アーカイブ - 2011年 1月 7日

総務省、通知「指定管理者制度の運用について」を発出

総務省は、2010年12月28日付で、各都道府県知事、各指定都市市長、各都道府県議会議長、各指定都市議会議長あてに、「指定管理者制度の運用について」という通知を発出しています。「地方公共団体において様々な取組がなされる中で、留意すべき点も明らかになってきたことから、改めて制度の適切な運用に努められるよう」出されたものとのことです。片山総務大臣は、2011年1月5日の記者会見での指定管理者制度についての質疑応答の部分で、図書館について言及しています。

「指定管理者制度の運用について」の発出(2010/12/28付け総務省の報道資料)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei04_01000004.html

指定管理者制度の運用について
http://www.soumu.go.jp/main_content/000096783.pdf

「なぜ公共図書館?」図書館の価値を1分間でアピールする文書(英国)

英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)は、図書館の価値を簡潔にアピールするためのメッセージ(clear and compelling one-minute messages)の作成を始めるとのことです。その最初の2つとして、「なぜ公共図書館?」(Why public libraries?)と「なぜ有給の専門家?」(Why paid professionals?)がウェブサイトで公開されています。「なぜ公共図書館?」では、図書館が世界の知識と情報へのアクセスを提供すること、社会のあらゆる年齢層の人々の読書を促進すること、コミュニティのハブとして機能することなどが、「なぜ有給の専門家?」では、サービス提供の質と一貫性を保証できること、専門能力を活用して様々な情報へのアクセスの手助けができること、図書館サービスを拡充するための活動ができることなどがあげられています。

Clear and compelling one-minute messages(2011/1/6付けCILIPのウェブサイトの情報)
http://www.cilip.org.uk/get-involved/uniquecontribution/Pages/clearmessages.aspx

Nature Publishing Group、オープンアクセス等のビジネスモデルを発表 新たにオープンアクセスジャーナルを創刊へ

2011年1月6日、Nature Publishing Group(NPG)が、オープンアクセスと定期購読に基づくビジネスモデルの声明を発表しています。NPGのプレスリリースでは、Natureのようなトップジャーナルは、発行部数が多く1論文にコストがかかるため、従来通り定期購読に基づくビジネスモデルが望ましいものの、発行部数の少ないローコストの雑誌については、著者から費用(article processing charges)を徴収するなど、オープンアクセスに基づくビジネスモデルが適当であると述べているようです。そして今後NPGは、このオープンアクセスでの事業を拡大していくと述べ、新たにオープンアクセスジャーナルとして、査読付きの“Scientific Reports”の創刊を発表しています。この“Scientific Reports”は、生物学や化学、地球科学、そして物理学といった自然科学をカバーするもので、2011年6月に創刊されるようです。

NPG position statement on open access publishing and subscription business models. (2011/1/6付け NPGのプレスリリース)
http://www.nature.com/press_releases/statement.html

OCLCと英国Combined Regions、オンラインでの英国の公共図書館総合目録作成計画を発表

2011年1月6日にOCLCが、英国およびアイルランドの図書館ネットワーク団体であるCombined Regionsとともに、オンラインでの英国の公共図書館総合目録の作成計画を発表しています。英国の約80%の公共図書館から提供を受けた書誌データを収録し、900万件の書誌データと5000万件の所蔵情報を検索できるようになるとのことです。

OCLC and The Combined Regions announce plans to launch Web-based public library national union catalogue in UK (2011/1/6付け OCLCのニュース)
http://www.oclc.org/news/releases/2011/2011.htm

エジプト・アレクサンドリア図書館、文化振興活動等のための新事業に着手

エジプトのアレクサンドリア図書館(BA)が、カイロにあるEl-Sennary Houseで新たな事業に着手したようです。2011年1月4日付けの同館のニュースによると、新たな事業とは、ナポレオンが設立し、そこで有名な『エジプト誌』が編纂されたL'Institut d'Egypteの役割を復活させることを目的としたもので、El-Sennary Houseでは、若者のための文芸サロンや芸術展、コンサート、カリグラフィーやヒエログリフ、コプト語の教育コース等が開催される予定とのことです。

The BA Launches New Activities in El-Sennary House (2011/1/4付け BAのニュース)
http://www.bibalex.org/news/newsdetails_en.aspx?id=3112

米国メトロポリタン美術館、キュレーター等が所蔵コレクションについて語るページを開設

2010年1月5日に米国メトロポリタン美術館は、同館職員が所蔵コレクションについて幅広いテーマで語る、“Connections”というページを開設しています。各エピソードは職員のナレーションとテーマに関連する美術作品の画像で構成され、またその美術品に関する情報へのリンクも設定されているとのことです。登場する職員は、キュレーターや修復担当者、科学者、図書館員等のようです。1月7日現在、Connectionsには4つのエピソードが公開されており、今後も毎週更新されるとのことです。

Connections
http://www.metmuseum.org/connections/

Metropolitan Museum Launches Connections Series of Online Episodes Featuring Museum Staff (2011/1/4付け Metropolitan Museum of Artのプレスリリース)

OCLC、研究図書館のあまり利用されていない資料を大規模な電子図書館環境で共同管理することをテーマとしたレポートを公開

2011年1月6日、OCLCが“Cloud-sourcing Research Collections: Managing Print in the Mass-digitized Library Environment”と題するレポートを公開しました。これは、OCLC ResearchやHathiTrust、ニューヨーク大学Elmer Holmes Bobst図書館、研究コレクションへのアクセスと保存に関するコンソーシアム(Research Collections Access & Preservation)が、数年間にわたって進めてきた研究成果とのことです。研究目的は、研究図書館が所蔵している、ほとんど使われていない紙の本を、リポジトリ等の共有サービスプロバイダに対して、管理をアウトソーシングすることについて検証することにあるようです。レポートでは、HathiTrustによって管理されている大規模なデジタルコレクションが存在しており、多くの図書館にとっては紙の本の管理に関しては再検討を行う環境が整っていること、研究機関があまり使われていない資料の管理を、共有サービスプロバイダへアウトソーシングすることで、図書館スペースの確保と管理コストの抑制につながる可能性があること等が記されているようです。

国立公文書館、『アーカイブズ』第42号を公開

国立公文書館が『アーカイブズ』第42号を同館のホームページで公開しています。同誌では、「I.地方自治体の公文書館機能の整備」「II.第42回国際公文書館円卓会議(CITRA)」「III.公文書館をめぐる国・地方の動き」「IV.国立公文書館ニュース」の4つの項目に分けて、17件の記事が掲載されています。

アーカイブズ:第42号 (国立公文書館のページ)
http://www.archives.go.jp/about/publication/archives/042.html