2011年10月20日にアイルランド図書館会議(Library Council)が、利用者と公共図書館員がコミュニケーションを円滑に行うためのガイドブック“Say It Write”をウェブサイトで公開しました。このガイドブックは、公共図書館員が利用者と効果的にコミュニケーションを取ってより容易に「つながる」ことで、時間と予算の節約に役立つものとして作成されたようです。話し方だけでなく、印刷媒体やポスター、パワーポイント等での表現の仕方等も収録されているようです。
英国王立協会が、初のオープンアクセス誌“Open Biology”を発刊すると発表しました。著者投稿料は1,200ポンドとのことですが、2012年2月末までに投稿された論文については無料とされています。英国王立協会は、英語圏最古で現在も継続中の学術誌“The Philosophical Transactions of the Royal Society”の発行で知られており、2010年に350周年を迎えています。
米国のノースカロライナ大学図書館情報学部(School of Information and Library Science)は、メリーランド大学の人文学テクノロジー研究所(Maryland Institute for Technology in the Humanities)とともに、ボーンデジタルコンテンツの収集と保存を行う図書館・博物館・文書館においてデジタルフォレンジックの方法を活用するためのシステム開発等を行うプロジェクト“BitCurator”を開始したようです。
EUの第7次研究枠組み計画(FP7)の資金提供を受けて行なわれているOpportunities for Data Exchange(ODE)プロジェクトが“Ten Tales of Drivers & Barriers in Data Sharing”と題するレポートを公開したようです。レポートでは、ODEが学術コミュニティや研究インフラ等の責任者に対して行なったインタビューをもとに、研究データの共有・再利用・保存に関する10の成功事例と教訓がまとめられているようです。