アーカイブ - 2010年 9月

9月 21日

日本図書館協会目録委員会、『日本目録規則』改訂に向けての意見を募集

日本図書館協会の目録委員会は、『日本目録規則(NCR)』の改訂に向けて、現時点での同委員会の考え方を示した文書をウェブで公開するとともに、意見や提案を募集しています。(2010年12月末まで)

目録委員会
http://www.jla.or.jp/mokuroku/index.html

『日本目録規則』の改訂に向けて(PDF)(2010/9/17付け)
http://www.jla.or.jp/mokuroku/20100917.pdf

英国図書館、今後10年間のビジョンを示す「ビジョン2020」を公開

英国図書館(BL)は、BLの今後10年間のビジョンを示した文書「ビジョン2020」を公開しています。関係者や専門家に対するインタビューなどの調査を基にこの先10年間の変化を予測し、それに対応するビジョンや方針を定めたものです。プレスリリースでは、ブリンドリー館長のコメントとして、今後はデジタル化やモバイル化が進むこと、デジタル資料の収集・保存について変革が必要なこと、他機関とのパートナーシップによるデジタル化を強化すること、などが掲載されています。

British Library’s 2020 Vision launched today(2010/9/17付けBLのプレスリリース)
http://www.bl.uk/news/2010/pressrelease20100917a.html

9月 17日

国立国会図書館、学位論文(博士)のデジタル化実施に係る著作権処理について発表

国立国会図書館は2010年9月17日、「学位論文(博士)のデジタル化実施に係る著作権処理について」を記者発表しました。

これは、国立国会図書館がデジタル化を行う、1991年度から2000年度までに国立国会図書館に送付された学位論文(博士)約14万件分について、(1)国立国会図書館における全文複写提供及び公衆送信、(2)デジタル化した学位論文の複製物の学位授与大学への譲渡、(3)学位授与大学における(2)で譲渡された複製物の全文複写提供及び公衆送信、の許諾を、学位論文の著者に依頼するというものです。この許諾依頼は、国立国会図書館と学位授与大学(一部を除く)が協力して行います。

学位論文(博士)のデジタル化実施に係る著作権処理について(付・プレスリリース) - 国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/1190008_1531.html

スタンフォード大学図書館の第二世代保存リポジトリ(論文紹介)

収集したボーン・デジタル資料、デジタル化資料、機関リポジトリ内コンテンツ、研究データ等、図書館が個別のシステムで蓄積しているデジタルコンテンツを、各システムと連携して保存する「デジタル保存リポジトリ」構築の試みについて、スタンフォード大学図書館の図書館員がD-Lib Magazine誌2010年9/10月号で紹介しています。

Designing and Implementing Second Generation Digital Preservation Services: A Scalable Model for the Stanford Digital Repository
Article by Tom Cramer and Katherine Kott, Stanford University Libraries
http://www.dlib.org/dlib/september10/cramer/09cramer.html

総務省、「地域ICT利活用広域連携事業」に係る提案追加公募

総務省が、「地域ICT利活用広域連携事業」に係る提案追加公募を行っています。対象としているテーマの中には、学校教育・生涯学習水準の向上・充実に資する
取組も含まれています。10月14日が〆切となっています。

「地域ICT利活用広域連携事業」に係る提案追加公募開始 - 総務省
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu06_02000020.html

国立国会図書館「レファレンス協同データベース」が「API腕自慢」を実施

国立国会図書館の「レファレンス協同データベース」(レファ協)では、外部提供インタフェース(API)の公開を記念して、レファ協APIを用いたアプリケーションを募集する「API腕自慢」を実施しています。募集期間は2010年12月末までです。

企画 API腕自慢
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/api_2010.html

米国IMLSなど、図書館・博物館にヤングアダルト向け学習ラボを作る助成を発表

米国博物館・図書館情報サービス機構(IMLS)とJohn D. and Catherine T. MacArthur財団が2010年9月16日、全米の30の図書館・博物館を対象に、ヤングアダルト向け学習ラボを作るために総額400万ドルを助成すると発表しました。

これは、オバマ大統領の教育振興キャンペーン“Educate to Innovate”を受けたもので、同じくMacArthur財団等の助成によりシカゴ公共図書館ハロルド・ワシントン図書館センターに設置された学習ラボ“YOUmedia”の成功に倣って行うとされています。助成対象は公募により決定し、2011年に発表される予定です。

MacArthur and IMLS Announce Plans to Create 30 New Learning Labs
at Libraries and Museums Across the Country - IMLS
http://www.imls.gov/news/2010/091610.shtm

YOUmedia
http://youmediachicago.org/
The Story of YOUmedia...(YOUmediaの紹介ビデオ)
http://vimeo.com/6214459

オランダ王立図書館、第2次大戦期の新聞などをデジタル化公開

2010年9月16日、オランダ王立図書館は、戦争資料の保存を行うNIODとともに、第2次大戦期の新聞200,000ページと戦争期の市井の人々がつづった日記等の資料約550,000ページをデジタル化し、それぞれ同館のデジタルアーカイブ“Historische Kranten”と“het Geheugen van Nederland”で公開したと発表しています。

Historische Kranten
http://kranten.kb.nl/

het Geheugen van Nederland
http://www.geheugenvannederland.nl/

KB presenteert WOII-collecties op internet (2010/9/16付け KBのニュース)
http://www.kb.nl/nieuws/2010/woii.html

米国ドレクセル大学、新入生1名ずつに1名の担当図書館員を割り当てる制度を開始

米国フィラデルフィアのドレクセル大学が、2,570名の新入生1名ずつに、1名の図書館員を「パーソナル・ライブラリアン」として割り当てる“Personal Librarian Program”を開始すると発表しました。学問分野の情報資源とカリキュラムに通じたサブジェクト・ライブラリアンは20名以上おり、1名あたり100名以上の学生を、卒業まで担当することになるとのことです。
「この制度はこれまでも図書館が行ってきたことを拡大し、パーソナルな要素を付け加えるものだ」と図書館長は語っています。

A Personal Librarian For Every Drexel Freshman(2010/9/3付けドレクセル大学のNews)
http://www.drexel.edu/news/headlines/a-personal-librarian-for-every-drexel-freshman.aspx

Drexel University Library
http://www.library.drexel.edu/

Drexel Freshmen Get Help From 'Personal Librarians'(2010/9/14付けChronicle of Higher Educationの記事)

英国図書館、ラーニングセンターをリニューアル

英国図書館(BL)は、リニューアルされたラーニングセンターのオープンを発表しています。ラーニングセンターは主に11-19歳の生徒や教師を対象とした施設で、年間17,000人の生徒が、BLで開催される学習プログラムに参加しているとのことです。今回の改修は民間の基金等からの寄付50万ポンドにより実施されたもので、スペースが拡充され、生徒一人一台のPC、電子黒板、最新の音声映像機器、テレビ会議システムなどが設置されたとのことです。

British Library opens £500k Learning Centre(2010/9/16付けBLのプレスリリース)
http://www.bl.uk/news/2010/pressrelease20100916.html

Learning at the British Library
http://www.bl.uk/learning/

9月 16日

英国における学校図書館の現状と改善勧告をまとめたレポートが公開される

2010年9月15日、英国のリテラシー・トラスト(National Literacy Trust)と博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)とが共同で設立した、学校図書館委員会(School Library Commission)が、“School Libraries:A plan for improvement”と題する報告書を公開しました。報告書では、学校図書館が生徒のリテラシーの能力を向上させ、読書意欲を促進し、知へのアクセスを改善させるという特別な役割があるにもかかわらず、多くの学校では、学校図書館がその抱える資料を十分活用しきれていない状況にあるとのことです。そしてその理由は、学校図書館が学校のインフラとして十分に機能しておらず、学校の活動計画にも図書館が組み込まれていないことにあると説明されています。また、報告書では、政府等に対して、学校図書館と学校図書館のサービスが果たす重要な役割を認めるべきである等とする勧告も行っています。

School Libraries:A plan for improvement
http://www.literacytrust.org.uk/assets/0000/5718/School_Libraries_A_Plan_for_Improvement.pdf

生涯学習における博物館・図書館・文書館の役割に関する2つの報告書(英国)

2010年9月3日、生涯学習の促進を行っている英国のNGOのNIACE(National Institute of Adult Continuing Education)と、英国の博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)が、2つの報告書を公開しました。1つ目は、“How museums, libraries and archives contribute to lifelong learning”です。これは、2009年9月にNAICEが発行した“Learning Through Life”(有料)の補遺にあたるもので、地域コミュニティでの人々の学びにどのように博物館・図書館・文書館が関わるのかを検証したものとのことです。2つ目は、その“Learning Through Life”のフォローアップ調査をまとめた、“Co-locating colleges and public libraries”です。この報告書では、継続教育を行う大学と公共図書館との連携について検証したもので、地域での学習のあり方にさらなる可能性を広げるものであるとのことです。

How museums, libraries and archives contribute to lifelong learning

学術機関リポジトリポータル“JAIRO”の検索対象コンテンツ数が100万件を突破

国立情報学研究所(NII)の運営する学術機関リポジトリポータル“JAIRO”の検索対象コンテンツ数が、2010年9月15日に100万件を突破したとのことです。

JAIRO(お知らせ欄に100万件突破の記述あり)
http://jairo.nii.ac.jp/

『カレントアウェアネス-E』179号発行

E1099 - デジタル情報:秩序かアナーキーか<文献紹介>

 デジタル情報は学術コミュニケーションをどのように変えてしまうのだろうか。現在の学術コミュニケーションの比較的秩序あるシステムは生き延びるだろうか,それとも技術が提供する可能性は,混乱とアナーキーとを生み出すのだろうか。このような問いに答えようとした論文集が本書『デジタル情報:秩序かアナーキーか』である。...

E1098 - アイルランドの公共図書館による小学校へのサービス調査報告

 2010年8月25日,アイルランドの教育・技能省は,「公共図書館と学校:アイルランドにおける小学校への図書館サービスの政策と展望」と題した調査報告書を発表した。...

E1097 - 千代田図書館「調べ物戦隊 レファレンジャー」にインタビュー

 2010年7月から8月にかけて,東京都千代田区立千代田図書館で,「調べ物戦隊 レファレンジャー」と題した子ども向けの企画が行われた。この企画について,同図書館の担当者に話を聞いた。...

E1096 - ハーバード大,新サービス開発のための「図書館ラボ」を開設

 2010年7月,米国のハーバード大学図書館は,「図書館ラボ」(Library Lab)の創設を決定した。図書館ラボは,情報技術を活用したよりよい図書館サービスを実現することを目的としており,図書館業務のあらゆる分野について,同大学の教員,学生,職員からプロジェクトの提案を受け付け,優れたプロジェクトへの支援を行う。採用されたプロジェクトに対しては,図書館や大学の情報技術担当者の協力という人的支援と,追加のスタッフやサービス・設備等を手配するための財政的支援が行われる。また,近接するマサチューセッツ工科大学(MIT)での図書館関連プロジェクトとの協同も考えられているとのことである。アルカディア基金からの資金を基にしており,初年度は最大100万ドルの予算とのことである。...

E1094 - オランダ・アムステルダムに開館した世界初の「空港図書館」

E1094 - オランダ・アムステルダムに開館した世界初の「空港図書館」

 2010年8月25日,オランダ・アムステルダムのスキポール空港(Schiphol)の図書館が公式に開館した。名称は「空港図書館」(Airport Library)で,図書館が空港の中に常設されるのは世界初とのことである。開館セレモニーには,オランダのローレンティン王女も出席し,祝辞を述べている。...

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