アーカイブ - 2011年 10月 17日

ドラッグやアルコール等の情報提供に特化した図書館が開館(チリ)

チリの首都サンチャゴに、ドラッグやアルコールに関する情報提供を専門とする初の図書館“Bibliofragas”が開館したようです。これは、同国のナショナルサービス“Servicio Nacional para la Prevención y Rehabilitación del Consumo de Drogas y Alcohol”によって開設されたもので、市民や研究者等に対して、ドラッグやアルコール依存の予防や対処等を知るための、約8000点の図書や雑誌、視聴覚資料等を提供しているようです。

Inauguran biblioteca especializada en temas de drogas y alcohol (La Tercera 2011/10/14付けの記事)
http://www.emol.com/noticias/nacional/2011/10/14/508045/inauguran-primera-biblioteca-de-acceso-publico-especializada-en-drogas-y-alcohol.html

文部科学省、「司書養成課程及び学芸員養成課程に在籍する学生への対応について」等を公開

2011年10月14日に文部科学省が、6月29日付けの「司書養成課程及び学芸員養成課程に在籍する学生への対応について」と、10月3日付けの「司書養成課程及び学芸員養成課程に在籍する学生の単位修得に係る取扱いについて」を同省のウェブサイトで公開しています。

司書養成課程及び学芸員養成課程に在籍する学生への対応について (文部科学省 2011/6/29付けの情報)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/1311815.htm

司書養成課程及び学芸員養成課程に在籍する学生の単位修得に係る取扱いについて (文部科学省 2011/10/3付けの情報)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/1311824.htm

図書館におけるTEI規格活用のベストプラクティスを集めた“Best Practices for TEI in Libraries”第3版が公開

人文科学のテキストの符号化・交換のための規格を定めるコンソーシアムText Encoding Initiative(TEI)の図書館特別グループTEI in Librariesが、図書館の資料デジタル化プロジェクトにおける、符号化のベストプラクティスを収録した“TEI Text Encoding in Libraries: Guidelines for Best Encoding Practices”の第3版を公開したようです。

Best Practices for TEI in Libraries
http://purl.oclc.org/NET/teiinlibraries
http://purl.org/TEI/teiinlibraries

Best Practices for TEI in Libraries: A Guide for Mass Digitization, Automated Workflows, and Promotion of Interoperability with XML Using the TEI
https://github.com/sydb/TEI-in-Libraries

情報支援プロボノ・プラットフォーム、被災地住民の情報行動を調査した『東日本大震災 情報行動調査報告書』を発表

2011年9月30日、東日本大震災からの復興をICTで支援する非営利団体「情報支援プロボノ・プラットフォーム(iSPP)」が『東日本大震災 情報行動調査報告書』を発表し、被災地のNPOや自治体などへの無償提供と、一般向け・学術機関向けへの販売を開始しました。この報告書は、岩手県・宮城県・福島県の被災地の住民を対象として、震災から3か月後までの情報行動についてインターネットと個別面談によって調査した結果をまとめたものだそうです。プレスリリースには、主な調査結果と、それに基づく提言も述べられています。

[プレスリリース] iSPP、「東日本大震災 情報行動調査報告書」を公刊(iSPP 2011/9/30付けプレスリリース)
http://www.ispp.jp/archives/839

参考:
東日本大震災の復興をICTで支援する非営利団体「情報支援プロボノ・プラットフォーム」(iSPP)が設立
http://current.ndl.go.jp/node/18255

米国の公共・大学・学校図書館における電子書籍利用動向の2011年版調査報告書がリリース

米Library Journal誌とSchool Library Journal誌が実施した、第2回目となる電子書籍動向調査“2011 Ebook Penetration & Use in U.S. Libraries Survey”の報告書がリリースされたそうです。回答したのは、公共図書館1,053館、学校図書館905館、大学図書館488館の計2,446館とのことです。報告書は公共図書館編、大学図書館編、学校図書館編の3部に分かれており、いずれも有料ですが、以下のような結果概要がThe Digital Shiftで紹介されています。

・電子書籍を提供しているのは、公共図書館の82%(2010年調査より10ポイント増加)、大学図書館の95%(1ポイント増加)。
・平均提供タイトル数は、公共図書館が4,350タイトル(184%増加)、大学図書館が65,208タイトル(93%増加)。
・「電子書籍は図書館に新しいユーザを呼び込んだか?」という質問に「はい」と答えたのは、公共図書館の74%、大学図書館の33%。
・電子書籍を読むのに使われているのは、公共図書館は85%が「電子書籍リーダー」、大学図書館は72%が「PC」と回答。
・「電子書籍を提供しない理由は?」という質問に対してもっとも多かった回答は、公共図書館は「予算がない」、大学図書館は「電子書籍端末がない」。

OCLC、WorldCatの書誌レコードを利用して世界中の出版社名典拠データベースを構築するプロジェクトに関する論文を公開

OCLCの研究部門OCLC Researchが、世界の主要出版社の名称典拠データベースを構築する実験プロジェクトについて紹介した論文“Publisher Names in Bibliographic Data: An Experimental Authority File and a Prototype Application”を公開しています。WorldCatの書誌レコード中のISBNに含まれる出版社記号を用いて出版社名をグループ化するという手法を用いているようです(2006年の時点で書誌レコードの22%がISBNを含んでいたそうです)。プロジェクトの結果は、1,800の主要出版社をカバーしたプロトタイプシステム“WorldCat Publisher Pages”で公開しているとのことです。

Publisher Names in Bibliographic Data: An Experimental Authority File and a Prototype Application (PDF:41ページ)
http://www.oclc.org/research/publications/library/2011/connaway-lrts.pdf

WorldCat Publisher Pages

Library Journal誌、2010年の米国の図書館情報学大学院の卒業生の就職状況を掲載

Library Journal誌が毎年実施している、米国の図書館情報学(LIS)大学院の卒業生の就職状況調査の2011年版(2010年の就職状況)についての記事が同誌に掲載されています。1789人から回答を得たもので、平均初任給は1%増となったものの、永続的雇用の専門職に就ける人の割合は前年の61.0%から59.2%に低下し、パートタイムの仕事をかけもちしている人も少なくないとのことです。

The Long Wait | LJ's Placements & Salaries Survey 2011(Library Journal 2011/10/14付けの記事)
http://features.libraryjournal.com/placements-and-salaries/2011-survey/the-long-wait-ljs-placements-salaries-survey-2011/

Tight Competition(Library Journal 2011/10/14付けの記事)
http://features.libraryjournal.com/placements-and-salaries/2011-survey/tight-competition/

参考:
2009年の米国の図書館情報学大学院の卒業生の就職状況

PREMIS『保存メタデータのためのデータ辞書』バージョン2.1用のOWLオントロジーが公開

PREMISの『保存メタデータのためのデータ辞書』(“Data Dictionary for Preservation Metadata”)バージョン2.1用のOWLオントロジーが公開されたようです。これまでXMLスキーマとして公開されていたデータ辞書が、RDF形式でも利用できるようになったとのことです。

PREMIS OWL Doc
http://multimedialab.elis.ugent.be/users/samcoppe/Ontologies/premis/index.html

PREMIS OWL Wiki
http://premisontologypublic.pbworks.com

PREMIS OWL ontology available for public review (Library Technology Guide 2011/10/16付けニュース)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=16195

PREMIS
http://www.loc.gov/standards/premis/

PREMIS『保存メタデータのためのデータ辞書』第2.0版(日本語版)

福島県立図書館、福島大学附属図書館での展示を実施

福島県立図書館、福島大学附属図書館、福島県立医科大学附属学術情報センターの3館により試行中の連携事業「ふくふくネット」での交換展示の第1回目として、2011年10月から12月にかけて、福島県立図書館の貴重資料が福島大学附属図書館で展示されるとのことです。

『ふくしま 一目瞭然!』@福島大学附属図書館(福島県立図書館 2011/10/14付けの行事案内)
http://www.library.fks.ed.jp/ippan/gyoji/tenji/23fukushima_itimokuryouzen_fukudai.html

「ふくふくネット」(福島大学附属図書館の情報)
http://lib.fukushima-u.ac.jp/fukufuku/annai.htm

運営開始から3年を迎えたHathiTrust、今後の運営方針等を検討する総会を開催

2008年10月から運営を開始した、米国の大学図書館等によるデジタル化資料の共同リポジトリHathiTrustが、2011年10月8日から10日にかけて、参加各館による総会(Constitutional Convention)を開催しました。総会では、これまでの活動内容の報告が行われるとともに、今後の運営方針等について、参加館や委員会から提出された議案の採決が行われたようです。総会でのプレゼンテーションのスライド等も公開されています。

Constitutional Convention 2011
http://www.hathitrust.org/constitutional_convention2011

Constitutional Convention Ballot Proposals(議案)
http://www.hathitrust.org/constitutional_convention2011_ballot_proposals

HathiTrust's Past, Present, and Future(総会でのプレゼンテーション資料)
(スライド)
http://www.hathitrust.org/documents/HathiTrust-ConCon-Wilkin-201110.pptx
(発言内容)