アーカイブ - 2010年 9月

9月 27日

YouTubeとグッゲンハイム美術館がクリエイティブな動画を紹介するプロジェクトを開始

YouTubeとグッゲンハイム美術館が共同で、“YouTube Play”というイベントを開始しました。これは、ジャンル等を問わず、世界中からクリエイティブな映像を集め紹介するプロジェクトとのことです。これまで91カ国から23,000件を超える投稿があり、YouTube Playのウェブサイトでは、そのうちの125本が公開されています。今後は10月21日に、審査委員会によって選ばれた、特に優れた映像作品20本がグッゲンハイム美術館で発表され、YouTube Play上と同館で公開されるとのことです。

YouTube Play
http://www.youtube.com/play

YouTube Play. A Biennial of Creative Video(グッゲンハイム美術館のウェブサイト)
http://www.guggenheim.org/new-york/interact/participate/youtube-play

IFLA、多言語の目録に関する用語辞典“MulDiCat”を公開

国際図書館連盟(IFLA)が、多言語の目録に関する用語・概念辞典“Multilingual Dictionary of Cataloguing Terms and Concepts(MulDiCat)”を準備段階のバージョンとして公開しています。MicrosoftのWord形式で作成されており、日本語を含む数十か国語の用語が掲載されています。

Multilingual Dictionary of Cataloguing Terms and Concepts (MulDiCat)(IFLA)
http://www.ifla.org/publications/multilingual-dictionary-of-cataloguing-terms-and-concepts-muldicat

9月 24日

新潟市立中央図書館友の会、古本市開催に向け市民に寄贈を呼びかけ

新潟市立中央図書館(ほんぽーと)友の会が、2010年12月5日に開催する古本市に向けて、市民に古本の寄贈を呼びかけています。寄贈された古本を1冊100円で販売し、収益を市内の教育・福祉施設等の図書購入に充てるとのことです。

家庭や職場などで眠っている本をリユースしてみませんか?(新潟市立中央図書館のニュースリリース)
http://www.niigatacitylib.jp/modules/news/article.php?storyid=439

ほんぽーと古本市
http://www.niigatacitylib.jp/gyoji/furuhonichi.pdf

財政難の状況で有料サービスを模索する公共図書館(米国)

Library Journal誌に、財政難という状況下での公共図書館での有料サービスや資金獲得法について、同誌による調査(408館が回答)に基づく記事が掲載されています。一つの流れとしては、古本販売、ギフトショップ・カフェの開設、オンライン書店との提携、会議室のレンタルなどの、資料貸出とは直接関係のない方法があり、これらは、あまり利益が出ていないとしても、図書館の雰囲気や印象を改善するという効果があるとしています。一方、もう一つの流れとして、資料に関する特定のサービス(取り置き、郵送、DVDの貸出など)について料金を取るという方法があり、これらには、有料にすることで利用が減り運営コストを節約できるという効果がある反面、利用が減るということは、無料で様々なサービスを行うという図書館の価値を下げてしまうかもしれないとしています。

カナダ国立図書館・文書館、18世紀半ばから19世紀半ばにかけての土地関係資料のデータベースを公開

2010年9月23日、カナダ国立図書館・文書館(Library and Archives Canada:LAC)が、18世紀半ばから19世紀半ばにかけての土地関係資料のデータベースを公開しました。収録対象は、1763年から1865年のアッパー・カナダ(現在のオンタリオ州の一部)における、土地貸借契約あるいは土地の下付に関する嘆願書77,000件以上とのことです。

Upper Canada Land Petitions (1763-1865)
http://collectionscanada.gc.ca/databases/upper-canada-land/index-e.html

Launch of "Upper Canada Land Petitions" (2010/9/23付け LACのニュース)
http://collectionscanada.gc.ca/whats-new/013-479-e.html

米国国立公文書館、米国の政府機関におけるウェブ2.0ツールの活用状況についての報告書を公表

米国国立公文書館(NARA)は、米国の政府機関におけるウェブ2.0ツールの活用状況についての調査報告書を公表しています。インタビュー調査を実施した6つの機関と、その他の19の機関に関する状況をまとめたものとのことです。自身もブログとTwitterを利用しているNARAのFerriero館長は、「ソーシャルメディアやその他のウェブ2.0ツールは、透明性や政府のオープン性を向上させる際に鍵となるものである」とコメントしています。

National Archives and Records Administration Releases Federal Web 2.0 Use Study(2010/9/21付けNARAのプレスリリース)
http://www.archives.gov/press/press-releases/2010/nr10-146.html

9月 22日

米国議会図書館、全米各地での移動展示のためのトレーラーを導入

米国議会図書館(LC)は、全米各地での移動展示のためのトレーラーを導入したとのことです。慈善家の Abby Rapoport氏とEmily Rapoport氏による100万ドルの寄付によるもので、「知識への入り口」(Gateway to Knowledge)と名付けられ、貴重な資料の複製や、LCや所蔵資料を紹介するコンピュータなどを積み、特に地方の人々に対する活動に用いられるとのことです。2010年9月の全米ブックフェスティバルの会場から出発し、2011年にかけて米国内の60か所を回るとのことです。

Let’s Get This Show on the Road(2010/9/13付けLCのブログの記事)
http://blogs.loc.gov/loc/2010/09/lets-get-this-show-on-the-road/

トレーラーの写真
http://blogs.loc.gov/loc/files/2010/09/Drivers-Side-9.13.10_Tractor.jpg

Library of Congress Takes to the Road, Bringing Rolling Exhibition to the Heartland (2010/9/13付けPR Webの記事)

大学図書館がレンタルDVD会社から資料を借りて授業用に貸し出す行為が議論に(米国)

郵送でのレンタルDVDやストリーミングでの動画提供を行っているNetflix社のサービスを大学図書館名義で契約し、Netflix社から借りた資料を大学の授業用に貸し出すという行為が米国で議論をよんでいるようです。ある図書館員がブログに、メディア論の授業などで使われる資料をNetflixを利用して提供したおかげで資料購入費が3,000ドルも節約できた、と書いたのがきっかけのようです。Netflix社は、利用規約に反するという見解を示しているとのことです。

Academic Libraries Add Netflix Subscriptions(2010/9/18付けChronicle of Higher Educationの記事)
http://chronicle.com/blogPost/Academic-Libraries-Add-Netf/27018/

カナダ・カルガリー大学図書館、研究用にテレビゲームを提供へ

カナダのカルガリー大学図書館(University of Calgary library)が、研究対象としてテレビゲームを提供するスペースを作っていると報じられています。6台用意された専用端末は、利用者IDあるいは図書館カードを使って利用することができるとのことです。コレクションは2011年春に完成し、同年秋から本格的に提供を開始する予定のようです。

U of C creates video game library space(CBC News 2010/9/20付けの記事)
http://www.cbc.ca/canada/calgary/story/2010/09/20/calgary-university-library-video-games.html

Twitter上でのイベント、“Follow a Library Day”

2010年10月1日に、Twitterを運営している、自分の好きな図書館についてTwitter上で紹介し、フォローを促すイベント“Follow a Library Day”が開催されるようです。イベント主催者のウェブサイトでは、参加者に対して、当日のツイートの際に、ハッシュタグ(#followalibrary)の使用を呼び掛けています。

#followalibrary
http://www.followalibrary.blogspot.com/

Follow a Library! (2010/9/16付け ALA TechSourceの記事)
http://www.alatechsource.org/blog/2010/09/follow-a-library.html

スペイン初の近代憲法の関連資料20万点以上がデジタル化される

2012年に、スペイン初の近代憲法である1812年憲法の公布200周年を迎えるのを記念して、同国の1812年憲法200周年記念コンソーシアム(Consorcio para la Conmemoración del Bicentenario de la Constitución de 1812)は、2010年9月17日に、同憲法を含む1810年から1814年までの秘密会議録や通信記録等の議会関係資料、約20万点以上をデジタル化したと発表しました。デジタル化にあたっては、スペイン国立図書館や、憲法が公布された地であるアンダルシア州のカディスにある歴史文書館等の約20機関から資料提供を受けたとのことで、デジタル化した資料はDVDにまとめられたほか、今後ポータルサイトで公開されるとのことです。

Los diarios de sesiones de las Cortes de Cádiz se incorporan a los más de 200.000 documentos digitalizados del Doce hasta ahora (2010/9/17付け 1812年憲法200周年コンソーシアムのプレスリリース)
http://www.bicentenario1812.com/contenido.cfm?id=1454

本の多様性の日、アルゼンチンやチリ等でイベント開催される

2010年9月21日、「本の多様性の日」(el Día de Bibliodiversidad)として、アルゼンチンやチリ等でイベントが開催されました。これは、フランスに本部を置く国際出版社団体である“Alianza Internacional de Editores Independientes”のうち、スペイン語圏の出版社が共同で開催したものです。「本の多様性」とは、生物多様性のように、本による文化多様性を意味するもので、イベントの背景には、出版社による多様な出版活動の必要性を訴えるということがあるようです。今年2010年から開始されたこのイベントでは、アルゼンチンのブエノスアイレスやチリのサンチャゴ等の市内各所に、出版社が本を設置して道行く人に読んでもらえるようにしたほか、アルゼンチンのサン・マルティン広場では、本を持ったピクニック等が実施されたようです。

el Día B
http://eldiab.org/

Alianza Internacional de Editores Independientes
http://www.alliance-editeurs.org/?lang=es

Día Internacional de la Bibliodiversidad 2010 (2010/9/20付け Tiner Guíaの記事)

デジタルゲーム等の保存プロジェクト"Preserving Virtual Worlds"が最終報告書を公開(米国)

2010年9月20日、米国イリノイ大学やメリーランド大学等による、デジタルゲーム等のデジタル情報を包括的に保存するプロジェクト“Preserving Virtual Worlds”が、8月31日付けで最終報告書を公開しました。なお、同プロジェクトは、米国議会図書館(LC)による全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム(NDIIPP)の支援を受けて行われたものです。

Preserving Virtual Worlds Final Report
https://www.ideals.illinois.edu/handle/2142/17097

Preserving Virtual Worlds
http://pvw.illinois.edu/pvw/

米国の「野球殿堂博物館」、所蔵資料をデジタル化へ

米国の「野球殿堂博物館」(National Baseball Hall of Fame and Museum)の所蔵資料がデジタル化されるとのことです。EMC社の協力により実施されるもので、約50万枚の写真、1万2千時間以上の音声・映像記録、300万点の文書、4万点の立体資料などがデジタル化され、公開される予定とのことです。

EMC to Sponsor National Baseball Hall of Fame and Musesum Digitization and Education Initiatives(2010/9/21付け野球殿堂博物館ウェブサイトの情報)
http://baseballhall.org/news/press-releases/emc-sponsor-national-baseball-hall-fame-and-musesum-digitization-and-education

EMC to help digitize Baseball Hall of Fame collections(2010/9/21付けcomputerworldの記事)

9月 21日

米国サウスカロライナ州立大学、13世紀の貴重な聖書を77,000ドルで購入

米国サウスカロライナ州立大学が、13世紀の聖書を77,000ドルで購入したと発表しています。この聖書は1240年頃に英国で書かれたもので、米国内にある同時代の聖書はフランスやイタリアのものがほとんどのため、非常に貴重だとのことです。

University acquires rare medieval Bible(サウスカロライナ州立大学のニュースリリース)
http://sc.edu/news/newsarticle.php?nid=1224

子ども向けの面白い本を表彰する「ロアルド・ダール賞」(英国)

英国の読書関連団体booktrustが実施している、子どもが笑うような面白い本を表彰する「ロアルド・ダール賞」(Roald Dahl Funny Prize)の2010年のノミネート作品が発表されています。同賞は、作家ロアルド・ダール氏にちなんで2008年に開始されたもので、親子での読書を促進することや、面白い本に注目を集め普及させることなどを目的としているとのことです。対象年齢6歳以下の部と、対象年齢7-14歳の部からなっています。

Roald Dahl Funny Prize
http://www.booktrust.org.uk/Prizes-and-awards/Roald-Dahl-Funny-Prize

Knock! Knock! Who’s there? The shortlist for the Roald Dahl Funny Prize 2010!
http://booktrustadmin.kentlyons.com/downloads/Shortlist%20for%20the%20Roald%20Dahl%20Funny%20Prize%202010.pdf

Roald Dahl Funny Prize 2010 shortlist(2010/9/17付けPeter Scott’s Library Blogの記事)

米国シャーロット郡図書館、図書館カードのデザインコンテストを実施

米国シャーロット郡図書館システム(Charlotte County Library System)が、図書館カードのデザインコンテストを実施しています。2010年12月まで、5~12歳、13~18歳、18歳以上の3つのカテゴリーに分けて作品を募集し、最優秀作品は2011年4月から図書館カードのデザインとして使われるとのことです。また、作成者には賞品としてNintendo DSやiPod Touch、Kindleが授与されるとのことです。

Design-A-Card Contest(シャーロット郡図書館システム)
http://charlottecountyfl.com/Library/DesignACard/

ミシガン大学図書館、デジタルコレクションの一覧ページをリニューアル

米国のミシガン大学図書館は、同図書館の200以上のデジタルコレクションについての一覧ページをリニューアルして公開しています。通常の検索機能に加え、テーマやフォーマットによる絞り込み機能なども付いています。

M Library Digital Collections
http://quod.lib.umich.edu/lib/colllist/

Digital Library Production Service (DLPS)
http://www.lib.umich.edu/digital-library-production-service-dlps

欧州の国別のインターネット普及率調査、北欧諸国が高い普及率

ウェブモニタリングなどを手がけるスウェーデンのPingdom社のブログで、欧州でのインターネットの普及状況についての情報が掲載されています。主な内容は次のようなものです。
・欧州でのインターネットユーザーの数は4億7500万人で、世界の24.2%
・最もユーザーの多い国はドイツで、6500万人
・欧州全体でのインターネット普及率は58.4%
・普及率の高い国はアイスランド(97.6%)、ノルウェー(94.8%)、スウェーデン(92.5%)など

State of the Internet in Europe
http://royal.pingdom.com/2010/09/17/state-of-the-internet-in-europe/

参考:
インターネットユーザ数の国別トップ3は?
http://current.ndl.go.jp/node/16570

【イベント】国立国会図書館のシンポジウム「読書とは何か」、松岡正剛氏が基調講演(10月20日)

国立国会図書館は、2010年10月20日(水)に、国民読書年記念シンポジウム「読書とはなにか」を開催します。「人間にとって読書とはいかなる意味をもつのか」という本質的なテーマを軸に、日本における読書の特色、デジタル時代における読書のあり方など、現在の研究成果をもとに「読書」をめぐるさまざまな論点を提示するもので、松岡正剛氏による基調講演「人間にとって読書とは何か」、和田敦彦氏、橋本大也氏、杉本卓氏によるパネルディスカッション「読書の過去・現在・未来―デジタル時代における言葉・テクスト・リテラシーをめぐる諸問題」などが予定されています。

国民読書年記念シンポジウム「読書とはなにか」
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/readingsympo.html

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