カナダ・カルガリー大学が、4年の歳月と2億ドルをかけて、利用者スペース中心の図書館“Taylor Family Digital Library”を建設したようです。6階建ての建物のうちの2つのフロアを占める、カフェやオーディオルームを備えた大規模なラーニング・コモンズが既に開館しており、金曜を除く平日は24時間利用可能とのことです。数か月のうちに残りのフロアも開館する予定のようです。
米国のシンクタンク“Pew Research Center”が“Wikipedia, past and present”と題する調査レポートを公開しています。これは、2010年4月末から5月末にかけて、米国の18歳以上の成人2,252名を対象に行われた電話調査に基づくものです。その結果によると、情報を探すのにWikipediaを利用している人が米国の全成人に占める割合は、2007年2月は25%であったのに対して、2010年5月は42%と増えていること、Wikipediaの利用者の69%が大学卒であったこと、年間の世帯所得が50,000ドル以上の人の方が、Wikipediaをよく利用していること、そして、65歳以上の高齢者のWikipedia利用者の割合が33%であったのに対して、30歳以下の若者がWikipediaを利用する割合は62%であったこと等が明らかになったとのことです。