アーカイブ - 2010年 9月 16日

英国における学校図書館の現状と改善勧告をまとめたレポートが公開される

2010年9月15日、英国のリテラシー・トラスト(National Literacy Trust)と博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)とが共同で設立した、学校図書館委員会(School Library Commission)が、“School Libraries:A plan for improvement”と題する報告書を公開しました。報告書では、学校図書館が生徒のリテラシーの能力を向上させ、読書意欲を促進し、知へのアクセスを改善させるという特別な役割があるにもかかわらず、多くの学校では、学校図書館がその抱える資料を十分活用しきれていない状況にあるとのことです。そしてその理由は、学校図書館が学校のインフラとして十分に機能しておらず、学校の活動計画にも図書館が組み込まれていないことにあると説明されています。また、報告書では、政府等に対して、学校図書館と学校図書館のサービスが果たす重要な役割を認めるべきである等とする勧告も行っています。

School Libraries:A plan for improvement
http://www.literacytrust.org.uk/assets/0000/5718/School_Libraries_A_Plan_for_Improvement.pdf

生涯学習における博物館・図書館・文書館の役割に関する2つの報告書(英国)

2010年9月3日、生涯学習の促進を行っている英国のNGOのNIACE(National Institute of Adult Continuing Education)と、英国の博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)が、2つの報告書を公開しました。1つ目は、“How museums, libraries and archives contribute to lifelong learning”です。これは、2009年9月にNAICEが発行した“Learning Through Life”(有料)の補遺にあたるもので、地域コミュニティでの人々の学びにどのように博物館・図書館・文書館が関わるのかを検証したものとのことです。2つ目は、その“Learning Through Life”のフォローアップ調査をまとめた、“Co-locating colleges and public libraries”です。この報告書では、継続教育を行う大学と公共図書館との連携について検証したもので、地域での学習のあり方にさらなる可能性を広げるものであるとのことです。

How museums, libraries and archives contribute to lifelong learning

学術機関リポジトリポータル“JAIRO”の検索対象コンテンツ数が100万件を突破

国立情報学研究所(NII)の運営する学術機関リポジトリポータル“JAIRO”の検索対象コンテンツ数が、2010年9月15日に100万件を突破したとのことです。

JAIRO(お知らせ欄に100万件突破の記述あり)
http://jairo.nii.ac.jp/

『カレントアウェアネス-E』179号発行

E1099 - デジタル情報:秩序かアナーキーか<文献紹介>

 デジタル情報は学術コミュニケーションをどのように変えてしまうのだろうか。現在の学術コミュニケーションの比較的秩序あるシステムは生き延びるだろうか,それとも技術が提供する可能性は,混乱とアナーキーとを生み出すのだろうか。このような問いに答えようとした論文集が本書『デジタル情報:秩序かアナーキーか』である。...

E1098 - アイルランドの公共図書館による小学校へのサービス調査報告

 2010年8月25日,アイルランドの教育・技能省は,「公共図書館と学校:アイルランドにおける小学校への図書館サービスの政策と展望」と題した調査報告書を発表した。...

E1097 - 千代田図書館「調べ物戦隊 レファレンジャー」にインタビュー

 2010年7月から8月にかけて,東京都千代田区立千代田図書館で,「調べ物戦隊 レファレンジャー」と題した子ども向けの企画が行われた。この企画について,同図書館の担当者に話を聞いた。...

E1096 - ハーバード大,新サービス開発のための「図書館ラボ」を開設

 2010年7月,米国のハーバード大学図書館は,「図書館ラボ」(Library Lab)の創設を決定した。図書館ラボは,情報技術を活用したよりよい図書館サービスを実現することを目的としており,図書館業務のあらゆる分野について,同大学の教員,学生,職員からプロジェクトの提案を受け付け,優れたプロジェクトへの支援を行う。採用されたプロジェクトに対しては,図書館や大学の情報技術担当者の協力という人的支援と,追加のスタッフやサービス・設備等を手配するための財政的支援が行われる。また,近接するマサチューセッツ工科大学(MIT)での図書館関連プロジェクトとの協同も考えられているとのことである。アルカディア基金からの資金を基にしており,初年度は最大100万ドルの予算とのことである。...

E1094 - オランダ・アムステルダムに開館した世界初の「空港図書館」

E1094 - オランダ・アムステルダムに開館した世界初の「空港図書館」

 2010年8月25日,オランダ・アムステルダムのスキポール空港(Schiphol)の図書館が公式に開館した。名称は「空港図書館」(Airport Library)で,図書館が空港の中に常設されるのは世界初とのことである。開館セレモニーには,オランダのローレンティン王女も出席し,祝辞を述べている。...