content back to the 1840s (Springer 2011/10/6付けプレスリリース)
http://www.springer.com/about+springer/media/pressreleases?SGWID=0-11002-6-1268221-0

Elsevier社、シドニー大と開催した24時間ハッカソンの入賞作品を発表

Elsevier社が、オーストラリアのシドニー大学と共同で行った24時間ハッカソンの結果を発表しました。このイベントは、2011年9月24日から25日にかけて行われたもので、参加者は同社のSciVerseのAPIを利用したソフトウェアを24時間で開発するという内容のものです。その結果、第1位から第3位までに選ばれたソフトウェアは以下のようなものだったそうです。

・第1位:SciVerse ScienceDirectの収録論文をHTML5のプレゼンテーションに変換して表示する“Presentify”。
・第2位:SciVerse ScienceDirectの収録論文の内容をもとにしたクイズを作成する“SciPlay”。
・第3位:検索結果に関連する論文や動画を表示したり、ユーザが論文にコメントを残す機能を持つ“Macademia application”。

同様のハッカソンは過去にシンガポール国立大学や、米国のニュージャージー工科大学とレンセラー工科大学でも開催されたとのことです。

Elsevier and the University of Sydney Announce Prize Winners of 24-Hour Hackathon (Elsevier 2011/10/5付けプレスリリース)

電子書籍提供サービス“Google eBookstore”が米国に続き英国でもスタート

Googleが電子書籍提供サービス“Google eBookstore”を英国でも開始したと発表しました。同サービスは2010年12月6日に米国でスタートしています。発表によると、Hachette社、Random House社、Penguin社を含めた同国の有名出版社の数十万点の電子書籍が購入できるほか、パブリックドメインの電子書籍200万点以上も利用できるそうです。また、書店とも協力して店頭でGoogle eBooksの電子書籍を購入できるようになる予定とも述べられています。

Google eBookstore (UK)
http://books.google.co.uk/ebooks

オーストラリアで国レベルの研究インフラ構築方針が定まる

2011年10月5日、オーストラリアの技術革新・産業・科学・研究省(Department of Innovation, Industry, Science and Research)が、今後5年から10年間を目標にした、国レベルの研究インフラの構築指針をまとめた“2011 strategic roadmap for australian research infrastructure”(2011年9月付)を公開しました。なお、これまでに同国では2006年と2008年にも同様の方針が公表されているようです。

2011 strategic roadmap for australian research infrastructure (PDF)
http://www.innovation.gov.au/Science/Documents/2011StrategicRoadmapforAustralianResearchInfrastructure.pdf

Research Infrastructure (Department of Innovation, Industry, Science and Research 2011/10/5付けの記事)

「明日のライブラリアン」のためのコミュニティサイト“Librareo”

学術データベースなどを販売するGale社が、図書館情報学の学生を対象とした無料のコミュニティサイト“Librareo”を開設したそうです。Librareoでは、学生が人脈・情報・支援を得ることができるとされており、北米の学生はユーザ登録すると同社が提供する“Academic OneFile”などのリソースを無料で利用できるようになるそうです。

Librareo
http://blog.gale.com/librareo/

About Librareo
http://blog.gale.com/librareo/information/

米国図書館協会(ALA)、電子コンテンツに関する情報を提供するブログ“E-Content”を開始

米国図書館協会(ALA)が、電子書籍、電子書籍リーダー、電子ジャーナル、データベース、デジタルライブラリ、デジタルリポジトリ、など電子コンテンツに関する情報を提供するブログ“E-Content”を開始したそうです。

E-Content
http://americanlibrariesmagazine.org/e-content

ALAの全ブログ記事一覧
http://americanlibrariesmagazine.org/blogs

American Libraries launches E-Content blog (ALA 2011/10/3付けニュース)
http://ala.org/ala/newspresscenter/news/pr.cfm?id=8239

長野県栄村震災の文化財保全活動(第4回~第7回)の報告資料が公開

神奈川大学日本常民文化研究所の客員研究員で、地域史料保全有志の会代表を務める白水智氏による、長野県栄村の史料保全活動のレポート(第4回~第7回)が、同研究所のホームページで公開されています。

長野県栄村震災における史料保全活動レポート (神奈川大学日本常民文化研究所 2011/9/27付けの記事)
http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/cgi-bin/system/topics/index.cgi?c=zoom&pk=1314083232

参考:
神奈川大学日本常民文化研究所がレポート「長野県北部(栄村)震災における史料保全活動について」を公開
http://current.ndl.go.jp/node/18213

スティーブ・ジョブズの死を伝える新聞各紙一面のアーカイブ

2011年10月5日(現地時間)、米Apple社の創業者で前CEOのジョブズ(Steve Jobs)氏が56歳で亡くなったと発表されました。米国の報道博物館“Newseum”が世界中の新聞の一面を提供する“Today's Front Pages”というページでは、10月6日付けの新聞各紙の一面を飾るジョブズ氏の姿を見ることができます。Today's Front Pagesでは著作権上の理由から当日以外の紙面は見られないようですが、9.11テロ、米大統領選、東日本大震災などの歴史的事件が発生した日についてはアーカイブが公開されており、ジョブズ氏の死は“Steve Jobs 1955-2011”としてアーカイブのひとつに含められているようです。

Today's Top Ten Front Pages (Newseum)
http://www.newseum.org/todaysfrontpages/topten.asp

Today's Front Pages > Archive List (Newseum)
http://www.newseum.org/todaysfrontpages/archive.asp

Today's Front Pages > Thursday, October 06, 2011 (Newseum)

スウェーデン王立図書館等、同国の電子書籍調査レポートを公表

2011年10月6日に、スウェーデン王立図書館(Kungliga Biblioteket:KB)とスウェーデン図書館協会(Svensk Biblioteksförening)が、同国の図書館で電子書籍サービスを導入する場合にどのような影響があるのか等を調査したレポートを公表しました。レポートでは、スウェーデンにおける電子書籍市場がいまだ未発達であること、電子書籍サービスを図書館が導入する場合は、コスト増への対応とともに組織再編を余儀なくされるであろうということ、また学校においてデジタル教科書の導入が進むことで学校図書館もその対応を迫られること等が指摘されているようです。また、レポートでは、同国の電子書籍普及の流れの中でKBが果たしうる役割も指摘されているようです。

När kommer boomen?: En kartläggning av e-boken i Sverige ur ett biblioteksperspektiv (PDF)
http://www.kb.se/Dokument/Aktuellt/Eboksutredningen.pdf

E-böcker på bibliotek blir kostsamt (Kungliga Biblioteket 2011/10/6付けの記事)

PEERプロジェクト、学術雑誌とリポジトリに対する著者と利用者の行動調査に関する最終報告書を公開

出版社、図書館、研究コミュニティの協同による、欧州における研究成果の出版・生態系を評価するPEER(Publishing and the Ecology of European Research)プロジェクトが、学術雑誌とリポジトリに対する著者と利用者の行動調査に関する最終報告書“PEER Behavioural Research: Authors and Users vis-à-vis Journals and Repositories Final Report”を公開しました。2009年4月から2011年8月にかけて、アンケート調査、フォーカスグループインタビュー、ワークショップによって行われた行動調査の結果をまとめたもののようです。

PEER Behavioural Research: Authors and Users vis-à-vis Journals and Repositories Final Report (PDF:117ページ)
http://www.peerproject.eu/fileadmin/media/reports/PEER_D4_final_report_29SEPT11.pdf

PEER Behavioural Research - Final Report available (PEER 2011/10/6付けニュース)

インターネットコムとgooリサーチによる「電子書籍」に関するアンケート調査結果

2011年10月7日、インターネットコムとgooリサーチによる「電子書籍」に関するアンケート調査結果が公表されています。調査対象は、全国10代~50代以上のインターネットユーザー1,078名とのことです。これまでの同様の調査では、テーマを「ケータイ小説」に絞ったものでしたが、今回から「電子書籍(ケータイ小説を含む)」に広げて実施したとのことです。調査結果では、「電子書籍/雑誌を読んだことがありますか」という質問に、「はい」が37.2%、「いいえ」が62.8%であったこと、読んだ経験のない677人に読みたいかどうか質問したところ、44.8%が「はい」と答えたとのことです。また、電子書籍/雑誌を読んだことのあるもしくは読みたいと回答した人704名を対象に、「どのような方法で電子書籍/雑誌を読みたいですか」と質問したところ、「Webサイト(PCでアクセス)」が28.6%、「ダウンロード(PCで購読)」が22.3%、「Webサイト(iPadなどのタブレット端末でアクセス)」が17.2%、「ダウンロード(iPhoneやAndroidなどのスマートフォンで購読)」が17.0%等となる結果であったとのことです。記事ではこの他にも電子書籍端末に関する調査結果も掲載しています。