アーカイブ - 2011年 10月 11日

全国学校図書館協議会、被災地での図書整理ボランティアを募集

2011年10月11日に、全国学校図書館協議会が、東日本大震災被災地での図書整理ボランティアの募集を発表しています。期日及びボランティア先は、10月24日~25日が岩手県大船渡市の小学校で、11月1日~2日が岩手県大槌町の小学校とのことです。いずれのボランティアについても、どちらか1日のみの参加でも可とのことです。

被災地での図書整理ボランティアを募集します (全国学校図書館協議会 2011/10/11付けの記事)
http://www.j-sla.or.jp/shinsai/volu10.html

札幌市中央図書館、電子書籍体験展示を開催

電子図書館実証実験を行っている札幌市中央図書館が、2011年10月9日から10月16日までの期間、電子書籍体験展示を開催しているようです。展示コーナーには、タブレット端末による電子書籍の読書が体験できるコーナーと、館内のPCを利用して電子図書館サービスを体験するコーナーの二つが設置されているようです。

電子書籍体験展示(電子図書館体験コーナー)を開催しています (札幌市の図書館 2011/10/9付けの記事)
http://www.city.sapporo.jp/toshokan/info/system111009.html

参考:
札幌市中央図書館の電子図書館実証実験、パソコンモニターが始まる
http://current.ndl.go.jp/node/19250

米ウォルターズ美術館がオンラインコレクションの作品画像1万点をクリエイティブコモンズライセンスで公開

米メリーランド州ボルチモアにあるウォルターズ美術館が、所蔵作品のオンラインコレクションのサイトデザインを刷新し、同時に、1万点以上の作品の写真をクリエイティブコモンズの「表示-非営利-継承 3.0」(CC BY-NC-SA 3.0)ライセンスで公開したと発表しました。同館は、「気に入った作品の写真を保存したり、FacebookやTwitterでシェアしてほしい」としています。

オンラインコレクション
http://art.thewalters.org/

オンラインコレクション > 日本と韓国の作品
http://art.thewalters.org/browse/category/art-of-japan-and-korea/

オンラインコレクション > 写本と貴重書
http://art.thewalters.org/browse/category/manuscript-and-rare-books/

The Walters Art Museum Removes Copyright Restrictions from more than 10,000 Images (Walters Art Museum 2011/10/4付けプレスリリース)

2011年10月20日にオープンする東洋文庫ミュージアムのウェブサイトがリニューアル

2011年10月20日にオープン予定の東洋文庫ミュージアムのウェブサイトが、10月7日にリニューアルされたようです。「ミュージアムのみどころ」などが紹介されています。

東洋文庫ミュージアム
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/

参考:
東洋文庫ミュージアム、2011年秋に開館へ
http://current.ndl.go.jp/node/17224

ソーシャルQ&Aサイト“Quora”の図書館・図書館員トピック

2010年にスタートしたソーシャルQ&Aサイトの“Quora”に、図書館や図書館員に関する“Libraries & Librarianship”というトピックがあるようです。「図書館員におすすめのブログは?」「最良のオープンソース図書館システムは何か?」などの質問がなされており、現在、1,000人を超えるユーザがこのトピックをフォローしているようです。

Libraries & Librarianship (Quora)
http://www.quora.com/Libraries-Librarianship

Quora初めてガイド(Social Media Experience 2011/1/14付け記事)
http://socialmediaexperience.jp/2332

電子書籍フォーマットEPUB3、IDPFによる最終仕様が確定

電子書籍の規格EPUBの新しいバージョンとなるEPUB3について、仕様の策定・管理を行っているInternational Digital Publishing Forum(IDPF)が、最終仕様となる「勧告」(Recommended Specification)を2011年10月11日付けで発表しました。EPUB3は、2011年2月にパブリックドラフトが、5月に勧告案(Proposed Recommendation)が公開されていました。

EPUB 3 Becomes Final IDPF Specification(IDPF 2011/10/10付けの情報)
http://idpf.org/epub3-a-final-recommendation

EPUB 3
http://idpf.org/epub/30

OCLC、バーチャルレファレンスサービスとQ&Aサイトの連携の可能性を探る研究プロジェクトを開始

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)からの助成を受けて、OCLC Researchとラトガース大学が、バーチャルレファレンスサービス(VRS)に関する2年間の研究プロジェクトを開始するそうです。IMLSからの助成金25万ドルはプロジェクト資金全体の45%相当とされています。このプロジェクトは“Cyber Synergy: Seeking Sustainability through Collaboration between Virtual Reference and Social Q&A Sites”と名付けられており、2011年6月に報告書が発表された“Seeking Synchronicity”プロジェクトの続編に当たるそうで、予算削減のなかでVRSを持続することを目指して、図書館などの機関とウェブ上のQ&Aサイトとの協力の可能性を探っていくとしています。プロジェクトは3フェーズに分かれており、VRSとQ&Aサイトの記録分析、電話インタビュー、VRSとQ&Aサイトを連携させるための仕様設計、を行うそうです。

IMLS issues grant for further collaborative study of Virtual Reference Services (OCLC 2011/10/7付けプレスリリース)

ゲイツ財団、コロンビアの公共図書館でのICT普及を支援

コロンビア政府が、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の支援により、同国の公共図書館での情報通信技術(ICT)の普及・活用のためのプログラムを実施するとのことです。2年間の期間中に、研究、ニーズ調査、パイロットプログラム、研修等が実施されるとのことです。ゲイツ財団は、公共図書館を通じてデジタルデバイドを縮小しようとする取り組みであるGlobal Libraries initiativeを行っており、これまでに、メキシコ、チリ、ポーランド、ベトナム、ルーマニア等の国でもこうしたプログラムが実施されているとのことです。

The Colombian Government and the Bill & Melinda Gates Foundation Join Forces to Strengthen the Country's Public Libraries(ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団 2011/9/27付けのプレスリリース)
http://www.gatesfoundation.org/press-releases/Pages/public-colombian-libraries-grants-110927.aspx

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)がオープンアクセスに関するベルリン宣言に署名

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が「自然・人文科学における知識へのオープンアクセスに関するベルリン宣言」(“Berlin Declaration on Open Access to Knowledge in the Sciences and Humanities”)に署名したと発表しています。同宣言は2003年10月に採択され、現在では世界中で300を越える機関が署名しているようです。また、2011年11月9日と10日には米国でオープンアクセスに関する国際会議“Berlin 9”が開催されるそうです。

ACRL Signs Berlin OA Declaration, Encourages Others (ACRL insider 2011/10/7付け記事)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/4043

Berlin Declaration
http://oa.mpg.de/lang/en-uk/berlin-prozess/berliner-erklarung/

Berlin Declaration Signatories (ベルリン宣言への署名機関一覧)
http://oa.mpg.de/lang/en-uk/berlin-prozess/signatoren/

Berlin 9

Web of Science、2.5万冊の図書を収録したデータベース“Book Citation Index”をリリース

トムソン・ロイター社が、同社の学術文献・引用索引データベース“Web of Science”に、自然科学・社会科学・人文科学の図書を収録した“Book Citation Index”(BKCI)をリリースしたと発表しました。Web of Scienceでは、1.2万タイトルの査読雑誌と15万点のプロシーディングが収録対象となっているそうですが、BKCIの追加によって、2.5万冊の図書(1,350万件の引用情報)の情報も利用できるようになるそうです。今後、BKCIには、年間1万冊の図書が採録される予定になっているとのことです。また、BKCIの収録対象となる図書の選別方法に関するPDF文書も公開されています。

Book Citation Index (Thomson Reuters)
http://wokinfo.com/products_tools/multidisciplinary/bookcitationindex/

THE BOOK SELECTION PROCESS FOR THE BOOK CITATION INDEX IN WEB OF SCIENCE (PDF)
http://wokinfo.com/media/pdf/BKCI-SelectionEssay_web.pdf

Kindle向けの図書館の電子書籍貸出に関しプライバシー問題の懸念(記事紹介)

図書館や情報に関するブログINFOdocketを運営しているGary Price氏が、2011年9月から米国で開始された、公共図書館・学校図書館でのAmazon社の電子書籍リーダーKindle向けの電子書籍貸出について、プライバシーの問題に関する懸念を表明しています。Kindleで利用できるのは、電子書籍ベンダーOverDrive社が図書館に提供しているタイトルですが、それを借りるためには、図書館のサイトで検索した後にAmazon社のサイトに移りログインする必要があります。Price氏は、Amazon社が貸出情報を保持・利用しているのではないか、図書館は利用者に対し仕組みを明確に説明するべきではないか、等の問題提起をしています。OverDrive社は、10月4日付けで、プライバシーに関する声明を発表しています。

Some Thoughts About the New Kindle/OverDrive Library Program(INFOdocket 2011/9/21付けの記事)
http://infodocket.com/2011/09/21/some-thoughts-about-the-new-kindleoverdrive-library-program/

HathiTrustをめぐる訴訟、英国・ノルウェー・スウェーデン・カナダの著作者団体等が原告に加わる

米国の大学図書館等による共同デジタルリポジトリHathiTrustとミシガン大学等5大学が米国の著作者団体Authors Guild等から訴えられた訴訟に関し、2011年10月6日に、英国、ノルウェー、スウェーデン、カナダの著作者団体と4人の作家が新たに原告に加わったとのことです。今回加わったカナダの団体は、9月時点で訴訟に加わっているカナダの団体とは別の団体です。

Authors Groups From U.K., Canada, Norway and Sweden Join Authors Guild, Australian Society of Authors, and Quebec Writers Union in Suit Against HathiTrust(Authors Guildのブログ 2011/10/6付けの記事)
http://blog.authorsguild.org/2011/10/06/authors-groups-from-u-k-canada-norway-and-sweden-join-authors-guild-australian-society-of-authors-and-quebec-writers-union-in-suit-against-hathitrust/

参考: