アーカイブ - 2011年 1月 19日

HathiTrust、OCLCと共同でWorldcatLocalを使った検索システムを構築

米国の大学等による共同リポジトリ事業“HathiTrust”とOCLCが、WorldcatLocalのインターフェースを使って、同事業が運営する電子図書館“HathiTrust Digital Library”用の検索システムを構築したようです。検索結果画面にはWorldCatの書誌情報が掲載され、HathiTrust Digital Libraryのコンテンツへのリンクが形成されています。現在はプロトタイプという段階で、利用者からのフィードバックを求めているとのことです。

HathiTrust Digital Library and OCLC introduce WorldCat Local prototype(OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2011/20114.htm

WorldCat: HathiTrust Digital Library(Prototype Catalog)
http://hathitrust.worldcat.org/

Help - Using the Digital Library(HathiTrust)
http://www.hathitrust.org/help_digital_library#WorldCatLocal

参考:

欧州9か国における政府機関のデータの公開状況についての調査報告書

ITサービス会社CSCによる、欧州の9か国(ドイツ、フランス、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、オランダ、イタリア、スペイン)における政府機関のデータの公開状況についての調査報告が公表されています。これらの国では、米国や英国のような、政府機関のデータ提供のポータルサイトが開設されていないため、各国の統計局によるオンラインでのデータ提供について調査したものとのことです。

UNCHARTERED WATERS THE STATE OF OPEN DATA IN EUROPE(2011/1)
http://assets1.csc.com/de/downloads/CSC_policy_paper_series_01_2011_unchartered_waters_state_of_open_data_europe_English_2.pdf

Unchartered Waters—The State of Open Data in Europe(2011/1/18付けDigitalKoansの記事)
http://digital-scholarship.com/digitalkoans/2011/01/18/unchartered-watersthe-state-of-open-data-in-europe/

参考:

2010年のHathiTrustの活動の総括

米国の大学等による共同リポジトリ事業“HathiTrust”は、2011年1月7日付のニュースレターで、2010年の活動の総括をしています。新たに26機関が参加し総計が52機関となったこと、参加機関から新たに260万冊分が追加され総計は780万冊分となったこと、約200万冊がパブリックドメインであること、2013年から参加機関の所蔵資料との重複度合いを考慮した費用体系となることが決定したこと、InternetArchiveからのコンテンツも受け入れたこと、などが挙げられています。あわせて、今後の予定なども掲載されています。

2010 Year In Review(2011/1/7付けHathiTrustのニュースレター)
http://www.hathitrust.org/updates_review2010

研究者による電子ジャーナルの利用とその影響に関する調査の最終報告書(英国)

英国の研究者の研究活動における電子ジャーナルの利用とその影響に関する調査“E-journals: their use, value and impact”の最終報告書が、研究情報ネットワーク(RIN)のウェブサイトで公開されています。これは、2年間のプロジェクトとして実施されたもので、第1フェイズの結果が2009年4月に公表されていました。最終報告書に掲載されている第2フェイズでは、第1フェイズで行われたログ分析の結果を基に、研究者の行動の背景や研究活動の状況等について、インタビューや調査などが行われたとのことです。

E-journals: their use, value and impact - final report(2011/1/18付けRINの発表)
http://www.rin.ac.uk/our-work/communicating-and-disseminating-research/e-journals-their-use-value-and-impact

(報告書PDFファイル)
http://www.rin.ac.uk/system/files/attachments/Ejournals_part_II_for_screen.pdf

参考:

9.11記念博物館、ソーシャルメディアを通じた9.11のオーラルヒストリーの収集と提供へ

2011年1月18日、米国の9.11記念博物館(National September 11 Memorial and Museum)が、Broadcastrと提携し、9.11に関するオーラルヒストリーの収集と提供を開始すると発表しました。これは、位置情報に基づくソーシャルメディアのプラットフォームであるBroadcastrを通じて、9.11記念博物館がレスキュー隊員やボランティア、地域住民からこれまでに収集した、9.11にまつわるオーラルヒストリーを提供するというもののようです。また、利用者はBroadcastrを通じて、自身の9.11に関する体験談を記録して共有したりすることも可能になるとのことです。なお、Broadcastrの一般公開は2月を予定しているとのことで、スマートフォンのアプリを通じても利用できるようです。

Broadcastr
http://www.broadcastr.com/

National September 11 Memorial & Museum And Social-Media Platform Broadcastr Announce Partnership (2011/1/18付け September 11 Memorial & Museumのプレスリリース)

電子書籍と図書館に関してのポランカ氏へのインタビュー記事

電子書籍と図書館についての書籍“No Shelf Required”の編者であり、同名のブログを運営している大学図書館職員ポランカ(Sue Polanka)氏への短いインタビュー記事が、米国図書館協会(ALA)の一部門であるALA TechSourceのブログに掲載されています。図書館員が電子書籍について理解しておくべき大事なこととして、「フォーマット、互換性、電子書籍リーダーとリーダーアプリ、電子書籍リーダーの貸出プログラムを始めるための複雑な手順」と回答しています。また、現時点で電子書籍や電子書籍リーダーが図書館にとって必ず所蔵すべきものとなっているかどうかについては、「しばらく前からそうなっている。電子書籍はいま転換点にあり、私たちは、日々、電子書籍に関する多くの問い合わせを受ける。これらの質問に答えるかサービスを提供するかができなければ、利用者は図書館と電子書籍を無関係なものと思ってしまう」と回答しています。

Sue Polanka Discusses E-books, E-readers, and Librarians(2011/1/12付けALA TechSourceのブログの記事)

英国読書協会、障害をもつ青少年を図書館等に結び付けるプロジェクトを開始

2011年1月18日に、英国読書協会(Reading Agency)が、Big Lottery財団から助成を受け、障害をもつ青少年を支援するプロジェクトを始めると発表しています。“My Voice”と名付けられたこのプロジェクトは、障害があって普段図書館を利用していない、イングランド在住の11歳から19歳までの青少年を対象に、彼ら/彼女らに読み書きや図書館員と共に働く機会を与えるというもののようです。具体的には、障害をもつ青少年が、図書館や学校、ユースクラブとともに、各機関の読書スペースを充実させる活動を行ったり、読書等のイベントへ参加したり、地域の図書館員とともに、図書館のイベントやサービスの企画立案や運営を担ったりするようです。

My Voice project
http://www.readingagency.org.uk/young/myvoice/

The Reading Agency announces new funding for libraries’ work with disadvantaged young people (2011/1/18付け Reading Agencyのプレスリリース)

国立国会図書館、「NDL新着図書情報」のRSS形式での提供を開始

国立国会図書館(NDL)は,2010年10月に開始した「NDL新着図書情報」サービスに関して、2011年1月17日から、RSS形式での提供を開始しました。

NDL新着図書情報のRSS
http://iss.ndl.go.jp/pbs/news/rss_list/

NDL新着図書情報のRSSについて
http://iss.ndl.go.jp/pbs/news/rss_list/info/

NDL新着図書情報RSSの使い方について
http://iss.ndl.go.jp/pbs/news/rss_list/usage/

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスが、欧州における子どものインターネット利用に関する調査報告書を公開

2011年1月13日付で、英国のロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(London School of Economics and Political Science : LSE)が手がけるプロジェクト“EU Kids Online II”が、総括的な調査報告書として、“Report: Risks and safety on the internet: The perspective of European Children. Full Findings”を公開しています。

EU Kids Online
http://www2.lse.ac.uk/media@lse/research/EUKidsOnline/Home.aspx

Report: Risks and safety on the internet: The perspective of European Children. Full Findings